目次
ご挨拶
はじめまして、ICLUCIANと申します。
今回はここ最近自分が構築を考えていた “魔神轟怒”万軍投併用型墓地ソースについて自分なりの考えを纏めさせていただきました。
いかんせん我流の部分も強く、お見苦しい部分もあるかもしれませんが最後までお読み頂けると幸いです。
デッキレシピ
基本的な動き方はガチまとめ公式様のこちらの記事をご閲覧下さい。
既存の墓地ソースとの違い
“魔神轟怒”万軍投 による
墓地に依存しない打点形成手段の獲得
《“魔神轟怒”万軍投》を搭載したことにより墓地ソース本来の《暴走龍 5000GT》による驚異に加えて2ターン3ターンマグナによる3kill4killの二重苦を相手に課せる事が可能となりました。
1ターン目2ターン目のプレイが難解に
《“魔神轟怒”万軍投》 を中心に動きを考えなければならないため1ターン目、2ターン目の動きが非常に難しくなっております。
最初の5枚(後手なら+1枚)を見て最速で《“魔神轟怒”万軍投》がプレイできる可能性があるのか、無いのかを見極める必要があります。
下記にて何件か例を上げますので別途ご閲覧下さい。
赤マナの重要性が上がる
黒マナの重要性が下がる
2ターン目3ターン目から 《“魔神轟怒”万軍投》 をプレイする都合上 必ず赤マナが2枚必要になるため通常以上に赤マナの重要性が上がりました。
対して黒マナは攻めきれなかった際のダメ押し用の5000GTを回収する時に1,2回《 終焉の開闢 》を打つ際以外はあまり使用しないため重要性が下がりました。
防御札が無い
完全攻撃特化型のため《撃髄医 スパイナー》や《フェルナンド・ソシュール/プライマル・スクリーム》などによる逆転要素は一切ありません。なので走りきれずに6打点を作られた場合はかんたんに敗北する事になります。テンプレ構築ではこれらのカードが採用されているため見えないトリガーに警戒して貰えることに期待しましょう。
5000GTの役割の変化
序盤の動きに特化した構築のため《 暴走龍 5000GT 》の取り扱い方法がやや変化。GTクロスファイアバルチュリスで押し込む方法以上にGRクリーチャーによるWブレイカーばら撒き後のダメ押しとして用いる事が多くなったためプレイ回数が減少。対して《百万超邪クロスファイア 》 や《龍装者 バルチュリス》はGRクリーチャーとの並走が容易なためよりプレイ回数が増加しました。
追加されたカード
用途変更されたカード
メインボード
《暴走龍 5000GT》*4枚このデッキの主役だが今回はダメ押し要員。GTクロスファイアバルチュリスルートもしっかり健在。
《 “魔神轟怒”万軍投 》*4枚
このデッキのもう一つの主役。
最速2ターンで致死打点を作る驚異のカード。
《 終焉の開闢 》で落ちるとやや渋い。
《百万超邪 クロスファイア》*4枚このデッキのメインアタッカー。マグナの捲れが悪く、打点が揃わなかった時に並走させる事で打点を補填するといった役割が追加されたため使用頻度が上昇。
《龍装者 バルチュリス》*2枚こちらも打点補強要員。 《ドドド・ドーピードープ》との相性がイマイチなのが玉に瑕。
《一なる部隊 イワシン》 *4枚墓地を肥やすのが仕事だったがマグナが投入されたことによりコストを減らすためにも使用する。そのためマグナのためにあえて捨てないといったプレイングも要求される。
《メルゲ否男/今も我らの願いはただひとつ》*4枚
2ターンマグナを決めるためのキーカード。
手札消費が激しい為クリーチャー側の墓地から召喚できる効果が通常の構築以上に強く、横並びしたGRクリーチャーの横に添えて更なるプレッシャーをかける事が可能。
《爆撃男》貴重な黒マナが作れるカード。赤白、赤青ミッツァイルなどのウィニー駆除が大事な対面での除去が主な役割だが全く使わないと思われる対面では気兼ねなくマナに置けるので《「アフロ行きま~す」》などで不用意に捨てないようにしなければならない。
