【環境注目】闇単アビスの回し方と必勝テクニック【黒単/速攻/アビスラッシュ】

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【環境注目】闇単アビスの回し方と必勝テクニック【黒単/速攻/アビスラッシュ】

はじめに

 どうも◆ドラ焼きです。

 皆さん、GP2022二日間お疲れさまでした。参加された方は勿論、今回は参加できなかったという方も生配信等で盛り上がったのではないでしょうか?

 まだGPの配信を見てないよという方はアーカイブも残っています。

今のデュエルマスターズのワクワク感が伝わると思うので、是非一緒に盛り上がっていきましょう。(僕もまだまだアーカイブが見れてないのでこれから見ます)

 さて、今回自分が紹介するのはGPのオリジナル部門で活躍・・・・どころか本人が登場した【闇単アビス】を紹介していきます。

 ゴッド・オブ・アビス 第1弾「伝説の邪神」で新しく登場したばかりのデッキタイプではありますが、既に環境デッキと戦っていけるだけのパワーのあるデッキです。今回はその強さを紐解いていきたいと思います。

 【闇単アビス】の特徴、サンプルリスト、採用カード解説、回し方の順で解説していくので、是非最後までお付き合いください。

目次

【闇単アビス】とは

 まずはアビスロイヤルに関して基本的な知識の整理からしていきましょう。

新要素「アビスラッシュ」とジャシン帝

 アビスロイヤルとは新弾で登場した種族のことですが彼らが持つキーワード能力が「アビスラッシュ」です。

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー1000 / コスト2

アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

 墓地からコストを支払って召喚することが出来、この方法で召喚されるとプレイヤーへの即時攻撃が許される。代償としてエンド時には山札下に送られてしまう、という効果がアビスラッシュです。

 闇文明のキーワード能力としてはかなり攻撃的であるという点が特徴です。特に上記の《ベル=ゲルエール》はコストも軽く、余ったマナで簡単に打点を伸ばすことが可能です。

 そしてこれらアビスロイヤルを統括するのが《アビスベル=ジャシン帝》です。

 先ほど解説した「アビスラッシュ」、実は殆どのアビスは持っていません。

《アビスベル=ジャシン帝》によって自分の墓地のアビス全てにアビスラッシュを付与し、展開力を底上げするのが今のアビスデッキの戦い方です。

 墓地を肥やすアビスは既に多く存在しているため、墓地にアビスを補充しては展開という動きがとれるようになっています。

 更に、アビスの強みとして攻撃時に相手のトリガーをある程度ケア出来るという部分も挙げられます。

《深淵の三咆哮 バウワウジャ》、《アビスベル=ジャシン帝》等の除去体制を生かしてゲームを決めていきます。


今のアビスに足りないもの

 《アビスベル=ジャシン帝》を軸とした爆発力のある展開力は現時点のアビスの強みです。しかし、まだまだ足りない部分が存在します。

 特に顕著なのが《アビスベル=ジャシン帝》にデッキパワーを依存しすぎている点です。《アビスベル=ジャシン帝》自体は場持ちも良く、パワーライン優秀なカードなのですが、弱点も存在します。

 例えば墓地メタに弱いことであるとか、場に出してから効果を生かすまでのタイムラグが手痛い相手がいることなどです。

現代の墓地メタ代表選手
盤面のジャシン様を踏み台にアドバンテージを獲得

 こういった相手に対して《アビスベル=ジャシン帝》に頼らないゲームプランが必要になってきます。

 今回の【闇単アビス】は《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》、《龍頭星雲人/零誕祭》といったパワーカードでその部分を補う構築となっています。

 後ほど詳しく解説していきますが、どちらも《深淵の三咆哮 バウワウジャ》と合わせて使うことで真価を発揮するカードです。このおかげで、デッキ全体のパワーを上げると同時に《アビスベル=ジャシン帝》への依存度を下げることに成功しています。

 それでは具体的にサンプルリストの方を見ていきたいと思います。

【闇単アビス】サンプルリスト


採用カード解説

コンセプトカード

《アビスベル=ジャシン帝》

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー7000 / コスト4

■ブロッカー
■W・ブレイカー
■自分の墓地にあるアビス・クリーチャーに「アビスラッシュ」を与える。(「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、そのクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる)
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の手札を2枚捨ててもよい。
■自分の墓地にあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

 自分のコスト3以下のアビスは1マナで、コスト4のアビスは2マナでプレイできるようになります。

勿論軽減効果は重複するので、《アビスベル=ジャシン帝》から《アビスベル=ジャシン帝》を踏み倒して更に展開速度を上げるという芸当も可能です。

 使っていて最も強力だと思う能力は除去耐性の能力ですね。これのおかげで場もちが良くなるのは勿論、相手の除去トリガーをケアしながら殴りきることも可能です。

 また、コストによって捨てた手札は言い換えればアビスラッシュの弾でもあります。除去されないだけでなく、次への展開を担保してくれるわけですね。

 このデッキの分かりやすいゴールの一つが「《アビスベル=ジャシン帝》が存在する状態でターンを貰う」というものです。それが出来た時の爆発力は一級品と言えます。


《深淵の三咆哮 バウワウジャ》

【 タマシード/クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / ACE / 文明 闇 / パワー13000 / コスト4

