【最強位決定戦】”最強位”に輝いた◆ドラ焼きの大会レポート【日本一決定戦/優勝】

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【最強位決定戦】”最強位”に輝いた◆ドラ焼きの大会レポート【日本一決定戦/優勝】

はじめに

 どうも◆ドラ焼きです。2023年3月4日に開催された最強位決定戦の参加レポートを書き残したいとおもいます。

ネタバレにもなってしまいますが、本大会で自分は優勝することが出来、初代「最強位」のタイトルを手にしました。

 使った構築の解説などはフェアリーch等で紹介しておりますので、今回の記事では当日の対戦レポートなどに焦点を当てて執筆しました。

大型大会においての心構えや、当日までの準備などの面を注目していただけますと幸いです。

目次

使用構築

 フェアリーch等で紹介していますが、今一度構築と環境読みなどを解説したいと思います。

アドバンス:【5c万軍投】


 アドバンスのメタ読みとして、最も警戒すべきデッキは【青黒サガループ】だと仮定しました。主にオリジナルで猛威を振るっているこのデッキはアドバンスにおいても十分通用するデッキです。

 アドバンスは大会数が少なく参加者にとっても未知の領域です。その場合、各々がまずはこのデッキが強そうなんじゃないか?という考えのもとで調整を始めるのではないか、と予想していました。

 今回の【青黒サガループ】はまさにそういうタイプのデッキで、まずは回してみないといけないデッキで、かつ、かなり強力なデッキでした。【ガイアッシュ覇道】、【青黒ゼーロ】、【青黒Doom】、【赤青アポロ】に有利。【緑単オービー】、【青魔導具】に先攻ゲー。

 この時点で持ち込みに値するデッキなのは間違いなく、当日も多いであろうことが予想されました。また、【緑単オービー】に対しては構築を寄せることで有利になることから、本当に手の付けられないデッキでした。

 そんな【青黒サガループ】ですが、弱点は【青魔導具】と《とこしえの超人》+《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》+αのデッキでした。自分が今回選択した【5c万軍投】はまさに後者のデッキで、【青黒サガループ】に安定した勝率を出しつつ、他のデッキにも勝てるデッキです。

 苦手な相手は【ガイアッシュ覇道】と【赤青アポロ】の2種類で、どちらも【青黒サガループ】に不利であることから、当日はそこまで多くないだろうと予想しました。

 まあただ、【赤青アポロ】に関しては【青黒サガループ】、【青黒ゼーロ】にさえ当たらなければかなり強いデッキなので当日も使用する人がいることは覚悟していました。

 幸い先攻なら4割程の勝率が出るので全く勝てないという相手ではありません。「アポロを踏んでしまうと2-1。踏まなければ3-0。」そう考えてデッキを選択しました。

 【4c万軍投】ではなく【5c万軍投】にした理由は、GRの出力の高さから【サガループ】や【メタジャオウガ】に立ち回りが安定すること、不利対面でも捲れるだけのパワーがあることでした。

【緑単オービー】に関しては【4c万軍投】の方が勝ちやすいのでその点は懸念点でした。

オリジナル:【火単我我我】


 使用理由は消去法です。

調整当初は【青黒サガループ】の使用を念頭に置いていましたが、実際のところ【青黒サガループ】はミラーで6割の構築は組めませんし、【アナオービー】などの対面もかなりキツイです。

 最強位決定戦において5割のミラー勝負を常に通しながら、【アナオービー】を始めとするサガに勝てるデッキとも勝負しないといけないのは厳しいと感じていました。

とはいえ、デッキパワーは環境内で最も高く、優勝に近いデッキなのは間違いなく、当日は【青黒サガループ】を中心に環境が回ることが予想出来ました。

 調整過程において「サガを使う」のではなく、「サガに勝てるデッキを使う」という方向性にシフトして考えていった結果、一緒に調整していたメンバーが持ってきてくれた《コッコ・武・ルピア》入り【火単我我我】に乗っかる形で使用デッキが決定しました。

 【4c邪王門】に当たらなければ優勝やねー、と調整メンバーと話をしていましたが、今回の大会はサガvsサガメタデッキという構図のメタゲームなので、【4c邪王門】は割り切るべきデッキだと判断しました。

 当日の母数では【4c邪王門】の使用者は5/31となっていて予想以上に多かったことは誤算でしたね。

決して完全にメタゲームを読め切れたわけではなかったかもしれませんが、ただ他のデッキで優勝出来るビジョンは自分には持てていなかったです。たとえ負けていても後悔は無かったと思います。

