このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●ハイパーモードでもうちょっと遊びたい! ●連続ドロー・連続召喚で気持ちよく展開したい! ●ドラゴンとゴルフを憎んでいない!(?) |
本記事の前週に公開されたデュべり部は、こう締めくくられている。
2024年の上半期いっぱいでサポートが打ち止めとなってしまった超化獣。
今回は、そんなハイパーモード内蔵クリーチャーさん達……略してパモさん達でデッキを組んでいくぞ!
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。
※シングル価格は、執筆時点(2024/9/15)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを研究・紹介していくぞ!
デッキのコンセプト
超化獣/ハイパーモードをテーマにしたデッキということで、「デッキ内の超化獣が多いほど力を発揮するカード」を主役に据えたいところ。
開発陣としても「超化獣だらけデッキ」は想定しているだろうし、そのためのカードもデザインされているはずだ。
そんな観点でリスト(2セットしかないけど)を確認すると、飛び抜けて超化獣サポートに長けた超化獣が2枚見つかった。《森翠月 ゴルファンタジスタ》と《光喜の夜 エルボロム》だ。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 超化獣 / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■自分の超化獣クリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:11000
■このクリーチャーが攻撃する時、次の自分のターンのはじめまで、自分の超化獣クリーチャーすべてのハイパーモードを解放する。
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 超化獣 / 文明 光 / パワー6500 / コスト5
■ブロッカー
■各ターン、はじめて自分の超化獣が出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
■W・ブレイカー
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:12500
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがプレイヤーを攻撃するとき、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コストの合計が8以下になるよう、好きな枚数の超化獣を出す。残りを手札に加える。
《集結!夜の四天王!!》《ルナコバルト アサギ》といった使いやすい超化獣サポートが豊富なこともあり、光・自然の2色で構築してみよう。
……なんか朕の時と顔ぶれが似てきちゃったのは内緒だ。
デッキレシピ
というわけで完成したデッキがこちら!
合計金額は4,555円(2024/9/15時点)。
一瞬《ハイパー・エン・ゲルス》が注目されて値上がった時は肝を冷やしたけれど、かなり余裕を持った金額に収まってくれた……ので、1枚だけ高額カードを採用している。
コンセプト的に最近のカードが多い構成なので、構築難度は割と低いはず。
買っておきたいカードがあれば、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→必要なカードを選んで「在庫チェック」から、直接購入画面に遷移できちゃうぞ。この機能、マジで便利なのでオススメ。
個別カード解説
それでは、ここからは個別のカードを解説していこう。かなりデザイナーズ色が強いデッキながら、ちょこちょこシナジーが生まれていて面白いぞ。
個別カード解説【パモさん】
まずは主役となるハイパーモードさん達だ。
《森翠月 ゴルファンタジスタ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 超化獣 / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■自分の超化獣クリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:11000
■このクリーチャーが攻撃する時、次の自分のターンのはじめまで、自分の超化獣クリーチャーすべてのハイパーモードを解放する。
120円
何やかんやスーパーレアでリメイクされ続ける、第4のゴルファンタジスタだ。なんかこいつリメイクされるたびに攻めっ気を削られてるな……
最大の特徴は何と言っても、常在効果による「超化獣のコスト3軽減」!
