『本当にそのメタカード採用する?』数々の成績を残したアーチーが徹底解説!

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『本当にそのメタカード採用する?』数々の成績を残したアーチーが徹底解説!

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はじめに

どうもガチまとめゲストライターのアーチーです。

ここ最近は2019年度全国大会出場者によるエキシビションマッチの発表で胸が高まっています(笑)

最近はリモートデュエマやデュエル・マスターズプレイス、また他の趣味を楽しんでるプレイヤーが多いのではないでしょうか。

今回は大会が復活した時に『活用できる情報』を伝えたいと思い『デッキ構築』について解説していこうと思います。

目次

そもそもメタカードって何?

さて今日の本題ですが皆さんがよく耳にする「メタカード」についてです。

CSなどの大会で勝率UPに繋がる内容ですので最後まで目を通してくれれば幸いです!

メタカードを説明するに当たってまずメタゲームの解説から始めます。

デュエル・マスターズの環境では主に環境トップといわれる強いデッキの流行があります。

例えば新弾の発売により新しく現れた「Aデッキ」があるとします。

インターネット上で情報が出回り流行、大会の使用者の30%も占めるようになりました。

そこで「Aデッキ」に強い「Bデッキ」が開発され、「Aデッキ」を使用する人が減り「Bデッキ」が大流行。

そこで「Bデッキ」は倒せるが「Aデッキ」を倒せない「Cデッキ」が誕生し、「Bデッキ」は減少、三角関係になる。

というようなデッキ同士が対策し、巡り巡るような状況のことを「メタゲーム」と言います。

メタカードとは「Aデッキ」を倒すために「Bデッキ」に採用された特定のデッキやカードへの対策となるカードのことです。

もう少し詳しく解説すると

  • 特定のデッキやカード効果の発動を妨害や無効化するカード
  • また特定のデッキやカードの効果や行動に対して、アドバンテージを稼ぐことのできるカード

40枚のデッキ全体で特定のデッキが有利になる事もありますが、今回はカード単体で対策するようなものについて解説します。

最近注目されているメタカードだと超GRゾーンに対して《U・S・A・BRELLA》《リツイーギョ #桜 #満開》が挙げられます。

発表された時には「ドッカンデイヤーは止まるのではないか」などと騒がれていましたね。 

メタカードって強いの?

いつの時代もメタカードは時代と共に移り変わってきました。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》が流行している時代は《ウソと盗みのエンターテイナー》《異端流し オニカマス》《デスマッチ・ビートル》

【クリーチャー】
【種族】マジック・コマンド
【コスト】6
【パワー】6000

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。

【呪文】
【文明】水
【コスト】3

■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。

殿堂入りを果たした《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》なんかは昨年代表的な超GRゾーンに対するメタカードだったんではないでしょうか。

しかし単刀直入に言いますがメタカードは弱いです。

でもメタカードが環境デッキに刺さって勝った経験がある人の方が多いでしょう。

その通りメタカードは強いです。

「弱いって言ったり強いって言ったりどっちなんだよ!!」

っていう話になりますよね。

でもこう表すしかないのです。

“メタカードは強くもあり弱い”

メタカードのメリットとデメリット

ではデュエル・マスターズのメタカードについて掘り下げていくに当たって長所と短所を確認していきましょう。

赤白メタビートの《正義の煌き オーリリア》を例に話していきます。

【クリーチャー】
【種族】メタリカ
【コスト】4
【パワー】4500

このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
ラビリンス:自分のシールドの数が相手より多ければ、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。

長所

メタの対象カードが発動する前にプレイできた場合、大きくアドバンテージを獲得できる。

(例)【青黒カリヤドネ】相手に《正義の煌き オーリリア》のラビリンスを発動させた。

短所

メタの対象以外のデッキと当たった際に腐りやすい

(例)《正義の煌き オーリリア》を引くことができたが相手は呪文が採用されていないデッキであった。

採用することでデッキパワーが落ちる

(例)《正義の煌き オーリリア》は元々のアタッカーを抜いてデッキに採用していた。

これらに尽きると思います。

そのメタカード本当に採用するの?

ここでは私がメタカードをデッキに採用するかの基準について解説します。

2019年度DMPランキングを走る上で、毎回デッキ構築に意識していたことを紹介します。

①メタの対象をプレイすれば本当に勝てるのか?

