【デュエマ】デュエプレだけじゃない!双極バロムの回し方、相性のいいカードが分かるデッキ解説記事!【ザガーン/天上天下双極∞】

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【デュエマ】デュエプレだけじゃない!双極バロムの回し方、相性のいいカードが分かるデッキ解説記事!【ザガーン/天上天下双極∞】

《 悪魔神バロム 》!

DM-04『闇騎士団の逆襲』で初登場して以来、多くのプレイヤーを魅了してきた闇文明の象徴的クリーチャー。

本記事では、その《悪魔神バロム》改め《悪魔神バロム/バロム砲》を主役としたデッキ・【双極バロム】についてバッチリ解説していくぞ。

デュエプレで《 悪魔神バロム 》を使っていたから、紙のカードでもデッキを組みたい!という人にもオススメだ。

隠し味は……一方的に勝つアイツ!!?

デーモン・  コマンド

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目次

【双極バロム】ってどんなデッキ?

その名の通り、『ツインパクト』サポートを活用して《悪魔神バロム》や《バロム砲》を叩き込むデッキが【双極バロム】だ。

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー12000 / コスト8

■進化:自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。

【呪文】
カード名:バロム砲
文明:闇
コスト:10マナ

■各プレイヤーは、闇以外のカードをすべて、自身のマナゾーンから墓地に置く。 

超次元ゾーンや超GRは使わないため、『オリジナル』フォーマットが主な活躍の場になるぞ。

このデッキならではのポイントは以下の3つ!

①昔からのカードが活躍!

何と言っても、《悪魔神バロム》をはじめ、《デーモン・ハンド》《母なる星域》といった、古参プレイヤーには懐かしい名前が並ぶのが魅力!

【 ツインパクトカード 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。

【呪文】
カード名:母なる星域
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

初期から遊んでいる古参プレイヤーはもちろん、復帰プレイヤーも「こんなリメイクあったんだ!」と楽しめるはずだ。

また、戦略の基本が「マナ加速からの進化切り札」ということで、プレイ感も懐かしく感じられるかもしれないね。

②シナジーが盛り沢山!

墓地回収やマナ回収、味方の破壊などなど、多くのギミックが絶妙に噛み合うのもこのデッキの特徴だ。

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー4000 / コスト5

■自分の他のクリーチャーが破壊された時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
■ラスト・バースト(このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

【呪文】
カード名:闘い踊る凶器
文明:闇
コスト:3マナ

■各プレイヤーは、自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。

たとえば《紅弔の魔人 ギリアール》がいれば自壊持ちクリーチャーは擬似《ゴースト・タッチ》に。自壊したクリーチャーは墓地回収カードで活用……などなど。

詳細は個別カード解説で紹介するけれど、デッキを回すたびに新しい発見が楽しめるぞ!

③フィニッシュがド派手!

《悪魔神バロム/バロム砲》でバトルゾーンもマナゾーンも壊滅させる、強烈なフィニッシュを決めることができるのも自慢だ。やっぱり「切り札を出して勝つ!」というのは、デュエル・マスターズの醍醐味の一つだしね。

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6

■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)

【呪文】
カード名:「一方的に勝つに決まっている」
文明:闇
コスト:7マナ

■相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手の墓地にクリーチャーが20体以上あれば、自分はゲームに勝つ。
■この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにこのカードをバトルゾーンに出す。

相手のデッキ構成によっては、《暗黒の騎士ザガーン》様の力で一方的に勝つのも夢じゃないぞ!

【双極バロム】のデッキレシピ

さて。普段の記事ではここで『固定枠』『自由枠』に分けてカードを解説するところなのだけれど、【双極バロム】の自由枠はあまり多くない。

まずは一旦、40枚が埋まった状態のリストを紹介しておこう。


この形を基本として、好みや環境に合わせて枚数バランスを変えていこう。

個別カード解説~メインカード~

悪魔神バロム/バロム砲

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー12000 / コスト8

■進化:自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。

【呪文】
カード名:バロム砲
文明:闇
コスト:10マナ

■各プレイヤーは、闇以外のカードをすべて、自身のマナゾーンから墓地に置く。 

もちろん、このデッキの主役カードだ。

《母なる星域》で引っ張り出すか《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》でマナから拾うか、いずれかのルートで出すことが多い。基本的にはマナに置いて待機してもらおう。

ちなみに執筆時点(2021年2月)だとむちゃくちゃリーズナブルなお値段だぞ。


《幻緑の双月/母なる星域》

【 ツインパクトカード 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。

【呪文】
カード名:母なる星域
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

上下とも既存カードで構成されたツインパクトだ。

クリーチャー面は手札消費が痛いものの、バトルゾーンにクリーチャーが残ることで《母なる星域》でマナに行く役割を果たせるのが大きい。

呪文面はもちろん、《悪魔神バロム》を出すのが役目だ。

《 母なる大地 》系呪文に共通するポイントとして、「マナ送りにしたクリーチャーも、出すクリーチャーのコストに含められる」点は気をつけよう。

要するに「7マナで《 母なる星域 》を使えば、コスト8の《 悪魔神バロム 》が出せる」ということ。初めて使う人は見落としやすいので、忘れないように!