大会までの準備

前日

 大会までの練習は基本的にいつも通りで、既存のデッキ同士の相性表を作ることを軸にしつつ、並行して新しいデッキを考え続けるというものです。

結果的にアドバンス、オリジナルで新しいアプローチを加えたデッキを使えたことは幸運でしたし、調整仲間に感謝したい部分です。

 前日にやったことはというと、一緒に調整しリストをシェアしたのすけ選手と最終確認をするために軽くスパーリングをしたくらいです。

前日に回しすぎるのは当日への不安に繋がることもあるので出来るだけゆったり過ごす方が好みですね。

 その後は調整段階で沢山サポートしてくれたdottoさんとご飯を食べて、宿に帰ったあとはデッキシートを書きながら調整メンバーと談笑してました。

 前々日に【火単我我我】vs【青黒サガループ】の対面を徹夜で練習していたこともあって緊張して眠れない、という状況にはならなかったです。ただ、もう少しだけ【火単我我我】を回したいという気持ちもありました。

 《「敬虔なる警官」》無しの【青黒サガループ】、《「敬虔なる警官」》有りの【青黒サガループ】、バビロニア型かイザナギ型か、《爆撃男》は入っているか、といった様々な構築の【青黒サガループ】と回してそれぞれへのプレイを最適化してはいましたが、それを統合して練習する時間は今回はありませんでした。

特にプレイ方針に影響するカード

 大会の当日、特に予選においては相手の構築は完全には判明していない中で戦わないといけません。そのため、全ての型を意識した上でどういうプレイを取るか、脳内だけでなく実際に回して確認しておきたかったです。

僕「フェアリーさん、明日朝一時間だけデュエマしてください~」
フェアリー「ええで~」


当日

 朝少し早起きしてフェアリーさんの家で練習しました。まずは、【火単我我我】vs【青黒サガループ】を1戦だけ行い、普通に負けましたw

 ただ、勝敗以上にプレイングの確認は出来ましたし、その日相手の構築が分からない中でどう戦っていくのかのイメージを自分の中に落とし込むことが出来ました。もう大丈夫。

 次にアドバンスの【5c万軍投】を【ガイアッシュ覇道】にぶつけておきました。当日のメタゲーム的には【ガイアッシュ覇道】は考慮しておらず、かつ、不利な対面ですが万が一当たった時にパニックにならないように最後の確認としてぶつけました。

 戦績は1-1でまあええんちゃう、という空気でお開きに。【5c万軍投】のデッキパワーの確認には丁度良かったと思います。

 今回もそうでしたが自分の場合は、大会の前々日までは良いイメージを作っていって、大会の前日(今回は当日の朝)は悪いイメージも作っておくことは意識しています。良いイメージばかり作っておくと悪い流れになったときに焦りや不安が生まれやすい気がしています。

 悪いイメージから、まあでもなんとか立て直せそう!という良いイメージへの取っ掛かりを掴めそうな感じのマインドが作れると最高だとは思っていて、今回は上手くいけてそうな気はしてました。

 一回戦のマッチングが発表されるまでは・・・

最強位決定戦レポート

 予選の3回戦まではアドバンス、残りは全てオリジナルで大会が進行していきます。

予選ラウンド1~3

R1.【赤青アポロ】(がらがらどん選手)

 ええーーー・・・・・・

 名前を見た瞬間嫌な予感がしてました。なぜなら、がらがらどん選手はGPでも赤青アポロでベスト8入賞した選手ですから‥‥

 まあ、そうは言ってもまだ別のデッキかもしれない!!‥あら?デッキケースからカードを1枚取り出してるなぁ。

 先4、《ネ申・マニフェスト》の上に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》でオワオワリ。

 まあ、そういうこともあります。大切なのは切り替え。今までサブマリンからCS優勝した時を思い出して、何とか勝つイメージを手放さないように努めました。

 ◆ドラ焼き0-1


R2.【4c万軍投】(はるる選手)

 先攻は取れたけど、4ターン目までこちらパス。(嘘でしょ。僕の最強位終わったやん)

 相手は4ターン目に《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》で良い立ち上がり。

ただ、《とこしえの超人》を出されてなかったので、先攻5ターン目に《龍・獄・殺》+《“魔神轟怒”万軍投》。《カット 丙-二式》→《天啓 CX-20》、《クリスマⅢ》、《カット 丙-二式》でリソース差で追いつく。

