はじめに
どうも、絶対片っ端からデッキパーツを買い漁る様子が容易に想像つくので、秋葉原に行くことそのものを制限しています、ミルク金時です。
今回なんですけども。
私ね、デュエマをプレイしていて、ふと思ったの。
墓地を活用できるデッキってめちゃ強くない?
だって、使った手札・山札のカードって、やがては墓地に行くわけじゃあないですか。
つまり、墓地を活用できればより効率的にカードを使うことができるわけで、限りあるリソースを最大限活用できるようになるわけですよ!
そう考えてみると、墓地のカードに『干渉』ないし墓地のカードを参照するデッキというのは、実はある種卑怯で常に有利を取れるんじゃあないかと。
そこで、今【墓地ソース】というデッキタイプを解説することで、改めて墓地を活用できるが故の強さを皆様と紐解いていこうじゃあないですか!
今もなお愛され強化を受けるデッキテーマ。
しばしば環境上位でも見かける【墓地ソース】をしっかりと見ていきましょう!
ちなみに、この先ちょいちょいカードのリンクやボタンがあるのですが、そこからポチポチっとしてもらえば、【墓地ソース】のデッキパーツの値段を調べることもできます。
この記事を読んでいて「【墓地ソース】組んだらいくらするんだろう」と金銭的悩みが生まれた方は、デッキの製作費の調査としてご活用くださいませませ。
目次
【墓地ソース】の特徴
【墓地ソース】は至ってシンプルなデッキ。
赤・黒の軽量呪文で墓地を増やし、その墓地をトリガーとしてバカデカい打点を爆誕させ、突然の死を与えるのが【墓地ソース】。
この【墓地ソース】がやること、やれることに関しては、非常に明確でわかりやすいコンセプト。
墓地枚数を加速した後、《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》《龍装者 バルチュリス》で打点を作り、ロックと打点で押し切るのみ。
ただし、問題なのは【墓地ソース】のデッキタイプが大きく『3種類』に分岐すること。
まず1つは、シンプルな【赤黒墓地ソース】という古き良き形。
青もタッチで採用される傾向があり、リソース確保と異常な受けが分厚さが魅力です。
2つ目は《鬼札アバクと鬼札王国》による高速でフィニッシュプランをブッ立てる形。
新たな【速攻】というフィニッシュプランが追加され、早期に相手を倒す。
それができなくとも《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》という大筋が残されている、オラオラと進軍できる攻めの分厚さが魅力です。
そして最後に《鬼札アバクと鬼札王国》に含まれる『緑』を活用して、堅実にマナを伸ばしフィニッシュプランを組んでいくミッドレンジ寄りなデッキ。
堅実にマナを伸ばせることから、上記2種では考えられない新たな活路を見出すことができ、より多くのフィニッシュプランを選び取れる多彩さが魅力です。
書いた通り、この『3種類』いずれも【墓地ソース】であり、全てできることが変わってきます。
そのおかげで、自分に合ったデッキタイプを自由に開拓していける、使えば使うほど手に馴染み、愛着の湧くデッキテーマなのです。
今回、そんな『3種類』のデッキタイプをそれぞれ解説していきますので、少々長くなってしまうとは思いますが、ぜひその中から自分に合いそうな形を見つけてみてくださいませ!
【墓地ソース】デッキレシピ
デッキの確定枠と自由枠
以上、『17枚』が確定枠。それらを除いた『23枚』が自由枠となります。
これが全ての【墓地ソース】の基盤になると考えておいてくださいませ。《鬼札アバクと鬼札王国》が入ろうが入らなかろうが、基本ここはノータッチで組み込んでおくのがベター。
墓地を加速させた後、その墓地を活用できる、かつ打点を形成してくれる《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》は確定採用。
勝ちの再現性を上げるならば、ここは『4枚』フルでぶち込んでしまってOK。
デッキを組んでいるうちに、少し確率を下げてでも採用したいカードや、打点の過剰さを感じた場合は《百万超邪 クロスファイア》の枚数を『3枚』程度に落とすのもありかと思います。
そして、そんな2体のメインアタッカーをサポートしてくれる《龍装者 バルチュリス》も同じく再現性を高めるために『4枚』採用。
こちらも《百万超邪 クロスファイア》同様、枚数を落として新たな活路を増やすのもありな枠です。
《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》も同じく最大枚数『4枚』。
墓地を加速し続ける【墓地ソース】において、フィニッシャーや動きに必要なパーツが墓地に落ちてしまった、なんてことは日常茶飯事。
そこで墓地に落ちたカードたちを回収できるこの子は超優秀なのです。
また、クリーチャー面も優秀で、《暴走龍5000GT》では落としきれないクリーチャーも、《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》でパワーダウンさせれば、その場で処理、もしくは《暴走龍5000GT》の除去圏内まで持ち込むことができます。
その2点を踏まえ、やはり『4枚』ピックしておくのがベターかなと。
そして最後に《盗掘人形モールス》は殿堂カードにつき『1枚』。
《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》の呪文面同様、墓地に落ちてしまったパーツを強引に手札に引き込むことが可能。
『0コスト』で気軽に場に出せるため、墓地加速という不安定な要素を少しでも軽減させてくれるでしょう。
これら『5種』が確定枠。
残りの枠で、記事冒頭で話した「ミッドレンジ」「速攻」「コントロール」の3パターンに分岐していきます。
自分の趣味嗜好に刺さるデッキコンセプトを決め、いざデッキ構築に取り組んでいきましょう!