《轟轟轟ブランド》*1枚通常以上に手札消費が激しく、召喚条件を満たしやすいため新たに採用。《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》や《暴走龍 5000GT》などのコスト軽減やG・0などの既存のギミックにより手札をドンドン減らせるため噛合がよい。2tマグナ轟轟轟といったトンデモムーブは狂気でしかない。
《盗掘人形モールス》*1枚黒マナがなくても墓地が回収可能なためより需要が増した。墓地回収が任意なので手札を減らすために使うことも可能となっており《轟轟轟ブランド》との相性も抜群。
《単騎連射マグナム》 *1枚GTではケアしきれない《怒流牙 サイゾウミスト》や《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》といった防御札を無力化するために採用。2tマグナした次のターンに添えてあげたい1枚。不要な対面の場合はマナに埋めてしまって構わないがそうではない対面であれば墓地に捨てて置いて後で回収できるように備えておくと良い。
GRゾーン
《鋼ド級ダテンクウェールB》*2枚
常時Wブレイカーのメインアタッカー枠①
5000GTで吹き飛ばないパワー。
勝手に殴っちゃうのが玉に瑕。
《ドドド・ドーピードープ》*2枚 常時Wブレイカーのメインアタッカー枠② 5000GTで吹き飛ばないパワー。 手札を捨てる効果が墓地ソースの大筋と相性が良いが《龍装者 バルチュリス》との相性が悪いため殴りどころが難しい1枚。
《P.R.D.クラッケンバイン》*2枚メインアタッカー枠③2tマグナの動きをしたらパワーがだいたい5000~6000になってるので攻撃するターンにはWブレイカー以上になることが多いので 5000GTでほとんど吹き飛びません。終盤にはとんでもないパワーになっているので《ドンジャングルS7》を超えたりTブレイカー以上になれれば2点3点バルチュリスの動きがこいつからでも可能。
《グッドルッキン・ブラボー》*2枚メインアタッカー枠④3tマグナで出ると強いが2tマグナから出るととんでもなく弱い。GTに巻き込まれるので温存せず使い切りだと考えてガンガン殴っておくと◎
《全能ゼンノー》*2枚メタ枠マグナでこれ+Wブレイカー2体が捲れると相手の動きを抑えつつ次に備えられ強力です。GTに巻き込まれるパワーなのであくまでGTを出すための1ターンを獲得するための使い切りのカードとして割り切りましょう。
《ダラク 丙-二式》*2枚出たとき追加で墓地肥やせるので採用。しかし重要なのが山札の上に置いたままにできる効果です。この効果はハンデス対面で活きてくる効果となっていて相手がさわれない安全な場所に《 終焉の開闢 》や《「アフロ行きま~す」》を温存することで次のターンに5000GTなどの有効札に繋ぐことが可能となります。さらにこのカードと相性が良いのが《轟轟轟ブランド》です。手札を増やすことなく最大2枚のカードに干渉することができるため同時に使用したい《百万超邪 クロスファイア》や《暴走龍 5000GT》といったカードへつながる確率が向上します。
超次元ゾーン
聖剣ナベイベー *1枚
※おまけに記載
初手からルートを見極める
CASE1:全て揃っている
このように・《 今も我らの願いはただひとつ 》・《一なる部隊 イワシン》・《 “魔神轟怒”万軍投 》・赤マナ2枚が作れるとすべての条件が整っている場合は1ターン目で動かずに2ターン目からマグナを打ちましょう。結果的に待ったほうが墓地も肥えて横並びにも期待ができます。先手で何もプレイしていなければ手札がちょうど1枚になるので《 轟轟轟ブランド 》がプレイ可能。また、イワシンが連鎖したり《ダラク 丙-二式》の墓地増加で墓地6枚が達成できればこの時点で《百万超邪 クロスファイア》といった事も。
CASE2:あと1枚で揃う場合
万軍投があれば2ターンマグナが決まるといった惜しいパターンです。
同様にイワシンがあれば、我らの願いがあればといったパターンもあります。
この場合は対戦相手のデッキに応じて1マナで動くのか2マナ万軍投を待つかを見極める事になります。
