【赤黒ドルマゲドン】赤黒ドルマゲの回し方、相性のいいカードが分かるデッキ解説記事!【構築考察】

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【赤黒ドルマゲドン】赤黒ドルマゲの回し方、相性のいいカードが分かるデッキ解説記事!【構築考察】

はじめに?

某日――

花屋さん「神結さんには今月是非とも【赤黒ドルマゲドン】の記事を書いていただきたくて……」

私「えっ、【赤黒ドルマゲドン】ですか?」

花屋さん「はい、よろしくお願いしま~す」

テーマってだいたいこんなノリで決まったり決まらなかったりするんですよ。

ハンドルネーム「花屋さん」こと、ガチまとめ編集長の川村です!神結さんに無茶振りをした結果・・・現時点で普通"ではない"記事の雰囲気に冷や汗がでてきました🤔

で、今回は本音を言うと、結構戸惑いました。

というのもデッキがどうこうというより、そもそもの前提にそれなりに深い理由があります。

実は今月の記事を書くに当たって、花屋さんから 「面白い記事を書いてください」「神結さんは真面目すぎる傾向があります」 みたいなとても有り難いアドバイスを頂戴している訳なんですね。

それで話は戻りますけど、世にある【赤黒ドルマゲドン】のリストって、正直なところ2017年からそれほど大きくは変わってはいないわけじゃないですか(私もそれなりに使ってきたからわかるんですが)。

率直に言ってしまえば、まぁ新鮮味というのはやっぱりないわけです。その中で、面白く……。面白い記事かぁ……。

これは私自身がまず、【赤黒ドルマゲドン】を面白さを理解しなければいけないよな……。

 

というわけで、今回の記事は「紹介」というより「考察」を軸に進めていくことになります。読者の皆さん、対戦よろしくお願いします。

また、デッキを組みたくなった方はそのまま【赤黒ドルマゲドン】に関するカードをまとめて購入することもできます!

当日の15時までにご注文頂ければ、即日発送で【赤黒ドルマゲドン】のデッキパーツをお届けします。

目次

赤黒ドルマゲドンくんの今日

2016年末に「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」が発売され、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が登場します。

同時に《終断Δ ドルハカバ》のようなカードも登場したことで、デザイナーズデッキのような格好で世に生まれたのが【赤黒ドルマゲドン】になります。

年明けの大型CSに向けてこのデッキは随分と回したものです。

「パワー1111以下破壊と《メテオ・チャージャー》のお陰で思った以上にジョバンニと戦える」

とか

《メガ・マナロック・ドラゴン》が重すぎて《ウソと盗みのエンターテイナー》入れようがなんだろうが結局バスター不利やん」

とか、そんな会話をしたのをよく覚えています。このデッキってマジでその時代の産物なんですよ。

とはいえそんな赤黒ドルマゲドンくんですが、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》《復讐 ブラックサイコ》の殿堂後は中々に厳しい戦いが続きます。

最終的にはデッキ全体を黒に寄せてハンデスに《爆霊魔 タイガニトロ》を採用することで、辛くも生き延びてきました。

しかし時代は令和。GR召喚が蔓延る中で、このデッキはパワー不足に加えて器用さという点でも差を付けられてしまいました。

特にドルマゲドン絡みで採用カードが「コマンド」に限定せざるを得ないというのは、今日ではかなり足を引っ張られる要素だと言えます。

更に更に、肝心要の《爆霊魔 タイガニトロ》くんなんですが、現状の環境デッキを見ていくと……。

  • 【赤白レッドゾーン】→自分から手札を消費してくるタイプの相手。そもそも先に殴り飛ばしてくるので、そういうゲームにならない
  • 【旅路バーンメア】→第一アクションの速度は同じだが、あちらは《バーンメア・ザ・シルバー》や《グレープ・ダール》などの強力な札で、カード1枚からでもゲームを作れる。
  • 【青黒カリヤドネ】→墓地が増えるのでむしろありがとうまである。
  • 【ギャラクシールド】→ギャラクシールド効果で《三・騎・繚・乱》を唱えます。ターンの始めに3ドローします。