それではここからは各種【墓地ソース】の構築をご紹介。まあ付き合ってくださいまし。
【赤黒墓地ソース】デッキリスト
まずはオーソドックスな『赤黒t青』型。
普段の墓地加速はもちろんながら、《終末の時計 ザ・クロック》《戯具 ヴァイモデル》による圧倒的鉄壁。
受けが非常に硬いおかげで、安心して《暴走龍5000GT》着地・フィニッシュまで持ち込むことができます。
その硬さ、もはや城砦「シールドトリガー」
《終末の時計 ザ・クロック》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
「相手のターンを飛ばす」という、言わずと知れた最強クラスの受け札。
他のデッキであれば、精々崩された体勢を戻す程度の存在ですが、盤面そのものをちゃぶ台返しのようにドカンとひっくり返せる【墓地ソース】もとい《暴走龍5000GT》のおかげで、相手ターンを飛ばした瞬間、フィニッシュプランが構築されることが多々あります。
《戯具 ヴァイモデル》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / チーム零 / 文明 闇 / パワー3000 / コスト5
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
《終末の時計 ザ・クロック》が『4枚』じゃあ足りない?
仕方ないな、なら特別に墓地から《終末の時計 ザ・クロック》を出しててやりましょう。
・・・という、実質《終末の時計 ザ・クロック》『8枚』体勢を作り上げる大変悪い子。
挙句、墓地も増やしてくれるため、【赤黒墓地ソース】にとっては最高の噛み合いです。
ちなみに私には某「EXAM」を搭載した青い機体が頭をよぎって仕方ありません。
ただし、ここで注意点。
受け札の《戯具 ヴァイモデル》《終末の時計 ザ・クロック》ですが、《暴走龍5000GT》がすでに場に出ていると『パワー5000以下』が出せなくなるため、シールドトリガーだろうが何だろうが場に出ません。
そのため、「《暴走龍5000GT》を出す=相手を確実に仕留める」という状況を作ることが必須。
ビッグマナ系統のデッキ等が相手だと《暴走龍5000GT》だけじゃあ対応しきれず、トリガーも勝ち筋に含まれることとなります。
そんなマッチアップを組まれたときは、試合の最後の最後、フィニッシュを決める瞬間になってから初めて《暴走龍5000GT》を場に出すようにしましょう。
《フェルナント・ソシュール / プライマル・スクリーム》
【 ツインパクトカード 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、闇のコスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
【呪文】
カード名:プライマル・スクリーム
文明:闇
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。
シールドトリガー搭載の墓地肥やし。
おまけに墓地に落ちたフィニッシュプランへのパーツを墓地から回収できる超優れもの。
兎にも角にもシールドトリガーが付いてるのが偉くて、後手に回りやすい【墓地ソース】にとって、相手ターンでも墓地を肥やせるのはアドでしかありません。
対戦相手の「ヤベェの踏んじまった!」という絶望の顔を見ながら、返しのターンでフィニッシャーぶち込んで悦に浸りましょう。
【赤黒墓地ソース】デッキの回し方
①愚直に墓地を肥やし続ける
【赤黒墓地ソース】の回し方は、オーソドックスな形だけあって、めちゃくちゃ単純です。
《ほめほめ老 / ホメホメ老句》《カツラデランス / 「アフロ行きま〜す!!」》を主軸に、ひたすら墓地にカードを増やしていきましょう。
《一なる部隊 イワシン》を挟めればGood Job。
墓地加速が一気に捗る上、手札にフィニッシャーを引き込みやすくなります。
このデッキの勝ち筋は《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》のみ。
そのため、ただ愚直に墓地を肥やしていくのです! 墓地に落とせ! それだけだ!
②フィニッシャーぶっ立ててぶん殴れ!
墓地さえ超えちまえば、こっちのもんよ。
《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》をブッ立てて、相手をぶん殴れ! イエスシンプル、レッツ脳筋!
