このデッキはこんな人におすすめ! |
●引いたカードに応じてプランを組み立てるようなデュエルがしたい! ●相手とのリソース差を広げまくりたい! ●「どっちの択を選んでも苦しい~!」な状態の相手の顔で飯を食いたい |
村民・𝙆𝙄𝙉𝙂 𝙊𝙁 𝙋𝙍𝙄𝙎𝙈 -𝓓𝓻𝓪𝓶𝓪𝓽𝓲𝓬 𝓟𝓡𝓘𝓢𝓜.𝟭-続編制作決定ありがとう・まんじゅうです。弛まぬ応援があれば、4年間ほとんど動いてなかったコンテンツだって息を吹き返す時代でございます。皆様も好きなコンテンツにはサイリウムを振り続けてあげてくださいね。
弊所もまた皆様の応援によって成り立っております、な当企画格安デュエマ研究所。
今回は「昔そんなデッキあったよね~」シリーズ。いつのまにか随分安くなっていた、
コレについて研究していきます。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキおよびドリーム英雄譚の定価(=約5000円)以内」という基準に則っていきます。
(シングル価格は、執筆(2024/12/6)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
赤黒基盤のニューカマー:攻め気とドローの供給源は
【 呪文 】
文明 闇 / コスト8
■この呪文を唱えるコストは、自分のシールドの数が5より少ない分だけ少なくなる。
次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手は自身の手札をすべて捨てる。
▶自分のシールド1つにつき、相手は自身のシールドを1つ選ぶ。こうして選ばれなかった相手のシールドをすべてブレイクする。
《ロスト・チョイス》。状況によって全ハンデスとシールドの同数化を選択できる上に、自分のシールドを減らすほどコストが軽くなる呪文です。かつてコレを採用したデッキがちょろ~っと競技環境にいたりいなかったりしました。……しましたよね去年。自信なくなってきたな。
基本は気軽に使えて強い全ハンデスを狙いたいところですが、それだけなら1マナ軽い《ロスト・ソウル》に注力した方が安定するというもの。どうせ使うなら自己軽減能力も《憎悪と怒りの獄門》しぐさも活かせるよう、自分のシールドを減らしていけるデッキにしたいですよね。
早期に自分のシールドを削る、と来れば思い当たるのは【赤黒邪王門】の基盤。《ロスト・チョイス》や《百鬼の邪王門》と相性の良い《ロック・ポロン》が最近実装されましたし、《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》も絡めれば中々面白くなりそうじゃありませんか。
しかしながらこのコンセプト、大量にドローできる構造が必要そうな気配をヒシヒシと感じます。《ロスト・チョイス》を探しながら《百鬼の邪王門》をカウンターとして構え続け、あわよくば《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》も拾いたい……。そんな理想、自分のシールド5枚を全てリソースに変換した程度では手が届くか怪しいもので。
赤黒の基盤で、これ以上争いなくリソースを確保するのは難しそうです。であれば、例えば攻撃した分手札が潤えば。手札誘発型の防御手段を抱えられるおかげで、相手のシールドを攻撃することへの抵抗感が少ない点は是非とも活かしたいところです。
- クリーチャーの攻撃をリソースに変換できて
- マナを伸ばしにくい赤黒の基盤でも使いやすい自己軽減能力持ちで
- あわよくば《ロック・ポロン》《百鬼の邪王門》と引っ付くコスト6ちょうどで
- もっと言うなら《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》とも何かしらの噛み合いがある
- 格安のクリーチャー
これらのワガママなオーダーを全て満たせるクリーチャーなんて……。
いるもんですね。都合良く。
デッキレシピ:ロストアッシュ邪王門
デッキの合計価格は5065円(2024/12/6時点)でした。
お互いのシールドをリソースに変換しながら、《ロスト・チョイス》による妨害と《百鬼の邪王門》によるカウンターを後ろ盾にガツガツ攻めていくのがメインプランです。
デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」ボタンから欲しいカードを選択して「在庫チェック」ボタンを押すと、直接カーナベルでカードを購入することができます。便利ですね。
採用カード解説
メインカード
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー6000 / コスト6
■このクリーチャーを、[火(4)]を支払って召喚してもよい。そうしたら、このクリーチャーが出た時、相手は自分の山札の上から2枚をシールド化してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーがシールドをブレイクした時、カードを1枚引いてもよい。
110円
コンセプト。コイツのおかげで私が5枚・10枚とドローしたのにまだコイツを弱いカード扱いするお相手を見て、悪いインターネットの民意に侵される恐ろしさを垣間見ました。
自分のシールドを変換する以外に継続的な手札補充手段が乏しかった赤単カード界に現れた、期待の新星です。結局シールドを触媒にしているのは変わらないんですが、ものすご~く単純に考えれば倍になりますからねドロー枚数。
2~3ターン目に1~2体のクリーチャーが並びがちなこのデッキにおいては、4ターン目以降場に出るだけでモリモリ手札を稼いでくれます。自己軽減を適用して召喚すると、
- 延命はできるものの、相手にドローの権利や《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》のタダ撃ちチャンスを与えるシールド2枚追加
- ↑のデメリットは帳消しにできるものの、《百鬼の邪王門》パワーで殴り合いが得意な相手にSA2打点の早期着地を許すことで死が迫るシールド0枚追加
のどちらかを相手は選ぶ羽目になります。デッキの構造上どちらを選ばれてもお得なので、相手の判断に合わせてプランを切り替えて戦いましょう。