ほとんどの超化獣が1~2コストで召喚可能となるため、1ターンに超化獣を2体・3体と展開可能だ。
そうして並べた超化獣を一斉にハイパー化できるのも優秀。殴る順番を調整することで、攻撃ステップ中にハイパーモードを解放できるパターンも覚えておこう。
《光喜の夜 エルボロム》3枚
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 超化獣 / 文明 光 / パワー6500 / コスト5
■ブロッカー
■各ターン、はじめて自分の超化獣が出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
■W・ブレイカー
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:12500
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがプレイヤーを攻撃するとき、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コストの合計が8以下になるよう、好きな枚数の超化獣を出す。残りを手札に加える。
55円
「アタックトリガーで超化獣を3体まで展開」というとんでもない性能を与えられながら、肝心の超化獣があんまり増えなかった不憫なクリーチャー。喜んでるようでいて心で泣いてるんだね……
このデッキなら過半数が超化獣なので、とりあえず何もめくれないことはないはず。
本人にも、展開した超化獣にもスピードアタッカーの付与手段はないため、場合によってはアタックトリガーを狙わず大型ブロッカーとして立たせておくパターンもアリだ。
《超哀樹 シンベロム》4枚
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 超化獣 / 文明 光/自然 / パワー7000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうち、1枚をシールド化し、もう1枚をマナゾーンに置く
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:12000
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、「S・トリガー」を持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよ。
95円
デッキ内・第2の夜の四天王。
出してもアドを稼がない超化獣たちの中において、出たときに仕事ができるだけで優秀! ハードルが低い。
マナゾーンに置くカードは単色ならアンタップインなので、置いたマナと《森翠月 ゴルファンタジスタ》の軽減でさらなる展開も狙えちゃうぞ。
なお、トリガー獣をマナから引っ張り出す効果を持ってはいるものの、出たとき効果では大人しく「トリガー獣はシールドに埋める」という動きで良いだろう。
《ハイパー・エン・ゲルス》3枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・エンジェル・コマンド / 超化獣 / 文明 光 / パワー4500 / コスト4
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。
■自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを3体までアンタップする。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:9500
■W・ブレイカー
■自分のシールドが7つ以上あれば、自分のクリーチャーは離れない。
250円
貴重な4コスト超化獣。このデッキでは実質、夜の四天王の一角だ。嘘。
ハイパーモードで味方が無敵状態になるのがめちゃくちゃ強力! どうせ除去されないので、雑に攻撃するプランも撮りやすくなるぞ。
「シールド7枚」という条件も、《超哀樹 シンベロム》のおかげで割とラクに達成できるし、大型ブロッカーが豊富なので維持もしやすい。
留置(攻撃ブロック不可)から楯を割られるのがちょっと怖いので、相手のデッキに青いカードが見えたら注意しよう。
自軍アンタップはハイパーモード関係なく有効なのも便利だ。ハイパー化やアタックトリガーの隙を潰せるぞ。
《森翠月 モスキート》2枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 超化獣 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:7000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
60円
自然文明の超化獣は、《哀樹の夜 シンベロム》がデカすぎて取り回しが悪かったり《森翠月 ブロンズアーム》が淡白すぎたり、扱いやすいカードの選択肢が乏しい。
そんな選手層不足を理由に採用。実質夜の四天王の補欠だ。
マッハファイターでメタクリを潰しつつマナ交換を行う、まんまテキスト通りの役割。
元々は3積みだったのだけれど、後述するカードに1枚入れ替えとなった。
《獲銀月 ペトローバ》1枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ソル / 超化獣 / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。
────────────ハイパーモード────────────
パワー:7500
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。その後、自分のシールドの数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
1380円
なるべく入れずに済む構築を目指してたのだけれど、予算に余裕があったので《森翠月 モスキート》と入れ替える形で1枚だけ採用。夜の四天王の背後に控える真の王的な枠だ。
スペックに難のある超化獣も多い中、飛び抜けて高性能な《ペトローバ》が輝く場面も多いぞ。
とはいえ、出たときに仕事をするわけでも、システムクリーチャーとして仕事をするわけでもない。
強力なのは間違いないけれど、このデッキなら必須とまでは言えない……というわけで、1枚採用を(苦し紛れに)正当化しておこう。
個別カード解説【初動&サポート】
続いては、手札やマナ操作を務める初動カードの面々。
《集結!夜の四天王!!》4枚
【 呪文 】
文明 光 / コスト1
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から、超化獣クリーチャーまたは「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、相手に見せてから手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
50円
1コストで撃てるカード濾過呪文。見られる枚数が4枚と、1コストにしては多めなのも喜ばしいところだ。エルボロムだけに。
《森翠月 ゴルファンタジスタ》が立っていれば、1マナでコレ→3軽減で持ってきた超化獣を展開……と、サクサク動く助けになってくれる。
また、ブロッカーである《星姫械 シリエスター》を探しに行けるのも便利!