メタカードを適切なタイミングでプレイした時にそのゲームに勝てるレベルまで効果を発揮しないとメタカードの存在意義はありません。

【青黒カリヤドネループ】をメタの対象にし《お清めシャラップ》を採用。無事発動する事は出来たが、 本当に墓地をリセットしても勝てるのかという問題です。

墓地をリセットしたところでまた墓地を肥やされて負ける試合があるようでは《お清めシャラップ》は本当に必要か再検討する必要があります。

【クリーチャー】
【種族】ジュラシック・コマンド/ハンター
【文明】自然
【コスト】7
【パワー】9000

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

【呪文】
【文明】自然
【コスト】3

■自身の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■カードを1枚以上、いずれかのプレイヤーの墓地から選んでもよい。そのプレイヤーは、それらを自身の山札に加えてシャッフルする。

【4cドッカンデイヤー】に対しての《U・S・A・BRELLA》《リツイーギョ #桜 #満開》《絶望と反魂と滅殺の決断》に焼かれてしまうことが多いので、採用する際は要検討です。

【呪文】
【文明】闇
【コスト】5

■この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)  
→相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。  
→コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。  
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。

②メタカードは何%の確率で引けるカードなのか

【零龍ギャスカ】に対して1枚の《龍素記号Xfクローチェ・フオーコ》が後手2ターンまた先手3ターン以内に引ける確率は18%であり有効的な数字とは言えません。

かといって4枚採用するとデッキ全体のパワーが落ちて普段勝てる対面の勝負を落としかねません。

そもそも【零龍ギャスカ】はスピードが早すぎて《お清めシャラップ》などのメタカードが間に合わないことが多いのですが。

③メタ対象のデッキは全体人数に対してどれだけいるのか

予選6回戦のCSだと、少なくとも何回当たるのかというのは大事な基準の一つになります。

メタの対象が少なくとも2回は当たるデッキでないと腐るタイミングが多く、不要なカードになってしまいます。

メタの対象のデッキだけに勝てても、他のデッキにほとんど負けてしまうようでは元も子もありません。

私はこれらの3つの基準を満たしてやっとメタカードを採用します。

メタカードをうまく使おう

メタカードはデッキのパワーを落としてしまいます。

しかし他の役割と結びつけることで無理なく採用することができます。

ではどのような役割と結びつけることができるのでしょうか?

ループルートにする

・本来墓地メタとして使われる《龍素記号Xfクローチェ・フオーコ》は【4cドッカンデイヤー】では無限マナアンタップループのルートに組み込むことができます。

そうすれば他のループパーツを削る事で、他の採用する枠を用意する事が出来る等、2つの役割を持つスペックの高いカードと変化します。

私がDMGP9thで4位になった時に使用していた【メルゲドッカンデイヤー】は、ループパーツにしていた《早撃人形マグナム》が超GRゾーンに対してのメタカードとなっており、2つの役割を持たせた採用を担っていました。


デッキパワーは勿論のこと、メタ枠も有効活用された良いデッキでした。

また《ガヨウ神》が4枚入っていた頃の【ジョラゴン・ジョーカーズ】の《ポクチンちん》もメタ枠とループルートが混同した役割の多いカードでした。

【クリーチャー】
【種族】ジョーカーズ
【文明】ゼロ
【コスト】3
【パワー】3000

■相手のターン中に、相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは自身の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。

自分のメインの動きにする

メタカードが自分の本来の動きを阻害するなら、メタカードを主にできるデッキを使用するという考えです。

メタが主となっている代表的なデッキは【赤白メタビート】と【赤青クラッシュ覇道】です。

【赤白メタビート】の《音奏 プーンギ》《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》は2コスアタッカーとして殴りきるメインプランでありながら各種デッキにメタを張れています。

【クリーチャー】
【種族】メタリカ/ワンダーフォース
【文明】光
【コスト】2
【パワー】2500

■相手の呪文を唱えるコストは1多くなる。
■自分のターン中、相手が呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する

【クリーチャー】
【種族】メタリカ
【文明】光
【コスト】2
【パワー】2000

■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。

【呪文】
【文明】光
【コスト】5

■次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
■カードを1枚引く。

【赤青クラッシュ覇道】は《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》のエクストラターンと低コストメタクリーチャーの噛み合いが良いので《異端流し オニカマス》《奇天烈 シャッフ》はメインアタッカーとしての役割を持てます。

【クリーチャー】
【種族】ムートピア
【文明】水
【コスト】2
【パワー】2000

■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。

【クリーチャー】
【種族】マジック・コマンド/グレートメカオー/侵略者
【文明】水
【コスト】4
【パワー】4000

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。
次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。

まとめ

  • メタカードはデッキのカードパワーを落とす
  • メタカードの採用基準を見直そう
  • メタカードに他の役割を持たせるべき

さいごに

以上になります。

何気なく入れるカードより採用理由や役割を自分の頭の中で理解する事ができれば、いつもとは少し違う視点のプレイが見えてくると思います。

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それではまた次の記事でお会いししょう!

ではまた!

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