1月からファンイベント・サポートも開始され、さらなる盛り上がりを予感させるデュエパーティー!
本記事では、「デュエパーティーのデッキって何を入れたらいいの?」「おすすめのカードがあれば教えてほしい!」という方に向けて、知っておきたいカードをご紹介しちゃいます。
デュエパーティーに興味を持った方・これから始めてみたい方へのヒントとなれば幸いです!
目次
デュエパーティーとは?
デュエパーティーは、みんなでワイワイ遊ぶデュエル・マスターズの多人数戦です。(基本的には4人対戦を推奨)
大雑把なルールは以下の5点。
- デッキは60枚で、同名カードは1枚まで。カードプールはオリジナルに準拠。
- コスト5以上のクリーチャーを『パートナー』に設定し、パートナーと同文明のカードのみデッキに入れられる。
- パートナーはゲーム開始時にパートナーゾーンに置かれ、手札にあるかのようにプレイできる。パートナーがバトルゾーンを離れるとき、1マナを山札の下に送ることでパートナーゾーンに戻せる。
- 初期手札・初期シールドはともに6枚。
- 同名クリーチャーは各プレイヤー、1ターンに1度しか出せない。また、特殊勝利・追加ターンは無効となる。
また、「相手」とある能力は常在効果を除き、誰か一人を選んで影響を与える点もポイントとなります。
より詳しいルールは、公式サイトの特設ページをご覧いただくとして――
こうした普通と違う構築条件&対戦ルールのため、ちょっと変わったカードが活躍するのも大きな楽しみとなっています!
本記事では、そんな「デュエパーティーならではのカード」も紹介しちゃいますよ!
注目カードの選出基準
それでは本題……に入る前に、ちょっとだけ紹介するカードの選出基準をば。
今回は、5文明+多色+無色の7部門に分けて、注目のカードをそれぞれ3枚ずつ挙げていきます。
3枚すべてがフィニッシャーになったり、3枚すべてがドローソースになったりしないよう、なるべく方向性を散らす予定です。
役割がバラバラとなる3枚ですので、挙げた3枚の中で順位付けはしません。寿司とラーメンとパフェでランキング作っても仕方ないよね、ということでひとつ!
各色の注目カードTOP3!
それでは本題、各色の注目カードを見ていきましょう!
光文明
光文明は常在効果による妨害――要するに取り回しの良いメタクリーチャーを多く取り揃えています。デュエパーティーにおいては、速すぎる相手・強すぎる相手を咎める役割を果たしてくれるでしょう。
また、「相手がリードしていたら自分にボーナス」というカードも光特有のアドバンテージ源です。1対1のゲームでは使いどころの限られる効果ですが、デュエパーティーの場合は誰か1人がリードしていれば条件を満たせます。
総じて、デュエパーティーならではの活躍を見せるカードが多い色ですね。
《五憐の精霊オソニス》
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー4000 / コスト3
■相手の多色カードを使うコストを2多くする。
「コストを上乗せ」系カードは数多くありますが、多色カードすべてを・それも相手だけ2マナ重くするのは強烈……ということで選出。
デュエパーティーは(当然ながら)より多くのカードを採用できる多色パートナーが好まれがちです。そんな多色デッキを序盤から咎めるのが弱いはずもなく。
あの《天災 デドダム》ですら5マナになれば「うんうん5マナか、極神編のカードかな?」と生暖かく見守ることができるでしょう。たぶん。
もちろん先攻3ターン目に出てくる《デドダム》には間に合わないんですが、そこは全カード1枚積みのデュエパーティー。相手もカードが揃わず最速ムーブができないことは多々あるので、こちらのメタが間に合うことを祈りましょう。
なお《オソニス》に限らず、光のメタクリはよく刺さることが多いです。色が合うなら採用がオススメ……ですが、序盤からめちゃくちゃヘイトを稼ぐ(※)覚悟はしておきましょう。
※ヘイトを稼ぐ・・・「アイツ厄介だから先に倒しとこうぜ」と意識されること。多人数戦である以上、あまり一人勝ちめいた動きを見せると、他の3人が結託して狙ってくる可能性は大いにあります。
《天星の玉 ラ・クルスタ》
【 クリーチャー 】
種族 ジャスティス・オーブ / 文明 光 / パワー4000 / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のマナゾーンにあるカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。
上の方でもちょこっと述べた、「相手のリードに反応するアドバンテージ源」です。
中でもコイツは、本体が4マナ4000ブロッカーという腐りにくいスペックながら、2マナ加速が可能という優れもの。「4マナで2枚加速」、自然でも最上級のマナ加速ですからね。
ぶっちゃけデュエパーティーでは自然文明が強く、4人対戦なら誰かしら使っている可能性は高いです。そんな「自然を使っている誰か」のマナ加速に便乗して、《ラ・クルスタ》をでマナ加速しちゃいましょう。
同じマナ加速効果を持つクリーチャーに《緑知銀 イーアル》も存在します。こちらはブロッカーの代わりにスーパー・S・トリガー持ち。
ブロッカーの方が使いどころが多いとは思いますが、両方入れてみるのもオススメです。
光の「相手の方が多ければ」系カードはデュエパーティーでこそ輝くので(光だけに)、ぜひ活用してみてください!
