【CS4位】クローシスアビス(2026年夏)の解説【ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所 – その25】

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【CS4位】クローシスアビス(2026年夏)の解説【ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所 – その25】

それはロマンであり、なりきり遊び。

大会での勝率を追い求める競技用デッキと異なり再現性や「らしさ」が重要になる、違う遊びです。

あのキャラが使いそうにないパワーカードを抜き、逆にあまり強くないカードを入れて……。強さの最適解とキャラ再現の最適解は違います。

勝舞くんの
【紫電】の
デッキに

あまり
入れたくない
(個人の感想)

が……

稀に現れるんですよ……。両方で少なくとも90点以上を取る……つまりデッキとして180点の出来のものを送り出す傑物が……!

妖精CS (7/18)
ベスト4入賞

斬札ウィンの
デッキがCS入賞!?

そう、今回のデッキは【クローシスアビス】。

2ブロック環境で遊んでいる方なら馴染みの深いデッキですが、2026年の夏にこのデッキがオリジナルフォーマットのCSにて何度も入賞されておりました。

さっそく、乗り手の松上秋都選手にコンタクトを取り、いろいろと取材させて頂きました。

ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第25弾です。

入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。

入賞デッキ円グラフの片隅で存在感母数1を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。

ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。

しかも紹介デッキはカーナベルで販売されます!


在庫次第・期間限定ではありますが、気になったオモロデッキをすぐに入手して遊べますので、ぜひともチェックしてみてください。

デッキレシピ

このデッキは、【ビートダウン】デッキです。

まずはサンプルリストをお見せしつつ大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。

デッキレシピ


【クローシスアビス】は2ブロックでも活躍しているため、ご存じの方も多いかと思います。

ですが、本記事はこのデッキを始めてみるという人や、久しぶりに見た人、オリジナル環境での戦い方を知りたいという人向けにお送りします。

このデッキの特徴を4行で説明しますと……

墓地さえ整えば
圧倒的物量の
超良質な攻撃獣で
多種多様に攻める

デッキです。

まず墓地肥やし。

さまざまなカードで、墓地が爆発的に増殖します。

そして必殺技の《炎氷渦と鎮魂禍の決断》があるため、墓地が6枚以上溜まれば、たった1枚から凄まじい展開を行うことができます。

そして圧倒的物量。

《鎮魂禍》はあくまでも起点。

そこから多くの超獣が墓地を経由して横に面を広げてくれるため、0から凄まじい軍勢を作れます。

最後に多種多様、良質な攻撃について。

このデッキの攻撃要員はブロック不能、全盾破壊、2回攻撃……など動きの種類が非常に多様。しかも G-NEO 獣が多いため耐性つきです。

対面により立ち回りを変えられ、分岐が多く、練度や腕が出力と勝敗に直結する攪乱的アグロ……。

これぞまさに斬札ウィンのデッキ【クローシスアビス】なのです!

前置きはここまで。個別カードの解説に入ります。

個別カード解説

初動&墓地肥やしカード

《~創造、破壊、そして絶望~》×4

~創造、破壊、そして絶望~

【 クリーチャー 】
種族 クリエイター/スチーム・ナイト/フュージョナー / 文明 水 / パワー3000 / コスト2

■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■自分のターンの終わりに、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。


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2ターン目に手札交換ができる初動獣です。

同じ色・コスト域のカードには《 エマージェンシー・タイフーン 》系統もあり、実際このデッキには2枚入っています。

このデッキでこちらが優先されている理由はずばり、【ウィリデ】系統の存在です。《創造》はそれらに対する回答札の1つです。

2ターン目の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》に対し、プリン*能力で動きを止めることができるため、革命チェンジやブロックを封じることができます。

