はじめに
10 月に入ってから全国各地でCSが再び盛り上がりつつあります。
長い期間CSが開催されていなかった今だからこそ、「CSに出たいのだけど、どうやって出れば良いのか分からない」、「初めての大会は不安」といった方達の疑問や不安を解消する記事が必要なのではないでしょうか。
私事ではありますが、先日初めてポケモンカードの大会(デュエマで言うCS)に参加してきました。
ポケカ競技シーンに関して全く知識が無かった自分は、受付の仕組み、デッキリストの提出、試合の制限時間といった事を知るのに一苦労でした。
そこでこの記事では、この記事さえ読んでおけば「CSに不安なく参加出来る」、「対戦に集中することが出来る」、「CSの雰囲気を何となく掴める」ような記事にしていきたいと思います。
以下の目次のような手順で解説していきます。ゼロからCSに参加するまでの手順を実際に踏むべき手順に沿って紹介しているので、CS参加を疑似体験出来るといっても良いでしょう。
これからデュエマのCSに参加してみようという方は是非最後までお付き合いください。
目次
Step.1 開催場所のチェック、大会受付
DMPランキングに登録しよう
まずはDMPランキングのサイトから自分のアカウントを登録しましょう。
プレイヤー登録、をクリック(タップ)し、個人情報の入力に進みます。
ここで入力した情報は後から変更も出来ます。住所やメールアドレスはタカラトミーからDMPランキングを経て送られてくる景品や連絡を受け取れるように、常に最新のものにしておきましょう。
ハンドルネームも後から変更出来ますが、変更すると60日間再変更出来なくなるので注意が必要です。
また、ハンドルネームはCS運営の方にアナウンスされる名前であると同時に、CSを通して新しく知り合うDMPに認知される名前でもあります。その点を意識して後悔ない名前に設定しましょう。
参加する大会を絞り込む
それでは参加するCSを選んでみましょう。
大会日程をクリックします。
そうすると以下の画面のようにずらっと全国のCSが表示されます。これだとちょっと情報が多すぎるので絞り込んでいきたいと思います。
絞り込むポイントは二つ。都道府県とレギュレーションになります。
まずは自分の行動範囲内のCSで絞り込んでみたいと思います。
例として自分は京都在住なので、京都・大阪の2地域で絞り込んでみました。
更に自分が参加したいレギュレーションを絞り込みます。フォーマットから、参加したいCSを絞り込みましょう。また大会格を「CS」にすると良いでしょう。
参加表明を使ってCSに登録する
さて次は「参加表明」を使ってCSの参加枠をゲットしにいきます。
この記事を書いているのは10月10日なのですが、明後日の10月12日の「はっちCS」に参加表明してみます。
参加表明をクリックすると…
残念、このCSはどうやらもう定員のようです。
最近のCSは参加表明で参加枠を勝ち取るのも一苦労します。参加表明が開始される時刻ぴったりに参加表明をしなければ参加出来ない事が殆ど。
ということで、まだ受付が開始されていないCSを探してみます。
ありました。先ほどとほぼ同じ大会で、開催日が10月21日の大会です。
10月14日の21時から参加表明が開始ということなので、スマホの目覚ましアプリなどを使い、10月14日の20時57分にタイマーをセットしておきましょう。
その時間にこのページに張り込み、参加枠のゲットを狙います。
参加枠が手に入ったら、大会詳細や、持ち物のところをよく読んでおきましょう。
また、もしも何かしらの事情で参加が出来ない場合はキャンセルすることも可能です。
キャンセルする場合は、決められた日時(多くは開催日の前日)までに必ずキャンセルを送りましょう。
Step.2 大会前の準備
デッキリストを用意しよう
大会に参加するにあたって、運営にデッキリストを提出しなければいけません。
デッキリストとは当日使用するデッキの内容を書いたものになります。
デッキシートは当日配布しているCSもありますが、出来るだけ会場に着くまでに用意しておくことをオススメします。
なぜならデッキシートを配布していないCSもあるからです。
「当日会場でデッキシートをもらえばいいや」と思っていたら、会場でデッキシートが配られてなかったりしたら大変です。
また、デッキの内容を手書きするのは時間もかかりますし、万が一会場に到着するのがギリギリになることも想定してあらかじめ用意しておきましょう。
公式サイトからデッキシートのPDFを入手出来ますが、オススメは「DECK MAKER」を使ってデッキシートの画像を入手することです。
