【デュエマコラム】2023年を振り返ってみよう

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【デュエマコラム】2023年を振り返ってみよう

 こんにちは、神結です。

 いよいよ年末です。皆様、今年はどんな1年だったでしょうか?

 2022年内になんとかコロナ期の清算も済みまして、今年はかなりアクセルを踏み込める年だったなと感じています。私も振り返ってみたんですが、今年の思い出はほぼ全てデュエル・マスターズに埋め尽くされました。

 そんなわけで今回は改めて2023年の出来事を振り返っていき、2024年に向けた弾みとしていきましょう!

目次

2023年を振り返ってみよう!

1月 

主な出来事・《天災 デドダム》などの神アート化が決定・ウェディング様、満を持して登場(デュエプレ)

 年明けは比較的穏やかでした。

 前年12月中旬頃に発売された『轟炎の竜皇』関連のカードで遊んでいたり、或いは何故か急に《天災 デドダム》が欲しくなった、といったところでした。記憶があやふやだったんですけど、ちょうどこの頃デドダムを切らしていたような気がしていたんですよね。

 またもう1つの世界のデュエマであるデュエプレさんの方では、ストーリーには登場していた《「祝」の頂 ウェディング》様が、スキン化して登場します。

 そのビジュアルの良さやストーリー上の扱いなどもあってか、今ではすっかりデュエプレを代表するキャラクターとなったウェディングさん。

 そしてこれはウェディングに限らないのですが、カノンやQEDちゃんなど、2023年は次々と美少女キャラが増えた年でもあったような気がします。

 このためXではデュエプレキャラや金トレの《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》ちゃんなどのイラストが日夜TLを賑わせてくれるようになったのですが、2023年は特に火の付いた年だったように思いますね。

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / ドレミ団 / 革命軍 / 文明 光/水 / パワー7000 / コスト7

■革命チェンジ:光または水のドラゴン(自分の光または水のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない。

────────────呪文────────────
カード名:「未来から来る、だからミラクル」
文明:光/水
コスト:6マナ
■カードを3枚引く。その後、コスト5以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

 ちなみに過去のポストを漁ってみたところ、私の2023年の目標は「第一に健全で安定した生活リズムの構築、第二に仕事の充実と進捗管理の上達によってCSに行く回数を増やす」とのことでした。

 このうちキッチリ守れたのは「CSに行く回数を増やす」の部分だけだったような気がします。

 

2月

主な出来事
・『闇のキリフダたち』、発売されてしまう

 2月はヒーローズ・ダークサイド・パックと称した『闇のキリフダたち』が発売されます。

 発売されてしまいます。

 2023年のデュエマを語る上では避けて通れない《絶望神サガ》が収録されたパックです。

 まぁサガの話は後ろに回すとしても、この弾はかなり凄いです。

 例えば、今期活躍を見せた【黒単アビス】で主軸を務める《漆黒の深淵 ジャシン帝》。

【 タマシード/クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / ACE / 文明 闇 / パワー8000 / コスト3

■W・ブレイカー
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、自分の墓地にあるカードの枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャー1体またはタマシードを1枚、破壊する。
■自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■このクリーチャーが攻撃する時、コスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。

 【赤黒バイク】のメインアタッカーとなっている《禁断の轟速 ブラックゾーン》に、《絶速 ザ・ヒート》、《ドキンダムの禁炎霊》。

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / S級侵略者 / 文明 闇/火 / パワー12000 / コスト7

■進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト4

■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、墓地から手札に戻してもよい。

【 タマシード 】
種族 ソニック・コマンド / レクスターズ / 文明 闇/火 / コスト4

■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コスト4以下のソニック・コマンドを1枚、自分の墓地から出す

 【5cコントロール】を大きく変えた《ブレイン・スラッシュ》。

【 呪文 】
文明 水/闇 / コスト6

■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。自分のクリーチャーまたはタマシードの中に水と闇があれば、かわりに両方選んでもよい。
▶カードを3枚引き、その後、1枚捨てる。
▶コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