……と、まるで刺さらないんですよ(マーシャルには鬼のように強いです)。

こうなると従来の「黒に寄せて《爆霊魔 タイガニトロ》でしばく」というコンセプト自体が怪しくなっていて、まずはここから見直していく必要がありそうです。

また墓地から何度でも蘇ることでお馴染み《終断Δ ドルハカバ》くんも、最近では【青黒カリヤドネ】対策に墓地リセットカードをいれているデッキが多く、巻き添えを食らっています。

 

個人的に記事を書いて紹介する以上、紹介したデッキで一定レベルの勝利を提供するのもこっちの仕事だと思っているんですよね。見てるか花屋?

ですが、同じドルマゲドンを使ってよりパワーに優れた【モルトNEXT】でさえ、環境では厳しいという現状。【赤黒ドルマゲドン】がこれまでのリスト通りで果たして勝てるのか、かなり微妙なところです。

しかし赤黒というカラーは、十王篇で新たにピックアップされたカラーリングでもあります。

というわけで今回は新たに登場したカードを使いながら、明日勝てる赤黒ドルマゲドンを考えていこうと思います。

【赤黒ドルマゲドン】のデッキレシピ

従来までのデッキリストはこんな感じになります。


でもガチまとめを読んでるそこの貴方には、今更このリストの解説は不要でしょ? 

一応凄くざっくり話すと、上記した通り「《爆霊魔 タイガニトロ》でテンポを取って、コマンドを並べて禁断爆発して殴る」というのがこのデッキの本質です。

そしてそのコンセプトでは、現状を戦うのは厳しいという話もしました。

このデッキをなんとかしなければ……そんなことを真剣に悩んでいるときに、花屋さんから連絡が飛んできました。もしかしてこれは、救いの手か?

メモ
クロニクルで出た、トリガー持ちの闇のコマンドが入りそう

……。

…………。

………………。

だからなんだよ!!!

確かにドルマゲドンは次元を使わないからドラグハートについては自由だけど!

例えば《銀河大剣 ガイハート》を装備したところでこの子の打点は1。

つまり《閃光の守護者 ホーリー》対策などでお馴染みの2点+3点プラスガイギンガ龍解は使えないんですよね。

ガイハートの龍解はトリガーの効果を解決した後なので、2回目の攻撃でシールドを割りきってしまえば、《閃光の守護者 ホーリー》がトリガーしても問題ないね!

そもそも7コストも掛けてこのスペックのクリーチャーを手出しするのってちょっと弱すぎるし、トリガーで来たとしても《奇石 ミクセル》に引っ掛かったりとかそもそも相手にリーサルあるとガイハートとか装備している場合じゃないんだよな。

やっぱり十王篇なりドラリンパックなりで出た新カードで、なんとかするしかない。

というわけで最近発売された赤黒系のカードを見ていきます。

まず最初に目に付くのが《鬼寄せの術》

《鬼寄せの術》

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2

■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。

これは2コストの多色のギフトです。シールドこそ減らしますが、《リロード・チャージャー》から入って《悪魔龍 ダークマスターズ》などに繋ぐことが出来ます。

また、《禁断V キザム》などを使用していたトリガーについては《襲来、鬼札王国!》といった選択も増えました。破壊の他、場合によっては《ボーンおどり・チャージャー》などで落ちたカードを釣ってくることも可能になります。

2枚とも高コストカードでも扱えるとあって、意外と7コスト近辺のカードとの相性は良くなっているんですね。

また黒に拘らなくともよくなったので、メタカードとして《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を積むことが可能になりました。

環境に合わせるために無理矢理メタカードを積むのは好きではないのですが、このデッキの場合は縛りもなくなり、自身の動きをそれほど阻害することなく、そして2ターン目に他にやりたい動きもないということもあって、自然な採用が可能になっています。

大体中心となるカードは決まりました。

こうなると、次は「どうゲームを決めるか」という問題が発生してきます。

 