確実に立てたいデッキのエンジンなので、序盤に探しておきたいところだ。
《暗黒剣 フラヴナグニル》3枚
【 クリーチャー 】
種族 マスターズ・レガシー / 文明 ゼロ / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■各ターンに一度、自分の超化獣クリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
50円
超化獣の《アシスター》。
せっかく超化獣だらけのデッキなので……ということで採用してみたけれど、まっすぐ繋がる4コスト域の超化獣が少ないのが難点。
それでも、ハイパーモードのタネになりつつ、超化獣の登場を1ターン早められること・そして何よりここを逃すと本当に使う機会が無さそうなことから採用してみた。
軽減&連続召喚において、マナで色を出せないのがマジで厄介すぎて3枚止まり。黒幕らしく、もっと底知れない強さを見せてくれ。
《ルナコバルト アサギ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。
■自分のターンに一度、超化獣クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
50円
ずっと言ってるけど、「4コストで1枚手札1枚マナ」が単色でこなせて強種族クリーチャーとちょっとしたボーナス効果が付いてるって、割ととんでもないカードだ。
格安だと今後もお世話になりそうなんだけど、ずっと格安でいてくれるかな……
このデッキだと、「置くマナは単色ならアンタップイン」「マナから超化獣召喚」をフル活用。
《森翠月 ゴルファンタジスタ》の軽減を絡めることで、「マナに置いたカードをコストにマナから超化獣を召喚」なんて動きを取ることも多いぞ。
《星姫械 シリエスター》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■自分の超化獣クリーチャーが出た時、カードを1枚引いてもよい。
50円
《星姫械 シリエス》が早くもリメイクされた置きドロー。
「○○が出るたびドロー」系の中でも、本体が2コスト・ターン1制限なし・ブロッカーとしても運用可能……と、飛び抜けた性能を誇る。これもしかして、超化獣が増えないって分かってたからか……?
ターン1回制限がないことで、コスト軽減を絡めれば「ドロー!超化獣召喚!ドロー!超化獣召喚!」という連続展開が可能。
特に《超哀樹 シンベロム》を出した場合、
《シリエスター》のドローを先に処理
→引いたカードに合わせた色のマナを《シンベロム》効果で埋める
……と動くことで、ちょっぴりうまぶれるぞ。
ブロッカーであることから、《集結!夜の四天王!!》で掘り起こせるのも嬉しい。
《暴芋の鋼体》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ワイルド・ベジーズ / 暴拳王国 / 文明 光/自然 / パワー3500 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置く。
50円
突然の暴拳王国。
「2コストで」「マナが増えて」「クリーチャーが残る」となると、定番の《天体妖精エスメル》や《桜風妖精ステップル》が存在する。
けれど、前者は楯枚数を維持したい《ハイパー・エン・ゲルス》との噛み合わせが悪いし、後者はハイパーモードのタネに使うとランデスのリスクを負うことになる。
ハイパー化に際してタップの隙を晒す以上、ちょっとでもサイズが大きい方が安心だと考えコイツに至った。
個別カード解説【S・トリガー】
今回はS・トリガーも超化獣で統一したぞ。スロットがカツカツなので枚数が控えめだけれど、もう少し増量してもいいかも。
《森翠月 アカネ》2枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 超化獣 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト5
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:9000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
110円
初登場時と比べると落ち着いた様子の《アカネ》。この子もすっかり常連キャラだね……
やってることは肉体を得た上に軽くなった《ナチュラル・トラップ》であり、言わずもがな受けとしては高性能。
《森翠月 ゴルファンタジスタ》の軽減や《光喜の夜 エルボロム》の踏み倒しで出てきて除去呪文的に使うこともちょこちょこあるぞ。
《ハイパー・トリセラティ》2枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・エンジェル・コマンド / 超化獣 / 文明 光 / パワー4500 / コスト6
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、シールド化する。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:8500
■W・ブレイカー
■各ターン、はじめて自分のクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
55円
同じく除去内蔵のトリガークリーチャー。
素のコストが微妙に高いことで、やや取り回しは悪い。
ただ、ハイパーモードで盤面に触れるのが大きく、特にマッハファイター持ちの味方を実質2面処理として運用できるのは頼もしいところだ。
ちなみにシク版が超絶カッコ良いけれど、言うて《ハイパー・トリセラティ》なのでお値段は手頃。
買っておくと幸せになれるかもしれない。所長は買ったぞ。
デッキの回し方
このデッキが目指すのは、「連続ドロー・連続召喚による圧倒的物量」。
ドロー&召喚を連鎖させる《星姫械 シリエスター》《森翠月 ゴルファンタジスタ》が並び立つ盤面を目指すのが基本だ。
ゲームの段階ごとに、もう少し細かいコツを紹介しておこう。
①マナ置きはよーく考えて!
