こんにちは、神結です。
1月20日、2月3日にそれぞれいよいよ超CSⅥが開催されます。
今回は直近の大型大会の優勝デッキを元に、超CSⅥの優勝デッキを予想するというものになります。
それではさっそく行ってみましょう!
目次
これまでの大型大会優勝デッキ
まずは先に、歴代の優勝・準優勝デッキを確認していきましょう。
とはいえ、あまり古すぎてもデータとして怪しい部分もあるので、コロナ以降の大型大会に絞っていこうと思います。
①超CSⅣ静岡
2022年7月23日開催。こちらはコロナ中断以降、初の大型大会となりました。
優勝:JO退化
2位:グラスパーループ
(使用禁止カード) (プレミアム殿堂コンビカード) 【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ヒーロー・ドラゴン / レクスターズ / 文明 火/自然 / パワー7000 / コスト5
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーから進化できる、名前に《モモキング》とある進化クリーチャーを1体、自分の手札からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、このターン、このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーの一番上のカードを墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップし、カードを1枚引く。
当時は全国大会2019の後ということもあって、【JO退化】が図抜けて強い環境と言われており、続くデッキが【グルメ墓地ソース】【ドロマー退化】といった辺り。
この大会では一番人気?の【JO退化】が見事優勝を果たし、2位にはやや環境外と見られていた【グラスパーループ】が入賞しました。
②超CSⅣ福岡
2022年7月30日開催。なんと翌週です。冷静に振り返ってみると狂った日程だな。
優勝:赤緑ボルシャック
2位:ドロマー退化
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー12000+ / コスト9
■スピードアタッカー
■パワーアタッカー+5000
■T・ブレイカー
■誰もコスト4以下のクリーチャーを召喚できない。
────────────呪文────────────
カード名:ボルシャック英雄譚
文明:火
コスト:8マナ
■自分の山札の上から6枚を見る。その中から、《ボルシャック》と名前にあるドラゴンを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で、山札の一番下に置く。
なんと優勝はまさかの【赤緑ボルシャック】。これは単勝でもう万馬券です。2位は2~3番人気の【ドロマー退化】。
それ以外にもこの時は【ゼロジョーカーズ】や【ケンジキングダム】など、予想外なデッキたちが続々と上位入賞しています。
③超CSⅣ宮城
2022年8月13日開催。殿堂発表はあったものの、この時点ではまだ施行はされていないですね。
優勝:アナカラーハンデス
2位:JO退化
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
優勝候補の最右翼であった【JO退化】はしっかり勝ち上がったものの、この時点で評価を上げてきていた【アナカラーハンデス】は【ドロマー退化】との3強を形成。
結果、両者に強い【アナカラーハンデス】が見事に優勝。
なお今ではお馴染み《CRYMAX ジャオウガ》の威力が最初に示されたのが、この大会でした。
④超CSⅣ京都
2022年8月27日開催。新殿堂となり、【JO退化】や【グルメ墓地ソース】、【ドロマー退化】等が影響を受けました。
優勝:赤緑アポロ
2位:4c邪王門
【 進化クリーチャー(究極進化) 】
種族 フェニックス / 文明 火 / パワー15000 / コスト6
■究極進化:進化クリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火の進化ドラゴン(自分の火の進化ドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが出た時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。
実はちょくちょく存在感を見せていた【赤緑アポロ】がここに来て爆発。準優勝には【4c邪王門】。新環境一発目だったのもあって予想はしづらかったかと。
ちなみに4c邪王門はベスト8に3名を輩出し、勝ち組デッキとなりました。
4邪ってこの後《龍素記号wD サイクルペディア》登場して一強環境を作ったんですけど、活躍出来る大会がなかったのはちょっと可哀想ですね。
⑤DMGP2022-Day1
2022年10月1日開催。Day1はアドバンス。
優勝:ガイアッシュ覇道
2位:ガイアッシュ覇道
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー9000 / コスト10