パターンA - 《轟く革命 レッドギラゾーン》

で、最初に思い付いたのが《轟く革命 レッドギラゾーン》を使用した構築です。


要するに《悪魔龍 ダークマスターズ》なりを着地したあと、《轟く革命 レッドギラゾーン》さっさと過剰打点を作って押し切ってしまおうというアプローチですね。

《轟く革命 レッドギラゾーン》のチェンジ元になるのは、《終断Δ ドルハカバ》や《禁断V キザム》になります。いずれも場に出やすい赤のコマンドです。

ただこの構築には弱点があって、なんと多色の枚数が19と大変なことになっています。

このデッキ、少なくとも3ターン目と4ターン目には単色マナをチャージしたいので、結構シビアな手札の使い方が要求されることになります。

この多色増加の原因となっているのは、《轟く革命 レッドギラゾーン》とチェンジ元にするためのトリガーの《禁断V キザム》がどっちも多色という点ですね。

《轟く革命 レッドギラゾーン》は赤くないとチェンジしてくれないんですが、例えば《熱血龍 バトクロス・バトル》はトリガーしても山札下に帰っちゃうから、使うならどうしてもキザムにせざるを得ないんですよ。

まあこれは強みとは裏表の関係になっているので、直すのは難しいところでもあります。

あとは数で押し切る構想なので、相手の防御トリガーとはそれなりに真っ向勝負を選択することにはなります。数を裁けるトリガーがあるデッキだと、厄介ではあります。

とはいえ、これはこれで回れば結構強いリストです。事故はどちらかというと仕様なので、割り切りましょう。

 

パターンB - ????

次に多色をあんまりに使わない方法を考えました。

赤黒ドルマゲドンといえば、ドルマゲドンを残しながら2点→3点で殴ってトリガーをケアするというのが、昔からのスタンスです。

禁断開放をしたドルマゲドンは、強力な除去耐性を持っているので生き残りやすい!ダイレクトアタック役に最適だね👍

で、《轟く革命 レッドギラゾーン》を考えたときに同時に《燃える侵略 レッドギラゴン》というカードの存在があるのも思い出します。

《燃える侵略 レッドギラゴン》

【 NEOクリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 侵略者 / 文明 光/闇/火 / パワー9000 / コスト6

■NEO進化:自分のドラゴン1体の上に置いてもよい。
■侵略:コスト5以上のドラゴン(自分のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に重ねてもよい。
■このクリーチャーが破壊された時、その下に重ねてあった進化ではないドラゴンをすべてバトルゾーンに出す。

このカード、枚数はそれほど要りませんが色も合っていて2点も作れて、除去されても打点が残るというのがちょっとお得です。

ですがこの子、侵略元がドラゴン要求なんですよね。ダーマスはいいとしても、さすがにこれだけだと侵略元が心もとないなぁ、という。

ん? そういえば……。

メモ
クロニクルで出た、トリガー持ちの闇のコマンドが入りそう

あっ。

花屋さん、まさかここまで見越して……?(絶対にない)

つまり《最終龍覇 ボロフ》にガイハートを装備。スピードアタッカーを得ているので、そのまま侵略レッドギラゴンで2点。横のデッドゾーンを動かして3点。

今度は《閃光の守護者ホーリー》を踏んでしまっても……。

ガイギンガで圧倒的勝利を得られるというわけですね。


ちなみに 《襲来、鬼札王国!》 は結局枠の都合で抜けていきました。まあここは好みに応じての採用でいいですね。

 

パターンC - 両者

で、両方の要素を都合よく摂取したのがパターンCになります。


《終断γ ドルブロ》を抜いたことで5マナでの動きの安定感やトリガーブロッカーの安心感はなくなりますが、その分デッキパワーを上げた格好になります。

またこの場合、 《最終龍覇 ボロフ》 の上には主に《S級不死 デッドゾーン》を載せることになります。

パターンA、B、Cと書きましたが、好みのものをお使いください。

ちなみに私がCSで使うとしたら断然Cです。このデッキを使うなら、パワーを求めた方が勝てると思っているからです。

 

