《空虚への扉》(マローが刷りたかったほうの)
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあついに来ましたね、デュエリストを破壊できる呪文。
ついに人間を合法的に破壊できる時代が来たか……と思ったのですが、残念ながらルール的に「デュエリスト」は未定義領域。カードによる万人の万人に対する闘争が訪れるのは、もう少し先のようです。
逆に、皆さんが突然「1つ」「2つ」とカウントされるようになったら危険です。たぶんもうすぐあなたは破壊されるので、シャッフの宣言「7」とかで身を守りましょうね。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《母なるパック》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
■自分のクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。
■デュエマの未開封拡張パックを1つ開けて、相手に見せる。その中から、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。残りを自分のコレクションに加える。
父なるパック(相手に自腹でパックを剥かせる)
DMEX08こと「謎のブラック・ボックス・パック」に登場した、BBP名物のパック開封カードです。
基本的にはそれらと同じネタカードに過ぎないのですが……実は一般流通する関連カードでは唯一となる「剥くパック」に制限のないカード。
つまり、未開封の拡張パックさえ準備できるならば時代に関わらずあらゆるクリーチャーが出せる(可能性がある)わけです。
今回は、この特性を活かして狙ったカードを引く方法を考えていこうと思います。
……あ、言わずもがなですが「剥く前のパックを擦ったりして中身を確認する」ようなサーチ行為は行いませんよ。あれ普通に犯罪ですからね。
まずパッと思いつくのが、「内容固定パック」を剥くこと。
最近ではこの手のパック(内容固定セットも拡張パック以外の形で売られますからね)はあまりないですが、持ってさえいればDMC-11を剥いて《 紅神龍バルガゲイザー 》を出したりDMC-52を剥いて《聖霊王エルフェウス》を出したりするのは十分可能です。
DMC-12を剥いて《 光器エレーナ 》を出すこともできますが……そのパック、どう考えても中身より「未開封品のパック」の価値のほうが大きいと思いますよ。いや中身の価値が低すぎるという意味で。
これ以外のパックから狙ったカードを剥くことは困難…ではあるのですが、実はほかにも狙ったカードが引けるパックが存在します。
それが、去年の夏に発売されたDMEX「英雄戦略パーフェクト20」。
実はこのセットは開封時点での箱の中身の配列が半固定になっていましてですね。
ゼーロJr.→ボルツ→黒城→ルシファー→ミノマル→アバク→キャップ→ジェンドル→ジョージ→ミミ→ザキラ→ドラゴン龍→キラ→ゼーロJr.のどこかから始まるローテーションにレアパック3種がランダムで挟まる…という純然たるソートが存在します。
つまり、「未開封の箱で買ったうえで狙い目のパック付近を剥いて中身を確認すれば、(上記の13パックであれば)実質的に内容を推測できるパックを作成できる」のです。
もちろんレアパックの挿入により完全確定させるのはちょっと手間ですが、「狙ったカードがありそうなところ以外全部剥く」ことで解決可能です。
アドが欲しければ《 天災 デドダム 》、打点が欲しければ《 鬼ヶ羅刹 ジャオウガ 》…といったように、中身が確定したパックを複数個用意することでこのカードの汎用性は極限まで高まることでしょう。
そこまでやる価値があるかと言われると……まあアレなんですが。
では、ここからが本題。
この《 母なるパック 》を使い、「内容固定ではないパックを剥いたうえで狙ったカードを引き当てる」ことは可能なのでしょうか?
過去の拡張パックを全力で調査したところ、ただ1パック・1種類のカードのみがこの離れ業を可能にしてくれることが判明しました。そのカードとは。
コロコロコミック2017年4月号付録『DMRP-01「DM新1弾 ジョーカーズ参上!!」コロコロ限定SR確定パック』から出てくる、プロモ版の《 超特Q ダンガンオー 》です。
実はこのパックは「ランダム封入の5枚+よくある付録カード枠のダンガンオーが同じパックに封入されている」という仕掛けになっており、他にほぼ例の見ない「確定枠があるランダムパック」になっているわけです。
ジョーカーズさえいれば本人のスペックも割と良好ですので、もしインチキをしないならば踏み倒し先としてはかなり向いてると言えるでしょう。
……まあ最大の問題は、このパックの入手手段なんですが。コロコロのメインターゲットのキッズがこんなもん未開封で取っとくわけないだろ!
獰猛なるパック(仲良く二人でパックを剥く)
というわけで、《 母なるパック 》でした。
実は1箱にマスター確定の新章以降のカードなら「BOXをめちゃくちゃ買って1パック残して剥き、剥いたパックにマスターが欠けてたら残ったパックから確定でマスターが出る」というテクニックで任意のマスターカードを引いたりもできるんですが…
「狙ったマスターが引けるパック」を作るのには期待値で30箱、一箱5000円としても150000円くらいかかる計算になります。
あなたが総資産5000兆円のお嬢様でもない限り、やめといたほうが無難ですね。
本人は「そんなことするならこのカードを無限ループさせて引くまで剥けばいいですわ」って言いそうですが。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。