《アポカリプス・デイ》
【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それをすべて破壊する。
必殺リセットボタン。
味方も巻き込んでしまいますが、複数人の脅威にまとめて対処できます。
特に、長期戦になると「AさんのカードとBさんのカードが合わさって、完全に盤面がロックされてしまった……」みたいな状況に陥りがち。
どうしようもない膠着状態を打破するため、こういったリセット手段は忍ばせておきたいものです。
逆に、自分のリセット手段が既に尽きているときは、他のプレイヤーがそれらを使えるようサポートしたいところですね!
水文明
リソース確保に長けた水文明。ドローに加え、墓地リセットやマナ回収も役立つ場面が多いです。
反面、バウンスや留置(攻撃ブロック禁止)といった盤面への干渉は、多人数戦だと力不足になりがち。他の色を加えたデッキを組んだり、あるいは同卓のプレイヤーとうまく駆け引きしたり、一工夫しながら戦うのがポイントとなるでしょう。
――水文明らしく、うまく中立で立ち回るのが良いのかもしれませんね。にひひひ。
《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》
【 ツインパクトカード 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー1000 / コスト3
■スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)
【呪文】
カード名:クリスタル・メモリー
文明:水
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札を見る。その中から1枚選び、手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
全カード1枚積みとなるデュエパーティーにおいて、山札サーチは非常に重要です。単なるドロー効果では、なかなかお目当てのカードに辿り着けませんからね。
中でも「好きなカードをピンポイントで」「相手に見せることなく」持ってこられる《クリスタル・メモリー》は当然ながら超便利。色さえ合うならとりあえず入れておいて損のないカードでしょう。
目当てのカードが楯落ちしていた場合も、《アクア・スーパーエメラル》等のシールド操作カードを探してくればカバーが可能です。
ツインパクト化前の《クリスタル・メモリー》も採用圏内。よほど枠がカツカツでない限り、両方とも採用してしまうのがオススメです。
総じて「デュエパーティーやってみたいな」という方には、真っ先にゲットしておいてもらいたいカードの1枚です。
《サイバー・N・ワールド》
【 クリーチャー 】
種族 サイバー・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーは自身の手札と墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、それぞれ、5枚カードを引く。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
「各プレイヤー」と書いてあるカードは、デュエパーティーで輝く可能性が高いです。
そんな「各プレイヤー」に対するカードの中でも、実績ある優良クリーチャーとして《サイバー・N・ワールド》を私は選択。アイチョイス。
その役割は「全員が手札をリセット」。5枚引き直せるとはいえ、狙っていた行動を台無しにできます。妨害としてはバッチリ。
まして60枚ハイランダー(各1積み)であるデュエパーティーの場合、戻したカードと同じカードを引ける確率は低くなります。状況を大きく変えるカードと言えるでしょう。
また、手札が極端に悪かったプレイヤーにとっては救済となることも。卓内のパワーバランスを再調整し、ゲームの盛り上げと一人勝ちの抑止に繋がります。
墓地リセットも重要。墓地利用を妨害することはもちろんですが、一度使った呪文や倒されたクリーチャーを再利用する機会が生まれる点も見逃せません。
繰り返しになりますがデュエパーティー、同カードが1枚しか積めません。同じカードを複数回使う手段は、それだけで重要になりますよ。
《ストーム・クロウラー》
【 クリーチャー 】
種族 アースイーター / 文明 水 / パワー5000 / コスト4
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。そのあと、その相手クリーチャーとバトルする)
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分のマナゾーンからカードを1枚選び、自分の手札に戻す。
このクリーチャーは攻撃することができない。
デュエパーティーを実際にやってみると、思った以上に悩むのがマナチャージ。「後半に2枚目を引ければ良いから、1枚目はマナに置く」とは言えません。各カード1枚積みですからね。
そんな悩みを緩和するため、デッキ内にはマナ回収カードを入れておくのがオススメです。そこそこサイズのブロッカーとしても運用できる《ストーム・クロウラー》は比較的取り回しの良い部類でしょう。
(他の色だと《黙示聖者ソルハバキ》や《飛散する斧 プロメテウス》が使いやすいはず)
「1枚しか積めないカードをどう活用するか?」は、デュエパーティーにおける命題の一つです。マナに限らず、各ゾーンにどう触れるか?を考えながらデッキを組んでみましょう!
