はじめに
時は2022年10月29日。
様々なパワー溢れるカードを輩出してきたデュエキングシリーズの系譜を継ぐ新エキスパンション、「黄金戦略!!デュエキングMAX2022」が発売されました。
派手な能力で新たな戦略を生み出したカード、下火なテーマへのテコ入れとして魔改造された既存のカード。
2022年現在の基準でも光り輝けるデッキがたくさん生まれた、看板に偽り無しの凄まじいアップデートでしたね。
そんなお祭りパックの中で、しれっととんでもない強化を受けたテーマが1つ。それが……、
パワー12000以上のクリーチャーサポートです。
ムキムキの肉体を手に入れたおかげで《ボルシャック・栄光・ルピア》めいた性能になった《コレンココ・タンク/ボント・プラントボ》。
このカードから3→6のマナカーブで呪文面+クリーチャー面の両方にアクセスし得る《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》。
「既存カードのツインパクト化によるデッキ枠の圧縮」……という一言では片付けられない、凄まじい強化パッチです。これはもうデッキにならないわけがありません。
この記事では、そんなジャンボなニューカマーの採用カード・回し方などについて解説を行ってまいります。
現在活躍しているメジャーな型について触れた後、私自身が使用してCSで結果を残せたイチオシの型を紹介していく、という構成でお届けしていきますよ。
どうぞ最後までご覧ください。
※2023年8月追記:【絶望神サガ】とそれを取り巻く荒波に飲まれ、すっかり環境から影を潜めてしまったこの【キャベッジ】。実はここ最近のエキスパンションでひっそりと、しかし着実に強化され続けていたんです。
様々な【キャベッジ】・技術革新を経た未来の目線からの捕捉をちょいちょい追記しつつ、記事の終盤では現在使用している超・イチオシデッキの解説も差し込んでいきます。そちらも是非。
目次
【キャベッジ】の特徴
本家とあわせて8枚搭載できるようになった《ボント・プラントボ》で早々にマナを伸ばし、《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》を絡ませながらデカブツを展開してゲームを掌握する。
【キャベッジ】というデッキは、一言で言えばそれだけのシンプルなものです。前者のお化けブースト力さえあれば、引き込んだクリーチャーをポンポン投げつけるだけで勝ててしまうことも珍しくないでしょう。
この機構を活かして現在大会で名を揚げているのは、主に2つのデッキタイプです。
まずはこちら、攻めっ気溢れるバードリアント型。
《バードリアント》と《クイーン・オブ・ネイチャー》の2体でジャンボな援軍を呼び込み続け、物量で押し込む形ですね。
5~6ターン目にはほぼ確実に、運が良ければ4ターン目から筋肉の連鎖が始まってしまうこのデッキ。生半可な防御力では崩せない、圧倒的なパワーに満ち満ちています。
続いてこちら、強力なロック能力持ちクリーチャーの早期着地を狙うディザスター型。とにかく素早く《地封龍 ギャイア》や《終末の監視者 ジ・ウォッチ》を立てて、相手の身動きを封じる形です。
【キャベッジ】のスタンダードな動き方に《ミステリー・ディザスター》を添えることで、《ボント・プラントボ》による2ブーストに失敗しても4ターン目のビッグアクションを狙えるのがナイスですね。
上述した2つのデッキタイプには、ある1つの共通項が存在します。それは「相手へのダイレクトアタックによる勝利を目指している」という点です。
相手に攻撃を仕掛けているタイミングなら大方反撃を許さない盤面を形成できているはずなのですが、それはそれとしてS・トリガーなどによるカウンターはどうしても恐ろしいわけでして。
T・ブレイカー持ちのクリーチャーでデッキを染めている都合、状況に合わせてチマチマとシールドを小突いていくこともほぼ不可能です。そもそも防御面が貧弱な【キャベッジ】に、相手への半端な手札供給は相当にリスキーですし。
できるなら全く攻撃せずに勝利したい!そんな臆病な心に寄り添う、私イチオシの【キャベッジ】・フィニッシャーは……。
寝て待つだけで、果報を運んでくれるのでした。
【キャベッジ】のデッキレシピ
デッキコンセプトは、「とにかく早期に《地封龍 ギャイア》か《完全不明》を着地させて相手の行動を縛り、その隙に《終末縫合王 ミカドレオ》によるEXウィンを狙う」というものです。
次項から採用カードの解説を行っていきます。
【キャベッジ】採用カード解説
まずはデッキの確定採用枠をご紹介。
メインカード
《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト9