*アタック・ブロックを封じる能力の略称です

カリスマBEST発売後の対面でいうと、【ラッカアーマード】の先攻2ターン目の《パルフェ・ルピア》などへのカウンター札になりますね。

ジャストダイバー能力も優秀です。

《鎮魂禍》などを絡めて進化獣の進化元にしたり、《~墓碑に刻まれし魔弾の名~》で蘇生したりすることで、選ばれない即時打点として運用できます。

最後に超魂Xも大活躍。

このカードが墓地にいる状態で《片翼の魂アビスベル》が絡むと、あらゆる進化・NEO獣のアクションに1ドロー1捨てがついてきます。

《虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮》×4

虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮

【 呪文 】
文明 火 / コスト2

■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
■自分の手札を1枚捨てる。その後、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを2枚引く。
▶相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。

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赤単の優秀な初動です。

手札交換モードが強いのはもちろん、2026年夏の環境ではS・トリガーの9000除去があることで《勇愛の天秤》などの競合を押しのけて採用されています。

【ウィリデ】の《ザゼゼーン》も破壊できますし、パワー8000ラインの革命チェンジ元も除去圏内です。

その場合、手札2枚を消費して1枚除去するのはもったいないのでは? と思われるかもしれません。

そこも無問題。先述の通り、このデッキは墓地が整うと《鎮魂禍》1枚から展開できます。そのため2:1交換しても、墓地は肥えているので自分の動きは阻害されていません。




《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》×2

氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン

【 ツインパクトカード 】
種族 サイバー・ウイルス/ナイト / 文明 水 / パワー2000 / コスト4

■自分が呪文を唱えた時、カードを1枚引いてもよい。


────────────呪文────────────
カード名:エマージェンシー・タイフーン
文明:水
コスト:2マナ
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■カードを2枚まで引く。その後、自分の手札を1枚捨てる。

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追加の2コスト初動です。青単なのが偉い。

ツインパクト版はクリーチャーなため、《片翼》で進化元にしたり、《邪龍 ジャジーブラッド》で回収したりできます。

後者は特に重要です。

展開の要である《鎮魂禍》は3色呪文なのでマナに水文明のカードを埋めたいのですが、水を含む多色カードは火・闇として使うことも多々あります。

そんな時に2ターン目に使ったこのカードを回収することで、次のターンのマナ埋めを楽にしてくれます。

《邪侵入》×4

邪侵入

【 呪文 】
文明 闇 / コスト3

■シビルカウント2:この呪文が自分のシールドゾーンにあり、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計2つ以上あれば、この呪文に「S・トリガー」を与える。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、コスト4以下のアビスを1枚、自分の墓地から出す。

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【アビス】系デッキに許されたメクレイド……いや、それ以上とも言えるパワーカードです。

2コストの手札交換からこのカードにつなぐことで、墓地が6枚以上になるため4ターン目の《鎮魂禍》がほぼ確定します。

3ターン目このカード始動の場合でも、《ジャジー》や《邪龍 ジャブラッド》、《片翼》を蘇生すればこれまた間に合います。

また、このカードは上振れ要素としても機能します。

このカードから《至高の邪騎 スベルニル》→《ジャジー》や《至高の魂》が絡むと、3ターン目で圧倒的物量を相手にたたきつけることができます。

場合によっては《アポロ》まで見えてしまうことも多々あるので、唱え得の1枚です。


《片翼の魂 アビスベル》×4

片翼の魂 アビスベル

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 水・闇・火 / パワー3000 / コスト3

■G-NEO進化:水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、NEO進化クリーチャーとして扱い、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる)
■ブロッカー
■スレイヤー
■自分のNEOクリーチャーまたは進化クリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、自分の墓地にあるクリーチャーを1体、その下に置いてもよい。

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このデッキの潤滑油であり、攻めのバリエーションを増やしてくれる凄いカードです。

