【DM歴代名作デッキ】Vol.2~ドレーンMロマノフ~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.2~ドレーンMロマノフ~【週刊:神結コラム】

こんにちは、神結です。

この記事が公開されている頃には恐らく、殿堂に何かしらの動きがあることでしょう。殿堂予想記事と併せて楽しんでいただければ、と思います。

 

さて今回も「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていきたいと思います。

今回は私がリアルタイムでもっとも衝撃を受けたデッキである、【ドレーンMロマノフ】です。

超カッコイイやつ

3マナ5ドローやつ

 

目次

本日の名作デッキ紹介

天才のそれ、ドレーンM

というわけで今回の名作デッキは神化編最後の傑作、【ドレーンMロマノフ】になります。略称はM、ドレーンMなど。

リストはこんな感じ。2010年初頭くらいのものですが、もう10年以上も前らしいですね。


最初にこのリストを見たときの衝撃は今でも忘れません。これまでの常識が完全にひっくり返ったような気がしました。

ゴッドをゴッドリンクさせないだけでもびっくりだったんですけどね。それだけでは済まなかったんですよね。

一応「《邪神M・ロマノフ》を軸としたビートデッキ」という説明にはなるのですが……明らかにこれまでのデッキとは一線を画しています。

(プレミアム殿堂カード) 【 進化クリーチャー(Mデッキ進化) 】
種族 ゴッド / ダークロード / ナイト / 文明 火 / パワー3000+ / コスト5

Mデッキ進化-自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。表向きにした残りのカードを自分の墓地に置く。表向きにしたカードの中にクリーチャーが1枚もない場合、このクリーチャーを手札に戻し、表向きにしたカードをすべて墓地に置く。メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、火か闇のコスト6以 下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱える。G・リンク《邪神R・ロマノフ》または《邪神C・ロマノフ》の左横。

というのも、それまでのビートデッキといえば【ヴァルディビート】のように多少のメタカードによる遅延を挟むものの、基本的には正当にクリーチャーを召喚して、正当に手札補充を挟みつつ、正当にシールドを殴る、というもの。

ところがこのデッキは、なんかすっごい豪快な方法でズルをしてきます。

そしてこのデッキは、「シールドをリソースとして使うデッキ」の元祖とも言えますね。

 

ドレーンM、その動き

その鍵となっているのが、《デビル・ドレーン》ですね。当時は4枚使えました。

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 闇 / パワー- / コスト3

自分のシールドから好きな枚数を裏向きのまま選び、自分の手札に加える。ただし、その「S(シールド)・トリガー」は使えない。

なんとこのデッキ、3ターン目に《デビル・ドレーン》を撃って自身のシールドをいきなり空にしていきます。

……何をしてるかわからないかと思いますが、私は初見では本当に何もわかりませんでした。

ちなみにシールドから《天真妖精オチャッピィ》をS・バックすることで、マナを伸ばしつつ、《光姫聖霊ガブリエラ》《光牙忍ハヤブサマル》を構えて準備完了です。

あとは1ターン耐えた後に、《邪神M・ロマノフ》を出して、攻撃時に効果でマナにある《憎悪と怒りの獄門》でフィニッシュをする……というのがこのデッキになります。

ん? ごめん、もう一回言って?

ちなみにマナに置く呪文は、同じく当時4枚使えた《ダンディ・ナスオ》によって装填可能。この時シールドの中身もチェック出来ます。

そんなわけで理屈上、盤面0からでもフィニッシュ出来てしまうこのデッキは、現代的な価値観から言ってもかなり異質なワンショットデッキと言えます。なんならG・ストライクケアしてる分、相対的には現代の方が強かったりしない?

ちなみに《邪神M・ロマノフ》の展開までに《ダンディ・ナスオ》《青銅の鎧》などの小型打点が横に並ぶため、《光牙忍ハヤブサマル》1枚くらいであれば貫通してくれます。一応、《地獄スクラッパー》とかには弱かったんですが。

加えて《憎悪と怒りの獄門》がなくとも、《デビル・ドレーン》を引けて無くとも《魔弾ベター・トゥモロー》でのフィニッシュも可能となっています。

Mロマから出来ることに幅があるお陰で、単なる「2枚コンボ」とは言い切れないような強力さを秘めていたわけですね。

 

さらばMロマ

ドレーンM自体はメチャクチャ環境トップというわけではなかったのですが、それでも《邪神M・ロマノフ》の潜在能力を大きく世に示したデッキでした。

そして超次元実装後のMロマは、自身が殿堂カードであるにも関わらず極めて強力なデッキとして環境に君臨します。

ちなみにE1時代は「Mキリコ」みたいな呼ばれ方をして、環境の双璧となっていました。どっちも殿堂カードなのに。

というわけで前回の【チェンジザダンテ】は、他のデッキについていけなくなって環境から退場したわけですが、コイツは止まりませんでした。

結局Mロマ系統のデッキは、自身がプレ殿となるまで世に残り続けることとなるのです。

 

 

Mがプレ殿解除される世界線

《邪神M・ロマノフ》は、現在は一応リメイク版が出ています。

コイツです。

【 進化クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ OMG / ダークロード / ナイト / 文明 火 / パワー3000+ / コスト5

■OMGデッキ進化:自分の山札をシャッフルし、その1枚目を裏向きのまま、その上にこのクリーチャーを重ねつつ出す。■メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。それが火か闇の呪文なら、コストを支払わずに唱えてもよい。■左G・リンクOMG:《邪神R・ロマノフ》《邪神C・ロマノフ》、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの左横(このクリーチャーが出る時、自分の指定ゴッドの左側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)

……まぁ、コイツはいいんですよ。

ライバルだった《エンペラー・キリコ》もリメイク版は出ていますが、本人がしれっとプレ殿を解除されています。

だったら、Mもいけるんじゃないですかね……?

というわけで、Mが帰ってきた世界線の最新型【ドレーンMロマノフ】はたぶんこんな感じ。


まぁ、邪王門系統のデッキなら素直に採用されてもおかしくないんじゃないですかね。ちなみに《デビル・ドレーン》は噛み合わないです。

リストを考えている中で「いや、別にこれMなくてもよくね……?」「ネイチャー引かないと噛み合わなくね……?」みたいなことが頭を何度か頭をよぎりましたが、まぁそれはそれ、ということで。

実はこの記事が上がってる頃にはワンチャン帰ってきてくれてないかな~~~~という期待も込めてリストを置いておきます。

そうでなくとも、もしかしたら冬に「レジェンドデッキ」からの殿堂解除もワンチャンあるかもしれないので、楽しみにしておきます。

 

 

おわりに

というわけで「DM歴代名作デッキ」、第2回は私がもっとも衝撃を受けたデッキであるところの【ドレーンMロマノフ】でした。

当時は《デビル・ドレーン》を持っていなかったため回せなかったデッキだったので、何らかの形でまた《邪神M・ロマノフ》は使いたいですね~~~。ホントにちょっと期待しています。

 

さて、今回はここまで。

「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 

それではまた来週会いましょう。

 

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