こんにちは!ばんちきです!
今回は、オリジナルフォーマットの【リースヴァリヴァリウス】の紹介です。
「マジボンバー」と「革命チェンジ」を組み合わせて、序盤から強力な盤面を展開していくデッキです。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
【リースヴァリヴァリウス】デッキリスト
今回はこのリストを基に解説を進めていきます。
4ターン目に《雷龍 ヴァリヴァリウス》を召喚し、攻撃時に《蒼き守護神 ドギラゴン閃》などに革命チェンジすることで、「マジボンバー7」+「ファイナル革命」によって盤面を一気に展開するのが主な狙いです。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》攻撃時に《蒼き守護神 ドギラゴン閃》に革命チェンジ,ファイナル革命で《流星のガイアッシュ・カイザー》,マジボンバーで《王来英雄 モモキングRX》+《アルカディアス・モモキング》
これはあくまでも一例ですが、《雷龍 ヴァリヴァリウス》を起点にすることで、4ターン目とは思えないほど強力な盤面を作り上げることができます。
毎回ここまでうまく動けるわけではありませんが、手札にパーツが揃いきっていない状態からでも盤面を展開できるパターンも有しているため、次項で紹介していきます。
【リースヴァリヴァリウス】特徴
盤面展開のパターンが豊富
『《雷龍 ヴァリヴァリウス》+革命チェンジ先+マジボンバーの展開先』という3枚セットが手札に揃っていれば簡単ですが、もちろんコンボパーツが欠損している状況も存在します。
その際にも、「マジボンバー」の「手札からも踏み倒しを行える」という利点を活かして、デッキを回してパーツを集めつつ盤面を展開していくことが可能です。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》+《蒼き守護神 ドギラゴン閃》でファイナル革命から《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》,《アルカディアス・モモキング》も回収してマジボンバーで《アルカディアス・モモキング》を展開
これもあくまで一例ですが、このように手札にパーツが揃いきっていない状況からでも、「マジボンバー」の解決が待機しているおかげで、パーツを拾ってそのまま展開する動きができます。
他にも、「マジボンバー」で《王来英雄 モモキングRX》を挟んで《アルカディアス・モモキング》を展開したり、初動として出した《ジャスミンの地版》を《アルカディアス・モモキング》に進化させる動きも存在します。
もし《王来英雄 モモキングRX》や革命チェンジ先が引けていない状況だとしても、《雷龍 ヴァリヴァリウス》をそのまま《アルカディアス・モモキング》に進化させてしまえば、呪文メタが有効な対面には充分な動きと言えます。
「マジボンバー」と「ファイナル革命」によって、あらゆるところから《アルカディアス・モモキング》を攻撃に絡めることができるのがこのデッキの魅力です。
自由枠が多い
今回紹介したリストでは、【JO退化】への対策として《流星のガイアッシュ・カイザー》+《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》のギミックを採用していますが、これらの枠は環境次第で自由に動かすことができます。
それこそ【JO退化】になにかしらの殿堂規制が入った場合には、7枠以上のデッキスロットを自由に変えられるため、毛色をガラッと変えた構築にすることも可能です。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》+革命チェンジというギミックの柔軟性が非常に高いので、今後の殿堂発表などに合わせて構築を変化させていけるのも、このデッキの強みと言えるでしょう。
【リースヴァリヴァリウス】カード解説
採用カード解説
《雷龍 ヴァリヴァリウス》
【 クリーチャー 】
種族 ニトロ・ドラゴン / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト8
■バトルゾーンに自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。
盤面展開の起点になるカードです。
感覚としては、ちょっと贅沢な《“龍装”チュリス》と言ったところです。
ダブルブレイカーなのも優秀で、【4c邪王門】などの《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を受け札に採用しているデッキに対しては、あえて革命チェンジせずに2点で抑えて、次ターン以降もマジボンバーを起動する展開も狙えます。
横に《アルカディアス・モモキング》を添えながら盤面に定着させる動きが特に強力なので、革命チェンジせずに《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》をケアするパターンは覚えておくといいと思います。
《ジャスミンの地版》
【 タマシード 】
種族 スノーフェアリー / レクスターズ / 文明 自然 / コスト2
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。
初動の補助カードです。《雷龍 ヴァリヴァリウス》のコスト軽減を阻害せず、マジボンバーで踏み倒す《アルカディアス・モモキング》の進化元にすることができます。
《王来英雄 モモキングRX》の3.25枚目といったイメージのカードで、《雷龍 ヴァリヴァリウス》で攻撃する際に手札が芳しくないパターンを緩和することができます。
コンボ始動時の手札の要求値を下げられるため、環境によっては《フェアリー・Re:ライフ》と枚数を入れ替えることも考えられます。
採用候補カード解説
《メンデルスゾーン》
【 呪文 】
文明 火/自然 / コスト2