■B・A・D 2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊された時、タップしていたら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。
アドバンスは情報が少ないこともあって環境理解が進んでおらず、世間的な予想は【赤黒ドルマゲドン】などでした。
その一方で一定以上アドバンスをやりこんだプレイヤーは【ガイアッシュ覇道】の評価が高かったことから、ワンツーフィニッシュは妥当だったと言えるでしょう。
なお更にそこからやりこむと【青黒ゼーロ】が最強、という結論になった模様。
⑥DMGP2022-Day2
2022年10月2日開催。こちらはオリジナル。
優勝:青魔導具
2位:赤白ライオネル
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドルスザク / マフィ・ギャング / 文明 水/闇 / パワー9000 / コスト8
■夢幻無月の門:自分の魔導具クリーチャーを出した時、または自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■呪文の効果によって相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
■相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
群雄割拠の環境で何が勝つかがわからないと予想されていた中、最後に残ったのはロングゲームで圧倒的に強い【青魔導具】でした。一部のアグロが気になりはしたものの、有利を取れる相手の数は多かったでしょう。
ちなみに、当時はまだ《「無月」の頂 $スザーク$》登場前。
なお2位の【赤白ライオネル】は初お披露目といったようなデッキで、見事に決勝まで駆け上っています。
⑦DMGP2023-1st Day1
年が変わって2023年の大型大会はGPからスタートしました。開催日は2023年4月15・16日。
優勝:ラッカライオネル
2位:青黒DOOMサガ
【 スター進化クリーチャー 】
種族 メタリカ / エンジェル・コマンド / レクスターズ / 文明 光 / パワー9500 / コスト5
■スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。その後、光のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。
■自分のタマシードが出た時、コスト6以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。この能力は、各ターン1度しか使えない。
圧倒的なサガの強さvsアドバンスの精鋭といった対決が予想されましたが、蓋を開けてみるとメタゲームの妙と言うべきか、優勝はまさかの【ラッカライオネル】。
優勝者本人をして「本番はオリジナルで、練習のために出た」と言ってるくらいなので、大穴も大穴です。
2位は順当にサガでした。
⑧DMGP2023-1st Day2
こちらはオリジナルでの開催です。
優勝:赤単我我我
2位:青魔導具
【 スター進化クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / レッド・コマンド・ドラゴン / レクスターズ / 文明 火 / パワー9000 / コスト8
■このクリーチャーを、コストを3少なくし、さらに、このターン、自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で3少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーは可能なら攻撃し、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■W・ブレイカー
■このカードが離れた時、自分のクリーチャーをすべてアンタップし、このターンそれらに「スピードアタッカー」を与える。
最強と思われたサガは、サガ包囲網に屈しベスト8には残れず。サガに勝てるデッキ同士の戦いとなり、優勝は速度と再現性を重視した【赤単我我我】。準優勝はメタカードのお陰でサガと戦える【青魔導具】となりました。
オリジナルは上位の力量差が少なかった分、上位5つくらいまでには優勝の期待値が結構あったと思います。
⑨超CSⅤ新潟
2023年7月16日開催。世は大ダンタルサガ時代でした。
優勝:青黒ダンタルサガ
2位:アナカラージャオウガ
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 水/闇 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジンを1体、自分の墓地から出してもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。
歴代最強デッキの呼び声もある【ダンタルサガ】が前評判通りの優勝。そして準優勝は【アナカラージャオウガ】と、かなり順当なワンツーフィニッシュでした。