闇文明
闇文明が本来得意とするハンデスや破壊は、多人数戦だと活躍しづらい場面が目立ちます。
全体に影響するカードや、墓地回収による粘り強さを活用しながら戦うことが多くなるでしょう。
また、ウィン編が進むにつれ、これから多様な戦力が追加されることが見込めます。今後の拡張にも期待しつつ、現時点での注目カードを見ていきましょう。
《盗掘人形モールス》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー2000 / コスト5
G・ゼロ-自分の墓地にクリーチャーが6体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。
G・ゼロを満たせば、マナのいらない墓地回収。
これまた「1枚しかないカードを有効活用する手段」ですね。回収対象はクリーチャーに限られるものの、(両面呪文を除く)ツインパクトが回収できるため、拾える範囲は結構広いです。
「墓地6体」というG・ゼロ条件も、よほど軽量クリーチャーの乏しいデッキでない限りは結構満たせるはず。
自発的に墓地に落とすカード(特に呪文として使ったツインパクト)に加え、相手の除去付きチャージャーやマッハファイターもそれなりに飛んでくるでしょうからね。
敢えて言うなら墓地リセットにもそこそこ遭遇する点には注意!
《カレイコの黒像》
【 タマシード 】
種族 オラクル / レクスターズ / 文明 闇 / コスト3
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのうように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■いずれかのプレイヤーの山札から、手札以外のゾーンにカードが置かれる時、かわりにそのプレイヤーは、そのカードを墓地に置く。
通常構築以上にタマシードが壊されにくいデュエパーティー。(そんなにカード指定除去ガッツリ積んでいることは多くないでしょうしね)
そのため、メタ性能の高いタマシードは長時間に渡って相手の動きを咎められます。
《カレイコの黒像》が妨害するのは「山札から手札以外への全ての移動」。
《フェアリー・ライフ》系列のマナ加速はもちろん、EXライフやマジボンバーといった遭遇率の高いパートナーたちの能力も妨害できちゃいます。
シンカライズを使わないデッキでも(むしろ置物として便利なのでシンカライズはほぼ使わないでしょう)、ぜひお守りとして採用したいですね。
《CRYMAX ジャオウガ》
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
普通に通常構築で強いカード紹介しても仕方ないよな~とは思ったんですが、書いてることの全てがデュエパーティーでも強いので……
そもそも初期シールド6枚での4人対戦ですからね、コイツの出た時効果は実質「シールド12枚焼却」ですよ。狂ってる。
流石にシールドが半減すればゲームは動くので、他のプレイヤー同士の殴り合いを招くチャンスでもあります。「おや?AさんはT・ブレイカーをお持ちですね?Bさんを殴れば勝てますね?」と、死の商人になれるかもしれません。
また、特殊勝利のできないデュエパーティーですが、敗北回避は可能です。緊急時は鬼S-MAX進化で逃げられることも覚えておきたいですね。
火文明
初期シールド6枚・相手が3人という都合上、「速攻」というプレイスタイルがほぼ成立しないデュエパーティー。
火文明の中でもいわゆる速攻系のカードは扱いにくいため、他の戦略に注目しての運用となります。
やはりというか、戦力が豊富なドラゴン関連がカギになるでしょう。
また、長きに渡って主人公カラーを務めたこともあり、足回りのカードも充実しています。特にチャージャーの品質が優れているのは見逃せませんね。
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー11000+ / コスト10
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
パワーアタッカー+3000(攻撃中、このクリーチャーのパワーは+3000される)
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに、持ち主の墓地に置く。
何はなくともシールド3枚焼却。
倒すべき相手が多い上にループの存在しないデュエパーティーでは、通常構築以上に「いかに安全に勝つか?」が難しくなります。
その一方で、ゲームが長引きやすいため、重いカードを出すチャンスは意外と訪れがち。となれば、お守り的に入れておきたいカードの一つが《サファイア》。スピードアタッカーで奇襲して、相手シールドを焼き払いましょう。
ただし、現代スペックのクリーチャー達の前に、パワー11000は過信できない点には注意。殴り返しで落とされてしまうことは結構多いです。
《メガ・マグマ・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 火 / パワー8000 / コスト8
■このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにある相手のクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。
4人の中に、誰か1人くらいは小型クリーチャーを並べる人がいるでしょう。それはマナ加速かもしれませんし、メタクリかもしれません。何でもいいのでまとめて焼きましょう。
