【北白河の今日の一枚】vol.81《ランボルタッ君》コロコロnバン!(一般化)

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【北白河の今日の一枚】vol.81《ランボルタッ君》コロコロnバン!(一般化)

好奇心と、それなりの反省

こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。

前回、「どこまで記事タイトルを長くできるのか」に挑戦したところ、twitterに記事タイトルが入らなくなって拡散力が著しく低下しました。

好奇心で何かをやると、往々にして猫が死ぬのです。

というわけで、今回もやっていきましょうか。

この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。

それでは、今日のカードはこちら。

《ランボルタッ君》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 火 / パワー12000 / コスト8

■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)

「初出どこだっけ…?」と思わせること請け合いの、プロモカードです。

…実際、みなさんこれがどこに収録されてたか思い出せます?これ見てる人、絶対「うわーお世話になった!懐かしい!」って言わないと思うんですけど…。

その答えは、雑誌「コロコロイチバン!」付録です。

これが配布されたのは2018年5月号。雑誌の対象年齢が小学校低学年なので、おおむねこのサイトの読者(10代後半~20代前半を想定しています)はこれを手にする頃には月間の方のコロコロを読んでいた頃でしょう。

実は、コロコロイチバンにおいてはここ数年「めちゃくちゃデカい、誰が使うんだそれっていう準バニラ」が年度初めに投入される…というのが恒例になっています。

今回はなぜこんな風習が生まれたかについて、コロコロイチバン!付録カードの歴史をたどりながらやっていこうと思います。

まず大前提として、「コロコロイチバン!」という雑誌について軽く解説しますね。

「コロコロ本誌」こと「月間コロコロコミック」の低年齢向け兄弟誌として2005年に創刊された雑誌です。「男児がイチバン最初に触れる漫画雑誌」という意味合いで名付けられたわけですね。

その他特記事項としては、「デュエル・マスターズの情報はそこまで重要視されていない」「デュエマの漫画も載ってない(2007年で終了)」などがあります。

それを踏まえた上で、この雑誌に「毎年カードが付いてくる」ようになってから付録としてついてきたプロモカードが《 デビルベッカムXXX 》

これは近い時期に学年誌(懐かしい言葉だ)でも付録として登場しており、おそらく同時期に公開されていたデュエマの映画プロモーションとしてばらまかれたものと思われます。

以前から「学年誌や本誌と一緒にまとめてイチバンでプロモカードばらまき」というケースはあったのですが、映画コラボということで反響が良かったものと思われます。

はいじゃないが

これをきっかけに、以降《 爆竜デュアルベルフォース 》《 無頼勇騎クロトラ 》《 ガイアール・アクセル 》といった「デカくてわかりやすいカード」が年度のはじめの方に刷られていくことになります。

おそらく、「何かわからんけどすげーカッコいいイラストのお兄さん向けカード」に触れさせることでデュエル・マスターズ、ひいてはコロコロ本誌への導線を引く意図があったのでしょう。

何がデュアルなんだよ
ビャッコの2Pカラー
自分のアクセルは踏めない

その後も《 アクセル・カイザー「迅雷」》《 バトルエール・カイザー 》《 熱血龍 リトル・ガンフレア 》《 メガ・カラクリ・ドラゴン 》など順調にカスみたいな性能のドラゴンを輩出していくわけですが…ここで転機が訪れます。

こっちは自分もアクセルを踏める
毎年アクセル踏んでられないのでエールを贈る
これだけ設計思想が違いすぎない?
やっぱり←の方針は不評だったんだ…

それが、新章デュエル・マスターズへの突入

低学年キッズの目を引けるドラゴンの世界観的消滅……この大問題に対して、コロコロイチバンの回答は実にシンプルなものでした。

2月2日、飛鳥五郎という男を殺したのは貴様か!?

《 ズバット戦車 バチゴーン 》。つまり、「何かわからんけどすげー数字がデカくて強そうなお兄さん向けカード」への転換を図ったのです。

その後も、《 フット坊主 》《 ランボルタッ君 》《 ドキドキ・ホーテ 》《 チョコっとハウス <バデス.Star> 》といった同じ思想で作られたクソデカカードが毎年刷られている……というわけですね。

今年またイチバンに帰ってくるぞ
どの面下げてイチバンとか言ってんだよ
どう見ても去年のやつより速い
チョコっとハウスとバリアント・バデス両方へのディスペクト

「こんなに似た効果の毎回刷って、読者に飽きられないの?」という声もあるでしょうがそこは心配ご無用。

「コロコロイチバン」はそもそも若い読者をコロコロ本誌へと軟着陸させるに作られた雑誌。この雑誌を数年にわたって読み続けるような奇特な読者のことは、はじめから想定されていないものと思われます。

そのため、常に新鮮な気分で準バニラを毎年供給できる……というわけですね。

また、シンプルな効果のカードばかりなのには「対象年齢層が低い」以外にもう一つ理由がありまして。

例によって邪推なんですが、おそらくこの枠には「万が一にも環境で活躍させてはならない」という縛りがあるのです。

なぜかというと、この「コロコロイチバン!」という雑誌の発行数とターゲットにヒントがあります。

「コロコロイチバン!」の現在の発行部数は、コロコロ本誌の約1/10の35000部ほど。本誌プロモの《 禁断のモモキングダム 》ですら環境で活躍したら品薄になるのに、この部数で人気が出てしまうといかにヤバいことになるか想像できると思います。

また、この雑誌のターゲットはそもそも「デュエマを知らない、さらに低年齢層」。もし仮に強力カードであったとしても、「捨てられてしまう」「死蔵されてしまう」などの理由で市場にはほとんど出回らないであろうことは明白です。

そんなわけで、きっとこれからもこの雑誌には端にも棒にもかからないファッティが収録され続けることでしょう。決闘者の道を歩むきっかけを得る子供と、販促と供給の安定のために。

ちなみに、前述の「とにかく市場に出回らない」という特性は裏を返せば「コレクター需要が高い」ということでもあります。

ちょっとこの記事を書くために調べてみたんですが、モノと状態によってはちょっといいSRとかが買える値段してて驚きましたね…。

もし家に死蔵しているカードがあるなら、これらのカードを探して漁ってみる価値はそれなりにあるんじゃないですかね。

次回ネタバレ:お嬢様は来ない

というわけで、《 ランボルタッ君 》でした。

どんなカードにも、ちゃんと収録されている理由というものはきっとあるのです。ハンロンの剃刀は一旦しまって、「どうしてそのカードがあるのか」を考えるのは無駄ではないと思いますよ。

その剃刀は、ドラゴンの喉に突き立てるためにあるんですから。

さて、次回予告のコーナーです。

弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。

毎回易化傾向にあるこのクイズ

というわけで、次回のカードはこれです。おっと、少なくとも起源神でないことはわかりましたね。各自予習していってください。

この記事の感想などありましたら、#北白河の今日の一枚でのツイートや拡散などなど心よりお待ちしております。

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それでは、次の記事で。北白河でした。

前回の記事

ブラックとホワイトじゃ駄目だったんですか

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