枚数を絞ったレシピも目にしますが、このデッキで公開領域を1枚で一番掘り進められるのはこのカードなので、今回は4投されています。

このカードが着地すると、NEO・進化獣がすべて墓地肥やし(+耐性付与)を持つことになるため、墓地が凄まじい勢いで増えていきます。

しかも墓地肥やしと仕込み……どちらも任意なのも偉い! ゆえに初動としての優先順位は高めです。



単体のスペックもモリモリです。

ブロッカー・G-NEO・スレイヤー・即時打点。これだけで強すぎます。

《鎮魂禍》が絡んだ際は《創造》も絡めることで、ジャストダイバーまで付与できます。

現環境だと、後手2《ザゼゼーン》や、【革命チェンジ】の《完璧団長 オーパーツ銃》、【ラッカアーマード】の《世界竜皇 ボルシャック・ヒカリスマ》などを受けることができます。

実際のCSでもジャストダイバー状態のこのカードで【サイバー】の猛攻を受けきったそうです。

進化&展開獣

《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》×4

至高の魂 アビスベル=ジャシン帝

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 水・闇・火 / パワー7000 / コスト5

■G-NEO進化 :水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、NEO進化クリーチャーとして扱い、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を2枚捨てる。その後、コスト4以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
■各ターン、はじめて自分の、進化クリーチャーまたはアビス・クリーチャーをタップした時、それをアンタップする。


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キーカードであり、このデッキの核です。

出すだけで面を増やしつつ、手札と墓地を整え、攻撃回数を増やし……弱いところが1つもありません。

このカードとほかの展開札で面を広げて、圧倒的物量で殴るのがこのデッキの基本ムーブです。

なお、アンタップ能力は相手ターンも有効です。

なので《ザゼゼーン》のフリーズ能力を使われたときにも使えます。一方で、《世界のY チャクラ・デル・フィン》系統のテキストの場合はダメなので注意。

OK
相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。

NG
相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の自分のターンのはじめまで、それはアンタップしない。

《至高の邪騎 スベルニル》×4

至高の邪騎 スベルニル

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4

■G・ストライク (このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、このクリーチャーから進化できるコスト5以下の、NEOクリーチャーまたは進化クリーチャーを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの上に置いてもよい。

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盤面展開の肝です。

《至高の魂》が絡めば絡むほど盤面が増えていく、デザイナーズコンボ通りの挙動を魅せます。

このデッキにおいて面を増やせるカードは《スベルニル》と《至高の魂》、そして《墓碑》なので大事にしましょう。

《邪龍 ジャジーブラッド》×3

邪龍 ジャジーブラッド

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 アビスドラゴン / 文明 水・闇・火 / パワー6000 / コスト4

■G-NEO進化 :水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。そのクリーチャー以下のコストの相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■これが進化クリーチャーなら、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与え、それらはすべてブロックされない。

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このデッキの攻撃力、突破力を担保しているキーカードです。

墓地肥やし・回収・除去・スピードアタッカー付与&アンブロッカブル付与……全能力を使い倒します。

特に回収が重要で、ほか墓地肥やしカードで広げた公開領域から好きなカードを拾えます。

その上、G-NEO進化状態では《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》に侵略ができます。

このプランは上振れのように見えるかもですが、墓地肥やしを打ちまくった後に《ジャジー》で回収すればよいので、2-3試合に1回は絡みます。

しかも、《墓碑》をこのカードの下に敷いておくと、このカードの攻撃時に《アポロ》の侵略と《墓碑》の蘇生能力を同時に使えます。

そこでこのカードを蘇生しつつ、進化獣状態にすると……なんとブロックされない《アポロ》の出来上がりです。

【ドッコイ】の《宇宙妖精エリンギ》などすら突破できる、超必殺技と言えるでしょう。

《炎氷渦と鎮魂禍の決断》×4

炎氷渦と鎮魂禍の決断

【 呪文 】
文明 水・闇・火 / コスト6

■自分の墓地にカードが6枚以上あれば、この呪文を[水/闇/火(4)]支払って唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶自分の手札をすべて捨て、その枚数より1枚多くカードを引く。
▶相手のエレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。
▶コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与え、このターンの終わりに破壊する。

