はじめに
はじめまして。あるいは、お久しぶりです。北白河と申します。 生きています。
カツキングに次ぐ能力盛り盛りドラゴンがどっさり出てきた割に起源神そのものへの言及はなくてきたしーの怒りを買った「デュエキングMAX」から二か月ほどが経ちまして。
いやあついに来ましたね、「終末王龍大戦」!そのパック名絶対持ってきちゃダメなやつだろ!
王来編の最後を締めくくるパックだけに、ド派手なギミックや痒い所に手が届く新規カードで見どころ満載の構成ですね!今回はナスオいないから大丈夫だと思ったらアンコにいんじゃねえか!
そんな「終末王龍大戦」の中から北白河が独断と偏見で選んだ注目カードをデッキ構築案なども交えながら紹介させていただきます!
目次
《未来王龍 モモキングJO》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ/ヒーロー・ドラゴン/レクスターズ / 文明 火/自然 / パワー 7000 / コスト5
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーから進化できる、名前に「モモキング」とある進化クリーチャーを1体、自分の手札からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、このターン、このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーの一番上のカードをカードを墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップし、カードを1枚引く。
毎年恒例、雑にデカい打点が出るタイプの主人公の最終強化形態です!
でも今年は毎回強化されてるからありがたみが薄いですね。ドラゴン出しすぎてありがたみが失われた時のことを忘れないでくださいね。
そのスペックはというと、進化モモキングならなんでも即座に進化できて再攻撃可能というぶっ飛んだもの!
要するに手札にいっぱい進化先を握っておいてワンショットしてね、ということですね。
これにより、今まで「弱い」「ボルメテウスの歴史に泥を塗るな」「合体事故」「コアクラッシュ・モモキング」「どう略しても他と被る」「公式にすら『見た目よりは強い』扱い」「10年遅い」などなど散々な言われぶりだった《 ボルメテウス・モモキング 》もついに浮かばれました。浮かばなくていいのに。
何がいいって、《 禁断のモモキングダム 》と《 アルカディアス・モモキング 》で自力で(その攻撃中の)除去耐性得ながら殴りまくれるんですよね。
しかも《 進化設計図 》とか《 弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!! 》とかでごっそりパーツを手札に加えられるのも嬉しいですね。
なんなら素で侵略してシンカパワーを使える《 アカシック・ファイナル 》でパーツを引っ張ってくることすら可能です。
構成上専用構築を要求するタイプのカードとはいえ、その爆発力とヒーロー性は抜群。
ここは一つ、キッズになった気持ちでモモキング満載のデッキを組んでみて大暴れしてみるのはいかがでしょうか?
私は遠慮しておきます。ドラゴンだし。
《終末縫合王 ミカドレオ》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/ゴッド/ゼニス / 文明 水/闇/自然 / パワー 19000 / コスト 10
■EXライフ
■ブロッカー
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から好きな数のクリーチャーを出し、残りをマナゾーンに置く。
■自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の、コスト8以上のクリーチャーが4体以上あれば、自分はゲームに勝つ。
《 邪帝縫合王 ザ=デッドルナ 》…改め、残り二つの「王」の魂持ちをセットにコンバートされた新たなる「王」ですね。一体倒すと二つの魂が手に入る!お得!
「雑にアドを稼ぐ」が信条の縫合陣営の王だけあり、その能力もシンプルかつ強力!
召喚にさえ成功すればライブラリトップ4枚からクリーチャーを無制限に踏み倒せるのはさすがに前代未聞です!【キューブ】使いが死ぬ前に見た夢か?
これだけでも十分以上に化け物スペックですが、こちらのターンの頭に8マナ以上の生物が4体以上いるとその場で勝つというデカすぎるおまけがついてきます。EXライフ持ちにつけていい能力じゃないだろ!