というわけで、光文明でご紹介した《天星の玉 ラ・クルスタ》同様「誰か1人を参照すれば恩恵受けられるでしょ」的なクリーチャーです。何やかんや4マナくらいで出るんじゃないでしょうか。
コスト軽減で参照するのは1人の相手ですが、焼き払うのは味方も含めた全員です。小型のシステムクリーチャーに頼る相手の目論見を崩してしまいましょう!
《月砂 フロッガ-1》
【 クリーチャー 】
種族 デューンゲッコー / ディスタス / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
■相手の進化ではないクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。
■ササゲール1(ディスペクターを召喚する時、コストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
スピードアタッカーとマッハファイターを無効化する、優秀なメタクリーチャーです。
特に、自然メインのデッキは強烈なマナ加速からマッハファイターを叩きつけ「バトルに勝ったとき」効果で戦線を拡大――という戦略を用いることも多いです。そうした動きを牽制できるのは大きなメリットですね。
そもそもマッハファイターは登場ターンしか働かないため、《フロッガ》がいる限り除去としての運用ができなくなります。
また、ご紹介した《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》のような「長引いたら飛び出す大型フィニッシャー」に対する抑止力としても働きます。
進化クリーチャーは止められないので、《CRYMAXジャオウガ》に対して無力なのは残念。
自然文明
自然文明はデュエパーティーにおける筆頭カラーです。
序盤はマナ加速に徹して制圧力のあるフィニッシャーに繋ぐ――という基本的な動きが純粋に強力。速攻もループも存在しないデュエパーティーならではの現象ですね。
なお、3枚に絞る上で入りきらなかったのであらかじめ言及しておきたいのが《とこしえの超人》。
パートナーゾーンからのクリーチャー召喚も咎めるため、デュエパーティーを崩壊させます。ヤバい。
《鳴動するギガ・ホーン》
【 クリーチャー 】
種族 ホーン・ビースト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト5
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札からクリーチャーを1枚さがして相手に見せ、自分の手札に加える。そのあと、山札をシャッフルする。
緑の《ゼノシャーク》。
流石に5マナはちょっと重いんですが、それでも「1/60のキーカードにアクセスできる」というのはとても大きなポイントです。
自然には呪文として《ディメンジョン・ゲート》《五郎丸コミュニケーション》も存在し、クリーチャーサーチに関してはお手の物。
これら手札を整えるカードに加え、豊富なマナ加速手段を用いることで再現性が高められるのは、自然のデッキならではのメリットといえます。
《龍装者 ジスタジオ》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / グランセクト / 文明 自然 / パワー15000 / コスト8
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■T・ブレイカー
■自分のパワー12000以上のクリーチャーは、バトルに負けた時以外、バトルゾーンを離れない。
自然の強固さを支えるやべーやつ。「自分のパワー12000以上のクリーチャーはバトルに負けた時以外、離れない」とは言うがな?パワー12000以上のクリーチャーはおいそれとバトルに負けないんじゃ(デュエマ博士)
そもそも強力な、ロック性能に優れる自然の大型クリーチャーたち。
これらを除去不能にするとどうなるか?そう、ゲームが完全に止まります。
デュエパーティーをやるにあたって、《ジスタジオ》+ロッククリーチャーの盤面をどう切り抜けるか?は考えておきたいところですね。まぁ、クリーチャーも呪文も止められてしまうとだいぶ辛いところではあるのですが……
なお、自然以外のクリーチャーで《ジスタジオ》で守りたい筆頭はたぶん《完全不明》。
《マンハッタンの心絵》
【 タマシード 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 自然 / コスト6
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選ぶ。各プレイヤーは、残りの自身のクリーチャーをすべてマナゾーンに置く。
■相手のターン中、相手がクリーチャーを出す時、そのターン、相手の他のクリーチャーが2体以上出ていれば、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
デュエパーティーにおける「相手」と「各プレイヤー」の違いを最も悪用できるカードです。
念のため再確認ですが、デュエパーティーにおいて「相手」は対戦相手のうちいずれか1人、「各プレイヤー」は全員を示します。
つまり《マンハッタンの心絵》は「私の最強クリーチャーとAさんのどうでもいいクリーチャーを残して、あとは全滅してください」という効果。全体除去としては最高級品です。
なお、《龍装者 ジスタジオ》がいればこの除去も回避できますね。なんなんだあいつ……!