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キーカードです。

……キーカード多すぎですね。

枚数は4枚。理由はシンプルで、各試合で必ず打ちたいからです。

墓地回収ができるクリーチャーと異なり、このカードは呪文です。そのため基本的には素引き(縦引き)するしかありません。当たり前に4投です。

基本的には蘇生モードを2回狙いますが、《アビスラブ=ジャシン帝》×《禁忌の昇淵アビスベル》のコンボの達成を見据えているときは、あえて交換能力を使うこともあります。

また、相手の場に離れないエレメントがある際などにバウンス&ハンデスモードを選ぶと、《スケルトン・バイス》同様の能力になります。これも一応忘れないようにしましょう。

《~墓碑に刻まれし魔弾の名~》×2

~墓碑に刻まれし魔弾の名~

【 クリーチャー 】
種族 ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/スチーム・ナイト/フュージョナー / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4

■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その後、その捨てたカードのコストと同じ枚数、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。このターン、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃でき、このターンの終わりに山札の下に置かれる。

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面を広げるカードその3です。

《片翼》の能力で5コスト獣の下に入れて横展開したり、《創造》をジャストダイバー即時打点として使ったり……蘇生能力はかなり小回りが効きます。

手札破壊&墓地肥やし能力も超優秀。

キーカードを墓地に落とせていないときや、相手を妨害しないと負ける状況では、このカードをとりあえず投げつつ自分の次の動きに繋げます。

実際のCSでも、【創世竜】など相手にこのカードを投げて延命しつつ、広がった公開領域から《アポロ》を絡めて勝った試合があるそうです。

《邪龍 ジャブラッド》×1

邪龍 ジャブラッド

【 タマシード/クリーチャー 】
種族 アビスドラゴン/ACE / 文明 闇 / パワー9000 / コスト3

■W・ブレイカー
■このタマシードが出た時、または自分のアビスが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。
■自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■自分のアビスが離れる時、かわりにカードを4枚自分の墓地から選び、シャッフルして山札の下に置いてもよい。

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《ジャジー》の実質4枚目であり、色調整枠として採用されたカードです。

ここでの4枚目、というのは《邪侵入》から出して、4ターン目に《鎮魂禍》を唱えるための枠……という意味です。

除去耐性付与も、耐性付与と山札回復の2つの側面から地味に活躍します。

前者なら進化状態の《ジャジー》を守ってスピードアタッカー・アンブロッカブル付与を維持できます。

後者は《鎮魂禍》のターン終了時の破壊を山札回復に置き換えたり、それによって山札を1周させ2枚目の《鎮魂禍》にアクセスしたり。

ロングゲームの適性があります。

タマシードなので相手の除去が当たりづらく、攻撃時の墓地肥やしで枚数を調整でき……と他のカードにはできない動きが多々ある、自由枠らしい1枚です。

フィニッシャー・切り札

《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》×1

超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン

【 進化クリーチャー(究極進化) 】
種族 フェニックス / 文明 火 / パワー15000 / コスト6

■究極進化:進化クリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火の進化ドラゴン(自分の火の進化ドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが出た時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。

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《ジャジー》の相方であり、必殺のカードです。

このデッキにおいては単なる上振れ……ではなく、立派な勝ち筋です。

このデッキの墓地肥やしギミックは、ハマれば山札の1/2-2/3ぐらいを掘削することができるためピン投でもゲームに容易に絡みます。

そして、現環境にはこのカードが必要となる対面がいます。

受けが厚いソリティアデッキ……つまり【創世竜】や【ドッコイ】のような相手には、下手に殴ってリソースを与えるより、このカード(+《ジャジー》)で1撃を狙うほうが確実です。