先手の場合は対戦相手の情報があまり得られないがモルトNEXTは超次元+ドルマゲドンである程度判断できるためその場合はGTクロスファイアバルチュリスを決める事を優先するため1ターン目から 我らの願い で動きます。
後手で相手の動きが分かる場合はマナ置きがより複雑化します。
シータ、赤白ミッツァイルなど
シータや赤白ミッツァイルなどのようなパワーの低いクリーチャーに依存しているデッキであればGTが有力なので1マナから 我らの願い でドンドン墓地を肥やしていく動きを取りましょう。
赤単B-我やアナダムド
《全能ゼンノー》を出せるとグッと楽になるためマグナ狙いが推奨されます。SAやマッハファイターを主軸としたデッキに対しては同様にこちらのルートを狙いましょう。
チェンジザジャングル、ビッグマナ系統、ループ
マナが増えると制圧/EXWINされてしまうため早期決着が望ましく、こちらも2ターンマグナ狙いが推奨。 2ターンマグナ→《 単騎連射マグナム 》が理想的な動きとなっており《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》や《禁断 V キザム》などの踏んだら危ないカードに怯えることが無くなります。ただし殿堂カードなのであまり深追いはしない事。
もしパーツが揃わなかった場合
1ターン待っても2ターンマグナのパーツが揃わなかった場合は《 「アフロ行きま~す!!」 》などの2マナ呪文をプレイして通常の墓地ソースと同じ用に動きましょう。
このプランを実行する場合はマナに闇文明を置いても大丈夫です。
引いたカード次第では3ターンマグナができる可能性もあるのでそちらに期待しましょう。
CASE3:2ターン目に揃わないもののとりあえず動ける
2ターンマグナができないと分かった場合は通常の墓地ソースと同様に動きましょう。
通常の構築より闇文明の枚数が少ないため《ホメホメ老句》で落ちた場合の被害も考えて埋めても大丈夫な時に闇1マナを作っておくと後が楽です。
今回のような例であれば3ターンマグナができる可能性のある手札なのでそちらを狙いましょう。
CASE Other:
幸いにも軽量ドローカードは豊富に投入されているので希望を捨てずに次のドローを祈りましょう。
“魔神轟怒”万軍投 への主なルート
2ターン目最速ルート①《 今も我らの願いはただひとつ 》をプレイ②《一なる部隊 イワシン》を捨てる③《 “魔神轟怒”万軍投 》
3ターンルート①
①《 今も我らの願いはただひとつ 》 をプレイ
③《 “魔神轟怒”万軍投 》
3ターンルート②①《 「アフロ行きま~す!!」 》をプレイ②《一なる部隊 イワシン》を捨てる③《 “魔神轟怒”万軍投 》
3ターンルート③
①《ホメホメ老句》をプレイ
②《 “魔神轟怒”万軍投》
※運要素が絡むため基本的に非推奨です
改造するなら?
2ターンマグナをした際に《グッドルッキン・ブラボー》が弱いのでここを《Wave ウェイブ》、《 魔導管理室 カリヤドネ 》、同系などをメタるために《ポクタマたま》と入れ替えると良いかもしれません。
おまけ
じゃんけんをした後に大会説明で長時間空いたり、制限時間が来た際に先手後手の確認の必要がある時がありますがその時に「先手後手どっちだったけ????」となる方も多いと思います。そんな時に便利なのが《聖剣ナ・ベイベー》です。こいつの形をよく見て下さい。マウスポインターにそっくりなので先端の鋭利な部分をじゃんけん勝者側に向けておくことで忘れる事がありません。なので今回の墓地ソースには1枚だけ採用しています 超次元に何も入れるものが無いという人、最近物忘れが酷いといった方は是非一度お試しください。 流行って欲しい
最後に
どうやったら墓地メタに打ち勝てるのかを試行錯誤した結果完成した構築となっています。
決まればとんでもなく理不尽な動きを叩きつけれたりする強みもありますが何よりGTクロスファイア轟轟轟ブランドといった並びがカッコイイ!
速さと派手さを兼ね備えた今回の構築、よければ是非お試し下さい。
この度は最後までお読みいただき誠にありがとうございました。