《ロスト・チョイス》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト8
■この呪文を唱えるコストは、自分のシールドの数が5より少ない分だけ少なくなる。
次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手は自身の手札をすべて捨てる。
▶自分のシールド1つにつき、相手は自身のシールドを1つ選ぶ。こうして選ばれなかった相手のシールドをすべてブレイクする。
50円
コンセプト。フルスペックを活かすには手間暇もリスクを負う覚悟も必要ですが、それに見合う絶大なリターンをもたらしてくれる呪文です。前述の通り、基本は全ハンデスモードで運用していくのがベターですね。
4~5ターン目の詠唱で相手が初手から温めていたプランを破壊したり、中~終盤のシールドブレイクによって与えてしまった手札を刈り取る目的で使っていきましょう。手札誘発型の防御手段である逆転撃がアツい現代、詰めの前にも軽~いコストで使用できるハンデスはかなりの追い風を受けております。
自分のシールドが十分に減っている状況で重ね引きしていれば、ブレイクモード→ハンデスモードと連唱することで相手の全てを刈り取ることも可能です。
《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》
【 呪文 】
文明 火 / コスト7
■G・ゼロ:相手のシールドが自分のより4つ以上多ければ、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■火のコスト7以下のクリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出す。そのクリーチャーは、相手のシールドを1つブレイクする。
50円
コンセプト。無のコストで無から有を生やします。
自分のシールドを減らすことで動いていくコンセプトと、G・0条件が相性抜群です。メインデッキ全体から漂う火力不足感は、超次元ゾーンにどうにかしてもらいましょう。
「そのクリーチャーは、相手のシールドを1つブレイクする。」というテキストのおかげで、《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》のドロー能力が誘発するのも好都合なんですよね。この呪文を手札に抱え続けてシールドを増やしてきた相手の不意を突いたり、わざと公開領域に落として相手に嫌な選択を強いたりして遊びましょう。
《百鬼の邪王門》
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6
■鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
120円
赤黒基盤の防御手段といえばコレ。もうすっかり格安格安したカードになりましたねぇ。
採用クリーチャーのパワーや能力の都合であまり出力は高くありませんが、ノーコストでカウンターできる手段はそれでもやっぱり強力です。1ターン目に多色土地としてマナチャージするのはそう悪くありませんが、余程のことがない限り2枚目以降は手札に抱え込むことをオススメします。
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》がいればシールドブレイクの度にコレを引き込める確率が上がっていくので、悠長にしていられない相手にはトップドローにお祈りしながらガツガツ殴っていくのも手ですね。
初動カード
《ルピア&ガ:ナテハ》《カンゴク入道》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / ノワールアビス / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ墓地に置く。その後、カードを1枚引く。
120円
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー2000+ / コスト2
■自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
<鬼タイム>自分と相手のシールドが合計6つ以下であれば、このクリーチャーのパワーを+3000する。
120円
初動。赤黒のカラーリングで2枚以上の手札補充を見込める貴重な人材です。
鉄板の動きである4ターン目《ロスト・チョイス》のため、また鬼タイム・鬼エンド到達のため、序盤からバリバリシールドを削ってもらいます。墓地を参照するカードをそれなりに採用しているので、基本は前者を優先的にプレイすると良いですよ。
シールドを減らすタイプの初動を更に増やしたい場合は、《サーイ=サイクル》を9枚目以降として採用しましょう。相手ターンを無事に生き延びなければ機能しない点、その上シールドを減らしきってからは強制で山札を削るだけの生物になってしまう点から、上述の2体を優先した方がベターです。
《ロック・ポロン》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーは攻撃されない。
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
80円
全てのメインカードと強烈なシナジーを生む、今一番アツいファイアー・バード(【デイガファイアー・バード】関連カードを除く)。
- 《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》:自己軽減を組み合わせると3コストで召喚可能 + 出た時のバトルで露払いまでできる
- 《ロスト・チョイス》:シールドを残しながら軽減できる + 2コスト・1コストまで軽減できる
- 《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》:コスト6以上のクリーチャーを出せば相手の盤面にも触れる + バトル勝利時の能力を即起動できる
- 《百鬼の邪王門》:コスト6のクリーチャーを出せば+αでバトルを仕掛けられる