 【青黒魔導具】のデッキコンセプトそのものでもある《堕∞魔 ヴォゲンム》。

【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 魔導具 / 文明 闇 / パワー13000 / コスト4

■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から13枚を墓地に置く。

 そして同じく魔導具系統のカードで、【青魔導具】【青黒魔導具】いずれのデッキをも環境最上位へと押し上げることになった、2023年のTOP5カードにもなりそうな《凶鬼98号 ガシャゴン // 堕呪 ブラッドゥ》。

【 ツインパクトカード 】
種族 マフィ・ギャング / 魔導具 / 文明 水/闇 / パワー5000 / コスト3

■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■このクリーチャーが攻撃する時またはブロックした時、自分の手札を1枚捨てる。

────────────呪文────────────
カード名:堕呪 ブラッドゥ
文明:水
コスト:2マナ
種族:魔導具
■プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。
■カードを1枚引く。

 また最近アドバンスで活躍を見せる【デイガドルマゲドン】を成立させている《魔光神官ルドルフ・アルカディア》。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / ダークロード / ナイト / 文明 光/闇 / パワー6000 / コスト5

■G・ストライク
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。その後、このクリーチャーから進化できるコスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの上に置いてもよい。

 他にも《電磁魔天イエス・ザナドゥ》や《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》など、活躍したカードが山ほどあります。

 うん、だいぶ強すぎないかこの弾?

 そんなわけでオリジナルは勿論、アドバンスにも多大すぎる影響を与えた闇のキリフダのカードたちは、2023年のデュエマの主役となっていきます。

3月

主な出来事
・最強位決定戦開催
・サガ様、すんごい
・新殿堂発表
・メイ様、すんごい(デュエプレ)

 3月は全国大会に近しい位置付けの「最強位決定戦」が開催されました。

 この時の主役はもちろん《絶望神サガ》。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 水/闇 / パワー3000 / コスト3

■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジンを1体、自分の墓地から出してもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。

 当時は《超神星DOOM・ドラゲリオン》+《一なる部隊 イワシン》《水上第九院 シャコガイル》を使った構築が一般的で、後に【DOOMサガ】なんて呼ばれるようになります。

 そんな訳で最強位決定戦はサガの上位進出が目立った大会でしたが、【青魔導具】なども対抗。最終的には◆ドラ焼き選手の【赤単我我我】が優勝を飾ることになります。

 更に3月には殿堂発表も行われ、発売後僅か数週間の《絶望神サガ》の行く末に注目が集まりました。結果は殿堂回避となった一方で、サガのライバルにもなった【青魔導具】の《ガル・ラガンザーク》などが新殿堂に。

 一体これから半年間、どういう環境になるんだろう? そんな不安を覚えた日でもありました。

 ちなみにもう1つの世界のデュエマでは《眠りの森のメイ様》が登場。「変身」のようなギミックを取り入れることで、《お目覚めメイ様》と併せたループ覚醒持ちのようなカードとして実装されました。

 アイデアとデザイン自体は個人的にもかなり好きだったのですが、如何せん2ターン目に出てくる《眠りの森のメイ様》は恐ろしく凶悪でした。

 言ってしまえば2ターン目に出てくる大番長みたいなもので、先攻で通ったときのリソース差は凄まじいことに。汎用性も高いことから、《母なる大地》と合わせて緑の入ってるデッキにはだいたい採用されることになりました。

4月

主な出来事
・DMGP2023-1st開催
・アビスレボリューション第1弾『双竜戦記』発売

 4月はGPの季節で、2023年春GPは2day開催されました。

 最強位以降の流れを受けて、サガが圧倒するのではという予想もありましたが、アドバンスの優勝はすずの音選手の【ラッカライオネル】というやや予想外のデッキに。

 《「正義星帝」 <ライlazy>》絡みの展開力や、《単騎連射 マグナム》《奇天烈 シャッフ》がアドバンスのデッキに対して有効に働き、また《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》というメタカードの活躍もあり、決勝で見事にサガを討ち取っての戴冠となりました。