「現代デュエマの10マナ生物はこれくらいやってもええんやで」という公式からのお達しをいただきましたので、ありがたく知性を捨ててデッキを組んでいきましょう。
ちょっと捨てすぎました。
とはいえディスペクターがゼニスという種族を持ってるだけでいろいろ悪さが効くのは《 黒智縫合 レディオブ・ローゼルド 》が証明済み。
デッキの主役にしても十分強力ですが、既存の大型多めのディスペクターデッキに少数足して「殴らずに勝てる追加の勝ち手段」としてもいいかもしれませんね。
ところで種族についてるゴッドのほうは…活きるとき来るんですかねこれ。
《 ゴッド・シグナル 》で積み込んでトップから踏み倒しとか楽しそうではあるんですが…うーん?
《Volzeos-Balamord》
【 キング・クリーチャー 】
種族 ディスペクター/ニュー・ワールド・ドラゴン / 文明 光/水/闇/火/自然 / パワー 555555 / コスト 9
■自分の手札またはマナゾーンに3種のキング・セル「新世界王の権威」「新世界王の思想」「新世界王の闘気」が揃っていれば、合体させ、コストを支払ってこのキング・クリーチャーを召喚してもよい。
■エクストラEXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドのうち1つを墓地に置く)
■スピードアタッカー
■ワールド・ブレイカー
■このクリーチャーは、出たターンの間、ブロックされない。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
■自分が「G・ストライク」を使った時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置き、相手のクリーチャーを1体選んでタップしてもよい。
ついに出ました、王来篇のラスボス!
「キング・クリーチャー」という固有のサブタイプとメインデッキからの「合体」システムを引っ提げてやってきた、これまた毎年恒例のクソデカ生物です。
《 新世界王の権威 》《 新世界王の思想 》《 新世界王の闘気 》なる三枚のキング・セルを手札やマナに揃えて9マナを払うと合体、召喚できる…というこのカード。
それぞれのパーツがアンタップインの3色カードかつG・ストライク持ちなので、気兼ねなくマナに置けてデッキの動きを阻害しないのがいいですね。
もちろん、揃った後の性能はデュエマ史上でも屈指のもの!
端的に言うと「次のターンにトップデッキとシールドのカードで除去しないと負け」を相手に押し付けるカードです。もっと端的に言うと「出たら勝つ」ですね。
六枚のパーツを31マナ払ってバトルゾーンに揃えて勝てないどっかのラスボスにも見習ってほしいものですね。
デッキスロットを大量消費する&マナを大量に要求するというギミック上、まともに成立させるデッキを組むなら専用構築が要求されそうです。
そんなわけで試しに組んでみたのがこちら。
「5c特有の過剰ブーストさえやっとけば出すところまではなんとかなるんじゃ?」という発想から「ならそのあとどうやって勝つ?」にシフトし、《 禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ 》で《 カダブランプー 》か《 Disノメノン 》を投げて勝つというプランで組んでみました。
思考があまりにも停止しすぎてるようにも見えますが、実はトリガーとG・ストライク合わせて7割近く取れてるのでまともな手段では意外と崩しにくそうだな…って感じですね。
キング・セルのルールや裁定についてはまだまだ未知数ですので、とりあえず情報を待ちながらいろいろいじってみてくださいませ。
…しかしこれ、カード指定除去どうなるんでしょうね。《 テック団の波壊Go! 》で解体されるラスボスは、【起源神】だけで十分です。
(追記:「カード指定除去」については裁定変更によりEXライフで耐えられることがわかりました。波壊Goも安心!)
《マニフェスト <リーフ.Star>》
【 スター進化クリーチャー 】
種族 トリックス/サイバー・ウイルス/レクスターズ / 文明 水 / パワー 11000 / コスト 6
■このクリーチャーの召喚コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりに、このクリーチャーを手札に戻す。
■スター進化:レクスターズまたは水のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見て、その中からカードを2枚まで手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
恒例のSRスター進化サイクルからは、水文明代表のマニフェストをチョイス!リーフくんには私も世話になりましたからね。
スター進化のルールを利用というか悪用した彼の主効果は、なんと2枚の無条件サーチ!
