【DM歴代名作デッキ】Vol.167~シータミッツァイル②~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.167~シータミッツァイル②~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。 

 今週末はいよいよGPですね。参加者の皆さんの準備はいかかでしょうか。私はこの記事が上がる頃には、デッキが決まっているといいな。

 さて、今週は前週からの続きものとなります。

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【シータミッツァイル】②です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

パワーアップはしたが……

 というわけで今回の名作デッキは前回から発展しました、【シータミッツァイル】の②になります。


 前回分はこちらを確認してください。

 前回のリストは2019年10月18日までのリストでしたが、ここからの大きな変化の1つとして、10月19日に「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」が発売されています。

 環境的にはこの日を境に【火水ミッツァイル】が覇権を握ることにはなるのですが、新パックの登場は【シータミッツァイル】にも変化を与えました。

 《“魔神轟怒”万軍投》の登場です。

【 呪文 】
文明 火 / コスト6

■マスターG・O・D・S(ルビ:ゴッドオーバーダイナマイトスペル)(この呪文を、自分の手札を1枚捨てて、唱えてもよい。そうしたら、このターン中に捨てた自分の手札1枚につき、この呪文を唱えるコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■GR召喚を3回する。

 ちなみに「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」とは、各キャラクターの必殺技という扱いでマスターレアの呪文が収録されています。例えばガイアハザードたちが使う《極楽轟破5.S.トラップ》、デスザークの《卍夜の降凰祭》、サッヴァークの《天地ヲ別ツ龍断ノ裁キ》などですね。

 で、その中で《“魔神轟怒”ブランド》の必殺技として登場したのが《“魔神轟怒”万軍投》。登場から6年になりましたが、アドバンスでは未だにちょくちょく使われているカードです。

 【シータミッツァイル】ではテキスト上で相性のいいカードがあるわけではない(コストを軽減するカードを採用しているわけではない)のですが、単にGR召喚を3回するという行為が強すぎるため、GR召喚を基本戦術とする【シータミッツァイル】には当然採用された、というわけです。

 あとここでしれっと《全能ゼンノー》も登場します。

【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 ゼロ / パワー2000 / コスト4

■相手のクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン、攻撃できない。

 こちらももちろん強力な1枚で、《全能ゼンノー》の登場によってこの時点ではまだ生き残っていた【アナカラーデッドダムド】は絶滅するに至ります。

 【シータミッツァイル】の第2期はここまででだいたい完成はしているのですが、11月に入ると更にGRクリーチャーに追加が出ます。

 というのも11月16日に発売された「ガチヤバ4!無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」に収録された《無限合体 ダンダルダBB》は強力なGRクリーチャーでした。

【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 水 / パワー3000 / コスト4

■このクリーチャーが攻撃する時、Jトルネードを最大2回する。そのようにして手札に戻したジョーカーズのコストの合計以下のコストを持つ呪文を1枚、自分の手札または墓地から選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに山札の一番下に置く。(Jトルネード:自分の他のジョーカーズを1体、手札に戻す)

 ざっくりと言えば範囲の広がった《マグ・カジロ》といった感じです。これで《「本日のラッキーナンバー!」》を撃ちながらフィニッシュするという動きが定番になりました。もちろん状況次第では《“魔神轟怒”万軍投》を撃って展開しつつ……なんてことも可能です。

 元々【シータミッツァイル】と言えば前回お話した通り「単騎ラフルル」でフィニッシュすることができるデッキだったのですが、環境的に【火水ミッツァイル】や【水闇カリヤドネ】といったデッキが活躍していたこともあり、受けを主体としたデッキは少なくなっていました。

 そのため、フィニッシュ手段として「返しの相手の動きを止める」ことが肯定されるようになり、結果として《「本日のラッキーナンバー!」》を撃つという方向にデッキがシフトしたのです。

(プレミアム殿堂カード) 【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。

────────────呪文────────────
カード名:「本日のラッキーナンバー!」
文明:水
コスト:3マナ
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。

 まぁこの《無限合体 ダンダルダBB》が本領を発揮するのは来週紹介する構築なので、今回は頭の片隅に置いておくくらいでいいかもしれません。

 そんなわけで、【シータミッツァイル】は従来までの動きに加えて「ブースト→ブースト→《“魔神轟怒”万軍投》」という動きが加わりました。《“魔神轟怒”万軍投》は4コストで撃てるので、《マリゴルドⅢ》などにアクセスすればそのターン中に《BAKUOOON・ミッツァイル》まで繋がります。

 その上で従来までの強い動きもしっかり残っており、デッキとしてはシンプルに出力上昇したと言っていいでしょう。

 

 そんなわけで【シータミッツァイル】はリニューアルされましたが、その結果立ち位置がどうなったかと言いますと、あまり何も変わりませんでした。

 いや、【シータミッツァイル】は確かに強くなったんですよ。

 しかし《“魔神轟怒”万軍投》の登場で環境に【火水ミッツァイル】が登場し、《無限合体 ダンダルダBB》の登場によって【火水ミッツァイル】が更に強化されたことで、新たに【火水ミッツァイル】を頂点とした環境が完成しました。

 【シータミッツァイル】の起動ターンは【火水ミッツァイル】と比べると1ターン遅いため不利を免れず、結果として【シータミッツァイル】はTier2の立ち位置に残り続けることになったわけです。

 じゃあ【シータミッツァイル】には環境上の役割がなかったのかと言えば、別にそんなことはありませんでした。

 【火水ミッツァイル】がやや苦手としていた【ドロマーハンデス】に対して非常に好相性を誇っていたのが【シータミッツァイル】だったのです。

 【火水ミッツァイル】は手札コンボ要素が強いデッキなので、ハンデスは弱点でもありました。

 しかし【シータミッツァイル】は1枚1枚が強力なカードでデッキが構成されているため、序盤に多少ハンデスを食らったところで、トップの回答が多いんですよ。

 特にこの時期の【ドロマーハンデス】は《Wave ウェイブ》の盤面維持が重要だったのですが、それを《DROROOON・バックラスター》1枚で解決されたりしちゃうんですよね。

【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ワンダフォース / 文明 火 / パワー4000+ / コスト4

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚する。
■自分のGRクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。

 というわけで、【シータミッツァイル】はうまくこと環境上の役割自体は獲得したのですが、それはそれとして自分が頑張れば頑張るほど【火水ミッツァイル】への利敵行為となってしまうという、かなり皮肉めいたポジションになってしまいました。

 前回最後に「斬られ役」と書いたのは、つまりそういうことなのです。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第167回は【シータミッツァイル】②でした。

 

 【シータミッツァイル】は本当に強いデッキです。ただ同じ時代に生まれた奴がちょっと強すぎました。

 私は《“魔神轟怒”万軍投》登場以降はほぼほぼ【火水ミッツァイル】一本でやっていたので、実はこの時期になると【シータミッツァイル】は解散していました。主要パーツも【火水ミッツァイル】に吸われていましたし……。

 しかし《“魔神轟怒”万軍投》の出力はイカレていましたね。まさか6年先でも使っていると思いませんでした。少なくとも撃っているときは「将来殿堂するんだろうなぁ……」とも思っていましたので……。

 というわけで今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週お会いしましょう。

 

 

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