 一方でオリジナルはというと、サガ包囲網が強烈で、TOP8にサガが0人という予想外の展開に。

 決勝は【赤単我我我】vs【青魔導具】という対サガ筆頭格同士の対決となりましたが、いっぺこ選手の【赤単我我我】が上回り、見事に優勝を果たしました。

 その翌週にはアビス・レボリューション第1弾「双竜戦記」が発売。種族って革命なんだ! をキャッチフレーズに、それぞれの文明で、特定の種族がフォーカスされることになります。

 新能力である「メクレイド」「S・トリガー・プラス」も登場し、山札操作や記憶は勿論、トリガーケアの方法も煩雑になったことで「もしかして今年のデュエマってめちゃめちゃムズいのかも」という感想を抱いた記憶があります。

5月

主な出来事
・アビスのスタートデッキが発売
・【青黒ダンタルサガ】完全体になる
・デュエマファンフェスティバル2023が開催される

 GPも終わってやや小休止の5月……の筈でしたが、競技環境には幾つかの大きな変化がありました。

 まずはGW中に《ボン・キゴマイム // ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》入りの【アナカラージャオウガ】が登場。

【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・マーフォーク / マジック・ソング / 文明 水 / パワー4000 / コスト3

種族:マジック・マーフォーク
■相手のクリーチャーが出た時、このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。そのクリーチャーがコストを支払わずに出ていたら、カードを1枚引いてもよい。

────────────呪文────────────
カード名:♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり
文明:水
コスト:2マナ
種族:マジック・ソング
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、その数字と同じコストの相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。

 特にボンキゴは2023年を代表するカードの1枚になりましたね。

 またアビスのスタートデッキである『深淵の邪襲』が発売。

 このデッキのお陰でアビスのカードは相当揃えやすくなり、その恩恵は後のジュニアグランプリで感じることになりました。アビス、子ども達に大人気です。

 その上での話にはなりますが、このデッキで登場した《ドアノッカ=ノアドッカ //「…開けるか?」》は、【青黒ダンタルサガ】を大きくアッパーします。

【 ツインパクトカード 】
種族 アビスロイヤル / アビスへの誘い / 文明 闇 / パワー4000 / コスト7

種族:アビスロイヤル
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の能力を2回行う。
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

────────────呪文────────────
カード名:「…開けるか?」
文明:闇
コスト:2マナ
種族:アビスへの誘い
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。

 呪文の手撃ちで《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などにも対処しやすくなっただけでなく、楯から逆転要素が大きく向上することに。

 特にこれまで対サガを《U・S・A・BRELLA》でやってきた【赤単我我我】はシールドからこのカードをトリガーすると割と壊滅します。

 アナカラーのボンキゴ、そしてサガのドアノッカに挟まれることになった赤単は、約2年近く守り続けた環境の第一線から後退していくことになります。

 そして赤単に変わって、【赤緑アポロ】がアグロデッキの筆頭となっていくのです。

6月

主な出来事
・アビスレボリューション第2弾 『忍邪乱武』が発売
・メイ様、遂にナーフされた模様(デュエプレ)

 6月24日にアドレナリンパックと合わせてアビス・レボリューション第2弾 『忍邪乱武』が発売されます。

 通常限定の《一王二命三眼槍》、アドレナリン限定の《熱き侵略 レッドゾーンZ》がそれぞれ話題に。

 正直SRだと大きな活躍を見せたカードはなかったのですが、VR以下では《謀遠 テレスコ=テレス》を始め、《幻想と伝承の決断》やチャージャーサイクル、後に【赤青マジック】を支える《AQvibrato》や《歌舞音愛 ヒメカット // ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》などの有用カード多数収録されました。

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー5000+ / コスト5

■ブロッカー
■パワード・ブレイカー
■相手のターンのはじめに、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手が自身の手札を1枚捨てた時、自分はカードを1枚引いてもよい。
■手札が1枚もないプレイヤーひとりにつき、このクリーチャーのパワーを+5000する。