現代デュエマで狙ったカードが2枚手札に入ることが限りなく「次のターンに勝利」と書いてあることは、読者の皆様もご存じだと思います。どんなミラクルも起き放題!
「デメリット能力ですが?」みたいな顔してついてる自己バウンスによるコスト軽減も、シンカパワーを毎ターン踏みまくったりといくらでも悪用可能です。
なんなら《 Code:1500 <アダム.Star> 》に侵略したら上だけバウンスで次のターンもバウンス&ロック確定ですからね?
総じて、水文明の絡むビートダウンに革命を起こす一枚と言っても過言ではないと思います。
【赤青覇道】など、明確なキーパーツが存在するデッキにとっては願ったり叶ったりですね。
しかし、《 マニフェスト <マルコ.Star> 》といいマニフェストの好みはめちゃくちゃ一貫してますね。3ドローできる生物にしか興奮しないんでしょうか。
《 ソーシャル・マニフェストII世 》を産んだマニフェストの嫁も、きっと3ドローできたんでしょうね。
インフルエンサーとの玉の輿を狙うなら、まずは出た時に3枚カードを引けるようになるのが近道ですよ。
《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/ナイト/サムライ / 文明 光/闇/自然 / パワー 13000 / コスト 8
■EXライフ
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚まで、自分のマナーゾーンまたは墓地から手札に戻す。
■自分のディスタスとディスペクターの召喚コストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
ミカドレオの残りカス戦国編のラスボスこと《 暗黒皇グレイテスト・シーザー 》と、主役の《 超聖竜シデン・ギャラクシー 》がまさかのディスペクト!
今回の目玉である、シリーズ主人公&ラスボス合体ディスペクターサイクルの一角ですね。
いやあ神化編のディスペクターが楽しみだなあ!六体神と究極進化MAXとか、すごく派手になりそうじゃないですか?今からワクワクですね!(大粒の涙を流しながら)
ド派手な組み合わせと裏腹に、能力そのものは超堅実。
なんといってもうれしいのが、このカラーリングでは地味に難しかった墓地・マナ回収による手札補充ができること!ベンで直接マナから出せばいいじゃんとかいう話はしてないぞ!
カードタイプを問わないのもありがたく、これまで一度手札以外に来たらなかなか使えなかった呪文や前述のキング・コアだって楽々回収可能です。
コスト軽減も返しのターンに除去されるかゲームが終わらなければ確実に役立ってくれるでしょうし、これまでにない「縁の下の力持ち」的な活躍が期待できますね。
…このカードの最大の災難は、「第四弾で来ちゃったこと」にあると思います。
この手の「地味強」系の効果、メンツが足りない時ほど欲しいんですよね…!
もし第一弾で出てたら、当時の【5cディスペクター】あたりで独自の立ち位置を築けたんじゃないかとは思うんですが…。
カードパワーそのものは十分高いのに、時代が悪いという典型的なパターンですね。おのれベン。
《 終剣連結 アビスハリケーン 》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/アウトレイジ / 文明 火 / パワー6000+ / コスト6
■EXライフ
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■すべてのクリーチャーは、「スピードアタッカー」を得、ブロックできない。
■クリーチャーは可能なら攻撃する。
■クリーチャーの攻撃終わりに、そのクリーチャーを破壊する。
■このクリーチャーの「EXライフ」シールドがなければ、このクリーチャーのパワーを+12000する。
あの《 暴剣超邪 ハリケーン 》と《 インビンシブル・アビス 》がディスペクトされて生まれた…
【ドロン・ゴー】強化パッチです。
デュエマ史上屈指の失敗能力であるところのドロン・ゴーですが、このカードはその大きな弱点である「発動までのタイムラグ」「能動的破壊効果の乏しさ」を完全にカバーしてくれます。
これで何ができるようになったかというと、任意のドロン・ゴー持ち→《 名前の長いやつ 》→任意のドロン・ゴー持ち→こいつという任意のルートでのワンショットキル。
地味なポイントなんですが、エグザイル・クリーチャーには《 宇宙美刃 ミケランジェロ 》《 獣音鼓笛 グローバル 》みたいな手札補充持ちが多くてですね。
やろうと思えば「連続攻撃の途中に足りないパーツを引いてくる」っていうムーブができちゃうんですよね。
おまけにブロック不能効果もあるので、突破力や奇襲性も十分。これで6マナというぎりぎり実用圏内のコストなのはファンにとっては感涙物でしょう。
……ただし、いい話だけでもなく。今までアレだったんだからいい話だけくれてやれよ!