《暴走龍5000GT》さえ立てられれば、『パワー5000以下』のクリーチャーが召喚できない。即ちロックが完成します。
これさえ立てられれば、相手によっては完封にまで持ち込めるため、いかに①で墓地肥やしが重要なのかがお分かりいただけるかと思います。
また上述の通り、《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》を挟んでから《暴走龍5000GT》を召喚することで、相手のデカブツも処理することが可能。
《暴走龍5000GT》をブッ立てるだけで処理しきれない後続は《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》を絡めて、強引に落としていきましょう。
場を駆逐するだけでも、反撃の手を大きく減らすことができますからね!
【デアリ墓地ソース】デッキリスト
続いて堅実に成長していく『赤緑黒(デアリ)』型。
マナ加速を経由することで、動きやすさが段違いにアップ。
後半安定した出力で着実にフィニッシュへと持っていきます。
ロングゲームを見越した「足場」
《レレディ・バ・グーバ / ツインパクト・マップ》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー9000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは攻撃できない。
【呪文】
カード名:ツインパクト・マップ
文明:自然
コスト:1マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からツインパクトカードを1枚、自分の手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の1番下に置く。
意外にも【墓地ソース】には「ツインパクト」が多く搭載されています。
《フェルナント・ソシュール / プライマル・スクリーム》や《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》、またこの型には入っていませんが《ほめほめ老 / ホメホメ老句》《カツラデランス / 「アフロ行きま〜す!!」》など、改めて見てみると、ツインパクトが結構な割合を占めていますでしょ?
そこで『1マナ』から動ける上、この後の墓地肥やしやマナ加速へ確実に繋がる、挙句シールドトリガーで受けにもなり得るこのカード。
《レレディ・バ・グーバ / ツインパクト・マップ》の【墓地ソース】との噛み合いは大変素晴らしいものなのです。
《青銅のバンビシカット / 「我が力、しかと見よ!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 ドリームメイト / ハンター / 文明 火/自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。(ガチンコ・ジャッジ:各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を見せ、それを一番下に置く。そのカードのコストが相手以上であれば、自分の勝ちとする)
【呪文】
カード名:「我が力、しかと見よ!」
文明:火
コスト:9マナ
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、カードを1枚引く。
今回の《イチゴッチ・タンク / レッツ・イチゴ》に並ぶ『2マナ』のマナ加速要員。
【墓地ソース】って踏み倒しがメインのデッキテーマな上、ツインパクトも多めに採用されていたりと、全体的にコストが高いんですよね。
なので、受けにもなってくれるこのカードは、意外と【デアリ墓地ソース】には噛み合い良しなのです。
ガチンコジャッジで「我が力、しかと見」せてやりましょう。
《一王二命三眼槍》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト5
■自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■鬼エンド:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。
敗北回避ができる便利な1枚。
いくら受け札があるはいえ、「マナ加速」から始めるデッキ構築なため、高速で殴り込まれると結構しんどいのが本音。
そこで手札誘発の敗北回避を搭載。殴り返すための時間を強引に稼いでいきましょう。
【デアリ墓地ソース】デッキの回し方
①墓地加速は次点、マナ加速を最優先
【デアリ墓地ソース】にも当然墓地肥やしが搭載されているわけですが、本デッキに関しては「マナ加速」が最優先。
理由は単純、その後の動きに幅を持たせられるからです。
《暴走龍5000GT》だけではロックしきれない相手も《ブラキオ龍樹》を立てられればロックし切れるかもしれない。
少しでもマナが多ければ、《暴走龍5000GT》《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》をもう1枚追加で出せて、即座にフィニッシュプランが確率されていたかもしれない。
などなど。
マナ加速をすることでフィニッシュプランをより分厚く、より強固なものにできるのです。
そのため、墓地肥やしよりも「マナ加速」。これを心がけましょう。
②墓地肥やし
少しマナが伸び始めたところで、本来の墓地肥やしにご帰宅。
《鬼札アバクと鬼札王国》《フェルナント・ソシュール / プライマル・スクリーム》《龍装鬼 オブザ08号 / 終戦の開闢》で墓地をガツガツ肥やしていきましょう。
もちろん最優先は墓地に送れる枚数の多い《鬼札アバクと鬼札王国》。
下手すりゃあすでにシールドが割れている可能性もあるので、その際には盤面処理を最優先。次点でもう殴りかかってしまうのも手でしょう。