《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー7000 / コスト6

■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■自分のターンのはじめに、ツインパクトカードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■自分のマナゾーンにあるツインパクトカードを、すべての文明のカードとして扱う。

【呪文】
カード名:帝の目覚め
文明:自然
コスト:3マナ

■カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンにタップして置く。その後、ツインパクトカードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

クリーチャー面・呪文面とも、マナに置いたツインパクトを回収できる。

中でも《ツインパクト・マップ》を使い回せるのが便利。山札を掘り進めることで、デッキの安定性をグッと高めるぞ。

また、クリーチャー面でマナを多色化することで、《 バロム砲 》から自軍のマナゾーンを守ることができる。相手マナゾーンだけを根こそぎ薙ぎ払うのは超爽快!ぜひ決めてみてね!


《天上天下双極∞》

【 呪文 】
文明 自然 / コスト9

■虹帝双極∞(ルビ:エンペラーツインフィニティ):自分の山札の上から3枚を表向きにする。こうして表向きにしたツインパクトカードの呪文側を、コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出す。残りを自分のマナゾーンに置く。

ビックリドッキリギミック。

唱えれば実質6枚のカードをタダで使ったようなものなので、ほぼ勝利確定だ。

ただし、このカード自体はツインパクトではないのでツインパクトサポートを受けることはできない。

コストも重いため、改造する場合も枚数は控えめが良いだろう。

どうでもいいけど「てんじょうてんげそうきょくむげん」で変換しているのは筆者だけではないはず。


《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》

【 ツインパクトカード 】
種族 マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、あるいは自分が名前に《ハンド》とある呪文を唱えた時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。

【呪文】
カード名:デーモン・ハンド
文明:闇
コスト:6マナ

■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体破壊する。

信頼と実績の《デーモン・ハンド》。他のデーモン・コマンドの枚数は要検討だけれど、このカードだけは確実に採用したいところだ。

クリーチャー面も優秀で、序盤に呪文面を使ったツインパクトを回収できる。実質令和の《魔光王機デ・バウラ伯》だ!……と言ったら、「流石にそれは嘘」と否定されたぞ。

ピカリエ?知らない子ですね

《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー9000 / コスト7

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは攻撃できない。

【呪文】
カード名:ツインパクト・マップ
文明:自然
コスト:1マナ

■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からツインパクトカードを1枚、自分の手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の1番下に置く。

ツインパクトを主力にしたデッキなので、このカードですべてのキーパーツを拾ってこられるぞ。

《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》の項でも紹介したように、《帝の目覚め》《マッド・デーモン閣下》など、複数の手段で回収して山札を掘り進めよう。

なお、このカードと《デーモン・ハンド》が無理なく搭載できるおかげで、8枚の除去S・トリガーが保証されているのもこのデッキの強みだ。


個別カード解説~マナ加速~

ここからは(《幻緑の双月》以外の)マナ加速カードの紹介だ。

先述のリスト通りの枚数バランスを基本としつつ、何度か回して微調整してみるのもアリだね。

《コンダマ/魂フエミドロ》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4

■ツインパクトカードを自分のマナゾーンに置いた時、自分のマナゾーンにあるカードを1枚アンタップする。

【呪文】
カード名:魂フエミドロ
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがツインパクトカードなら、自分の山札の上からもう1枚、マナゾーンに置く。

主に呪文面を使う、ツインパクトデッキならではのマナ加速だ。

3マナから次のターンに6マナまでジャンプアップすることで、

  • 《マッド・デーモン閣下》で《ツインパクト・マップ》を回収、すぐ使う
  • 《虹出づる繭 ミノガミ》を着地させる

……など、大ぶりなアクションが取れるようになる。

クリーチャー面で出すことは少ないものの、《帝の目覚め》《スノー坊のパトロール》などのマナがアンタップで置かれるのは地味に嬉しいところだ。


《悪魔妖精ベラドンナ》

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / ファンキー・ナイトメア / 文明 闇/自然 / パワー2000 / コスト2

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、次のうちいずれか1つを選ぶ。
→相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
→自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

言わずもがな、強力な2マナのマナ加速……なのだけれど、このデッキだと《紅弔の魔人 ギリアール》とのコンビで擬似《スケルトン・バイス》になることも見逃せない。(このカード自身でランダムハンデス、《ギリアール》誘発で任意ハンデス!)