うっかり手札が詰まったりトリガーで凌がれたりした場合、このカードの恩恵は全部相手におっかぶさります。
つまり、相手の手札盤面がよほどマズくない限り逆ワンショットが決まっちゃうわけですね。
このカードをコンセプト通りに使用するならばデッキの枠の多くはエグザイルに取られるでしょうから、受けを強くするのはなかなか難しげ。
何らかの手段でトリガー対策をするか、いっそすっぱりあきらめるかはあなた次第です。
…実は【ドロン・ゴー】よりも【6軸ガチロボ】あたりでSA付与担当として素直に運用したほうが使いやすそうなのは内緒です。
《 終末王秘伝オリジナルフィナーレ 》
【 呪文 】
文明 水/闇/自然 / コスト 5
■アタック・チャンス:水と闇と自然を持つディスペクター
■自分の山札の上から3枚を見る。その中から2枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を手札に加える。
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、自分のマナゾーンのカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを-1000する。
毎回恒例となった「秘伝」呪文にして、最後までアドのことしか考えなかった縫合陣営らしいカードです。
2ブースト!1枚手札増加!除去!というシンプルにそれぞれの色の特徴を活かしたスタイルは、まさしく《 ドンドン天災(デドダ)むナウ 》と言わんばかりのスペックですね。
「手打ちしてもそこそこ強く、アタック・チャンスでもっと強い」が売りの秘伝サイクルですが、残念ながら縫合陣営は超大型が多めなので踏み倒しによるマナブーストとして使うのはちょっと厳しめ。
現状だと、最軽量&マッハファイター持ちの《 悪撃縫合 ドルゲペイン 》から踏み倒して2面除去+2ブースト+もろもろの手札補充…という流れを作るのが強そうです。
ところで、前述の《 Volzeos-Balamord 》は、ストーリー的には「全ての王の秘伝を同時にぶっぱなす」というのがオーバーキル必殺技だそうですが。
実は《 覇王類虹色目 イメン=ボアロ 》で任意のディスペクターを5文明に染めてしまえばわりと再現できちゃったりします。《 ビックリ・イリュージョン 》で5色生物をディスペクターにしてもいいですね。
ぶっちゃけこんなことやっても勝てないことを除けば、ロマンあふれる楽しいコンボだと思いますよ。
ガッツあるデッキビルダーの方は、ぜひお試しあれ!
ちなみに、俺は諦めました。デッキに素撃ち想定してない呪文を20枚積むのはもうデッキじゃないんよ。
《「光速の星騎士」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ/レクスターズ / 文明 光 / パワー2500 / コスト4
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分のクリーチャーが出た時、相手クリーチャーを1体選び、タップする。
■自分のシールドゾーンにあるコスト4以下のクリーチャーすべてに「S・トリガー」を与える。
あの《「雷光の聖騎士」》の息子が、レクスターズとなって登場!
防御に長けた父親の意思を引き継ぐように、こちらもとっても便利な防御効果を持っています。
トリガー付与効果は光の4コスト以下とさすがにやや狭いですが、タップ効果には制限がない(さらには自身も含む!)のがミソ。
受けになるのはもちろん、進化速攻やSA持ちを絡めることでバシバシタップキルしていけるのはこのカードにしかできない芸当と言えるでしょう。
そんなことよりも重要なポイントが…
…いやその。これ入って2マナコモントリガーが抜けただけで途端にデッキに見えてきちゃったんですよね。
ここまで戦力が充実してきたなら…光レクスターズ、ワンチャンあったりしませんかね…?
