【DM歴代名作デッキ】Vol.122~無限死神(エターナル・デス)~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.122~無限死神(エターナル・デス)~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 バロムの章が出るよ~~~~~。

公式HPより

 そんなわけで悪魔神に関するデッキを……となるとは思うのですが、注目したいのは悪魔神よりも新カードの中で何度も登場している「死神」たちです。

 死神と言えば、遙かに昔に登場したなんだかよくわからずいつの間にか壊滅していた軍団だったりするのですが、この章では結果としてどうやら悪魔神をサポートするような人たちになっているようです。

 せっかくなので「死神」のデッキでも紹介しようかな~って思って10数年デッキを弄っていたのですが、ちょうど近い時期に構築済デッキが発売されていたので、そっちと併せて紹介していこうと思います。

 

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【無限死神(エターナル・デス)】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

「死神」なのに、なんか可愛い。

 というわけで今回の名作デッキは可愛い可愛い「死神」のデッキである【無限死神(エターナル・デス)】になります。

 発売は覚醒編の2010年。リストはこれ。


 デッキ名の通り、死神名称のカードが多数収録されています。

 今回はデッキの紹介というより、当時の「死神」カードについてメインに紹介していきたいと思います。

 さて、「死神」の初出は覚醒編の1つ前の神化編です。

 恐らく一番有名で使われたカードと言えば《死神術士デスマーチ》なのでしょうが、この時点ではだからどうってこともなく、ただ「死神」という共通の名称カテゴリーが存在しているだけでした。

【 進化クリーチャー(墓地進化) 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー1000 / コスト1

ブロッカー
墓地進化-闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーは-4000される。

 私が好きな《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》ちゃんも、死神参照ではなく、デーモン・コマンド参照のカードなんですよね。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー6000 / コスト7

相手のクリーチャーが破壊された時、自分の山札をシャッフルした後、上から1枚目を表向きにする。そのカードが進化ではないデーモン・コマンドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外の場合、自分の手札に加える。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

 イラストがね、いいんですよ。

 これはこれで1つのデッキが作れるといったカードで、後述の《死神の邪剣デスライオス》《魔刻の斬将オルゼキア》と合わせた【連ドラ】ならぬ【連デモコマ】で遊ぶことが出来ます。

 ちなみにデュエプレだと無事「死神」も踏み倒せるようになっています。

 一方で「死神」で言うと、神化編の第2弾で「死神」をサポートするカードが登場したことでいよいよ「死神」デッキを作る意義が生まれます。

 例えば「死神」を出すと墓地から出したクリーチャーのコストより小さい「死神」を回収出来る、0.3ダークヒドラくらいの強さを持つ《死神ギガアニマ》

【 クリーチャー 】
種族 キマイラ / 文明 闇 / パワー4000 / コスト5

自分の他の、名前に《死神》とあるクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の墓地からそのクリーチャーよりコストが小さく、名前に《死神》とあるクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーを手札に戻す。

 イラストが可愛いよね。昔からなんか妙にこの子は好きなんだよな。

 効果も絶妙に歯痒くてそこもまた可愛いポイントです。まぁ「死神」デッキを作るなら必須の1枚ですね。

 また、「死神」が死んだときにドローすることが出来る貴重なドロソである《死神盗掘男》

【 クリーチャー 】
種族 ヘドリアン / 文明 闇 / パワー3000 / コスト4

自分の他の、名前に《死神》とあるクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引いてもよい。

 デュエプレ版だとターン1ながら2ドロー出来ます。ヤケクソ感あって私は好きです。

 そして彼らを能動的に起動出来る、「死神」限定の《銃神兵ディオライオス》こと《死神の邪剣デスライオス》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、名前に《死神》とある自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。

 たぶんデッキの核ではあるんですけど、《凶星王ダーク・ヒドラ》《銃神兵ディオライオス》のように都合よく自身で自身は回収出来ません。

 そして個人的にフレーバーテキストが好きだった《死神獣ヤミノイッカク》

【 クリーチャー 】
種族 ダーク・モンスター / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7

相手の呪文によって、名前に《死神》とある自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのクリーチャーはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