《マッド・デーモン閣下》で使い回したり、《スノー坊のパトロール》でのマナ加速に貢献したりと、他のデッキ以上に活躍してくれるはずだ。

ただし、《魂フエミドロ》でめくれると『ハズレ』なのは注意。


《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》

【 ツインパクトカード 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 自然 / パワー9000 / コスト7

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

【呪文】
カード名:お清めシャラップ
文明:自然
コスト:3マナ

■自身の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■カードを1枚以上、いずれかのプレイヤーの墓地から選んでもよい。そのプレイヤーは、それらを自身の山札に加えてシャッフルする

呪文面でマナ加速と墓地対策・クリーチャー面でマッハファイターとマナ回収……と、流石クロニクルデッキ出身と言わんばかりの大盤振る舞いだ。インチキか?

相手が闇文明デッキの場合《悪魔神バロム》を活かしづらいので、コイツを使った戦いが主軸になる。

呪文面で墓地対策しつつ、マナが伸びたらクリーチャー面をアタッカーとして運用しよう。

めちゃくちゃどうでもいい話をすると、恐竜らしくないクリーチャーの多いジュラシック・コマンド・ドラゴンの中で、ステゴサウルスらしいフォルムが一際カッコ良いと筆者は思っているぞ。

「ステゴサウルス」と「ステゴロ」を掛けたネーミングも超オシャレだと言い張っているけれど、あんまり同意はしてもらえないぞ。この段落はオタク特有の早口で読もう。


《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト7

■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)

【呪文】
カード名:レッツ・ゴイチゴ
文明:自然
コスト:2マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

やや淡白なスペックではあるものの、《天上天下双極∞》や《魂フエミドロ》のヒット率を下げないためにも採用。

2マナのマナ加速は複数あるけれど、このカードの場合は「ツインパクトカードが墓地に落ちる」「手札消費はコレ1枚」というのがポイント。

こと先攻の場合は、2ターン目に《幻緑の双月》を召喚すると手札が枯れてしまうので、こちらを優先してプレイしよう。


《雪風妖精チャユニクス/スノー坊のパトロール》

【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2

■このクリーチャーが破壊された時、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

【呪文】
カード名:スノー坊のパトロール
文明:自然
コスト:4マナ
カードを2枚、自分の墓地からマナゾーンにタップして置く。

こちらも単体でのカードパワーはやや頼りないものの、デッキ内のあちこちとシナジーするため採用。

クリーチャー面は《闘い踊る凶器》や《魔刻の斬将オルゼキア》で自分から破壊していこう。

《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》で拾えない《悪魔妖精ベラドンナ》《凶鬼09号 ギャリベータ》を回収できるのがウリだ。

呪文面は、《魂フエミドロ》と並ぶ2マナ加速。1ターン目の《ツインパクト・マップ》→2ターン目の《悪魔妖精ベラドンナ》《レッツ・ゴイチゴ》から繋げるとムダが無いぞ。


個別カード解説~デーモン・コマンド~

残りのカードとして、その他のデーモン・コマンドを紹介。マナゾーンや墓地からの回収ギミックが豊富なこともあって、あえて枚数を散らしてあるぞ。

《紅弔の魔人 ギリアール/闘い踊る凶器》

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー4000 / コスト5

■自分の他のクリーチャーが破壊された時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
■ラスト・バースト(このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

【呪文】
カード名:闘い踊る凶器
文明:闇
コスト:3マナ

■各プレイヤーは、自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。

シナジーの鬼。

繰り返し述べているように、《悪魔妖精ベラドンナ》と組み合わせることでハンデスが撃てるのは非常に便利。

ラスト・バーストで自身への除去も牽制できるのが嬉しいところだ。

呪文面も、相手の初動クリーチャーを除去して動き出しを詰まらせてくれるぞ。

こちらの被害を抑えるため、3マナ目で《闘い踊る凶器》を唱えるようなら《幻緑の双月》を出すのは控えておこう。


《凶鬼09号 ギャリベータ》

【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5

■このクリーチャーを、自分の墓地から召喚してもよい。
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。