 そこからは自分はトップに恵まれてお互いに《“魔神轟怒”万軍投》を打ち合う展開に。

お互いに《とこしえの超人》にはアクセス出来ておらずまるで2019年かのような試合展開になっていました。お互いの盤面をGRが埋め尽くし互いのリソースを刈りあう展開です。 《CRYMAX ジャオウガ》か《BAKUOOON・ミッツァイル》を引けば殴ろうと思っていたタイミングはありましたが、どちらも引けず。

相手が手札0から《神の試練》を引けさえすれば負けるという盤面でターンエンド。(対戦後に盾を見たら《CRYMAX ジャオウガ》2枚と《BAKUOOON・ミッツァイル》1枚、全部盾に落ちてました)

 はるる選手、《天災 デドダム》プレイ。

 《天災 デドダム》から手札に加えた《流星のガイアッシュ・カイザー》プレイ。残りの山札は1枚でマナは十分。

 はるる選手の山札は残り1枚・・・・《神の試練》は・・・・・

 無し。セーフ・・・・・・

 ◆ドラ焼き1-1


R3.【メタジャオウガ】(キリハ選手)

 ここまで近くで対戦していたので、使用デッキは知っていました。散々練習してきた対面だったので流れは良いなぁと思いながらゲームに入ります。

 じゃんけんに勝って先攻。初手は・・・・うん。これで負けたら調整仲間に顔向けできないっていう感じです。

 初手で《イデア・パラドックス》を埋めるかだけ択になっていて、先2《地龍神の魔陣》、4ターン目に《龍素記号 wD サイクルペディア》でもう1度《地龍神の魔陣》をすればゲームを作れるハンドだったので初手では《イデア・パラドックス》をチャージ。

 こちらの《地龍神の魔陣》の返しに《星空に浮かぶニンギョ》。まあ3パスになるけど良い。

 キリハ選手が3ターン目に《とこしえの超人》を召喚し、そのままムゲンクライムを宣言。因みに《闇参謀グラン・ギニョール》を出されてそのまま殴られまくると負けルートに入るので冷や汗でしたが・・・

 出てきたのは《罪無 ウォダラ垓》。

 後は練習通り詰め切って勝ち。

 ◆ドラ焼き2-1

 お昼休憩があったので軽くコンビニで済ませ、のすけ選手と喋りながら時間を潰しました。

のすけ選手は3-0、自分は2-1と【5c万軍投】でオリジナルへの弾みを付けれたのは良かったですね。

予選ラウンド4~6

R4.【青黒サガループ】(ミノミー選手)

 アドバンスで負け発進だったものの2-1で折り返し、何とか踏みとどまれてました。オリジナルの使用は【火単我我我】なので・・・【4c邪王門】には当たっちゃいけない。

 というところでミノミー選手と対峙。ミノミー選手は【青魔導具】の名手として知られている一方で、2022年下半期では【4c邪王門】でポイントを稼いでいたので対戦前から気持ちが重かったです。

 本戦で当たるくらいなら一本勝負の予選で当たった方がまだ勝機はある、そういう風に言い聞かせて配信卓に座りました。

 デッキチェック明けでデッキの同名カードが固まっていたので入念にシャッフルを行い、じゃんけんの結果は先攻。

 初手を見ると・・・

 《凶戦士ブレイズ・クロー》、《カンゴク入道》。ええやん。

 行ってこい、ブレイズクロー。


 その後は配信卓で映った通り。ミノミー選手のデッキは【青黒サガ】で、3ターン目にトップした《コッコ・武・ルピア》を軸に良いスタートを切りました。

 ドラ焼き3-1


R5.【火単我我我】(のすけ選手)

 ここでお前か・・・

 【火単我我我】はそのデッキの性質上出来るだけ先攻が欲しいです。ここで負けた側はたとえ本戦に勝ち上がれたとしてもその後の戦いは厳しくなる、そういう話は置いておいて、それ以上に・・・ここでお前か・・・。

 のすけ選手は1ターン目に《クミタテ・チュリス》、2ターン目に《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》で3ターン目はパス。ハンドが詰まっているようです。

 こっちは《クミタテ・チュリス》、《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》から1+1+《”罰怒”ブランド》。ジャスキル通しに行くも1点目で《斬斬人形コダマンマGS》。