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■自分のクリーチャーが出た時、自然の、パワー12000以上で、そのクリーチャーよりコストが1小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
【呪文】
カード名:ソイルピンプ・キャベッジ
文明:自然
コスト:5マナ
■このターン、次に召喚する自然のパワー12000以上のクリーチャーのコストを最大8少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
コンセプト。最速でアクセスできれば世界が変わります。4投。
「《ボント・プラントボ》で6マナ域までジャンプした後に、呪文面を使用してデカブツの早期着地を目指す」。どんなタイプの【キャベッジ】も、基本はこれが理想ムーブになるわけですが。
このカードのすごいところは、自分自身が肝心のデカブツ枠も兼ねられるところにあります。
一度着地させれば芋づる式に大量展開を狙えるのはもちろん、次のターン以降も場にいるだけで相手にプレッシャーを与え続けてくれるテキストは魅力的です。
デッキタイプ名に据えられてはいるものの、「試合中にアクセスできなければ勝負にならない!」というほど【キャベッジ】はこのカードに依存しているわけではありません。自力でバンバンブーストしていけますし。
4ターン目までは極力手札に1~2枚温存しておきたいカードですが、最序盤のマナ加速や手札補充のために必要なら迷わずマナに置いてしまいましょう。
攻めも守りもほとんどできないマナ域からの脱出をただただ見守ってくれるほど、環境は甘くありませんからね。
《地封龍 ギャイア》
【 クリーチャー 】
種族 ガイア・コマンド・ドラゴン / 暴拳王国 / 文明 自然 / パワー18000 / コスト9
■Q・ブレイカー
■相手の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
速攻対面以外なら、彼の召喚はほぼマスト。プレイできるか否かでデッキの動かしやすさが段違いになるので、このカードも4投採用するのがベターですね。
大半の相手クリーチャーを着地さえさせずに追い返すロック能力は、最早説明不要でしょう。このデッキでは、その陰に隠れがちな「マナからのクリーチャー召喚」能力も使い倒していきます。
《ジャンボ・ラパダイス》などが絡まなければ、リソースが切れがちな【キャベッジ】。
《ボント・プラントボ》や《地龍仙ロマネアース》の力でマナだけは爆速で潤沢になるので、それらを手札の如く扱えるようになれば一気に選択肢が広がります。
マナからの召喚であれば、色を揃えにくい《終末縫合王 ミカドレオ》や《完全不明》をプレイしやすくなるのも見逃せません。コストを踏み倒す手段の確保を待つくらいなら、一旦マナに逃がしてしまうのもアリですね。
《終末縫合王 ミカドレオ》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / ゴッド / ゼニス / 文明 水/闇/自然 / パワー19000 / コスト10
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から好きな数のクリーチャーを出し、残りをマナゾーンに置く。
■自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の、コスト8以上のクリーチャーが4体以上あれば、自分はゲームに勝つ。
殴らず勝ちたいビマナの味方。ゲーム中一度は確実にアクセスしたいので3投。
自分のターンのはじめに、横にコスト8以上のクリーチャーを3体並べておくだけでゲームに勝ててしまいます。
おまけにコストを支払って召喚できれば、空の盤面からでも急にEXウィン一歩手前まで進めるポテンシャルを秘めています。良いんでしょうかこんなことして。
召喚による展開はデッキカラーの関係で毎試合使えるような手段ではありませんが、採用カードの大半がコスト8以上のクリーチャーであるこのデッキではかな~り分の良い賭けになることでしょう。1枚くらいは強い生き物が捲れるはずです。
あまりおいしくなさそうな《仙なる大地》による踏み倒しも、《キャベッジ・セッションズ》が場にいる状況なら大きく話が変わります。
- 《キャベッジ・セッションズ》を召喚し、マナから《地龍仙ロマネアース》を射出
- ターン終了時《仙なる大地》で《地龍仙ロマネアース》をマナに置き、《終末縫合王 ミカドレオ》を踏み倒し
- 《キャベッジ・セッションズ》の能力が誘発、9コストのデカブツ+8コストのデカブツを踏み倒し
- 盤面に8コスト以上のクリーチャーが4体揃っているので、そのままターンが返ってこればEXウィン