という感じで、すこぶるコンセプトに噛み合ってくれます。攻撃されない能力のおかげで場持ちも悪くないとくれば、フル投入しない手はないってもんです。
《コダマダンス・チャージャー》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト3
■自分のシールドをひとつ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。)
130円
潤滑油。このデッキ唯一のマナ加速手段でもあります。コレで3→5の波に乗れると、
- (2ターン目にシールドを減らせるクリーチャーを出していれば)4ターン目に《ロスト・チョイス》を使用できる
- (2ターン目に《ロック・ポロン》を出していれば)6コストカードをプレイできる
- 一息に《ロック・ポロン》→《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》or《暴淵 ボウマ=ダンマ》とプレイできる
というように、できることの幅が一気に広がるんですよ。
また、現状のリストで唯一「メインステップ中にシールドを減らせる」カードでもあります。《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》で奇襲を仕掛けるプランを取る場合は、G・0条件を能動的に満たせる手段として頭に入れておきましょう。
その他採用カード
《コッコ・武・ルピア》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、プレイヤー1人の墓地にあるカードを好きな数選ぶ。その持ち主は選ばれたカードを好きな順序で山札の下に置く。その後、選ばれたカードの枚数以下のコストの、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。
150円
ひと頃はあんなに高かったコイツも、今や安心して格安と呼べる時代に。構築済みデッキ、サイコー!
爆発的なドロー力と《百鬼の邪王門》によるカウンター力を兼ね備えたこのデッキ、気を抜くとすぐに山札がうす~くなりがちです。基本は自分のLO回避に、余裕があればハンデスによって増えた相手の墓地リソースを枯らしに利用しましょう。
《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》
【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
■ブロッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、闇のカードを2枚まで、自分の墓地から手札に戻す。
■シビルカウント5:このクリーチャーが攻撃する時、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計5つ以上あれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。
85円
防御手段として運用する《百鬼の邪王門》から出てきて一番嬉しい、守りの要なクリーチャー。
スレイヤー・ブロッカーという優秀なスペックで相手の攻撃を受け止めつつ、使い終わったor墓地に落ちてしまった《百鬼の邪王門》をcipで回収してくれます。
アビスラッシュで疑似SAとしても動かせるため、捨てるところがありません。ハンド消費なしで手札を2枚増やしつつ、(《コッコ・武・ルピア》でのアシストも必要ではあるものの)自力で山札に戻ってまた《百鬼の邪王門》から駆けつけてくれるアフターケア付きですわよ。
《暴淵 ボウマ=ダンマ》
【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー3000 / コスト6
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
95円
ウルトラスーパー《凶殺皇 デス・ハンズ》。確定除去持ちS・トリガークリーチャー故の能動的なプレイしにくさが、ハイパーエナジーのおかげで劇的に緩和されています。
2ターン目の《ロック・ポロン》からコイツに繋げると、3コストで除去とパワー3000でのバトルを行えてしまいます。まさに破格。
サイキックな人々
《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン/勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》
【 サイキック・クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー6000+ / コスト7
攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
覚醒-このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
────────────覚醒後────────────
カード名:勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:火
種族:アーマード・ドラゴン
パワー:12000+
コスト:14
マナ:-
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
このクリーチャーが各ターンはじめてタップされた時、アンタップする。
攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、コストの小さいほうに裏返す)
50円
淡泊な覚醒前、苛烈な攻撃力を持つ覚醒後という2つの顔を持つサイキック・クリーチャー。
これまでは表面の召喚→バトルという、覚醒させるまでのタイムラグがどうしても気になっていた──それこそ《偽りの名 ゾルゲ》でも置いておかないと手間を省けなかった──のですが。《ロック・ポロン》のおかげで覚醒が凄まじく簡単になり、使い勝手が信じられないくらい良くなりました。
「覚醒したサイキック・クリーチャーは召喚酔いが解ける」というルールのおかげで、《ロック・ポロン》とバトル相手さえいれば急に3点×2パンチを繰り出せるわけです。リーサル狙いはもちろん盤面処理もガッツリこなしてくれるので、是非とも狙っていきましょう。