 正直1点目ならラッキー。それ以上殴らずにエンド。


 のすけ選手は返しに《カンゴク入道》+《我我我ガイアール・ブランド》。2点目でコダマンマGS踏ませて勝ち。

 ドラ焼き4-1


R6.【青黒サガループ】(目黒片倉ドラゴン選手)

 ここまで5-0全勝の目黒片倉ドラゴン選手とマッチング。

オポ的に負けても予選上がりは出来そうですが、この世に負けても良い試合は存在しません。0-1からサブマリンで上がるか、負けて4-2で上がるかはオポネントの問題だけでなく、その日の流れを掴めるかに関わっています。

 そして試合内容は、

 先攻《カンゴク入道》→《コッコ・武・ルピア》。

相手のデッキに《「敬虔なる警官」》が無いことは5回戦のフィーチャーから推測できたので《終末の時計 ザ・クロック》以外どこで何踏んでも勝ちにしつつ殴って勝ち。

 良し。

 5-1でサブマリン成功。4位で予選上がり。

決勝トーナメント

ベスト8.【メタジャオウガ】(がらがらどん選手)

 ええーーーーー・・・・・

 なんで・・・よりにもよって《キャディ・ビートル》と《ベイB セガーレ》が沢山入っている当たりたくないデッキとここでやらないといけないの・・・

 しかも予選でボコボコにされたがらがらどん選手で、しかも予選6回戦ではのすけ選手を最初の2点目で《闇参謀グラン・ギニョール》を踏ませて上がってきてるってもうこのまま美味しく頂かれちゃう感じやん・・・

 と文句がこぼれそうなくらいには嫌な当たり方でしたが、本戦からは順位先攻もあります。アドバンスでの借りを返せる、それくらいの気持ちでゲームに臨みます。

 プレイの方針としては《キャディ・ビートル》は出てくる前提で、基本的には最初の3点までの《闇参謀グラン・ギニョール》は割り切ります。《キャディ・ビートル》がいる状態ではこちらは小型で刻むしかなく、そのプランを通すには強気に殴ることは必須です。

 状況を見て、2点までの《闇参謀グラン・ギニョール》を割り切るところまで持っていければ御の字やなあくらいの考えで席に着きました。あと《キャディ・ビートル》を引かれなければラッキーかな。

 1本目は、《キャディ・ビートル》を2枚出されたことで1体目の《キャディ・ビートル》を殴り返し要員として使われ、小型ビートのプランは通りませんでした。

ただ、負け先をもらった2本目は《キャディ・ビートル》を出された上で《闇参謀グラン・ギニョール》を踏みつつも何とか勝利。

 3本目はこのマッチアップ初めての後攻となるので、ますます早めに踏む《闇参謀グラン・ギニョール》はどうやっても無理そうだなあと思いながらデッキをシャッフルしてました。

 そんな運命の3本目、がらがらどん選手が手札事故に見舞われ、《天災 デドダム》1枚以外、自然単色のみをマナチャージしている状況になっていました。《極楽鳥》も引けてないためリソースカードにアクセス出来ません。

ただ、3本目もしっかり《キャディ・ビートル》は出されました。

3本全てちゃんと出されてしんどいが、3本目は《幻緑の双月》→《キャディ・ビートル》だったのでリソースはカツカツ。

 頼みの綱は《キユリのASMラジオ》のはずなのでそれを《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》でシャット。1、2本目は序盤からガンガン攻めていましたが、3本目は相手のマナチャージを確認しつつ溜めつつ付ける展開になりました。

 相手が《CRYMAX ジャオウガ》に一歩届かないタイミングまで溜めた上で盤面のクリーチャーで畳掛け、盤面処理を強要しました。何事もなければ手札にキープしていた《グレイト ”S-駆”》でジャスキルを組めます。

 相手が丁寧に盤面処理をしてきた返しに引いたのが

 お互いが盤面を取り合う展開だったことでお互いに墓地が溜まっており、《コッコ・武・ルピア》+1コスト+《”罰怒”ブランド》で、相手の《キャディ・ビートル》をどかしつつ受けきれない打点を形成して勝利。


準決勝.【アナサイクルペディア】(みれう選手)

 《とこしえの超人》+《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》+《龍素記号 wD サイクルペディア》+強力な呪文ギミック、というパッケージは自分もアドバンスで使用しており、オリジナルでも形に出来ないかと検証していました。