《一王二命三眼槍》もあるので、割と強引なプレイをしてもカバーは効きます。ちょっと荒いくらいで良いのです。
③ロックをかけてフィニッシュ
この【デアリ墓地ソース】に関しては、打点を揃えてフィニッシュを迎えるのではなく、《暴走龍5000GT》《ブラキオ龍樹》を立て相手をロックし動けない状態にしてから安全に葬りましょう。
シールドトリガーで盤面返されちゃあ、再度展開も難しいですからね。
フィニッシュプランを組み上げる頃には墓地もマナも十二分に揃っているかと思いますので、やりたい放題ひっちゃかめっちゃしてやりましょう。
【アバク墓地ソース】デッキリスト
《鬼札アバクと鬼札王国》を採用した『速攻』型。
墓地加速による《暴走龍5000GT》たちの着地を狙うのはもちろんのこと、《鬼札アバクと鬼札王国》を守って強引に早期決着に持ち込むことができる構築です。
超速度でフィニッシュに駆け上る「速攻」
《鬼札アバクと鬼札王国》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 文明 闇/火/自然 / パワー13000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を墓地に置く。その後、このクリーチャーを破壊する。
■<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、真上の能力を無視する。
■スピードアタッカー
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。
上述の「デアリ墓地ソース」でもチラリと写った《鬼札アバクと鬼札王国》。
3マナで出てきて『5枚』墓地加速でき、墓地からも召喚できる。その性能、素直に“化け物”でしかありません。
それだけでも十分すぎるほど何も関わらず、おまけに「鬼タイム」発動中であれば、自壊することなく『パワー13000』『スピードアタッカー』『マッハファイター』『T・ブレイカー』とかいうデュエマの全カードの中でもトップクラスにおかしなことを抜かしよります。
危険物でしかない。
《暴打の番狸》《ドドンブブ》
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 暴拳王国 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト1
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■ウルトラ・セイバー:多色クリーチャー(自分の多色クリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーを破壊してもよい)
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
セイバー:パワー12000以上(自分のパワー12000以上のクリーチャーが破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してもよい)
《鬼札アバクと鬼札王国》を壊れカードから“ぶっ壊れカード”に進化させる礎。
この2体のどちらかが場にいる状態で《鬼札アバクと鬼札王国》を召喚すると、「ウルトラ・セイバー」「セイバー:パワー12000以上」の効果で《鬼札アバクと鬼札王国》の自壊効果の対象を《暴打の番狸》《ドドンブブ》に向けることができます。
もうお分かりでしょう。
《鬼札アバクと鬼札王国》が『墓地から召喚可能な』『3マナ』『5枚墓地加速』『パワー13000』『スピードアタッカー』『マッハファイター』『T・ブレイカー』に進化しました。
莫迦いってんじゃあないよ!!
・・・という感じで、爆速で超デカブツが相手をぶん殴ります。
これが【墓地ソース】の新時代です。細々する時代は終わったんだよ。
【アバク墓地ソース】デッキの回し方
①セイバー最優先
【アバク墓地ソース】に関しては、他の【墓地ソース】みたく《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》をブッ立てて殴るのは、あくまでサブプラン程度の認識。
メインは《鬼札アバクと鬼札王国》による超速度のアタックになります。
それを実現するためには、自壊のデメリットを打ち消してくれる《暴打の番狸》《ドドンブブ》の存在が必要不可欠。
まずはこの「セイバー」持ちを呼び込む、召喚することを優先して動いていきましょう。
マナ加速はそこからでも遅くありません。
もちろんマナ加速をすれば【デアリ墓地ソース】同様、動きの幅が広がるため、そちらに突き進んでもさほど問題はなし。
ただ、極論《鬼札アバクと鬼札王国》が引けているのであれば、フィニッシュプランを立てるのは容易。
《悪魔妖精ベラドンナ》はマナ加速ではなく「ハンデス」として撃ち放つなど、別の動きを序盤に取るのもありです。
②打点を揃えて殴るのみ
《鬼札アバクと鬼札王国》をセイバーで守ることができれば・・・もうやることはお分かりでしょう。
連打! 目にも止まらぬ速さでただひたすらにアタック三昧!
《龍装者 バルチュリス》を織り交ぜたり、《暴走龍5000GT》《百万超邪 クロスファイア》を追加で並べたり。
殴り方のバリエーションが非常に豊かな構築になっているので、その場その場で可能な限りのフィニッシュプランを組み上げていきましょう。
おわりに
使い終わった場所を意味する「墓地」を活用することで、一切の無駄を無くす【墓地ソース】。
速攻からコントロールまで変幻自在なその姿は、全DMPのツボを上手いことついてくること間違いなし。
構築も十人十色、皆様それぞれのスタイルにあった構築が見つかれば幸いです。
気になった方、ぜひぜひ組んでみてくださいませ! ではではー!