■このタマシードが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。
■自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
■自分のターン中、このタマシードは破壊以外の方法で離れない。

 《アビスベル=ジャシン帝》に頼らないアビスデッキのサブプランの要です。

闇のクリーチャーが4体揃うまではタマシードとして場に残り続け、条件を満たすと急にTブレイカーとして相手に攻撃が可能です。

 条件達成までタマシードであるという特性を生かして立ち回ることが非常に重要です。

  • タマシードなので相手のマッハファイター等の的にならない
  • タマシードなので相手の召喚や場に出す系のロックの対象にならない

 といった長所を生かして相手にアドバンテージを取らせないように使っていきます。

 自身のターン中、タマシードであるこのカードが破壊以外の方法で場から離れないという能力は自分の場に闇のクリーチャーが4体以上居る場合にも適用されます

 タマシードクリーチャーは条件達成まではただのタマシードとして扱われ、条件達成後はタマシードでありクリーチャーでもあるカードとして扱われるのでこういう裁定となっています。これを生かして相手の破壊以外の手段の除去トリガーをケア可能になっています。


《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》、《龍頭星雲人/零誕祭》

 《深淵の三咆哮 バウワウジャ》を使うとガンガン墓地を増やすことが出来るため、大量の墓地を必要とするこれらのカードは相性が良いカードとなります。

 《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》は《アビスベル=ジャシン帝》無しでも過剰打点を組みやすくしてくれているカードで、4ターン目に《深淵の三咆哮 バウワウジャ》をポン置きするようなゆっくりめのゲーム展開からでもリーサルを作りやすくしてくれるカードです。

 《龍頭星雲人/零誕祭》は現状の【闇単アビス】に足りない相手への干渉札として機能します。ハンデスによってゲームのテンポを引き寄せましょう。

アビスロイヤル

《レター=ジェンゲガー》

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー2000 / コスト3

■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが攻撃する時、攻撃の後、このクリーチャーを破壊する。
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それがアビスなら、カードを1枚引く。

 このデッキのメインエンジンとなるカードです。

 出て即時に墓地を増やすカードではないし、アドバンテージの獲得に運も絡むカードですが、複数ターンに跨って存在できれば得られるアドバンテージ量が増えるカードでもあります。

 このカードのおかげで《アビスベル=ジャシン帝》の除去耐性を確保しやすくなるだとか、リソースが重視される対面に対して強く出ることが出来るようになっています。

 似た役割のカードに《フォーク=フォック》がありますが、あちらは回収がアビスに限られてしまう点がリソースカードとして劣っています。

【闇単アビス】はまだまだ発展途上のデッキなので、《レター=ジェンゲガー》のようなドローが出来るカードの方が合っているという風に感じています。

 因みに私は3ターン目に《レター=ジェンゲガー》、4ターン目に《深淵の三咆哮 バウワウジャ》を出しつつ《レター=ジェンゲガー》は攻撃して自爆することで盤面に攻撃先を残さない、みたいな動きがなんか好きです。楽しいので。


《ベル=ゲルエール》、《フォーク=フォック》

 墓地を増やせるアビスなので、《アビスベル=ジャシン帝》が盤面に残った際にこれらを軸にアビスを芋づる式に展開していきます。

 《フォーク=フォック》の回収効果は任意効果なのですが、基本的にアビスは墓地に居た方が強いという場合が殆ど。なので、《アビスベル=ジャシン帝》の除去耐性を確保するために出すことが多いです。

 《ベル=ゲルエール》はこのデッキ唯一の2コストカードですが、手札を抱えることを重視する対面に対しては出さずにキープします。最近の主要な対面の多くはそのタイプのデッキなので、2コスト初動4枚でもそこまで気になりません。


《ハンマ=ダンマ》、《悪灯 トーチ=トートロット》

 アビスの受け札です。《ハンマ=ダンマ》は《アビスベル=ジャシン帝》の下で2コストでプレイ出来る除去兼墓地肥やしカードであり、腐る場面が少ないため4枚採用。

 逆に《悪灯 トーチ=トートロット》はアビスラッシュさせることも殆どありませんし、基本は速いデッキに対して踏ませて強いメタカードという立ち位置です。

 《悪灯 トーチ=トートロット》は、初手埋めがち、《フォーク=フォック》で回収して《アビスベル=ジャシン帝》の除去耐性にしがちですね。

その他のカード

《邪侵入》

【 呪文 】
文明 闇 / コスト3

■シビルカウント2:この呪文が自分のシールドゾーンにあり、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計2つ以上あれば、この呪文に「S・トリガー」を与える。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、コスト4以下のアビスを1枚、自分の墓地から出す。