というルートを辿れば、更地から急に相手に死の恐怖を叩きつけることができます。
《ソイルピンプ・キャベッジ》が絡めば、4ターン目に上記の動きを再現できるのがこのデッキの恐ろしさです。手札・マナの要求値は高いですが、覚えておいて損は無いでしょう。
「EXライフ持ちのパワー19000ブロッカー」というスペックも地味ながら強力です。《完全不明》を横に添えれば、ほぼ確実にターンを返してもらえる要塞と化してくれます。
※2023年8月追記:ここまで《終末縫合王 ミカドレオ》を激推ししておいて何なのですが。ますます高速化していく昨今の環境を鑑みるに、「初動の安定感を高めるためだけに多色のカードを不採用にする」という選択も十分にアリだと最近は考えるようになりました。
4ターン目のビッグアクションという理想ムーブを実現するにあたって、引き込んだ多色を手札からマナに逃がせるターンが1ターン目(+《ボント・プラントボ》から動き出す場合の2ターン目)しか存在しないんですよこのデッキ。
加えて、ブーストカードを使って増えたアンタップマナを即座に捻って動きたいシーンも、このデッキにはとても多いんです。具体的には3マナの状態から2コストブーストカードを2連発したい時、《ボント・プラントボ》で生まれた2マナから《ジャンボ・ラパダイス》で手札を補充したい時がそうですね。
そうした動きがマナタップインのせいで瓦解すると、相手に干渉できないターンが明確に+1されてしまうんです。この辺りは好みの問題も大きいと思いますが、ストレスフリーなマナカーブを実現したい場合には、多色抜きで実現できるフィニッシュ手段を模索するのもアリです。
それはそれとして。《終末縫合王 ミカドレオ》+《完全不明》のパッケージは、【キャベッジ】の中でも特に確度が高く安全なフィニッシュ手段のひとつであることは間違いありません。
マナのタップインをカバーできる立ち回りができるなら、心強い味方になってくれるはずですよ。だからゲーム中最初の1回だけお互いの多色マナがアンタップインするルール・プラスとか作ってくれませんかウィザーズさん
《完全不明》
【 クリーチャー 】
種族 ??? / 文明 水 / パワー16000 / コスト11
■T・ブレイカー
■相手のターン中、相手がマナゾーンにカードを置いた時またはカードを使った時、相手はターンの残りをとばす。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の後、相手はターンの残りをとばす。
こいつのテキストを相手に確認してもらっている瞬間にしか得られない栄養、あります。3投。
「自然文明でもない11マナのクリーチャーは場に出すのが大変なのでは?」というご意見が聞こえてきそうですが、ご心配なく。《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》がいれば何の問題もございません。
- 3ターン目:《ボント・プラントボ》で2ブースト(この時点で5マナ)
- 4ターン目:単色マナをチャージしてから《ソイルピンプ・キャベッジ》を唱えて《地龍仙ロマネアース》を召喚、4ブースト(この時点で10マナ)
- 《仙なる大地》で 《地龍仙ロマネアース》 自身をマナに置いて(この時点で11マナ)、手札から《完全不明》を射出
というルートを辿れば、4ターン目に着地させることも夢ではないのです。2ターン目に《ジャンボ・ラパダイス》を唱えることもできるので、要求値の割には案外決まってくれます。
《地封龍 ギャイア》以上に強烈に相手の動きを制限することができますが、それ以上の役目も除去耐性もありません。相手によっては簡単に除去できてしまうカードなので、どちらの着地を狙うべきかの判断は慎重に。
ブーストカード
《ボント・プラントボ》《コレンココ・タンク/ボント・プラントボ》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、自分の山札の上からさらに1枚、マナゾーンに置く。
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト6
■ガードマン
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、パワー12000以上のクリーチャーを好きな数手札に加え、残りをタップしてマナゾーンに置く。
【呪文】
カード名:ボント・プラントボ
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、自分の山札の上からさらに1枚、マナゾーンに置く。
《巨大設計図》ツインパクト化の衝撃、ふたたび。メインエンジンなのでフル搭載。ドラゴンみたいなインチキブースト他のテーマでもやっていいんですか!?
