ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします
お相手は僕、ばにら所長と
モカでお送りいたします
記事の後半では、宿題としてクイズを出題!
最後まで、ごゆっくりお楽しみください
前回の答え合わせ
というわけで答え合わせだね
さくさくいっちゃおう、前回の問題はこれ!
「『山札をシャッフルする』効果を持つコモンが通常弾に収録されたのは、いつが最後?」
- エピソード3
- ドラゴン・サーガ
- 革命
- 新章
正解は
1. エピソード3 !!
まってなんでバレたの!?
この手の設問は「えっそんな古いの!?意外~!!」って思わせるために、一番古い選択肢が正解になるから
雑なメタ読み!!
他に「世界で一番重い○○は何kg?」とか、「最も少ない△△の人口は何人?」とか、数字を比べる雑学クイズはこの傾向が強いね
ええいやめろやめろ!!
逆に学力テストなんかだと、紛らわしい選択肢で惑わせたいから中間に正解が用意されがちだね
受験生らしい情報が出てきた
だろ
というわけで、シャッフル効果を含むコモンが最後に通常セットに入ったのは、エピソード3が正解!
E3の1弾『レイジVSゴッド』の《五郎丸コミュニケーション》が最後のはず
エピソード3ってジョー君のパパが小学生の頃だよね?
「うちの両親が子供の頃」みたいな言い回しすんな!
正解を言い当てといてなんだけど、ずいぶん長いこと作られてないんだね
といっても、上位のレアリティや特殊セットでは今もどんどん登場してるよ
そっか、あくまで通常セットのコモンに限った話だったね
ところでこの《五郎丸コミュニケーション》、一つ謎があって
ほう
コイツの名前は《 五朗丸 》のはずなんだよ
ただの誤字だろ!許してやれよ!
恐竜が街にやってきた
という流れから、本日は自然のクリーチャーを扱ってまいります
最近アレだよね、各文明を均等に扱おうとしてるよね
や、連載開始からしばらく、光単色カードをまるっきり取り扱ってなかったことに気付いて……意識していこうかなと
ああ、15回目が初の光だったね……
というわけで今回はこちら!
《青銅目 ブロンズザウルス》
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
ふむふむ、出た時にマナ加速するドラゴンなのね
名前の通り、効果だけ見れば《青銅の鎧》と同じだね
ただ、こっちは5マナだよね?5マナドラゴンの仕事にしては寂しくない?
だいぶ寂しいね……というか5マナのマナ加速クリーチャーなら、2色クリーチャーサイクルっていう優等生がいるからねえ
自然単色って点だとS・トリガー持ちの《霊騎アウリエス》が、ドラゴンって点だと革命チェンジ持ちの《二族 ンババ》なんかもいるしなあ
《ンババ》、パワーも500しか違わないし《ブロンズザウルス》に何の恨みが
登場時期もそんなに変わらないしね
ひどい
ブロンズザウルス先頭に
けど、ぼかぁ《青銅目 ブロンズザウルス》について語りたいんですよ
……いかに弱いか?
違う!
……いかに不遇か?
あんま変わってない!
こいつさ、ジュラシック・コマンド・ドラゴンじゃん
そうね
ジュラシック・コマンド・ドラゴンの中でも数少ない、恐竜型のフォルムなんだよこいつ
ん?ジュラシック・コマンド・ドラゴンってそもそも恐竜型の種族じゃないの?
ジュラシック・コマンド・ドラゴンの顔見世として登場した《帝王類増殖目 トリプレックス》の時はそう思ってたんだけどねえ
モン〇ン的なアレンジされた恐竜だよね
ところが通常セット『龍解ガイギンガ』を開けてびっくりですよ
《連鎖類大翼目 プテラトックス》、かっこいいし能力もおもしろいけど、確かにプテラノドンっぽくはないね……
《節食類怪集目 アラクネザウラ》に至っては恐竜でもドラゴンでもない外見だからね
ドラゴン・サーガとはいったい……
プテラノドンもマンモスもサーベルタイガーも恐竜じゃないってずっと言ってるのに!
(急にサーベルタイガーとか言い出したけど、きっとまた昔の特撮ネタだろう)
その後も、背景ストーリーではサソリス&デッドマン、アニメではサソリ&ギョウの担当種族になったこともあって、どうにも恐竜らしい外見には恵まれなかったのよ
確かに、どっちかというと有毒生物モチーフの方が強い感じだね
そんな中で登場した《青銅目 ブロンズザウルス》! キャーカッコイイーーー!!!