【赤黒ドルマゲドン】のカード解説

新カードの解説

というわけで、新たに採用することになったカードの解説をしていきます。パターンA、B、Cのカードをまとめて解説していますが、役割自体に違いはないです。

《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》

【 DGフィールド 】
文明 ゼロ / コスト2

■このDGフィールドをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引く。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、クリーチャーを3体までしかバトルゾーンに出せない。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、呪文を3枚までしか唱えられない。

令和のつよつよカード。2ターン目に貼るのは厳しくとも4、5ターン目あたりに余ったマナで貼るのも充分強いです。

このデッキとの相性は上記しましたけど、このカードはDGフィールドという性質が結構お得です。

D2フィールドとは違って場に2枚以上貼ることが出来るので、隙を見て2貼りすることで【青黒カリヤドネ】を閉口させることも出来ます。

またフィールド持ちなので、なんと禁断爆発をした後でも墓地から《終断Δ ドルハカバ》を出すことが出来ます。結構重要なことなので、頭の片隅に入れておきましょう。

■バトルゾーンに自分のフィールドがあれば、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。

《終断Δ ドルハカバ》 テキストより

確かに! 《終断Δ ドルハカバ》 の能力をよくみると、《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》は 【 DGフィールド 】 なので条件を満たしますね。


《鬼寄せの術》

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2

■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。

多色とシールド回収という効果があるため使い所は選びますが、唱えてしまえば《フェアリー・ギフト》になる強力なカードです。

基本的には《悪魔龍 ダークマスターズ》とのセット運用になりますが、速度のある相手には3ターン《終断γ ドルブロ》なんかも可能になります。

フィニッシュのタイミングでは《最終龍覇 ボロフ》と組み合わせてみましょう。


《燃える侵略 レッドギラゴン》

【 NEOクリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 侵略者 / 文明 光/闇/火 / パワー9000 / コスト6

■NEO進化:自分のドラゴン1体の上に置いてもよい。
■侵略:コスト5以上のドラゴン(自分のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に重ねてもよい。
■このクリーチャーが破壊された時、その下に重ねてあった進化ではないドラゴンをすべてバトルゾーンに出す。

強力なフィニッシャーというわけではありませんが、《最終龍覇 ボロフ》を2打点に出来て、かつ破壊されても打点が残るという点が優秀です。

繰り返しになりますが、侵略元はドラゴンになので注意。


《轟く革命 レッドギラゾーン》

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 水/火/自然 / パワー11000 / コスト7

■革命チェンジ:水、火または自然のコマンド(自分の水、火または自然のコマンドが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■自分のコマンドはすべて「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を持ち、ブロックされない。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。

フィニッシャーです。場の打点数を単純に倍してくれます。

但し自身のパルテノンがある場合、1ターンに場に3体までしかクリーチャーを出せません。

ドルハカバ召喚→チェンジレッドギラゾーン→横のコマンドに侵略デッドゾーン みたいな感じで3体は割かし簡単に達成してしまうので、打点計算は慎重に。


《最終龍覇 ボロフ》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / ファンキー・ナイトメア / ドラグナー / 文明 闇 / パワー3000 / コスト7

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)

カードパワーはそんなんでもないというのが本音ですが、《銀河大剣 ガイハート》を装備でき、かつ黒いコマンドでドラゴンで顔が可愛いという自己紹介の強さで生き残っています。

能力は微妙だけど適性兵種と囲いの矢が強すぎて可愛いから使われてるベルナデッタみたいな感じです。

ちなみにこのクリーチャーが装備出来るのは「マナにある色のウエポン」です。《神光の龍槍 ウルオヴェリア》を装備するにはマナに白がある必要があります。

トリガーなどで場に出したときは注意しましょう。

またドラグハート選びを意識することが多いですが、墓地から文明や種類を問わずカードを拾えます。《光牙忍ハヤブサマル》とか拾えると美味しいです。


《悪魔龍 ダークマスターズ》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を見て3枚まで選び、捨てさせる。