現代デュエル・マスターズの速度に追い付くためには、呪文面による2ブーストは最低条件と言っても過言ではありません。
1マナの差で泣かないためにも、デッキ内のパワー12000以上のクリーチャーの比率は可能な限り引き上げておきましょう。
おまけのようにくっついてきた《コレンココ・タンク》も相当優秀なクリーチャーです。呪文面からシームレスに繋げて3→6→10という美しいマナカーブを描くも良し、雑に3ドローするも良しのフレキシブルなナイスガイを称えましょう。
※2023年8月追記:アビス・レボリューション 第2弾 「忍邪乱武」にて、パワー12000以上のクリーチャーかつ2コストブースト呪文である《配球の超人/記録的剛球》が実装されました。《 イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ 》と併せて採用することによって、
- 3→6だけではなく2→4→6のマナカーブでも、現実的な確率で「4ターン目の6マナ到達」という理想ムーブを実現できるようになった
- ↑によって《ボント・プラントボ》にオールインする必要が無くなり、《ボント・プラントボ》の非ツインパクト版をデッキから抜いても戦えるようになった=安定性が向上した
- それぞれのクリーチャー面のおかげで、《キャベッジ・セッションズ》の踏み倒し連鎖を6コスト(=《コレンココ・タンク》)まで繋げられるようになった + 確定除去カードが自然に搭載できるようになった
と、地味ながら大幅に強化を施されたのです。
デッキスロットは圧迫してしまうものの、それ以上にメリットが大きいこのセット。パッと見のデッキパワーは落ちてしまうので少々不安になりますが、騙されたと思って是非使ってみてください。
《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》
【 ツインパクトカード 】
種族 アース・ドラゴン / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
■ガードマン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚まで、タップしてマナゾーンに置く。
■自分のターンの終わりに、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい。
【呪文】
カード名:仙なる大地
文明:自然
コスト:6マナ
■自分のクリーチャーを1体マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
ビマナ革命起こりまくりモテまくり。最強のカードなので4投。
《完全不明》の項で紹介した通り、このカードを4ターン目に着地させることがこのデッキの理想ムーブです。気合で引き込みましょう。
踏み倒しがマナからではないことに対する不満がちょいちょい聞こえてくる呪文面ですが、裏を返せば(比較的)メタの刺さりにくい手札からの貴重なクリーチャー射出手段でもあるわけで。
《とこしえの超人》なり《若き大長老 アプル》なりが蔓延るこの時代、むしろありがた~いテキストだなぁと私は思います。……《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》が苦手対面の【赤単】に入ってるの、何なんでしょうね。
その他採用カード
ここからは、確定枠ではない採用カードたちをさっくりご紹介。紹介順が早いものほど、優先度が高いイメージです。
《ジャンボ・ラパダイス》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中からパワー12000以上のクリーチャーをすべて、手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
2コスト4ドローのヤバい呪文。これ1枚でハンデスデッキにめちゃくちゃ嫌な顔をさせられます。
引けた時のアドバンテージが凄まじいので4積み確定!……と言いたいところなのですが。このカード自身が《ジャンボ・ラパダイス》《ボント・プラントボ》のハズレになってしまう点は、【キャベッジ】目線で無視できません。
そのリスクを背負ってでも、このデッキに関してはフル搭載がベターでしょう。
3ターン目《ボント・プラントボ》、4ターン目《地龍仙ロマネアース》+《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》(1~2枚)+デカブツという高い手札要求値を越えた先の世界はバラ色です。
2ターン目の《ボント・プラントボ》を邪魔しないタイミング、3ターン目に《ボント・プラントボ》を唱えてアンタップ状態の2マナが発生したタイミングに使用できると理想的ですね。