多色
流石に各色の組み合わせを個別に挙げるわけにもいかず――多色は絞りに絞ってTOP3としました。
本当に本当に、他の色以上に挙げきれなかったカードも多いので、ぜひデュエパーティーに挑みながら「こんなのもあったのか!」と発見を楽しんでください!
《強奪者 テラフォーム》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 水/自然 / パワー2000 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■相手がカードを引いた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
「デュエパーティーならでは」カードの代表格!
相手のドローに反応してマナ加速。相手が3人いる以上、生きて帰ってくるだけで3マナ加速です。つよーい!!
反応するのは相手の通常ドローに限らないので、相手がドロー呪文を使ってくれればさらにマナ加速。そういう意味では、相手のドローを牽制する疑似的なメタクリの役割とも考えられますね。
また、《海底鬼面城》や《伝説演者 カメヲロォル》といった「全員ドロー」を絡めることで、さらなる効果アップも見込めます。
(《カメヲロォル》はレインボーナスも満たせますね!)
なお、「相手のドローに反応するカード」としては《龍素記号 Bg ニュートン専用パンツァー》なんかも挙げられます。
マナ加速に比べると有難みは薄まりますが、こちらも多人数戦でこそ輝くカードなので覚えておきたいですね!
《雷龍 ヴァリヴァリウス》
【 クリーチャー 】
種族 ニトロ・ドラゴン / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト8
■バトルゾーンに自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。
比較的ゆっくりしたゲーム展開となりがちなデュエパーティーにおいて、おそらく最速プランをもたらすパートナーです。
味方クリーチャーがいなければ召喚コストは5マナ。3マナチャージャーを多く搭載すれば、比較的簡単に達成が可能でしょう。(クリーチャー面がマジボンバー範囲内かつ強力な《オールイン・チャージャー》はぜひ使いたいですね!)
あとはデッキ内にしこたま搭載した「味方をアンタップ」連中を片っ端からマジボンバー!実質無限攻撃で勝利まで一直線です。
最速プランとは噛み合わないものの、《ヴァリヴァリウス》を守りながら戦う選択肢も取れるので、単なるゴリ押しに留まらないのもポイント。
また、自己軽減を阻害せず、かつサブプランとして強力なタマシード/クリーチャーとの組み合わせにも注目です。
ちなみに、あまりにもパワーカードたるパートナーばかり列挙しても仕方ないので今回は割愛しましたが、他に《勝熱英雄 モモキング》《流星のガイアッシュ・カイザー》あたりも非常に強力なパートナー候補だと言えます。
《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》
【 ツインパクトカード 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー12000 / コスト12
■このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時、パワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
■すべてのプレイヤーは、手札からしかクリーチャーを出せない。
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
【呪文】
カード名:無法頂上会談
文明:水
コスト:3マナ
■カードを3枚引く。その後、自分の手札を2枚捨てる。
自己軽減からの全体除去・という点では《メガ・マグマ・ドラゴン》にちょっと似ていますが、こちらの本領はメタクリとしての役割。
「すべてのプレイヤーは、手札からしかクリーチャーを出せない」。そう、パートナーのプレイを禁じることができるんです!