 普通にコストが重いです。

 といった可愛い死神軍団を使って、こんな感じでなんとな~くコントロール寄りの事が出来るのかな~?というフワ~~~~っとしたデッキ(デッキと言えるのか?)は組めるようにはなりました。


 《死神の邪剣デスライオス》を回せればなんとなくそれっぽいこと出来るのかなと思いつつも、《死神ギガアニマ》《死神の邪剣デスライオス》を拾うだけでも一苦労するという可愛いデッキなんだぜ。

 もしかしたら《死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》が一番強いカードなのかも。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー11000 / コスト5

このクリーチャーは、アンタップされているナイト、サムライ、シノビを攻撃できる。
このクリーチャーが攻撃できる時、自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、このターン、このクリーチャーはアンタップされている進化ではないクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

 ちなみに、フィニッシャーとなっているのは《死神明王 XENOM》。

【 進化クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7

進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
ブレイク・ボーナス(このクリーチャーの攻撃が終わった時、このクリーチャーがまだバトルゾーンにあれば、その攻撃中にブレイクしたシールド1枚につき、次の能力を1回使ってもよい) 相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。

 攻撃後もバトルゾーンに残っていたら、ブレイクしたシールド分だけオマケがあるという「ブレイク・ボーナス」という能力を持っています。

 《死神明王 XENOM》はブレイクした分だけハンデス出来るという時間差のある《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》みたいな効果を持っています。

 これを《死神獣ヤミノイッカク》で守りながら殴れば、比較的安全なフィニッシュ自体は可能です。

 当時の感覚から言っても、まぁちゃんと強いかな、って感じのカードだったと思います。

 ちなみに《死神城 XENOM》が登場したのは 翌34弾にて 。

【 城 】
文明 闇 / パワー- / コスト4

城 - 自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
この城を自分のシールドゾーンに置いて、シールドを1枚要塞化した時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
自分の、名前に《死神》とあるクリーチャーを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
バトルゾーンにある自分の、名前に《死神》とあるクリーチャーすべてのパワーは+2000される。

 これで死神全体がコスト軽減の恩恵を受けられるようになり、これでようやくスタートラインに立てたかなぁという気もしています。

 ちなみにデュエプレと違って貼った時のハンデスなどあるわけないから、やっぱり「ハンデスしながらボードコントロールする」なんていうのは至難の業だったりするんだぜ。

 

 そして冒頭で紹介しました、覚醒編にて発売された構築済デッキ【無限死神(エターナル・デス)】は、死神+《悪魔神ドルバロム》という構成になっています。

 ただ《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》は進化を踏み倒せないし、手札を運用するカードもないしで、《悪魔神ドルバロム》を狙うよりも死神軍団+《暗黒秘宝ザマル》で殴っている方が強そうッスね……。

 まぁ当時の再録基準って今より遙かに厳しかったし、「この《悪魔神ドルバロム》の枠を《死神明王 XENOM》に変えて遊んでくれよな」っていうメッセージだったりするのかな……。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第122回は可愛い死神デッキこと【無限死神(エターナル・デス)】でした。

 どちらかといえば「イカレた死神を紹介するぜっ!」って感じの記事にはなりましたが、10数年越しに死神の話が出来て個人的には満足です。

 ちなみにデュエプレで死神が登場した時も当然触ったんですが、こっちは本当に《死神城 XENOM》が強くて、完全に別デッキと化していました。

 もうすぐ「バロムの章」が出るということで紹介してみましたが、バロムはバロムでまた全然別なギミックではあるので、何か上手い方法でバロムも紹介出来ればと思うんですけどね。

 一応シリーズとしていは「デュエマの名作デッキを紹介!」という方向性は崩したくないのですが、デュエプレの【青黒バロム】とかもあれは好きだったら、上手くこじつける方法を考えておきます。

 なお「無限死神(エターナル・デス)」と同じく黒城イメージの構築済デッキである「キャッスル・オブ・デーモン」については、なぜかフリスビーにして遊んでいた記憶しかありません。

 カードは大切に扱おうな!

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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