※2023年8月追記:前述の通り「パワー12000以上」かつ「2コストブースト呪文」であるカードが8枚体制になったため、【キャベッジ】におけるこのカードの採用優先度はますます高まっております。現状は確定枠と言って差し支え無いでしょう。
初手にブーストカードが無くても、2ターン目にこの呪文から《コレンココ・タンク/ボント・プラントボ》or2コストブースト×2を引き込めば、4ターン目の爆発を狙いに行けるわけです。実質初動16枚の安定感、癖になりますよ。
《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー14000 / コスト9
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■T・ブレイカー
■破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。
【呪文】
カード名:轟破天九十九語
文明:自然
コスト:10マナ
■各プレイヤーは、すべてのクリーチャーを自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。(マッハファイターなどの、そのターンの間働く能力は無視されない)
かんたんお手軽フィニッシャー。
コンセプト上相手を殴りたくはないので、基本的に呪文面のみを利用する形になります。3→6→10~12というマナカーブを自然に描けるこのデッキなら、10マナを用意するのはそう難しくないはずです。クリーチャー面は《終末縫合王 ミカドレオ》のEXウィンのコストとして頑張ってもらいましょう。
《終末縫合王 ミカドレオ》と複数のコスト8以上のクリーチャーを一斉に展開できるので、この呪文1枚で一気に勝負を決めに行けるのは魅力的です。
相手の盤面も展開させてしまいますが、EXライフ持ちのパワー19000ブロッカーと《完全不明》がいれば余程のことが無い限りターンを返してもらえるはずです。
大抵の試合は《地封龍 ギャイア》からの展開で《終末縫合王 ミカドレオ》の召喚+EXウィン条件達成を目指せるはずですが、このカードがあると色々な準備をすっ飛ばして楽ができるので是非お試しください。……好きなカードだからって無理矢理捻じ込んだわけじゃないんです 信じて
《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー13000 / コスト8
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体、自分の手札に加えてもよい。残りをマナゾーンに置く。
■T・ブレイカー
【呪文】
カード名:ミステリー・ディザスター
文明:自然
コスト:5マナ
■自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。それがクリーチャーなら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分のマナゾーンに置く。
お茶濁し要員。ここまで当たりが多ければ、ガチャを回すのも悪くないでしょう。
手札の質が良くない時や、ビッグアクションを起こせるほどのマナが貯まっていない時。強力なクリーチャーの多いこのデッキなら、とりあえず呪文面を使っておけば何かしら良いことが起きてくれるはずです。
《ボント・プラントボ》での2ブーストに失敗した後の4ターン目にも唱えられるのがミソ。腐っても1ブーストは行ってくれるので、気楽に唱えていきましょう。
呪文面の派手さに隠れがちですが、クリーチャー面も盤面除去とリソース確保を同時にこなせる憎いやつです。山札から捲れた時も十分活躍してくれるのがナイスですよね。
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
■T・ブレイカー
■相手の、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。
【呪文】
カード名:白米男しゃく
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
Mr.滑り止め。《ジャンボ・ラパダイス》で拾える初動の5枚目であり、かつ《地封龍 ギャイア》の5枚目でもあります。
現状の構築では、呪文面は唯一のマナ回収カードです。《地封龍 ギャイア》はターンに一度マナからクリーチャーを召喚できるようにするだけなので、マナゾーンに落ちた《ジャンボ・ラパダイス》や《轟破天九十九語》を唱えたい時にはこちらを頼ることになります。
ロック能力が《地封龍 ギャイア》のほぼ下位互換な都合上、すすんでクリーチャー面をプレイしたいシーンは中々訪れないはずですが。
それでも【アポロヌス】のような一部のデッキに対しては十分に機能してくれるので、対面によっては中継ぎとして頑張ってもらう可能性を頭に入れておくと良いでしょう。