2打点かつ特に説明不要なハンデスカードです。

《鬼寄せの術》からのセット運用をすることによって、ギリギリ環境デッキに食らい付くことが出来ます。

従来からのカードのおさらい

既にご存じの方も多いかと思いますが、従来から使われるカードについてもおさらいしていきます。

《リロード・チャージャー》《ボーンおどり・チャージャー》

【 呪文 】
文明 闇/火 / コスト3

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■自分の手札を1枚捨ててよい。
そうしたら、カードを1枚引く。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)

【 呪文 】
文明 闇 / パワー- / コスト3

自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)

それぞれ初動です。両方持っている場合は、《リロード・チャージャー》から唱えましょう。


《光牙忍ハヤブサマル》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / シノビ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3

ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。

某雷ポケモンさんが昔、「明日CS出る人は早く寝てくれ。その迷ってる最後の1枠はハヤブサマルにでもしとけ」とか言ってたのを覚えています。まあそれくらい安定かつ汎用的なカードです。


《終断γ ドルブロ》

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / イニシャルズX / 文明 闇 / パワー3000 / コスト5

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーを破壊する。

トリガーで封印を剥がせるとゲーム展開がかなり良くなります。そういう意味で、ブロッカーかつトリガーのこのカードのバリューは未だに高いと言えます。


《終断Δ ドルハカバ》

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / イニシャルズX / 文明 闇/火 / パワー3000 / コスト5

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■バトルゾーンに自分のフィールドがあれば、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。

ドルマゲドンのメインアタッカーです。

破壊されても墓地から出続ける、コスパのいいカードです。実質ストック無限みたいなところがあるので、ブラック企業の社長になったつもりでどんどん酷使していきましょう。


《復讐 ブラックサイコ》

(殿堂カード) 【 進化クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 侵略者 / 文明 闇 / パワー7000 / コスト5

■進化―自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―闇のコマンド(自分の闇のコマンドが攻撃する時、手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。

自分がいままでに捨てさせてきた手札の枚数を覚えてなさそう。


《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト5

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。
その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。

早く殿堂解除してくれ。


《S級不死 デッドゾーン》

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / S級侵略者 / 文明 闇 / パワー12000 / コスト6

■進化―自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略「不死」―闇のコマンド(自分の闇のコマンドが攻撃する時、自分の手札または墓地にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-9000する。

近年ではすっかり値段も下がってしまったカードですが、このデッキは2点+3点を作りたいデッキなので、貴重なTブレイカーになります。バリバリ現役です。


《威牙の幻ハンゾウ》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / シノビ / 文明 闇 / パワー5000 / コスト7

ニンジャ・ストライク 7(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが7枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-6000される。
このクリーチャーが破壊される時、自分のマナゾーンに闇のカードが1枚でもあれば、かわりに自分のシールドを1枚墓地に置いてもよい。

こちらが禁断3枚剥がしてシールド全パンした後に、ハンゾウ抱えてニヤニヤしている瞬間が一番楽しいです。


《禁断V キザム》

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / イニシャルズ / 文明 闇/火 / パワー3000 / コスト7

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。
そのターン、選んだクリーチャーのパワーを-2000する。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。
このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。

従来より使われている、対アグロ用のトリガーです。

いつの間にか《轟く革命 レッドギラゾーン》と相性がいいカードになっていました。


 

超次元ゾーンについて

《銀河大剣 ガイハート》は必須です。

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト4

■これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャー攻撃であれば、攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 

龍解後
カード名:熱血星龍 ガイギンガ
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:9000+
コスト:7マナ
マナ:-
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。 

あとはトリガーで発動したときに小型を処理できる《将龍剣 ガイアール》も欲しいところ。

その他《無敵剣 プロト・ギガハート》はアクティブで召喚したときに《奇石 ミクセル》対策などで使うことになりますが、他の5枚は好みのものを入れて大体は大丈夫です。

 

【赤黒ドルマゲドン】の使い方

使い方は割かし簡単です。

二種のチャージャーから入り、5マナになった時点でコマンドを場に連打していきます。

あとは盤面を並べていって、過剰打点を作って殴りましょう。

並べ合いで負けても、禁断爆発さえしてしまえば一気にひっくり返せるので問題ありません。

■このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)