 また《終止の時計 ザ・ミュート》や《水雲の聖沌 5u170n》は新時代のトリガーとして活躍することにもなります。

 あとモチモチぬいぐるみでお馴染み《ガ:ナテハ》さんも、ここのカードですね。

 一方、もう一つのデュエマの世界では、自らの睡眠によって環境破壊を引き起こしていた《眠りの森のメイ様》が、遂にナーフされました。

 また《超次元ホワイトグリーン・ホール》も、TCGと比べるとかなり早いタイミングで殿堂入りすることになりました。

7月

主な出来事
・超CSⅤが開催される(新潟・大阪)
・ミノミー選手が神戸牛を獲得
・『ビクトリーBEST』が発売する

 2022年は7~8月に計4回開催された超CSでしたが、2023年は夏と冬に分けての開催となりました。

 そんな訳で夏の部が7/16と7/29にそれぞれ開催されました。場所は新潟と大阪。

 新潟はユウキング選手が【青黒サガ】で見事に優勝。

 その後『ビクトリーBEST』の発売を挟んだ大阪では、ブラックブレッド選手が《飛翔龍 5000VT》入りの【アナカラージャオウガ】で優勝。ミノミー選手が史上2人目となる神戸牛を獲得します。

 なおこの『ビクトリーBEST』も中々に凄いパックでした。

 まず環境デッキの一角として、【赤白サムライ】が成立。特に『魔覇革命』前には環境トップ座に君臨するほど、強力なデッキとなりました。

 また《「必然」の頂 リュウセイ //「オレの勝利だオフコース!」》というメタカードを1枚で対処出来るようなカードも登場。これもよく見掛けるカードとなりました。

【 ツインパクトカード 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / ジャイアント・ハンター / ゼニス / ジャイアント・スキル / 文明 火 / パワー12000 / コスト10

種族:レッド・コマンド・ドラゴン/ジャイアント・ハンター/ゼニス
■G・ストライク
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■各ターンに一度、自分がゲームに負ける時、かわりに自分のハンターを1つ破壊してもよい。

────────────呪文────────────
カード名:「オレの勝利だオフコース!」
文明:火
コスト:6マナ
種族:ジャイアント・スキル
■相手のクリーチャー1体につき、この呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■パワー4000以下のクリーチャーをすべて破壊する。

 低レアリティにも《サーイ=サイクル》や《ドミー=ゾー //「倒したいか?」》、《堕呪 ボックドゥ》に《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》などのカードが登場。

 《「勝利」の頂カイザー「刃鬼」》という刃鬼の新たな姿も見えましたが、その上で《飛翔龍 5000VT》と《邪幽 ジャガイスト》の衝撃は大きかったですね。

 《飛翔龍 5000VT》については、このカードも今年のTOP5カードの1枚と言っていいのではないでしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー12000 / コスト8

■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ジャストダイバー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。次の相手のターン中、相手はパワー5000以下のクリーチャーを出せない。

 特にオリジナル環境では、このカードを巡るやり取りが今年後半のデュエマそのものだったと言って良かったかもしれません。

 《邪幽 ジャガイスト》も異次元の展開力を発揮し、【赤黒アビス】や【黒緑アビス】といったデッキの主軸となっていきます。

【 クリーチャー 】
種族 アビスドラゴン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト5

■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうしたら、アビス・メクレイド5する。
■各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時、そのクリーチャーのコスト以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。そのターン、そのアビスは相手プレイヤーを攻撃でき、そのターン中に攻撃したら、ターンの終わりに山札の下に置く。