 3ターン目に《アビスベル=ジャシン帝》や《深淵の三咆哮 バウワウジャ》といったカードを早期に用意する動きが強いです。また、終盤ではトリガーとして使えたり、3マナで《アビスベル=ジャシン帝》を呼び出して余りマナで展開するなど、役割の多いカードでもあります。

 このカードは《流星のガイアッシュ・カイザー》や相手の踏み倒し系のメタカードが刺さってしまう点には注意しましょう。

 出す先を《深淵の三咆哮 バウワウジャ》にするとタマシードを踏み倒すことになるので、上述のメタカードを気にせずに展開出来るというのは覚えておきたいテクニックです。


《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9

■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき−1000される。
■W・ブレイカー

【呪文】
カード名:終焉の開闢
文明:闇
コスト:3マナ

■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。

 このデッキの天敵《若き大長老 アプル》に対しては除去カード+《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》による打点の押し込みで対応していきます。

 その動きを可能にするために1枚でも多く《若き大長老 アプル》に対しての除去カードを採用する必要があったため今回は《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》を採用しました。

 《終焉の開闢》も優秀で、終盤に《龍頭星雲人/零誕祭》、《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》といったアビスではないカードにアクセスしやすくなります。最低限初動でもあるので、デッキを全体的に平らにまとめてくれているカードとも言えるでしょう。

回し方

ジャシン帝スタート、バウワウジャスタートの見極め

 このデッキの4マナ帯の動きである、《アビスベル=ジャシン帝》、《深淵の三咆哮 バウワウジャ》のどちらから出せばいいのかというのがこのデッキを使う上での最初のポイントになります。

 それぞれの特徴は以下の通り

《アビスベル=ジャシン帝》

  • 1ターン生き残れば爆発的な展開を可能にする。墓地がある程度ある状態でないと強みを生かせない。
  • 除去耐性を上手く使うのに手札の枚数がある程度必要。
  • ブロッカーなので攻めっ気の強い相手には有効なカード。

《深淵の三咆哮 バウワウジャ》

  • タマシードなので相手の攻撃の的にならない。
  • 墓地を増やせるので《龍頭星雲人/零誕祭》や《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》を生かしやすい。
  • 《アビスベル=ジャシン帝》に比べると打点形成力は低いので、受けの堅い相手には突破力不足な面もあり。

 という感じです。自分のイメージとして基本的には《アビスベル=ジャシン帝》の方が強い対面が多いですが、墓地メタや《アビスベル=ジャシン帝》を場に出すことがデメリットになる相手には《深淵の三咆哮 バウワウジャ》を出していくというイメージです。

 もしくは《邪侵入》で《アビスベル=ジャシン帝》を出せなかった場合に《深淵の三咆哮 バウワウジャ》のプランに切り替える、ということもよくあります。


リソースを大事に

 闇単文明ということもあり、少し手札補充手段が乏しいのがこのデッキの特徴です。だからこそ、1枚で2アド以上取れる可能性のある《レター=ジェンゲガー》は強力なカードとなります。

 そんな手札を増やしづらいこのデッキですが、手札を多く持てていれば《アビスベル=ジャシン帝》の除去耐性が増えますし、《龍頭星雲人/零誕祭》のようなアビスとは関係ないパワーカードのプレイ枚数も増えます。

 序盤から《ベル=ゲルエール》のようなカードをプレイするのか、それとも敢えてプレイせずに手札1枚分多い状態でゲームを進めていくのかを意識したいところです。

 そもそも2コストを出さない対面も多いため今回のサンプルリストでは2コストは枚数控えめです。因みに【アナカラージャオウガ】、【4c邪王門】といったデッキがそういった対面です。是非意識しながら練習してみてください。

おわりに

 【闇単アビス】いかがだったでしょうか。

 既存の環境デッキの中で、【光水ライオネル】、【水単タマシード】といったエグイ耐久ギミックを搭載しているデッキには残念ながら勝てません。(【4c邪王門】などは全然イケる対面)

 その他のデッキに対してはプレイングを詰めることで五分以上に戦うことが出来るパワーのあるデッキです。回せば回すほど楽しいと感じるポイントも多いデッキですので是非一度試していただけたらと思います。

 受けも多く採用可能で、同じ土俵で戦えば最強クラスのデッキパワー。これでまだ第1弾のカードプールのみなことに驚きです。

 まだまだ強化が確約されているアビスロイヤル、是非今のうちから触っておくのはいかがでしょうか。

イラスト違いも既に多く存在していて楽しいよ

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