こんにちは。北白河と申します。三寒四温の近頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
この企画「今日の一枚」では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを不定期(週三回くらい更新できたらいいな)で毎日1枚取り上げて語っていきます。
というわけで、上から羽織るものを着たり脱いだりしてやっていきましょう。それでは、今日のカードはこちら。
《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》
【クリーチャー 】
【種族】ジョーカーズ/ワンダフォース
【文明】火
【パワー】6000
【コスト】6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を2回する。このターン、それらのGRクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
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【呪文】
【文明】自然
【コスト】3
■S・トリガー
■次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならクリーチャーを攻撃する。
さよならミサイル、こんにちは馬(感傷的な名前)
DMRP-12で登場したSRカードで、【シータバーンメア】の中核としてあまりに有名なこのカード。下の企画バナーになぜか描かれていることからいつかはやらなければいけないと思っていたのですが、今回やっていこうと思います。ちなみに画像を作ってくれた先輩さんに理由を確認したところ、「流行ってるから」とのことでした。流行ってるんなら仕方ないなー!
そのスペックは、及第点のボディに加えてスピードアタッカー持ちのGRクリーチャーを2体召喚する、自壊しない《MANGANO-CASTLE!》内蔵というべきもの。呪文面はトリガーつきの攻撃対象制限で、クリーチャー面で出てきたGRクリーチャーがそのままプレイヤーを守る肉の壁になります。カード全面を見て弱い要素が特に無いから強いタイプのパワーカードと言えるでしょう。
史上最強のミッドレンジデッキ 【シータミッツァイル】の《BAKUOOON・ミッツァイル》殿堂に伴うリペアパーツとして着目されたのがこのカードの快進撃の始まりでした。本人がジョーカーズであることから様々なシナジーを受けることが出来るのがミソで、《グレープ・ダール》や《灰になるほどヒート》から早出しできたり《ジェイ-SHOCKER》《せんすいカンちゃん》《無限合体ダンダルダBB》のJトルネード元になれるなど《BAKUOOON・ミッツァイル》にない長所がどんどん明らかになり、瞬く間に【シータバーンメア】という独自のアーキタイプに化けてしまいました。
効果がシンプルかつ強力なだけにメタに合わせた調整が自在という点から《洗脳センノー》《奇天烈 シャッフ》などメタクリーチャーを増量したり、水文明を抜いて闇文明のハンデスを足したりとその柔軟性とカスタマイズ性はトップメタのデッキにおいてもピカイチです。
ウマ!ウシ!イルカ!
そんな《バーンメア・ザ・シルバー》ですが、背景ストーリーにおいては《ジョリー・ザ・ジョニー》の愛馬《バレット・ザ・シルバー》が、《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》と同時に三文明の力を得て変化した姿です。同時収録の《ブルックス・ザ・シルバー/ザババン・ライト》、《イルフィン・ザ・シルバー/メラメラ・チェイン》のサイクルも設定上同一人物(馬物?)です。
……なんか突然牛になったりイルカになったりしてますが。とはいえ、一枚だけSRである点や唯一元の姿の面影を残している点から《バーンメア・ザ・シルバー》が基本形態であると思われます。名前も一人だけおざなりな「ブル+オックス」「イルカ+ドルフィン」から脱却してますしね。でも「メア」だから牝馬なんだよな……
呪文面に付いても今までの各文明の《hogehoge・ジョーカーズ》という基本呪文の接頭詞部分を引き継いでおり、サイクルが組まれることが珍しくなった現代デュエマでは珍しく美しい対称性を見せています。北白河はネーミングの統一性に美しさを感じる派閥なので、こういうのはぜひもっとやってほしいですね。
ところで乗り手の《ジョリー・ザ・ジョニー》ですが、《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》になるやいなやあっさりと《The ジョギラゴン・アバレガン》に乗り換えてしまいました。呪文面でそれぞれの文明のジョニー(っぽいクリーチャー)が乗り手として力を奮っていますが、詳しい説明がないですね。既存のどのジョニーにも似てないように見えるんですが……
というわけで、《バーンメア・ザ・シルバー》でした。続々と公開されている新規メタカードでメタられそうですが、現状見えてる2種がどれも【シータバーンメア】がなんとか積めるスペックなんですよね……それでは、次の記事で。
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