まじめにふまじめ
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ。先週に引き続き来ますね、ビクトリーBEST。これ来週もやります。
再録や低レア枠がぜんぜん見えてないのでまだはっきりしたことは言えないんですが、それぞれの陣営の強化手段があまりにも真面目過ぎて毎日18時の新カード公開時に爆笑しています。
真面目に強化した結果としてカード単品で見るととっても不真面目に見える歪みもあったりしますが、まあ。この調子でやっていってほしいものですね。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《Kl'avia Mondo》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー5000 / コスト5
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。
■各ターンの終わりに、このターン中に自分が呪文を唱え、クリーチャーを召喚していれば、マジック・メクレイド8する。(マジック・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のマジックを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。 残りを好きな順序で山札の下に置く)
というわけで、今回も新弾のカードです。レア枠ですが、ぶっちゃけどんなカードよりもマジック陣営を強化した一枚だと思ってます。
具体的にこいつがマジック陣営にどんな強化を果たしたのかについては、神結さんがすでに記事にしてくださっているのでそちらをどうぞ。
……さて。私は以前、このカードについてこんなことを言っていました。
時代も世界も越えてやってきた、《 レアリティ・レジスタンス 》亡き後の《 Wave All ウェイボール 》の相棒です。おあつらえ向きに、レアなのであちらに引っかかりませんね。俺だけ4年前にこのカード持ってっちゃダメ?
【新弾レビュー】ガチまとめライターが選ぶ!『忍邪乱武』注目カードTOP3
……懺悔します。この注目カードレビューを書いた時点では、ここまで「マジック」がクソキモニチャニチャオタクシナジーの塊だとは思っていませんでした。具体的には、実運用的にはもうちょっと非マジックによるサポートがいると思ってたんですね。
実際どうだったかは、先ほどの神結さんの記事の通り。
前パックからの弱点をことごとく克服して陣営内カードのみでも多彩なシナジーが組めるようになったことから、今に至るまで「結論構築」と言えるものが存在しないめちゃくちゃ良テーマになってしまったわけです。
結果として、(もう何度目かになる)私の眼が節穴であることの証明だけが行われた形になります。こんなはずでは。
……というわけで今回のテーマは、そんなこと言った責任としての「GR軸の《 Kl'avia Mondo 》デッキの追求」となります。最後までお付き合いいただければ幸いです。
とりあえず、「わざわざアドバンスにする理由なくない?」「単独で組めるデッキなんだからGRない方が安定するだろ」という正論にはアルコールを流し込んで黙っていてもらうとして。
わざわざこういうことをやるなら、「そこまでして採用したGRに何を期待するか」というポイントは絶対に考えないといけません。
既存マジックを補強するうえで欲しいポイントをいくらか考えた結果、今回はややや苦手とする「防御力」といくらあっても困らない「山札掘削性能」をカギにすることに決定しました。
また、想定パターンにおいて展開のカギとなるシステム生物《 Wave All ウェイボール 》《 Kl'avia Mondo 》の誘発が「各ターン」であることに着目。
「相手ターンにトリガーで呪文を使うことで防御力を担保しつつ、追加で展開効果(ひいてはGRによるアド)を誘発させる」という戦略を軸にデッキを組んでいく……という方向性が見えました。
今回はここに(同じく各ターンに呪文を使うことで誘発できるシステム生物の)《 Wave ウェイブ 》や《 コーボー・マジカルショッカー 》も採用して展開と防御をさらに高めるパターンを想定。
盤面・手札のアドを稼ぎつつ山札を高速で掘り進め、《 Kl'avia Tune 》によるロックや《 C.A.P. アアルカイト 》のターンスキップも交えて《 ♪必殺で つわものどもが 夢の跡 》で締める……という形でやっていきましょう。
というわけで、組んでみたデッキがこちらになります。
だいたい言い切っちゃったので語ることもないんですが、一応採用意図を説明しておきたいのが多数採用されたバウンス系トリガーについて。
これらは手打ちで時間を稼ぎつつ呪文使用カウントを進めていくだけでなく、終盤余裕があるときに《 回収 TE-10 》をバウンスして出し直して使用済みの呪文をさらに使っていく機能も想定しています。
《 ♪必殺で つわものどもが 夢の跡 》を何度も使って延々追加ターンを取ったり、《 英雄奥義 スパイラル・ハリケーン 》を毎ターン使いつつ《 ボン・キゴマイム 》で耐性を持たないクリーチャーの攻撃を完封したりとオーバーキルな動きを実現してくれるんじゃないでしょうか。
他にも、パッと思いつく限りでは《 イェーガー a.k.a. 噴射 》や《 Dの博才 サイバーダイス・ベガス 》あたりも採用圏内のはず。
GRについても「《 C.A.P. アアルカイト 》を切って《 全能ゼンノー 》等の水以外の防御効果持ちを優先する」「《 ツタンメカーネン 》まで採用してドローをさらに進める」などいろいろ可能性はありそうです。特に後者はちょっとパーツ増やすことで「メカーネンループ」で勝つパターンも生まれそうですしね。
染めても他ギミックを足しても楽しいマジック陣営は、まだまだ将来性も抜群。皆さんもぜひ水文明特有の柔軟性を楽しんでみてくださいませ。
ただ、新セットの多色推しを見るに「オーバーレアが多色になって既存構築に使えなくなる」っていう嫌な予感をビシビシ感じてるんですが……その、大丈夫ですよね……?
オタクが作ってオタクが楽しむ、謎の種族カテゴリ
というわけで、《 Kl'avia Mondo 》でした。
このカードが収録された「忍邪乱舞」では、(SRの「メクレイド8の大当たり」サイクルやVRの「W・メクレイド8」サイクルのおかげで)いつもなら光っててもおかしくないおもしろカードがレア以下に降りてきていたりします。
《 振舞の超人 》《 忍鎖の聖沌 94nm4 》など活かし甲斐のあるカードもたくさんありますので、皆さんもぜひ独自のデッキを編み出していってくださいませ。
《 冥逝邪夢 》が活きるのは……たぶん、今ではなさそうですが。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
おや、今回もテーマがありませんね。さすがに新パックのカードについて言及するような内容になる予定ですが、まだ見えてないカードが多すぎるんですよね……。
というわけで、次回のテーマはこちらです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。