大体こいつのせい

最後に、このデッキの強みの1つは《アポロ》+αという動きが取れることです。

《ジャジー》《至高の魂》《墓碑》……そして《片翼》がいるため……

・ブロックされない《アポロ》
・蘇生2回してくる《アポロ》
・2回攻撃してくる《アポロ》
・横に面を展開する《アポロ》

という地獄めいた攻めを見せてきます。アカンって。

《アビスラブ=ジャシン帝》×2

アビスラブ=ジャシン帝

【 NEOクリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 水・闇・火 / パワー9000 / コスト5

■S-NEO進化(墓地):バトルゾーンまたは墓地の、アビス・クリーチャー1体の上に重ねつつ出してもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体まで選び、深淵送りにする。(それを持ち主の深淵ゾーンに置く。この移動は妨げられない)
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。

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このデッキの必殺技、その2。【ウィリデ】キラーでもあります。

あらゆる除去耐性を貫通して除去を行うことができるため、極限ファイナル革命を発動させた《ドギラゴン逆》すら突破できます。

《アビスラブ》の厄介なところは

・除去耐性を無視できる超獣が
・除去耐性を持っている

ということ。

クリーチャー主体のデッキ対面の場合、このカードを立てるだけで勝つこともあります。

実際のCSで【緑単キャベッジ】にロングゲームに持ち込まれてしまった際も、このカードが勝ち筋になったとのこと。

墓地蘇生を咎める《暴龍のT ミリオンベジータ》の除去耐性を無視してぶっ飛ばしたそうです。

《禁忌の昇淵 アビスベル》×1

禁忌の昇淵 アビスベル

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル/フュージョナー / 文明 闇 / パワー7000 / コスト4

■スレイヤー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。それがすべてアビス・カードなら、自分の山札の上からもう3枚墓地に置いてもよい。
■このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にカードが13枚以上あり、このクリーチャーの名前が《アビスラブ=ジャシン帝》であれば、相手のエレメントと手札をすべて深淵送りにする。

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見た目はロマン砲寄りではありますが同じくピン投の《アポロ》同様、意外と試合に絡むカードです。

《鎮魂禍》からの連鎖の末にこのカード×《アビスラブ》のコンボが狙えそうなときは、《鎮魂魂》で墓地を肥やしておくこともあるほど。

スレイヤー持ちパワー7000獣なので序盤に《邪侵入》で出しても裏目が無いのも嬉しいところです。

手札・盤面の深淵送りの条件:墓地13枚を達成するには、緻密な計算が必要になります。当たり前では? と思われるかもしれませんがここは意外とトリッキー。

例えば《片翼》は墓地が2枚増えると思いきや、進化元仕込みを使った場合、墓地は1枚しか増えません。

《ジャジー》の墓地肥やしは任意ですが、回収は強制です。

とまぁ、山札切れを回避しつつ、墓地13枚を達成するためには練度が問われるわけです。その分、決まったときの喜びもひとしおでしょう。

ここまでが個別カード解説です。続いて立ち回りについて見ていきましょう。

立ち回り方

このデッキの立ち回りは矛盾しているようですが、シンプルながら複雑です。

2-3ターン目は墓地肥やしのターン。

手札交換から始まり《邪侵入》や《片翼》で墓地を作っていきます。

墓地のカードの枚数が6枚以上になり、展開札が見えてきたら《鎮魂禍》チャレンジ! 

墓地蘇生×2回で一気に展開をしていき、打点を一気に並べて殴り切ります。

と、ここまではシンプル。シンプルなのですが、その過程が複雑です。

すなわち墓地の肥やし方に無限に択が産まれます。

特に《片翼》が絡んだときが顕著です。

片翼の魂 アビスベル

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 水・闇・火 / パワー3000 / コスト3

■G-NEO進化:水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、NEO進化クリーチャーとして扱い、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる)
■ブロッカー
■スレイヤー
■自分のNEOクリーチャーまたは進化クリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、自分の墓地にあるクリーチャーを1体、その下に置いてもよい。