8月

主な出来事
・新殿堂発表にて、サガ様がお休みになられる
・鬼丸「覇」が帰還
・「令和の米騒動」が話題に

 2月以降続いていたサガを軸とした環境でしたが、8月の殿堂をもってそれも終焉を迎えます。

 《絶望神サガ》様が、今後のデュエマを慮って相棒の《蝕王の晩餐》と共にお休みになられることを決断。なお、しれーっと《神の試練》も一緒に連れて行きました。

 また殿堂解除で言えば、一時期は「デュエル・マスターズ」という概念そのものとも言えた(?)《勝利宣言 鬼丸「覇」》が殿堂から帰還します。

 そんなわけで新環境ではさまざまなデッキが検証され、リストが洗練されていくという、いつもの殿堂直後の流れにはなりましたね。

9月

主な出来事
・アビスレボリューション第3弾 『魔覇革命』が発売
・デュエプレさんがドラゴンサーガに突入

 9月はかなり大きな変革がありました。

 2023年の通常弾で中では間違いなく最強のパックである『魔覇革命』が登場します。こちらは元より殿堂発表を兼ねた「戦略発表会」にて大々的に推されていたパックなだけあって、カードが軒並み強いです。

 まずORは勿論、SRも合わせて本当に全部強い。値段的な当たり外れはあるかもしれませんが、どのカードも実戦レベルの強さを持っています。

 中でも《アーテル・ゴルギーニ》と《五番龍 レイクポーチャー ParZero》は抜きん出ており、恐らく来年以降も継続的に使用されるカードとなるでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / スーパーカー・ドラゴン / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5

■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 水 / パワー8000 / コスト5

■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から6枚を見る。その中の2枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、自分の手札を1枚、相手に見せてもよい。そうしたら、その見せたカードと同じコストの相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。

 またレア以下のカードでも、《同期の妖精 // ド浮きの動悸》と《好詠音愛 クロカミ》はこの弾を語る上で外せないカードでしょう。

 この結果、【アナカラージャオウガ】や【青魔導具】のような従来のデッキが大きく姿を変えただけでなく、【黒緑アビス】や【赤青マジック】といった完全新規のデッキも環境入り。

 逆に従来の環境でトップ格にいた【赤白サムライ】なんかは、大きく後退せざるを得ませんでした。

 そういった意味でも、『魔覇革命』は発売前後で大きく環境を変えたパックでしたね。

 ちなみに大きく変わったの話で言えば、デュエプレ世界は遂にドラゴン・サーガに突入しました。

 《銀河大剣 ガイハート》はそのままの強さで、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》はナーフされつつもちゃんと大暴れしてくれました。

10月

主な出来事
・DMGP2023-2ndが開催
・『デュエキングMAX2023』が発売し、アドバンスにプレイヤーが戻る
・「ドラゴン娘になりたくないっ!」が放送開始

 10月は色々ありました。

 まず一番はDMGP2023-2ndの開催でしょう。約4000人近いプレイヤーが、愛知に集結しました。巨大な櫓は流石に壮観でした。

 環境は【アナカラージャオウガ】を軸に構成されましたが、【赤青マジック】や【黒緑アビス】といったデッキも順当に活躍。

 その中で大躍進したのが【青黒魔導具】でした。決勝では7th以来となるミラーマッチが実現します。

 そして複雑な【青黒魔導具】のミラーを制したmonokuro選手が、見事GP王者の名を手にしました。

 一方、新弾で言うと『デュエキングMAX2023』が発売。いつものデュエキングらしき過去の大会にフィーチャーされた内容ですが、主にアドバンスを大きく変えるパックとなりました。

 中でも、《邪帝斧 デッドアックス》と《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》は「なんか間違ったことが書いてあるんじゃないか」と思うくらいには強烈なカードになっています。

 加えて《支配の精霊ペルフェクト // ギャラクシー・チャージャー》や《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》といったカードたちも、順当な活躍を見せます。

 また《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ’22》や《完全水中要塞 アカシック3》のように、オリジナルで結果を残したカードもちゃんとあります。特に【アカシックフィオナ】は、久々のコテコテのソリティアデッキという感じがしますね(ちなみにサガはコントロールデッキです)。

【 ヒストリック・フィールド 】
文明 水 / コスト10

■自分は呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。

 その他、待望の裁きZの強化や《Dの天災 海底研究所》のような使いやすいカード、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》も登場し、新カードは軒並み強いパックだったと思います。