自分の場合、当日の朝電車移動しつつ「DECK MAKER」で使用するデッキを入力し、デッキシート画像を出力。
会場最寄りのコンビニで印刷、という手順を取ることも多いです。
また、最近ではTwitterやLINEを用いてオンラインでデッキリストを提出する仕組みのあるCSもあります。
これからそういったCSが増えることが予想出来るのでこの仕組みにも馴れるようにしたいです。
詳しくは大会概要を詳しくチェックし、それでも分からなければ前日までか当日の余裕のある時間帯に運営に確認してみましょう。
その他大会に持っていくもの
CSに必ず持っていくものは
- デッキ
- デッキシート
- 予備のスリーブ
- 参加費
- COCOA*をインストールしたスマホ
COCOA*:厚生労働省が提供する新型コロナウイルス接触確認アプリ
これらは必須です。
予備のスリーブはもしも大会中に自分のスリーブが傷んだ場合に付け替える用になります。
40枚(アドバンスなら追加で12枚)、同じ袋に入ったものを用意しておきましょう。
他に自分が持って行っているものは
- プレイマット
- 飲み物
- 筆記用具
- 調整用のデッキ
筆記用具は徐々に必要なCSが減りつつありますが、持っていて損することは無いです。
直前にデッキシートを訂正したいとき等にも必要になります。
前日徹夜で調整した場合にはカフェイン剤持っていたり、軽食を持ち歩いていることもあります。
自分が快適にプレイ出来るような環境を整えるようにしましょう。
Step.3 当日の受付~対戦発表
受付
まず大前提ですが、CSの開始時刻とCSの受付時刻は違います。
例えば12:00にCSが開始ならば、おそらく受付の〆切は11:30くらいでしょうか。
受付の開始時刻、〆切時刻をあらかじめDMPランキングのサイトから確認し、間に合うように会場に向かいましょう。
受付の時間内に参加費の支払い、受付を完了しましょう。
デッキリストの提出
デッキリストの提出を受付時に行う場合があります。
CSによっては1回戦の対戦席についてからデッキリストを回収するCSもあります。不安であれば運営の方に「デッキリストの提出はいつですか?」と聞くのが良いでしょう。
対戦表の確認
参加受付を済ませてしばらく待っているといよいよ1回戦の対戦表が発表されます。
対戦表の確認は色々なパターンがありますが自分の経験したものだと
- 紙での掲示
- Twitterでの掲示
- QRコードを読み取っての確認(TCGマイスター)
あたりになります。
必ず対戦相手の名前と座席番号を確認するようにしましょう。
間違った相手と対戦したり、間違った席で対戦した場合、その試合が負け扱いになる場合があります。
座席を確認し、そこに着いて対戦相手と顔を合わしてからお互いのハンドルネームを確認すると間違い無いでしょう。
Step.4 対戦時
対戦前のシャッフル
それでは対戦前の準備に移ります。
自分のデッキをシャッフルした後、相手のデッキをシャッフルします。
相手に自分のデッキをシャッフルして貰ったあとは原則自分のデッキをシャッフルすることは出来ません。
また、ここで言うシャッフルとはデッキの中身を無作為な状態にすることを指します。
あらかじめ自分のデッキの順番を並び替える等してカードの配列をばらけさせるようなシャッフルは無作為化とは言えません。
無作為化するためには2種類以上のシャッフルを混ぜないといけません。主なシャッフルの方法は以下のもの。
- ヒンズーシャッフル・・・トランプを切る時のやつ。お手軽。
- ディールシャッフル・・・カードを規則的に複数の束に分けるシャッフル。所謂、7切り、8切り等のこと。手間はかかるが対戦前にお互いのデッキが適正な枚数かをチェックできる。
- ファローシャッフル・・・デッキを2つの束に分けてがしゃっとかみ合わせるように混ぜるやつ。お手軽だがややテクニックが要る。
自分はこの3つを混ぜてシャッフルしています。
ここでは詳しく触れませんが、どのシャッフルにも欠点が存在します。
複数のシャッフルを混ぜることでその欠点をカバーし合うことが出来るので、これら3つのシャッフルは使いこなせるようになっていると良いでしょう。
ただファローシャッフルが出来なくても全然大丈夫ですから、それはご心配なく。
その場合はディールシャッフルを6切り、7切りの2回行って、かつヒンズーも行うみたいに工夫するのが良いと思います。
無作為化出来ていれば何でもOKです。
ミスをしてしまった時にどうすれば?