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このカードがいると、他のアビスが出た際にそのアビスの肥やし能力と《片翼》の2肥やし+進化元仕込みが同時に誘発します。

その解決順によって、動きの最大値が変動します。

例えば《至高の魂》を出したとき。

《片翼》から処理することで、《至高の魂》の蘇生対象をより多く見ることができます。

なので《墓碑》などの《片翼》で仕込みたいカードがすでに墓地に見えている場合は、こっちの択を取りがちです。

逆に手札に仕込みたい進化元や次の展開につながるカードがいる場合は《至高の魂》を先に処理します。

これだけでもわかる通り、手札と墓地のカードの連鎖順によって、ゲーム展開がまったく違ったものになります。

ここに「溜めるか、走るか」「相手を《墓碑》のハンデスなどで妨害するかどうか」などの選択肢も加わってくるわけで……

自分の出力の最大値、攻撃の質(アンブロッカブルや2回攻撃)、対面の受け手段などを考慮し、一番期待値の高い攻め筋を通していく……

乗り手の腕が勝率に直結する山と言われる所以です。

このデッキの強みについて

いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺す「わからん殺し」ができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。

大きく分けると強みは3つあります。

環境の仮想敵に強い

個別カード解説でも何度か触れた通り、今回の構築は【ウィリデ】系統という環境上位のデッキに強く出られるようになっています。

序盤の《ザゼゼーン》を焼き、耐性持ちの超獣を深淵送りにし……。

Tier 1のデッキに対して強く出られるというのはそれだけで1つの強みと言えるでしょう。

打点生成能力・打点の質・多様性が高い

アンブロッカブル、2回攻撃、《アポロ》、蘇生による面展開。

攻撃とキルレンジのバリエーションの多さは数多のビートダウンの中でもトップクラスと言えるでしょう。

そしてこのデッキの良いところはこれらの勝ち筋を、豊富な墓地肥やしと蘇生ギミックによって安定して使い分けられること。

引いたカードで戦うしかない速攻・アグロ系とは異なり、公開領域を3、4ターン目までにぐっと広げつつ、展開時にもドロー・墓地肥やしが絡むため、欲しいカードへのアクセスが容易です。

何なら、【天門】相手に《墓碑》で一気に墓地を増やし、そのまま《アビスラブ》×《アビスベル》で勝ったことすらあるとのことですからね。本当に凄い。

息切れしにくい

ほとんどの展開が墓地を経由するため、1度墓地を作ってしまえば、リソースをあまり必要としないというのも特徴です。

トップ勝負になっても《鎮魂禍》1枚でまくれる……といっても過言ではありません。除去モードまでありますからね、墓地メタをぶっ飛ばしながら超絶展開……なんてことも可能です。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

環境に対してしっかり回答を用意し、上位入賞を果たした【クローシスアビス】。斬札ウィンの集大成感のあるデッキです。

ちゃんと
入っているのが嬉しい

個人的に胸熱なのはキャラデッキとしての完成度……もあるのですが、やっぱり乗り手の腕とレート上げの楽しさでしょうか。

前者は言うまでもなく「練度山」であるということ。

構築とプレイ次第で出力が変わるデッキは「専用機」「愛機」感がすごくあります。

墓地の枚数を1枚単位で計算し、対面ごとに解決順を変え、分岐のたびに最大値を引き出す——言うはやすしですが、それをオリジナル環境で行い、入賞し続けているのはとにかくかっこいいです。

そしてもう1つの熱い点がレート上げ。

【クローシスアビス】はキャラデッキ……しかも主人公デッキであり、通常弾のデザイナーズギミックが多数搭載されています。

となると……

650円
前後

8000円
前後

7500円
前後

レート上げの幅があるんですよね。キャラデッキかくあるべし。

気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみて、ぜひ試してみてくださいね。

それではまた来週お会いしましょう!

使い手:松上秋都選手
取材 : sobo

※この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の認可/許諾は得ておりません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
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