《伝説の龍魂群 英皇帝ワールド/伝説龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 光/水/闇/火/自然 / コスト5
■龍解:これを装備したクリーチャーがバトルする時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返す。裏返したクリーチャーは、装備していたクリーチャーから進化する。
(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す)
────────────龍解後────────────
カード名:伝説龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
カードの種類:進化ドラグハート・クリーチャー
文明:光/水/闇/火/自然
種族:ワールド・コマンド・ドラゴン
パワー:7000+
コスト:7マナ
■進化:クリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■多色ではないクリーチャーとバトルする間、このクリーチャーのパワーを+70000する。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引き、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置き、自分の墓地からクリーチャーを1体手札に戻し、その後、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
50円
こちらも《ロック・ポロン》と組み合わせることでぐーんと扱いやすくなった1枚。バトルに勝利すると、「4文明のカラーパイ詰め合わせセット」みたいな爆アドをGETできます。
何と言っても特筆すべきは、THE・火文明なヤケクソパンプアップ。単色クリーチャー相手にはほぼ確定除去としてバトルを仕掛けていけるので、役目を終えた自軍のクリーチャーも雑に扱わず進化元として取っておくとお得です。
サイキック・確定枠は上記の2種。サイキック・自由枠をつぶさに解説していくと記事がSo Longになってしまうので、残りはキャプションにてサラッとご紹介。
デッキの回し方
①リソース補充!引けよ減らせよ己の盾を
自分のシールドを減らしつつ手札を増やしていき、《ロスト・チョイス》の早期詠唱や《百鬼の邪王門》の踏み倒し条件の達成を狙っていきましょう。
自分のシールドを減らすようなカードを引けない場合は、《ロック・ポロン》を置いてお茶を濁せると良いですね。その後のゲームが色々楽になります。
②リソース奪取!割れよ落とせよ相手のカード
《ロスト・チョイス》や《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》で、相手とのリソース差を広げていきましょう。
全ハンデスで動きを止めた場合は極力相手を攻撃せずに手札を稼ぎ、相手のシールドを手札に変換した場合はビッグアクションを起こされる前にガツガツ攻めていくのがベターです。
③フィニッシュムーブ!開けよ返せよ様々を
手札をじゃぶじゃぶさせて《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》や《百鬼の邪王門》を引き込めたら、それらを使いながらガンガン攻めていきましょう。
攻め込む前に再び《ロスト・チョイス》による全ハンデスを喰らわせられると、更に勝利が盤石のものになること間違いなし。《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》でブレイクした分までまとめて墓地に叩き落とせるとなお良しですね。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。今回は私がプライベートで使っている予算無制限版デッキをご紹介。
格安版から変わったのは、主に超次元ゾーンのカードたち。どう見ても格安ではなさそうな連中がとにかく《ロック・ポロン》と好相性なので、お財布に余裕のある方は是非。
メインデッキに追加したのは、取り回しやすい《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》、5枚目以降の《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》としての《偽りの希望 鬼丸「終斗」》の2種類。前者は特に言うこともなく強力ですね。
何かと《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》と比較されがちな後者ですが。自己軽減能力やドロー枚数などの核になる要素が相手依存な点、それらを相手のデッキ・プレイングでカバーされてしまうと単純に弱体化してしまう点から、少なくともこのデッキではあちらの方が有用だと思います。
《13番目の計画》はメインデッキを絞り切れなかった優柔不断さの烙印なので、こちらの採用はお好みでどうぞ。デッキをガンガン掘れるので、5枚分厚くなった程度では「欲しいカードにアクセスできないよ~!」的な困難にはあまり遭遇しないですよ。
おわりに
という訳で、【ロストアッシュ邪王門】の紹介でした。
……こう、色々言われがちな《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》ですけれど。声のデカイ人に流されてノーシンクで石を投げるには勿体なさすぎる性能をしているので、色々と可能性を探ってみると良いですよ。
このデッキは《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》の旨味を上手く引き出せたんじゃないか、と自負しています。ノッてる時は余裕で山札より厚い手札を抱えながら相手を蹂躙できるので、そうした状況に興奮できる方は是非どうぞ。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!