きっつ
素で突っ込むのやめて
こうね、やっぱり肉食恐竜のフォルムって頭が大きくて前肢が小さいアンバランスさが魅力であって、だからこそ大きな顎が最大の武器である説得力と迫力が生まれるわけじゃないですか。一方でデュエル・マスターズにおける本来のドラゴン、こと最初のドラゴンたるアーマード・ドラゴンは武器を扱える性質上、むしろ前肢が発達する傾向にあったわけですよ。これは肉食恐竜のフォルムとは真逆の傾向であり、だからこそ恐竜モチーフたるジュラシック・コマンド・ドラゴンにはデュエマのドラゴンが持つイメージを覆してほしかったわけなんですが、有毒モチーフを抜きにしても多くのジュラシック・コマンド・ドラゴンが前肢の大きいいわば”普通の”ドラゴンの体型を持っていたわけですよ。もちろんこれはこれで格好良いんですが、やはり恐竜モチーフに期待していたものとはちょっと異なっていて、失礼な言い方をすれば物足りなさも覚えていたんですね。そんな中に登場した燦然と輝く綺羅星のような存在こそが《青銅目 ブロンズザウルス》でして、クリーチャーとしてのスペックは冒頭でも述べたように淡白そのものであってお世辞にも褒められたものではないんですけれども、巨大な顎に小さく退化した前肢、これこそ求めていた恐竜型クリーチャーだ!って歓喜したわけですよ。これは非常に細かい要素なんですが、前肢の指がやや内向きについているのもアーティストさんが分かってらっしゃる流石ポイントでして、
↑読まなくていいです
東名潜ってバイパス抜けて
《青銅目 ブロンズザウルス》、スペック面はたしかにちょっと物足りないんだけどさ、こういうカードデザインは大事だと思うんだよね
というと?
出たとき効果しか持ってないってことは、出した後は単なる1打点じゃん?
あっバーチャルバニラだね!マローが言ってた!
そう!出たとき効果を使った後は能力なし=バニラになるクリーチャーを、「バーチャルバニラ」または「実質バニラ」って言うんだ
マジック:ザ・ギャザリングの開発部用語だね
スピードアタッカーも出したターンしか意味ないから、実質バーチャルバニラだね
ばにらおじさんがバニラの話してるのややこしいな
そんなバーチャルバニラ、ゲームを必要以上にごちゃつかせないために大切なデザインなのよ
確かにおじさんリモート対戦してると、いつも「今どれとどれブロッカーです?」botになってるもんね
常在能力、特に味方に能力を与えるやつが並ぶと盤面の把握が複雑になるからねえ
気持ちは分かるけど、半分はおじさんがボケてきたのでは……
おいばかやめろ!
あ!今の話で繋がったわ
何が?
タマシードって、バーチャルバニラの発展形としてデザインされてるんじゃない?
出たとき効果だけ発揮して、その後は打点にもならない・ってことか
そうそう!実際、そんなデュエマ慣れてない私でも、ややこしいって印象なかったしね
確かに。バニラに近いカードでも、デザインの余白はいっぱいあるのかもしれないねえ
……
宿題!!!
お、来たな?
「開発用語で『キッチンシンク/流し台』って何?」
- 破壊された・離れたとき効果を持つクリーチャー
- その文明の基本的な効果だけを持つ呪文
- 複数のキーワード能力を持つクリーチャー
- 限定的な場面でのみ働く能力を持つクリーチャー
もちろんだけど、マジック:ザ・ギャザリングの開発用語だね?
そう
よし、だったら分かる気がするぞ
読者のみなさんも考えてみてね!今回については調べてみても面白いかも?
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回は《青銅目 ブロンズザウルス》をお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてね!
今回の宿題、「 開発用語で『キッチンシンク/流し台』って何? 」
- 破壊された・離れたとき効果を持つクリーチャー
- その文明の基本的な効果だけを持つ呪文
- 複数のキーワード能力を持つクリーチャー
- 限定的な場面でのみ働く能力を持つクリーチャー
の答えも大募集だ!
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恐竜モチーフが好きなら、おじさん《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》見たらテンション上がりすぎて倒れない?
もう既に好きすぎてイラストランキングにノミネートしてた
企画の私物化じゃねーか!!
来週土曜につづく!