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分の山札の上から2枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からドラゴンをすべて、タップして自分のマナゾーンに置き、それ以外のカードを墓地に置く。
2→5のマナカーブで、3ターン目に《雷龍 ヴァリヴァリウス》を着地させるのが狙いです。
主に後攻をまくるときに重宝するカードで、現代デュエマにおける重要なターンである4ターン目を迎える前に盤面の展開を狙うことができます。
今回は《流星のガイアッシュ・カイザー》+《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》のギミックをデッキに採用しているため、多色の枚数の関係で不採用としていますが、【JO退化】が減った環境であれば是非とも採用したいカードです。
《煌龍 サッヴァーク》
【 クリーチャー 】
種族 マスター・ドラゴン / メタリカ / 文明 光 / パワー11000 / コスト7
■ドラゴン・W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする。各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのまま新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置くか、表向きにして自分のシールド1つの上に置く)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のカードを1枚選び、表向きにして持ち主のシールド1つの上に置く。
■自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにいずれかのシールドゾーンにある表向きのカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
主に【青魔導具】への対策が狙いです。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》に除去耐性を付けつつ《卍 新世壊 卍》を剥がすことができるので、相手のバウンス+《ガル・ラガンザーク》による防御網に対して強く出ることができます。
新弾で登場した《バイケンの海幻》なども剥がすことができるので、今後強力なタマシードを利用したデッキが流行し始めた際に採用しておくと、デッキの対応力がグンと上がります。
《流星のガイアッシュ・カイザー》+《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》のギミックと共存させるのはやや難しいため、それらのギミックを不採用にして《メンデルスゾーン》を軸にした場合に採用するのが無難でしょう。
【リースヴァリヴァリウス】回し方
基本の回し方
3→4のマナカーブから4ターン目に盤面の展開を狙っていきます。
おおよそマナカーブ通りにカードをプレイすることが多いため、手札でできる最大値の動きをなぞることを意識します。
ただし、【JO退化】に対して後攻をとった際は、2ターン目に《フェアリー・Re:ライフ》や《ジャスミンの地版》をプレイして、後攻3ターン目に4マナを使える状況を作っておくのが理想です。
先攻3ターン目の退化に対して受けトリガーを踏ませて、《流星のガイアッシュ・カイザー》+《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》でのカウンターを狙いましょう。
相手の盤面に対して、往年の《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》+革命チェンジで盤面を制圧するプランがありますが、水文明の枚数があまり多くないため、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を召喚できない場合があります。
その際、次の応用パターンで間接的に《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を場に出す展開を目指します。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》+《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
マジボンバーで《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を場に出して《雷龍 ヴァリヴァリウス》をバウンスすることで、水マナが無い状況でも《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を場に出せます。
もし《蒼き守護神 ドギラゴン閃》などの革命チェンジ先が手札にある場合、《雷龍 ヴァリヴァリウス》の攻撃時についでに踏み倒しておくことで、更なる盤面展開を狙えてお得です。
この際、盤面にクリーチャーが残ってしまうため、手札に戻ってきた《雷龍 ヴァリヴァリウス》を再度召喚するのはやや難しいので、《王来英雄 モモキングRX》のディスカードの駒として利用する展開が多いです。
実際に回している動画
おわりに
いかがだったでしょうか?
以前アドバンス環境で活躍していた【リースRX】を基盤に、オリジナル環境でも爆発的な展開を見込める《雷龍 ヴァリヴァリウス》を活かせるデッキにしてみました。
新殿堂後の環境でもチャンスがあるデッキだと個人的には考えていて、【赤単我我我】や【JO退化】に意識を割かなくてもよくなった場合には、《雷龍 ヴァリヴァリウス》の盤面展開をより活かせるような構築に調整することが可能です。
オリジナルレギュレーションらしからぬ横並びを体験できるデッキなので、気になった方はぜひ触ってみてはいかがでしょうか。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!