パートナーによるコンボやシナジーを軸にした相手は、《5000typeR》を除去しない限り完全に積みです。そうでなくても、パートナーが機能不全に陥った時点でデュエパーティーを大きく歪めることが可能。
呪文面がドローソースとして使いやすいのもポイントですね。回収や蘇生の手段があるデッキならば、序盤は《無法頂上会談》として使ってしまいましょう。
無色
無色カードはパートナーの色を問わず採用可能。
ドロー・マナ加速・受け・フィニッシュ――と役割分担をしていく中で、不足があった場合は無色カードの力を借りるのがオススメです。
特にゼニスの面々は、長期戦にもつれ込んだ時の切り札として思いがけない活躍を見せてくれます。ぜひデッキに忍ばせておきたいところですね。
このあたりのコツは、デュエパーティー発足直後に公開されたウィンターさんの解説記事でも紹介されていますので、ぜひお読みください!
《バイナラドンデン》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / シノビ / 文明 ゼロ / パワー2000 / コスト8
■ニンジャ・ストライク 8(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが8枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなければ、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを山札の一番下に置く)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の一番下に置く。その後、カードを1枚引く。
色を問わず使える除去ニンジャ・ストライク。「山札の下」という回収困難なゾーンへの除去なのがニクいところですね。
ニンジャ・ストライクコストが8というのが重そうに見えますが、長期戦にもつれこんでマナが伸びがちなのは繰り返し述べている通りです。
そもそも、マナをフルタップした状態で3人のターンを待つことも多いデュエパーティー。「相手ターンに」「マナを支払わず」動けるニンジャ・ストライクは、忍ばせておくに越したことはありません。シノビだけに。
総じて、「隙間がありゃ入れておけ」的なクリーチャーと言えるでしょう。
なお、序盤に引いたらマナに埋まりがちなカードではあります。《ストーム・クロウラー》の項で述べたように、回収手段があると安心感が増しますよ。
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》
【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー14000 / コスト11
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーをすべてバトルゾーンから持ち主の手札に戻す。
相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。
T・ブレイカー
エターナル・Ω
「コマンドまたはドラゴンは出すかわりに墓地」。シンプルに強力な置換効果持ちクリーチャーですね。
《龍装者 ジスタジオ》や《雷龍 ヴァリヴァリウス》、およびそれらの項で触れた「デュエパーティーの中でもやべー面々」も、過半数がドラゴンだったりします。
それらを実質出せない状態にできる《VAN》は、抑止力として非常に優秀と言えるでしょう。
……まぁ、むしろ《VAN》も他のロッククリーチャーと並んで《ジスタジオ》に守られる場面の方が多くなりそうな気もしますが!
「複数の大型クリーチャーによる強固なロック」はデュエパーティーにおけるTier1戦略の一つ。自分が使わずとも、「使われるかも」という意識は常に持っておきたいですね。
《終わりポンの助》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー3000 / コスト3
■「ブレイカー」能力を無視する。
ブレイカー能力を無効化するという、お前がルールブレイカーだろ的なメタクリです。「おわポン」の名前でお馴染みですね。すいません嘘つきました。
デュエパーティーにおいて、複数ブレイク能力は通常構築戦以上に重要。初期シールド6枚の相手が3人、合計18ブレイクが必要なんだからそりゃそうですね。
そんな複数ブレイクを無効化することで、全員のゲームプランをぐちゃぐちゃにするとともに延命を果たしてくれるのが《おわポン》です。
勝ちを招くカードではないものの、「ロックが決まって殴るだけ」といった状況において、回答を探す時間を稼いでくれます。
自分の延命はもちろんのこと、「Aさんの盤面が強すぎる!俺のデッキでは対処できないけど、《おわポン》で時間を稼ぐからBさんCさん何とかしてくれ……!」という疑似的な協力プレイの引き金になることも。
総じて、多人数戦ならではの面白さがあるカードと言えますよ。
おわりに
デュエパーティーで注目のカードを21種類に絞って紹介してまいりました。
記事の途中でもちょこちょこ言及したように、特に自然や多色については入りきらなかったカードも本当に本当に数多くあります!
(光や水の候補カードについては、過去に格安デュエパーティーの記事でも紹介しているのでぜひご覧ください)
ここに挙げた以外にも、まだまだ奥深いカードが数多く存在するデュエパーティー。
本記事をお読みのみなさんも、ぜひデュエパーティーを始めて「あっこれデュエパーティーだとめっちゃ強くない!?」を発見する驚きと感動を味わってみてください!
みなさんと同卓できる日を、楽しみにしております。それではまた次回の記事で!