このデッキ唯一の非ツインパクトデーモン・コマンドだ。

5マナ到達時点で手札が尽きてくるはずなので、コイツのドロー能力がちょうど良い息継ぎになってくれる。

増えた墓地も《スノー坊のパトロール》や《帝の目覚め》、《マッド・デーモン閣下》で活用できるぞ。

なお、一時はそこそこシングル価格が高かったものの、クロニクルデッキでの再録時に大幅に価格が下がっている(執筆時点)。

主役カードである《悪魔神バロム/バロム砲》ともども、手に入りやすいうちに揃えておくと良いかもしれない。


《魔刻の斬将オルゼキア/訪れる魔の時刻》

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー6000 / コスト7

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを2体選び、破壊する。

【呪文】
カード名:訪れる魔の時刻
文明:闇
コスト:6マナ

■好きな数のクリーチャーを、自分の墓地から手札に戻す。

《悪魔神バロム》《デーモン・ハンド》ともども、このデッキのおっさんホイホイ懐かしポイントを稼いでいる感のあるツインパクトカード。

《悪魔神バロム》で処理できない闇クリーチャーに対する回答となってくれるぞ。

また、《紅弔の魔人 ギリアール》とのシナジーも優秀。

《ギリアール》を破壊すれば「相手に3体生け贄を強要」、《ギリアール》以外を破壊すれば2体除去にハンデスが付いてくる。

呪文面《訪れる魔の時刻》は、序盤に軽量呪文として唱えたツインパクトを一斉に拾えるのが嬉しいところ。

特に《お清めシャラップ》として使った《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》を回収する動きが頼もしい。次のターンにマッハファイターが登場するプレッシャーを与えられるからね。


《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6

■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)

【呪文】
カード名:「一方的に勝つに決まっている」
文明:闇
コスト:7マナ

■相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手の墓地にクリーチャーが20体以上あれば、自分はゲームに勝つ。
■この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにこのカードをバトルゾーンに出す。

ビックリドッキリ枠その2。

特殊勝利条件を満たすのはハードだが、このデッキは《悪魔神バロム/バロム砲》という大量破壊兵器を擁している。可能性はゼロではないぞ。

《天上天下双極∞》で《バロム砲》とセットでめくれたりすると楽しいこと間違いなしだ。

あと《狼虎サンダー・ブレード》くんは泣いていい。

「ザガーンに負けました」

【双極バロム】の回し方

①ツインパクトでマナ加速!

序盤は豊富なマナ加速カードで、5~6マナ域を目指そう。

個別解説の項でも述べたように、《幻緑の双月》は手札消費が激しい。マッハファイターのマトにされたりしたら目も当てられないので、特にクリーチャーを残したい場面でなければ《レッツ・ゴイチゴ》を優先したいところだ。

その先は状況次第。《ツインパクト・マップ》などで墓地にカードが2枚落ちていれば《スノー坊のパトロール》、そうでなければ《魂フエミドロ》を使っていこう。

②主役の前に露払い!

ある程度マナが溜まったら、まずは相手の動きを食い止めよう。

《闘い踊る凶器》《デーモン・ハンド》《魔刻の斬将オルゼキア》と、何かしら盤面を処理できるカードがあるはずだ。

相手がもたついているようならば、《凶鬼09号 ギャリベータ》や《虹出づる繭 ミノガミ》の出番だ。こちらの手札を整え、フィニッシュの準備をしていこう!

③一方的に勝つに決まっている!

相手の攻勢を捌いたら、いよいよ主役の登場だ!

相手にクリーチャーが並んでいるなら《悪魔神バロム》を、そうでないなら《バロム砲》や《天上天下双極∞》で圧倒的に有利な状況を作ろう。

盤面の質でも量でも優位に立ったら攻撃開始。1枚や2枚のS・トリガーでは逆転されないはずだ。

もちろん、相手の墓地が肥えているならば殴らずに特殊勝利を狙うのもアリだぞ!

「一方的に勝つに決まっている!」

改造するなら

デッキレシピ解説の項でも述べたように、まずは枚数バランスを変えて改造するのがオススメだ。

2~3枚積みとなっているカードのうち、どれかを減らしてどれかを4積みにしてみよう。

他に追加するなら、《悪魔神バロム・クエイク》がオススメだ。

【 進化クリーチャー(マナ進化) 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇/自然 / パワー13000 / コスト10

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■マナ進化:デーモン・コマンドを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、デーモン・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。
■相手のクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出る時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに置くかわりに自身のマナゾーンに置く。 