《God of Dream/Grenade of D-moll》
【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・コマンド / 侵略者 / 文明 光 / パワー15500 / コスト9
■NEO進化:自分の光のコスト9のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、それがNEO進化クリーチャーなら、光のコスト9のクリーチャーを9体まで、自分の手札または墓地からバトルゾーンに出す。
【呪文】
カード名:Grenade of D-moll
文明:光
コスト:9マナ
■S・トリガー
■相手は自身のアンタップしているクリーチャーを9体選び、タップする。その後、自分のクリーチャーを9体までアンタップする。
パワー12000以上のクリーチャーでありながら、(ほぼ)確実にターンを返させるS・トリガーを持つ唯一のカードだったので採用。……本当なんですって。
《キャベッジ・セッションズ》や《轟破天九十九語》の1アクションからジャンジャン展開できるこのデッキにとって、1ターン稼ぐことの意義はとても大きいものです。
シールドをブレイクされているということは手札も増えているわけで、そうしたカウンターを決めやすくもなっているはずですからね。
躊躇無くマナに置くことができる単色カードということも、捉え様によっては十分メリット足り得ます。発生する色の弱さはアレですが。初手でマナに置くと相手は大抵変な顔をしてくれます 眺めて楽しみましょう
【キャベッジ】のコンセプトを歪めることなく搭載できる防御カードの貧弱さについては、採用候補の項で詳しく触れています。そちらも是非。
【キャベッジ】デッキの回し方
①大事な初動!祈って決めよう3→6カーブ
【キャベッジ】の強さは3ターン目の2ブーストに有り。3ターン目までにどうにかして《ボント・プラントボ》を引き込み、3→6のマナカーブを描きに行きましょう。
2ターン目ないし3ターン目のブースト後に、《ジャンボ・ラパダイス》を唱えられると理想的ですね。あると無いとで4ターン目以降の動きやすさが大きく変わってきます。
②ゲームを掌握!ズルして出そうよデカブツを
ここが力の見せ所。6マナまで足を伸ばせたら、《ソイルピンプ・キャベッジ》からジャンボなクリーチャーを早出ししていきましょう。
手札にロック能力持ちのクリーチャーを抱えられているのなら、先に《地龍仙ロマネアース》を召喚してターン終了時の踏み倒しを狙うのがベターです。
《ボント・プラントボ》での2ブーストに失敗した場合や《ソイルピンプ・キャベッジ》を引き込めていない場合は、《ミステリー・ディザスター》や追いブーストでお茶を濁します。
早期着地を狙いたいのは《地封龍 ギャイア》と《完全不明》の2体。相手のデッキによっては簡単に処理できてしまうので、相手に使用されそうなカードを予想しながら射出先を考えていきましょう。
③クライマックス!殴りもせず殴らせもせず
ロック能力持ちクリーチャーによってゲームのテンポを掴んだら、流れを逃さずフィニッシュムーブへ!
《地封龍 ギャイア》の能力や《轟破天九十九語》を利用して《終末縫合王 ミカドレオ》を場に出し、EXウィンを狙いましょう。
後者の場合は相手のマナからどんなクリーチャーが出てくるか、それによって負け筋が生まれ得るかの計算をお忘れなく。
【キャベッジ】の調整案
この項では、諸々の理由で現在の構築から抜け落ちてしまった【キャベッジ】と好相性なカード達と、それらを使った戦略をご紹介。
《バラギアラ-MAX》
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 マスター・ハザード / グランセクト / レクスターズ / 文明 自然 / パワー17000 / コスト9
■S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《バラギアラ-MAX》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す。)
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚まで、タップしてマナゾーンに置く。その後、それと同じ枚数のカードを自分のマナゾーンから手札に戻す。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、次の自分のターンのはじめまで、自分は相手のパワー6000以下のクリーチャーに攻撃されない。
攻めも守りも補充もこなす、高品質な潤滑油。個人的にはかな~り搭載したいカードです。
このデッキ、《ジャンボ・ラパダイス》が絡まないとすごい速度で手札が枯れていきます。