万馬券狙いの人はつまらなそうな顔していそう。
⑩超CSⅤ大阪
2023年7月29日開催。特に殿堂等は挟んでないですが、《飛翔龍 5000VT》などが追加されました。
優勝:アナカラージャオウガ
2位:クローシスサガ
【 呪文 】
文明 自然 / コスト4
■自分の山札の上から5枚を見る。その中から、コスト3以下のクリーチャーを2体まで出す。残りを好きな順番で山札の下に置く。
新潟の借りを返す(?)ような結果となり、今度は【アナカラージャオウガ】が優勝。準優勝は《百鬼の邪王門》で【赤緑アポロ】への勝率を上げた【クローシスサガ】となりました。
細かなデッキの違いはありますが、こちらも比較的順当なワンツーフィニッシュだったかなと思います。
⑪DMGP2023-2nd
2023年10月14日開催。《絶望神サガ》殿堂後の世界で、『魔覇革命』発売後の環境でした。
優勝:青黒魔導具
2位:青黒魔導具
【 クリーチャー 】
種族 ドルスザク / マフィ・ギャング / ゼニス / 文明 闇 / パワー15000 / コスト10
■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手の墓地に、どこからでもカードが置かれた時、カードを1枚引いてもよい。
トップ評価を得ていたのは【アナカラージャオウガ】でしたが、なんと【青黒魔導具】のワンツーフィニッシュという結末に。これも個人的には結構予想外でした。
大きく不利を被る対面が少なかったことや、デッキの性質が大型大会と噛み合ってたというのが大きいでしょうか。
傾向と対策
というわけで計11回の大型大会の結果をざっくりと並べてみましたが如何でしょうか。
ただ本題はどちらかというとここからで、これらの情報を元に改めてここから傾向の方を探していきましょう。
①下馬評との差異について
まず大事な観点ですが、事前予想でTier1に推されていたデッキがそのまま優勝・準優勝したケースを挙げています。
優勝という観点で言えば3回でしょうか。準優勝まで加味すれば占有率は7/22です。
多いか少ないかは個人の感覚になるとは思いますが、Tier1デッキでも使用率が20%に満たないことも多いデュエマであることを考えると、単純にTier1相応の戦績を残していると言えます。
で、これを少し拡張して、事前予想で上位2~3くらいまでのデッキだとどれくらい? と考えると、こんな感じになります。
占有率的に言えば17/22。優勝に限って言えば10/12。
まぁそりゃそうだという話なんですが、やっぱり強いから多くのプレイヤーに評価・支持されている訳ですね。
ちなみにほぼ完全な新規デッキという観点で言うと、ここで生き残っているのは【赤白ライオネル】くらい。現代のCS開催数を考えると、"抜け駆け"するのは非常に難解でしょう。
「環境上位デッキが優勝しやすいよ」というのは極めてシンプルかつ当然のような結論ではあるのですが、しかし改めて表に出してみると「思ったより環境上位デッキしか勝ってないな……」という印象を受けました。
②アーキタイプについて
その昔は「大型大会はループデッキが勝ちやすい」と言われていました。これは要するに「大型大会のような何と当たるかわからない環境に於いては、楯を殴るという不確定な要素はなるべく排除し、決まれば勝てるようなデッキを選択した方がいい」という考えに基づいています。
事実【イメンループ】に始まり、【天門ループ】【マークロループ】【オプティマスループ】といったデッキが黎明期のGPでは戦績を残しています。
そして一方でアグロ系のデッキは「様々なプレイヤーがいる中で、アグロデッキは相手との練度差があれど覆しにくく、更にミスを拾いにくいデッキ構造のため安定して勝ちにくい」などという風潮もありました。
では現代ではどうなっているのか、ということで改めて表示してみましょう。
まぁ【JO退化】がアグロデッキであるかの議論は置いておくとしても、黎明期に比べるとアグロ系のデッキでも勝ちやすくなったのは間違いなさそうです。
現環境では【赤青マジック】や【赤緑アポロ】といったアグロ系のデッキがありますが、これらを「楯を殴るデッキだから……」と評価を下げる必要はないかなと思っています。
ちなみにこちらは、「ループに関連したフィニッシュがある」ないし「追加ターンを獲るギミックがある」デッキ一覧になります。
やはりループなり追加ターンを獲得するなりというのは強いデッキの条件であり、安定した結果を求めるのには不可欠と言えるでしょう。
ただ昨今は様々なメタカードが登場していることもあり、「純粋にループのみを狙う」というデッキはだいぶ減っているかなという印象も受けます。
【青黒魔導具】も《神の試練》をループさせてフィニッシュすることは可能ですが、デッキの本質はコントロールです。或いは追加ターンを取って殴り切るというプランもあります。
まぁ特定の対面を意識していなくとも《キャディ・ビートル》や墓地リセットなどが飛んでくるのが昨今の環境です。ループ一本で行くなら《絶望神サガ》くらいの強度がないと中々勝ち切らんよな……という気はしています。
③直近の大会との環境の違いは?