《Disゾロスター》
【 クリーチャー 】
種族 オラクル/ディスタス / 文明 光 / 闇 / 自然 / パワー 3500 / コスト 3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
《 Disジルコン 》《 Disノメノン 》に続いて駆け込みで登場した、公式から「使われますように」という思いを受けてやってきた軽量三色ディスタスシリーズの接続陣営担当です。
どこからどう見ても《 天災 デドダム 》を意識した、1枚で3ゾーンを肥やすクリーチャーですね。しかも1枚はシールド追加になるので、トリガーを鑑みれば長期的にはデドダム以上の価値をもたらしてくれることでしょう。
…ただ、「接続カラーのデドダム」を期待して使うと肩透かしを食らいそうな気配もあったり。
あちらと比べた時の弱点としては、「カードを置く順番を選べない」ことと「短期的には1ブーストしかしてない」こと。
デドダムの長所である「めくれたカードからこの先の戦術を考える」という使い方はできないので、あれこれ役割を持たせるより「マナ基盤兼リソース要員」と割り切って運用するのがよさげです。
……こう見ると、なんであいつ許されてるんでしょうね。
彼だけでなく、混成陣営にはタップキルとドローの鬼こと《 Disクチック 》が、連結陣営には革命チェンジと破壊シナジーの鬼こと《 Disアサイラム 》が加入し、ついにこのサイクルが完成することとなりました。めでたいですね。
…いや《 Disアサイラム 》なんでお前4マナなんだよ!サイクルの対称性を損ねてんぞ!
実際この効果で3マナは強すぎるのでアレだとしても、せめてなんとか3マナに抑えてほしかった…!(サイクル概念の強火オタクなので)
《地龍神の魔陣》
【 呪文 】
文明 水 / 自然 / コスト 2
■G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を手札に加えるかマナゾーンに置き、残りを好きな順序で山札の下に置く。
最後にご紹介するのは、史上最強の2マナブーストにしてドローソースのこちら。今回のきたしーおすすめ枠です。
別のカードになっちゃうんですが、「序盤はブースト、終盤はドロー」が可能な《 電脳鎧冑アナリス 》って強いじゃないですか。選択肢があるタイプの強さ、あると思います。
このカードは、ブーストか手札かという選択肢はそのままに三枚デッキを掘れるようになりました。は?
つまりこのカードは、「序盤は足りない色のマナをピンポイントで探し、終盤は三枚見て最適な一枚を探せる」カードなわけで。アナリスを泣かせたな!法廷で会おう!
おまけにG・ストライクで受けにもなるんだからえらいことです。お前ーっ!18年かけて《 フェアリー・ライフ 》がやっと克服したものをなーっ!
はっきり言って、文明が合うデッキならなんでも採用が検討できるレベルで「丸い」カードに仕上がっていると思いますよこれ。
むしろ「このカードを採用できることがデッキカラーを決める理由になる」まであるレベルです。デドダムとも一致してるし。
というわけで、これからの初動ブーストは「質」をテーマにして行きましょう。「量」の初動ブーストは捨てろ。
おわりに
というわけで、「終末王龍大戦」注目カードでした。
ピックアップから外れたカードをざっくり眺めると、総じて「派手でロマンあふれる高レア」と「堅実かつ強力な低レア」という印象ですね。
特にレア枠の「地味強」カードの充実具合は過去パックでもトップクラスだと思ってたり。
いつにも増して「触ってみると楽しい」カードが多い印象ですので、食わず嫌いせずにいろいろ試してみてください。
というわけで、ちょっとでも興味の湧いたカードがありましたらぜひぜひ実際のカードを手に取ってみてくださいませ!できれば弊社で!
それでは、次の記事で。北白河でした。