 そんな訳でアドバンスにもプレイヤーがチラホラ帰ってきて、CSの開催数も増えていきました。ありがたい話です。

 また全然別の話で言えば、YouTubeアニメ「ドラゴン娘になりたくないっ!」が放送開始しました。なんかずっとオロオロしている流星アーシュや、何かと頼りになりそうな真久間メガちゃんをアニメで楽しむことが出来ます。

11月

主な出来事
・さらばイマムー軍曹
・アドバンスの伝道師、爆誕する
・阪神タイガースさんが日本一に
・アーチー選手が開発部デッキ無改造でCS準優勝を達成
・QEDちゃん登場(デュエプレ)

 出会いがあれば別れもあるということで、11月をもってイマムー軍曹がデュエチューブ(というか、デュエマ担当)を卒業することになりました。

 直前に「イマムー軍曹の1日に密着」みたいな動画がデュエチューブで上がっていただけに、残念ではありますが……。

 競技環境的には大きな変化は少なかったと思いますが、話題になった話でいうとアーチー選手が開発部デッキ無改造でCS準優勝を達成した話でしょうか。

 詳しくはアーチーチャンネルを観ていただきたいのですが、《影速 ザ・トリッパー》の押し付けは勿論、個人的には《コッコ・武・ルピア》を使った対【青黒魔導具】の試合が好きすぎて、ちょくちょく動画を見返してます。

 またデュエプレ世界ではストーリーでのお披露目以降、何かと話題に上がっていたQEDちゃんがスキンで登場。そのポンコツっぷりもあってすっかり人気キャラとなり、今日もTLを賑わせています。

 あと阪神タイガースさん、おめでとうございます。

12月

主な出来事
・アビスレボリューション第4弾 『竜皇神爆輝』が発売
・ジュニアグランプリ2023が開催

 というわけで長かった1年もあっという間に12月です。

 今月の大きなイベントは、小学生以下限定大会であるジュニアグランプリ2023の開催でしょうか。

 とにかく、子どもたちは元気でした。半袖半ズボン、ホントにいるし。

 そして何より、ここにいる子たちは本当にみんなデュエマが好きなんですよね。

 試合が終わってすぐに相手とフリーを始めたり、そしてすっかり仲良くなったり、或いは負けが悔しくて泣きそうになったり、それを逆に励ましてもらったり、わからないところを教え合ったりと、デュエマの原風景を見た気がします。

 スポーツ選手とかがイベントで「子どもたちから元気をもらった」とか言ってるのを見たことある人も多いと思うんですけど、私はあれってずっと定型文的なものだと思ってたんですよね。

 でもね、実際会場にいるとなんか本当に元気を貰えるんですよね。私が比較的子どもたちが好きというのはあると思うんですが、あれって別に嘘じゃ無かったんだと実感しました。

 お世辞でも忖度でも何でもなく、会場にいるだけで心が浄化されていくようなイベントでしたし、また来年以降も開催して欲しいですね。

 そしてつい先日、年内最後の新弾となるアビスレボリューション第4弾 『竜皇神爆輝』が発売しました。

【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス / 文明 闇 / パワー25000 / コスト1

■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーはタップして出る。
■他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
■このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。

 流石に『魔覇革命』と比べると見劣りはしてしまいますが、【白黒メカ】や【青緑ジャイアント】といったデッキたちが上手く組めるようになったので、今後の活躍に期待したいところです。

おわりに

 というわけで今回は2023年の振り返りとなりました。

 今年を振り返ってみると、本当デュエマのことばかり考えてデュエマの記事ばかり書いて生活していたような気がします。気がするといか実際そうだったんですけどね。

 まーーーーー2024年もそうなるでしょう。

 そんなわけで読者の皆様、今年一年間ありがとうございました。

 また来年以降も、デュエマについてあれこれ書いていく日々が続くと思いますので、ぜひご贔屓いただけますと幸いです。

 というわけで、今回はここまで。

 また来年お会いしましょう!


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