このデッキ、「ドロー!召喚!ドロー!召喚!」モードに入ったときに、2色どちらにも使えるマナがあると嬉しい。
もともとタップインを受け入れられるターンもあんまり多くないので、初手に見えた多色カードは優先的に埋めてしまおう。
基本的には1ターン目に《集結!夜の四天王!!》を唱えるより、多色を埋めることを優先して構わないイメージだ。
②システムクリーチャーを立てろ!
展開のために立てておきたいカードは《星姫械 シリエスター》《森翠月 ゴルファンタジスタ》、そして可能ならば《ルナコバルト アサギ》だ。
特に《シリエスター》さえ立ってくれれば、あとは適当な超化獣を投げることで山札を掘り進められる。
場合によっては2体目も立てて、ガンガンドローしていこう。
《ルナコバルト アサギ》も2体目が立てばマナ召喚の権利が増えるし、《森翠月 ゴルファンタジスタ》の2体目が立てばデッキ内の超化獣はすべて1コストになる(多色の《超哀樹 シンベロム》だけ2コストだけど)。
手札や盤面と相談ではあるものの、これらシステムクリーチャーは2体目も積極的に出していきたいところだ。
③並べて並べて並べて攻めろ!
展開する中で、《超哀樹 シンベロム》《ハイパー・エン・ゲルス》が並び、シールド7枚を達成できたらチャンス!
《ハイパー・エン・ゲルス》をハイパー化することで、自軍全体を無敵モードに。これによって、たとえワンショットできなくてもシールドを殴りに行きやすくなるぞ。
アタックトリガーで展開を狙えるメンバーで攻撃し、盤面を横に伸ばしていこう!
逆に《ハイパー・エン・ゲルス》不在時は、無理にアタックトリガーを狙わず、ブロッカーとして待機させておくのが良いだろう。
改造するなら
さて今回のデッキ。
そもそも超化獣の種類が少ないので、改造しようにもカードプールが不足している……のだけれど、ちょっと考慮したいのが《完璧妖精サエポヨX》。
《完璧妖精サエポヨX》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 超化獣 / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■各ターンに一度、自分のスノーフェアリーを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:5000
■各ターンに一度、自分のマナゾーンからクリーチャーを1体、召喚してもよい。
980円
《♪新弾の ベリーレアだぞ パック剥け》
おっと失礼、あまりに格安離れした価格に思わずマジック・ソングが出てしまった。
このデッキ、もともとスノーフェアリーが2種採用されており、相性は悪くない。
特に《ルナコバルト アサギ》とはマナカーブも繋がってくれる上、お互いにマナ召喚で呼び出し合える見事な補完関係。もう結婚しちゃえよ。
スノーフェアリーシナジーが増えるならば、一度は採用を見送った2コスト域の面々も改めて検討できるかも?
火文明を足す
ずっと書いてる「超化獣の選手層が薄い問題」も、実は火文明を足せば解消できる。というか火の超化獣、明らかに性能が優れている。
ご覧の通り、低レアリティであっさりスペックの《揚紅月 フレイムバーン》ですら、3コスト5000の基本スペックと盤面に触れるアタックトリガーを持っているのだ。
全軍へのスピードアタッカー付与も噛み合っているので、火文明はぜひ採用したい……ところなのだけれど、残念ながら色を増やすと「ドロー!召喚!」の流れが詰まりやすくなってしまう。
連続召喚の爽快感を犠牲にしたくなかったので、今回は2色に纏めることにした。
3色でもうまく連続召喚を繋げられそうならば、ぜひ火文明の採用にチャレンジしてみてほしい。
さいごに
格安デュエマ研究所、今回はハイパーモードさんを並べるデッキをお送りした。最後まで読んでくれてありがとう。
流石にセットのメインとなるメカニズムならばサポートも豊富だし、「そのメカニズムを詰め込んだデッキ」が組めるようデザインされている可能性は高い。シリーズを楽しむコツとして、ヒントにしてもらえれば幸いだ。
「組んでみたよ!」「こんな改造はどう?」「パモさん要素全然なかったな」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新!次回もお楽しみに!