はじめに
12月17日に殿堂発表がコロコロチャンネル(YouTube)にて発表されるというニュースが舞い込んできました。
どんなカードが殿堂入りするのか、みんなワクワクしているかと思います。Twitterを見る限りでは、第1候補《BAKUOOON・ミッツァイル》
そして・・・第2候補として《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》が主に挙げられています。
主に大会に参加するプレイヤーにとって、この2枚は今シーズン非常に脅威だったカードだと思われます。
時にこの2枚はお互いに協力し、強力なフィニッシュ手段となり、 《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》 はGRクリーチャーや切り札となる 《BAKUOOON・ミッツァイル》 を封殺しました。
今回は、この2枚の内 《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》 をはじめとした対戦相手の妨害を目的したカードを使う面白さ・楽しさを紹介したいと思います。
※今回はあえて、批判の対象になる妨害系カードの良さに着目してみようという記事となります。ご了承ください。
妨害カードの歴史
ここで代表的な相手の動き等を阻害するカードを見ていきましょう。
※一部抜け等あるかもしれません、ご了承ください。
《呪紋の化身》
元祖「S・トリガー」封殺カード。当時のDMは必要な打点を揃えて、このカードを着地させるまでの攻防が楽しかった記憶があります。以下に相手のバトルゾーンに打点を揃わなくさせれるか、《呪紋の化身》が出るまで待つと全体除去で流されてしまうという難しさがありました。
ですが、 「S・トリガー」 を完全に使えなくさせる効果は一度出てしまうと防ぎようがなく、現時点ではプレミアム殿堂カードとなっています。
《光神龍スペル・デル・フィン》
元祖「呪文」封殺カード。呪文軸のデッキをこの1枚で抑え込む力がありますが、9マナという出づらさによって、殿堂等の影響は受けていないカードです。
現在でも、呪文軸のデッキが流行っている際には、時たま見ることがあります。
《 龍世界 ドラゴ大王 》
《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》
こちらの2枚はまとめて紹介させていただきます。 《 龍世界 ドラゴ大王 》 はドラゴン以外のクリーチャーを、 《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》 はコマンドまたは、ドラゴンのクリーチャーがバトルゾーンに出ることを禁止します。
つまり、この2枚がバトルゾーンに揃うと相手はクリーチャーカードを出すことができなくなります。上記2枚と 《光神龍スペル・デル・フィン》 を揃えて相手を完封するデッキも密かに人気があります。
《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》は来期のCS優勝プロモになるくらいの人気カードです。
比較的コストが重く、試合の終盤にしか出すことができないため、 《光神龍スペル・デル・フィン》 と同じく、 殿堂等の影響は受けていないカードとなります。
《単騎連射 マグナム》
《音精 ラフルル》
この2枚のカードも1~2年前は《蒼き団長 ドギラゴン剣》&《Mの悪魔龍リンネビーナス》を用いて、環境を定義するカードとなりました。
攻め込まれる際にクリーチャーを出すことができない&呪文を使うことができない=何もすることができない という完封コンボでした。
上記2枚はデッキに複数枚投入される場合、動きの再現性が高くなってしまうことから殿堂入りを果たしています。
推測の範囲を出ないですが、毎回同じ動きを繰り返し完封してしまうビートダウンはゲームの面白さを減らしてしまうということからの判断かと思われます。
デッキに各1枚づつならば、その2枚を揃えるまで時間がかかるためこれら2枚のカードは詰める際のデッキのアクセントとして使うこともできます。
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》
《単騎連射 マグナム》& 《音精 ラフルル》 にとって代わり、ここ1年ほどのメタカードの代表といえば、このカードでしょう。ツインパクトの登場により、1枚のカードで高コストクリーチャーのコスト踏み倒し&呪文の使用を禁ずるという2枚の要素が合体しました。2019年にGRクリーチャーが登場するまでは、コスト踏み倒しによる速攻デッキ&呪文カード中心のデッキが大会の環境では中心となっていました。
そのことが器用に使用できるツインパクトである、 《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》 が人気であった理由だと思われます。
ただし、ツインパクトの各面の能力は既存カードのほぼ組み合わせといってもよく、GRクリーチャーの登場による環境の変化も相まって2019年12月の時点では、殿堂入りを果たしていません。
《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》
2019年を代表するメタカードといえば、このカードになるでしょう。
今までのメタカードと違う点はコストを指定することです。
クリーチャーカード・呪文カードは必ず【コスト】を持っており、宣言が適切なものであれば、様々な動きを封じることができます。
現在強力なGRクリーチャーの主なコスト帯が4に偏っていること・1枚で状況を逆転する/勝利を決定づけるカードが非常に多いため、このカードの使用が増えています。
また、《魔導管理室カリヤドネ/ハーミット・サークル》《Waveウェイブ》や《無限合体 ダンダルダBB》等、 《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》 を使用することに優れたカードが複数存在していることが、人気の理由です。
このカードは過去の基準からすれば、複数枚デッキに入ることで、毎回同じ動きが再現される可能性が高いため、 《単騎連射 マグナム》《音精 ラフルル》と同様に殿堂カード入りする可能性は高いと思われます。
《 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」 》 はコストを宣言するため、使用する人の腕前が試されるカードです。あくまで一個人の意見ですが、使用する人の腕前によって強さが変わるカードは考える楽しさがあり、使いがいがあると感じています。
まとめ
何かと話題に上がるメタカードですが、上手に付き合えば自分の使いたいカードを出すお供に、または勝利を決定づける切り札にもなるメタカード。用法容量をまもって楽しいデュエマライフを!
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