例えば、対戦前の準備中、相手のデッキをシャッフル中にカード床に落としてしまった。
例えば、対戦中に絶対に使わないといけない効果などをお互いにわすれたままターンが進んでしまった。
等々、ミスなどによって困った状況になることはよくあります。
そんな時はジャッジの方を呼びましょう。
それがデュエルマスターズのルールに関することであれ、ルール以外の部分であれ、ジャッジがその問題を解決してくれます。
故意の違反、所謂イカサマのようなものでない限り失格になることはありません。寧ろ、違反行為を見逃して自分の利益になるような行為は重い罰則になる場合もあります。
不安になる必要はないので、積極的にジャッジを呼びましょう。
ジャッジの呼び方・対応
Q.困ったらジャッジを呼べば良いのは分かったけど、どうやって呼べば良いの?
A.手を挙げて、「ジャッジ」と聞こえるような声の大きさで呼びましょう。
手を挙げる、声の大きさがポイントになります。
次にジャッジの対応に関することについてです。知っておいて欲しいのは上告のシステムです。
プレイヤーはジャッジの判断を覆すことは出来ません。
トラブルやルールに最終的な決着をつけるのはジャッジです。
ですが、ジャッジの判断に納得がいかない場合、より権限の高いジャッジにもう1度判断してもらうように頼むことが出来ます。
これが上告になります。
ジャッジの判断に対して不安が残る場合、自分の知っているルールと食い違いがある場合などは上告すると良いでしょう。
Step.5 二次トーナメントに上がった場合
おめでとうございます。
予選を通過して本選(トーナメント)に進むことが出来ました。この時に知っておかないといけないことを紹介します。
今一度ルールの確認を
多くのCSで予選と本選でルールが変わります。
3本勝負になったり、予選順位で先攻後攻が決まったり、引き分けになった場合の処理が変わったりと色々です。
そのため、必ず本選に上がった場合はもう1度よくルール説明を聞きましょう。あるいはDMPランキングにある大会概要から確認しましょう。
デッキリストのチェック
本選ではデッキチェックが行われます。
ジャッジの指示に従ってデッキを預けましょう。デッキの中身とデッキリストとを照らし合わせてくれます。
もしもこの時デッキの中身とデッキリストを照らし合わせた結果食い違いがあったとしても、故意の違反が認められなければ失格などにはなりません。(ペナルティはあります)
予選の段階からランダムでチェックするCSもあります。
いずれにせよ、確実にチェックできるようデッキリスト通りの中身であることは確かめておきましょう。
対戦間で1枚だけカードをなくしてしまう…なんてこともあるかもしれないので、枚数確認もこまめにしましょう。
また、デッキチェックではリストとの照らし合わせだけでなく、スリーブの状態チェックも行われます。
大会前に自分のスリーブの状態をチェックするのは勿論ですし、予備のスリーブの出番があるかもしれないのもこの場面になります。
まとめ
以上がCSに参加するまでの流れになります。まとめると、
「対戦が始まるまで」
- DMPランキングに登録する。
- 自分の参加するCSを絞り込む。
- 参加表明を使って参加枠をゲットする。
- 持っていくものをチェックしよう。デッキリストは会場到着までに用意しておくのがオススメ。
- 受付時間内に参加費を支払って受付を済ます。
「対戦中」
- 対戦席に着いたらお互いのハンドルネームを確認。
- 対戦中のトラブル、不安な場合は気軽にジャッジを呼ぼう。
- ジャッジの判断に不服なら、上告のシステムを使える。
- 対戦が終わったら運営に勝敗報告を。
- 本選に上がったら今一度ルールを確認して、優勝を目指して頑張る。
「その他知っておいた方が良い知識」
- 予備のスリーブは必ず用意。使用するスリーブの状態が問題無いかを大会開始までにチェックしておこう。
- デッキリストの作成は手書きよりもデッキメーカーが便利。
- 原則大会中にデッキチェックが行われる。
おわりに
いかがだったでしょうか。CSに参加したことが無い方に参考になる記事になっていれば幸いです。
デュエルマスターズのCSという文化は年々盛り上がっていると個人的には思います。感染症の流行によって満足に開催出来ない時期もありましたが、以前の活気を取り戻す日もいずれ来るでしょう。
CSに参加してみたいけど、何となく不安。といった思いの方には是非この記事を見て1度CSに参加してみて欲しいと思います。勿論今すぐにではなくても、自分のペースで構いません。
きっと新しい出会いがあるでしょうし、デュエルマスターズをまた別の角度から体験することも出来ると思います。
CSに参加するによって皆さんのデュエマライフがより充実することを願っています。