《地封龍 ギャイア》を着地させても先行きが不安定になりがちな中~終盤戦において、質の良い3ドローができるクリーチャーの存在はとても大きいものです。
バトル勝利時の能力やS-MAX進化の敗北回避能力によって、うす~い守りを補強できる点も魅力的ですね。複数枚採用することを肯定してくれるテキストが沁みます。
《自然の四君子 ガイアハザード》
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / レクスターズ / 文明 自然 / パワー12000+ / コスト11
■マッハファイター
■パワード・ブレイカー
■相手のクリーチャーが出る時、自分のマナゾーンのカードが相手のより多ければ、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
爆速でマナを伸ばせる《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》を採用するなら、このカードも強そうですね。
《完全不明》と同じく11マナなので、6マナから《ソイルピンプ・キャベッジ》→《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》と綺麗に繋げられれば4ターン目の着地も狙えます。
展開制限能力とマッハファイター+攻撃誘導能力のおかげで、ひとたび着地させられたなら相当数のデッキに対して優位に立てるでしょう。マナがぐんぐん伸びるこのデッキなら、一度除去されたとしても再展開は容易です。
クリーチャーを介さない除去には無力なので、仮想敵によって他のデカブツたちと枠を交換し合う形になるでしょうか。中継ぎとフィニッシャーを兼任できるため、枠圧縮という観点から見ても優秀ですね。
《超神龍バイラス・カースド》
【 クリーチャー 】
種族 アース・ドラゴン / ミステリー・トーテム / ハンター / 文明 自然 / パワー17000 / コスト10
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがタップしていれば、相手は「S・トリガー」を使えない。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
タップしている間、相手の攻撃力と守備力を大きく削ぐことができる優秀なクリーチャーです。安全に相手を殴れると……気分が良い!
除去耐性や盤面以外への干渉能力は無いので、フィニッシュ時以外での単品運用は少々不安が残ります。《キャベッジ・セッションズ》下で場に出して《地封龍 ギャイア》辺りを添えてあげると安心ですね。
《龍装車 トメイテオ》《百族の長 プチョヘンザ》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト5
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ダママ団 / 文明 光/自然 / パワー12500 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジー光または自然のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーは、バトルゾーンにタップして置く。
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
《タマタンゴ・パンツァー》以上の速攻デッキ対策を求めるあなたに。
《クイーン・オブ・ネイチャー》でも絡まない限り最序盤は盤面に大きく干渉できない+守りも薄いこのデッキにとって、早期にガツガツ殴ってくるデッキはまさに天敵。
そうした相手に対して、タップイン能力と全体マナ送りはかなりクリティカルに刺さります。
「パワー12000以上」という縛りの中では最高峰の能動的速攻対策ながら、なんで大真面目にコレ使わないといけないんすか?とボヤきたくなるほぼ準バニラなクリーチャーと多色カードにある程度の枠を割くのは中々しんどい話でして。
よっぽど環境に速攻デッキが溢れてきたら、採用するのもアリかも知れませんね。《ジャンボ・ラパダイス》→《ボント・プラントボ》から綺麗に繋がるので、ある程度の再現性は確保できるはずですし。
パワー12000以上のまともな防御カードたち
冗談じゃないんですって。本気なんですって。
「パワー12000以上のクリーチャーでありながら防御ギミックも兼ね備えているカード」という条件で検索を行うと、(記事に登場していないカードを除けば)本当にこの辺が最有力候補としてヒットするのです。本当に。
全く使用に耐えない……なんてことはないのですが、どうにも背中を預けるには心許ないラインナップ。
逆にこのウィークポイントがあったからこそ、《コレンココ・タンク/ボント・プラントボ》なんてトンデモカードが刷られたのかもしれませんね。