 みれう選手の使用するデッキもそういうタイプのデッキで、練習段階で先攻の【火単我我我】はどうやっても無理だと思っていたので比較的リラックスして試合に臨めました。多分2-1で問題なく勝つだろうな、という気持ちです。

 ただ・・・・配信卓でも映った通り、3本目はトリガーを踏みまくってギリギリの勝負になったことは自分でも驚きました。

 日本一決定戦2019の時にはNJ選手のラスト盾から形成逆転されてしまったので、その時の記憶がフラッシュバックしてましたね・・・いや、本当にラストの盾から何も踏まなくて良かったです。

 何はともあれ6月に開催された日本一決定戦では行けなかった決勝に駒を進めることが出来ました。


決勝戦.【アナサガ】(けっしー選手)

 決勝戦の様子はデュエチューブの切り抜きやテキストカバレージで既に上がっているので試合の様子はそちらで確認していただきたいです。

 分岐があったのは2本目と3本目でした。

 2本目、相手のマナが次7で《CRYMAX ジャオウガ》を出されるかもしれない状況で、自分は《コッコ・武・ルピア》でそのリーサルを消すか《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》で相手のサガループを阻止するかの択が存在しました。

 けっしーさんの1,2ターン目のマナ置きが《生命と大地と轟破の決断》、《CRYMAX ジャオウガ》、そして《悪魔妖精ベラドンナ》をプレイというものだったので《CRYMAX ジャオウガ》は色を作るために置いたのでしょう。

 ただ、これだけの情報で手札に《CRYMAX ジャオウガ》が無いと考えるのは早計だとその場では判断しました。また、それらのマナチャージでの間の取り方やその後のマナ置きで手札が透けることも無かったです。

 先攻なら《絶望神サガ》をマナチャージしてでも《CRYMAX ジャオウガ》での決着を目指すし、2枚目の《CRYMAX ジャオウガ》を持っていると考えて《コッコ・武・ルピア》での盤面処理を選びました。

 3本目の分岐は先攻2ターン目に《我我我ガイアール・ブランド》を2枚キープするか、《我我我ガイアール・ブランド》+《グレイト ”S-駆”》のキープにするかという部分でした。ただ、その場合は先攻2ターン目の終了時に《我我我ガイアール・ブランド》を2枚だけを抱えた状態でエンド時の《カンゴク入道》による盾回収効果の処理に入ります。

 たしかに《カンゴク入道》、及びターン始めのドローで1マナのカードを拾うことが出来ればほぼ確定で勝つことが出来ますが、逆に拾えないと負け筋にもなり得ます。《”罰怒”ブランド》なら同時持ちしても強いんですけどね・・・

 次のターンの《クミタテ・チュリス》による1点込みで、これから合計4枚のカードを公開領域とすることが出来ることを考えた上で、目の前の2枚の中に14枚採用されているの1コストカードがあることではなくて、もう1ターン先の4枚の中に11枚採用されているSAカードがあることに賭けました。

 あとはバウンス系のトリガーを踏まなければ勝てちゃいますし、悪くない選択だったと思います。

 結局最後に来てくれたのは本当は解答になっていなかった12枚目のSA、《”逆悪襲”ブランド》でした。

おわりに

 以上が、最強位決定戦のレポートでした。

自分にとって念願の初タイトル、素直に嬉しく思います。

今回の最強位決定戦では普段一緒に練習している人たちに加えて、のすけ選手をはじめとする関東の人たちにも調整を手伝っていただきました。

 振り返ってみると、今回の最強位決定戦に向けていつも通り大型大会への準備を進めることが出来たことは大きかったと思います。

 デッキ選択だけでなく、日頃から自分のアイデアを形にして、それの長所や短所を洗い出すことが出来ていたからこそ、見慣れないデッキと当たってもプレイの方針がブレなかったのだと思います。

 サイクルペディアデッキ、バウンストリガー+サガループのデッキ共に、自分が調整過程で検証を済ませていたデッキだったため、何をされたら嫌なのかは把握出来ていたと思います。

 改めてになりますが、自分が最強位を制することが出来たのはひとえに皆の支えがあったからですし、調整に付き合ってくださった方だけでなく、今まで関わってくれた全ての方たちに今一度感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

 これからも、ガチまとめでの執筆活動は続けていきたい所存ですし、プレイヤーや発信者としてももっと力を付けられるように努力して参りますので、今後とも応援よろしくお願い致します。


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