今回の優勝デッキを予想するに当たって、やはり参考にしたいのは直前の大型大会、即ちDMGP2023-2ndでしょう。
上記で少し触れましたが、この環境の一番手は【アナカラージャオウガ】でしたが、結果は【青黒魔導具】のワンツーフィニッシュです。
公式のメタゲームブレイクダウンによると、TOP128のうち、実に29名が【アナカラージャオウガ】でした。続いて【赤青マジック】が17名、【黒緑アビス】が13名、【青黒魔導具】と【赤緑アポロ】が11名……と続いていきます。
【青黒魔導具】の勝因について、同記事内では「 環境では数少ない《飛翔龍 5000VT》と≪ボン・キゴマイム≫のどちらもほとんど刺さらないデッキで、現在のメタ傾向から立ち位置は非常に良いデッキだったと言えるだろう 」と記されています。
またお馴染みアーチーchでは、GP振り返り動画にて「ボンキゴVT環境」を前提とした上で、「【青黒魔導具】は、四強(アナジャ、マジック、アビス、青黒魔導具)の中でメタ的な立ち位置が1つ抜けていた」とまとめています。
GPからこの超CSまでには、当然新弾も発売されましたし、幾つか環境の変化も起こっています。
例えば先に上がった「ボンキゴVT環境」とは言えないですし、【赤青マジック】は大きく力を伸ばして【アナカラージャオウガ】との立ち位置を入れ替えたと言っていいでしょう。
超CS優勝デッキ予想!
さて、その上で優勝デッキの予想をしていきましょう。
まず前提としてですが、私は超CSの環境がざっくり以下のようになると予想します。
Tier1:赤青マジック、アナカラージャオウガ
Tier2:青黒魔導具、黒緑アビス、黒単アビス、赤緑アポロ
中でも、恐らく一番多いのはマジック。前回のアナカラージャオウガと近しいポジションになるのではないでしょうか。
①でまとめた通り、基本的にはここまでに列挙されるようなデッキから優勝・準優勝が出るとみていいと思います。
では現在の環境の基準は何なのでしょうか。
前回のGPでは「ボンキゴVT環境」ということでしたが、今回に関しては特定のメタカード云々というよりも、「【赤青マジック】の速度への対応力」というのが環境の基準なのでは? 解釈しています。
【 クリーチャー 】
種族 マジック・ドラゴン / ゲーム・コマンド / 文明 水/火 / パワー10000 / コスト7
■革命チェンジ:コスト5以上のマジック
■W・ブレイカー
■自分のマジックすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札または墓地から唱えてもよい。その呪文を唱えた後に、墓地に置くかわりに山札の下に置く。
その意味では、前回の勝ち組だった【青黒魔導具】はその立ち位置を大きく落としていると言えるでしょう。
【アナカラージャオウガ】も先攻だったら……という部分がありますが、トータルで見たときにそこまで胸を張れる訳でもありません。
そうなると2つのアビスデッキは悪くないのかな、という感じもします。特に【黒緑アビス】の爆発力は凄まじく、これは優勝をかっ攫っていっても不思議ではありません。
【 クリーチャー 】
種族 アビスドラゴン / 文明 闇 / パワー9000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうしたら、アビス・メクレイド5する。
■各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時、そのクリーチャーのコスト以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。そのターン、そのアビスは相手プレイヤーを攻撃でき、そのターン中に攻撃したら、ターンの終わりに山札の下に置く。
【黒単アビス】は《アビスベル=ジャシン帝》が絡まないときのゲームにどうしても不安が拭えず、予選の段階で2~3個取りこぼすゲームがありそうだな、という印象です。
ただ個人的に気になっているのは【赤緑アポロ】です。
【 進化クリーチャー(究極進化) 】
種族 フェニックス / 文明 火 / パワー15000 / コスト6
■究極進化:進化クリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火の進化ドラゴン(自分の火の進化ドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが出た時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。
マジックに対しては3ターンの再現度で勝り、そしてそれ以外の全ての対面に、速度で勝ります。
どうしても苦手な《百鬼の邪王門》などはマジックにあまり有用な受けとならないことから、環境にはやや少ないのでは。
勿論一番手予想の【赤青マジック】が数の利を生かしてそのまま駆け抜けることも考えられるでしょう。
というわけで、私の予想はこれでいこうと思います。
本命:赤緑アポロ
対抗:赤青マジック、黒緑アビス
オカルト的な話をすると、前回の福岡大会が大穴も大穴の【赤緑ボルシャック】だったのがやや気になるところではありますが……。
おわりに
そんなわけで過去の優勝デッキを参考に、超CSⅥの優勝デッキを予想させていただきました。
超CSⅥの開催日は、福岡大会が1月20日、群馬大会が2月3日です。
当日は生放送などはないですがカバレージはありますし、何より現地から飛んで来る速報なんかも楽しみしていただければと思います。
というわけで、今回はここまで。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!