このカードならではの大きなメリットは3つ。

  • 踏み倒しメタが強力。S・トリガークリーチャーや《ボルシャック・ドギラゴン》での受け、返しのターンでの侵略・革命チェンジといったリスクを抑えられる。
  • 破壊する相手が「非デーモン・コマンド」。《悪魔神バロム》では処理できない闇クリーチャーも除去できる。
  • 進化元がマナゾーン。バトルゾーンにデーモン・コマンドを維持する必要が無く、序盤に埋めた2枚目の《悪魔神バロム・クエイク》《悪魔神バロム》から進化できる。

《魂フエミドロ》なんかのヒット率を下げたくないのでサンプルレシピには入っていないけれど、間違いなく強力なカードだ。

採用する場合、《天上天下双極∞》と入れ替えるのがオススメだぞ。

それ以外だと、色の合うツインパクトとデーモン・コマンドは採用候補となる。いくつか例を挙げておこう。

採用候補ツインパクト

《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー4000 / コスト5

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-4000 する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

【呪文】
カード名:ジェニコの知らない世界
文明:闇
コスト:2マナ
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。

クリーチャー面は除去持ちのデーモン・コマンド、呪文面は軽量ハンデスと優秀なカード。

5マナ域、2マナ域どちらも渋滞していたため不採用となっているものの、選択肢として2枚ほど入れてみるのも面白いはずだ。


《終端の闇 ウゴカ・ザルコ/再誕の輝き》

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇/自然 / パワー6000 / コスト2

■ W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。

【呪文】
カード名:再誕の輝き
文明:自然
コスト:1マナ

カードを1枚、自分の墓地からタップしてマナゾーンに置く。

最軽量デーモン・コマンドにして墓地からのマナ加速を持つツインパクト。このデッキに噛み合いそうな要素に満ちている!

このカードがないと困る……という場面はないので不採用としたけれど、《悪魔神バロム》のタネとして・《コンダマ》と相性の良い呪文として、活躍できる状況はありそうだ。


《カワモリデン/リーフストーム・トラップ》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3

■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)

【呪文】
カード名:リーフストーム・トラップ
文明:自然
コスト:4マナ

■S・トリガー
■自分のクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。その後、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。

自然文明の《トラップ》系ツインパクトはどれも強力なのだけれど、あえて紹介するならこの1枚。

マナから召喚→スマッシュ・バーストで除去しつつ自身はマナに→マナから召喚……を繰り返せる、単体で完結した優秀さを誇るぞ。

破壊されても、《スノー坊のパトロール》《帝の目覚め》でしぶとく再利用できるのも嬉しい。

また、《母なる星域》でマナ送りにするクリーチャーがいないときに、マナゾーンから引っ張り出せるのも便利なところ。もちろん、受け札としての性能も優秀だ。


《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8

■T・ブレイカー
■相手の、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。

【呪文】
カード名:白米男しゃく
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

汎用性のお化けみたいなツインパクトだ。

呪文面《白米男しゃく》は、非ツインパクト呪文である《天上天下双極∞》を拾えるのが大きな違い。

実はこのデッキ、マナに置いた呪文を拾うのはあんまり得意じゃないからね。(《闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー》によるアタックトリガーくらい)

クリーチャー側《黒豆だんしゃく》は、メタクリーチャーとして優秀なことはもちろん、実は貴重なT・ブレイカー

他のクリーチャーがW・ブレイカー止まりのデッキなので、《悪魔神バロム》が刺さらない相手に対するサブアタッカーとして採用してみるのもアリだぞ。


ちなみに、色こそ合うものの、墓地肥やしが得意なデッキではないのでフシギバースはそれほど噛み合わない。

……まぁ、《大樹王 ギガンディダノス》でいいや的なデッキになったらコンセプトが台無しなのでそれはそれで……

「呼んだ?」

似たような理由から、今回は《邪霊神官バーロウ》も使っていないぞ。

「バーロー」(お約束)

さいごに

というわけで【双極バロム】の紹介をお届けした。最後まで読んでくれてありがとう。

解説のため、筆者自身もリモート対戦でこのデッキを回してみたんだけど(対戦してくれる皆さんいつもありがとう)、とにかく使っていて楽しい

シナジーの豊富さ、フィニッシュの派手さもあって、自分も相手も観戦者も盛り上がったんだ。

古参のプレイヤーやデュエプレから復帰したプレイヤーはもちろん、高速化した競技デュエマに疲れたプレイヤーにもオススメしたいデッキだぞ。

実はパーツの多くが『超誕!!ツインヒーローデッキ80 自然大暴走』から流用できるので、当該デッキを買っていれば組むのも簡単なはずだ。

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