じゃああなたはダイナモとかワールドアイドルの種族冠詞思いつくんですか
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、デュエナマイトパック。デッキを光らせたい人には朗報かと思われます。
前身となる超刺激パックに限らず、どこのTCGでも「コレクター向けのパック」の存在についてはけっこう試行錯誤があるようですが、根強いファンの多い施策だけに今回は上手くいくといいですね。
個人的には、再録枠の「ただ文字が金箔なだけのカード」が大量に市場に出回って過去の500円くらいのカードに価格破壊が起きてほしいんですが……まあ、あんまり期待してません。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断》
【 呪文 】
文明 光/水/闇/火/自然 / コスト5
■次の中から2回選ぶ。（同じものを選んでもよい）自分のエレメントにすべての文明が揃っていれば、かわりにすべてを1回ずつ使ってもよい。
►自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
►カードを2枚引く。
►相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
►相手のコスト6以下のエレメントを1つ選び、破壊する。
►自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
というわけで、今回のテーマは《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》。
《 悪魔世界ワルドバロム 》をモチーフにした5色のパーフェクト呪文であり、バトルゾーンに合計5色のカードがあるとその真価を発揮するという一枚ですね。
今回はこのカードを駆使して、フルスペックを発揮したうえで連打していくという夢を見ていこうと思います。
というわけで、この世で最もバトルゾーンに用意しやすい5色のカードです。
厳密に言えば《 虹速 ザ・ヴェルデ 》とか《 アイアンラビットンボ 》が優越する気もするんですが、今回は彼らをいったん見なかったことにすることで無事《 超越男 》がナンバーワンとなりました。よかったですね。
とりあえずこれを用意しておくだけでだいたい《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》がフルスペックになるといっても過言ではない（過言です）ので、今度はなんとかして《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》をいっぱい使う手段を考えたいですね。
ただ踏み倒すのではなくさらにプラスアルファを期待するとなれば……
《 魔誕の猛将ダイダロス 》で《 文藍月 Drache der'Zen 》を確定ヨビニオンしてすぐハイパー化して殴ることで、2回踏み倒すのがいいでしょう。
このセットはすでに各所で語られていますが、手札から踏み倒せるこのギミックと文明の関係で手札から使いにくい《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》 との相性は抜群。《 超越男 》がいれば効果を10個も使えますし、いなくても合計4つ使えるならば相当やりたい放題できそうです。
……ただ、これだけでは正直間違いなく既到の領域。しかも、現状だと「《 魔誕の猛将ダイダロス 》がないと動き出せない」「《 超越男 》が現状5色を用意するためにしか使われない」という問題を抱えています。
何かこう……《 超越男 》をそれっぽく活かしたうえで、さらにこの《 文藍月 Drache der'Zen 》を安定して運用する手段はないのでしょうか？
ニンジャ・ストライクで出す《 超越男 》自身にもヨビニオンを持たせて《 文藍月 Drache der'Zen 》を出せるようにすればいいのでは？
そう。《 魔誕の騎士ザガーン 》を採用することで直接《 文藍月 Drache der'Zen 》を用意しやすくなるだけでなく、後続のヨビニオン化により《 文藍月 Drache der'Zen 》がガンガン並ぶようになるのです。
この手の呪文連続詠唱効果は複数体並べれば重複するという裁定が出ているので、それらをみんなハイパー化させてしまえば《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》の効果使用回数は10個どころか15個や20個にまで膨れ上がるはず！実際は山札切れるから途中でハンデスと破壊しかやらなくなるけど！
これはデッキを組んでみるしかありませんね。
というわけで、完成したデッキがこちらです。
凄まじく汚いデッキレシピになりましたが、なんとか仕上がりました。
とりあえず《 文藍月 Drache der'Zen 》から踏み倒せる追加の呪文として、《 禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ 》を採用。序盤にマナに送った5マナ生物を踏み倒しつつバトルもできるので、一気に展開と盤面処理が進みます。
また、一度フルスペックの《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》が使えると手札がえらいことになるので、そこからピン積みの《 音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ 》や《 轟く革命 レッドギラゾーン 》にチェンジしたり《 ♪立ち上がる悪魔に天使 堕ちるかな 》でロックしたりもできますね。
あと、初動が盾を減らす系なのは《 超越男 》のS・バック狙いだったりもします。これ以外に《 超越男 》が活きているかと言われるとアレなんですが、なんとか形になってよかったです。
……ちなみに、《 超越男 》を抜いて《 アイアンラビットンボ 》にしておくと《 禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ 》をアタック・チャンスで使ってのさらなる展開とかも可能になります。
こうなると、《 超越男 》を《 魔誕の騎士ザガーン 》ともども引っこ抜いてもうちょっと有意義な構築ができるんですが……それをやるにはちょっと余白が足りないので、各自やっていってください。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《 魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 》《 文藍月 Drache der'Zen 》《 超越男 》での検索結果は……！
『未踏』、達成……！
ちなみに《 超越男 》を《 アイアンラビットンボ 》に差し替えた研究成果は1件存在し、そちらはダイダロス＆Dracheに加えて水文明の絡むディスペクターの「秘伝」呪文をフル投入し、そちらでも爆アドを狙う……という夢に満ちた構成でした。
あと、この構成なら《 クック・ポロッチ＆ドラッケン/スクランブル・チャージャー 》がDracheを加速しつつ《 禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ 》で踏み倒せるSA打点を用意できる……というスーパーカードに化けるのも美しいですね。
ラビットンボともなかよく
というわけで、夢を見ていました。
「5色と言えば《 超越男 》」という安易な発想でスタートしたデッキでしたが、なんかむしろ《 超越男 》以外の5色カードの可能性を感じる結果になりましたね……！
ここまで大々的な5色バロムプッシュがあった以上、もう少しくらい5色サポート登場の機運がありそうですので、これに限らずもうちょっと弄ってみたくなりましたね。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。
前回はこちら