《終焉の禁断 ドルマゲドンX 》能力一部抜粋

使い方がなんか雑過ぎない? って言われるかもしれないけどマジでこう書くしかないんだよな……。

攻撃については、オマケの方で少し補足させていただきますので、そちらも参考にしてください。

 

オマケ

ここでは攻撃のタイミングやトリガーのケア方法について、簡単ですが触れていきます。

基本的に目指したいのは「禁断爆発を残して7マナ以上かつ手札に《威牙の幻ハンゾウ》を抱えた状態」で攻撃に行くことです。

これだとトリガーで返されても負ける心配はほぼありません(もちろんハンゾウのニンジャストライクを防がれると話は別ですが)。

ただしこの条件を作るのはかなり難しく、《轟く革命 レッドギラゾーン》を絡めないと禁断を残した上で過剰打点を作るのは難しいでしょう。

そうなると《悪魔龍 ダークマスターズ》などからリソースを刈り取って盤面を形成し、爆発後に2点+3点+ドルマゲドンという形を作るのが次善となります。

どうして2点から先に行くかというと、下の3点でなら踏んでも許容出来るトリガーが多いからです。

ただ一方で、相手に返しのターンに殴り負けるといった状況になりにくい場合は《終断Δ ドルハカバ》《S級不死 デッドゾーン》を載せて早々に3点を入れておくと、後々楽が出来ます。

また以下個別にトリガーのケア方法を書いておきます。

破壊・バウンス等の除去系のトリガー

例:《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》《ドンドン水撒くナウ》など

大体のトリガーはこれですね。

「おいおい、そのトリガー、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》には効かないんじゃあないか?」といった場面を作れるように、ドルマゲドンの攻撃を最後に残すようにしましょう。

ケアとしては簡単な方ですね。

 


スーパーシールドトリガー

《堕呪 ギャプドゥ》などが該当します。

これだけは例外的に2点+2点+1点を作って殴りましょう。

要するにスーパーシールドトリガー起動のチャンスを可能な限り潰すことが大事です。

 


《閃光の守護者ホーリー》

何度か触れましたが、上2点のホーリーはケア出来ませんが、下3点はケア可能です。

ボロフにガイハートを付けて、2点→3点と2回の攻撃でシールドを割り切ってしまうのがコツです。あとはホーリーが出てきても、《熱血星龍 ガイギンガ》がホーリーを破壊しながらダイレクトアタックまで持っていけます。

ちなみに最近の採用数は少ないですが、《DNA・スパーク》の場合は最後のガイギンガを《轟く革命 レッドギラゾーン》に革命チェンジしてしまえば一気に打点を回復することが出来ます。

ニンジャストライクのケアも可能なので、覚えておきたいテクニックですね。

 


《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》、《テック団の波壊Go!》

相手のデッキの全容がわからなくとも、ダイスを見たらテック団も、テック団を見たらダイスも警戒しましょう。

このカードは禁断を爆発させないことでのケアをメインとします。3枚目の禁断を剥がすときに、先に禁断爆発を剥がしてしまうわけです。みんなでドルマゲドンを守るんだ!

万が一爆発せざるを得ないパターンに追い込まれた場合は、《悪魔龍 ダークマスターズ》を抱えることをオススメします。

つまりダークマスターズでヤバイ札を落としながら2点ターンエンド、次のターンにもダークマスターズを出してヤバイ札を落としながら3点、みたいな感じで詰めていきます。そこで踏んだら割り切ってください。

 

終わりに

というわけは少し変則的な記事にはなりましたが、【赤黒ドルマゲドン】の考察と解説でした。

古めのデッキを現代風にアレンジするというのは意外なカードを知ることができて面白いと思います。

皆さんもこれを機に、【赤黒ドルマゲドン】を触ってみてはいかがでしょうか?

最後に、カーナベルでは【赤黒ドルマゲドン】デッキを組みたい方に向けて、今回の記事内で紹介した【赤黒ドルマゲドン】関連カード相性の良いカードを豊富に準備しております!

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