大抵は自分の動きを通してしまった方が勝てそうな【キャベッジ】ですが、長期戦を見据えるならこれらの採用もアリかも知れませんね。いっそ初めから選択肢なんて無ければ初手に《Grenade of D-moll》めっちゃ引いて渋い顔したりせずに暮らせたのかな
※2023年8月追記:ビクトリーBESTにて、ついに真っ当に強い防御手段が手に入りました。……どちらかと言うと、強いカードのオマケに防御手段が付いてきている、くらいのアレなんですけども。
前述の4枚に比べて相当不純物らしさが抜けてくれたので、少しでも打たれ強くなりたい方は優先的に採用してみてはいかがでしょうか。
※2023年8月追記:新時代・キャベッジ
冒頭にてお話した通り、【キャベッジ】のデッキパワーはここ数ヶ月でぐーんと上がりました。具体的には↑の3枚によって。
革命(レボリューション)かつビクトリーなニューカマーを迎えた新時代の【キャベッジ】を、この項でご紹介致します。基本的な動きは何にも変わっておりませんので、追加したカードを中心にサラリと進行していきますよ。
VT型青緑キャベッジ
まずはこちらの青緑軸から。本文にて紹介したリストから、フィニッシャーを《終末縫合王 ミカドレオ》ではなく《龍装者 ジスタジオ》+デカブツたちにしたものです。
これまではまともに抵抗できなかった小型メタクリーチャーの多面展開にも、《飛翔龍 5000VT》によって抗えるようになりました。《地龍仙ロマネアース》や《ギガント・テキサリス》による踏み倒しから、即座に盤面への干渉+延命措置を実行できるのも魅力的です。
理想ムーブから4ターン目に踏み倒せる最上級のクリーチャーである《完全不明》と文明が被っているおかげで、《飛翔龍 5000VT》自身の召喚のために必要な青マナを自然にデッキに採用できるのが嬉しいですね。
「必然」型赤緑キャベッジ
続いてこちら、私超イチオシの赤緑軸です。
とにもかくにも《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》が【キャベッジ】に噛み合いすぎていたせいで、このカードを使うためだけに無理矢理デッキに赤色を差し込んでいるような形になっています。
- 貴重な防御手段であるG・ストライク+敗北回避能力
- 《キャベッジ・セッションズ》の連鎖展開の発火点として優秀な10コスト
- ↑で展開したクリーチャー全てを即時打点に変える全体SA付与能力
- 《飛翔龍 5000VT》ではギリギリ妨害が間に合わない【オービーメイカー】などの早期多面展開デッキに対して、クリティカルに刺さる全体除去呪文
と、何から何まで【キャベッジ】と好相性なのです。
このカードを使うために、「火文明の」「デッキの動きを邪魔しない単色の」「パワー12000以上のクリーチャー」を探したんですが……。最終的に選ばれたの、大真面目にこんなんなんですよね。
《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》は不完全なロックを崩される前にゲームを終わらせる弾丸として、《伝説のレジェンド ドギラゴン》は実質的なエクストラターンを獲得する防御手段として役立ってくれてはいます。いますけど。
加えて「早期に踏み倒して得をするロック性能持ち」の数が減ってしまったので、《超球の超人/父なるタッチダウン》でお茶を濁しています。《地封龍 ギャイア》と一緒に並べれば強烈に相手の動きを縛ることができるので、悪くはないんですけども。
そんな歪みを抱えてもなお、赤緑型は《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》のおかげで上手く動いてくれるのです。
まだまだ発展途上なデッキなので、ご覧の皆様も是非研究してみてください。【キャベッジ】の明日を拓くのは……君だ!
おわりに
デュエキング畑で生まれた新しいアーキタイプ、【キャベッジ】の解説を行って参りました。
どんな試合も全戦全勝TierGod!というわけにはいきませんが、群雄割拠の環境の中でも十二分に戦えるポテンシャルをこのデッキは秘めていると私は見ています。
4ターン目に《地封龍 ギャイア》なり《完全不明》なりを投げつけられても平気なデッキ、そうそうありませんからね。
相手の動きをとっとと封じて安全に勝ちたい!という方には気に入っていただけるデッキに仕上がったのではないか、と自負しています。
主要カードの再録やレアリティの低さや(執筆時点での)世間からの注目度の低さのおかげで、そこまでお財布に負担無くデッキが組めるのも良いポイントだと思います。サブのデッキをお探しの方、こちらのお野菜いかがでしょうか。
この記事から、少しでも皆様に【キャベッジ】の魅力が伝わったことを祈って。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。