はじめに
どうも、デッキが増えすぎてついに推しキャラのスリーブの種類の限界値に達しました、ミルク金時です。
そんな推しキャラに負けないくらい推しなデッキテーマがあるので、今回はそちらにフォーカスを当てたお話。
私事ではございますが、私は常日頃からコントロール系のデッキを愛用しており、圧倒的耐久力を以ってして相手を制す。そんな展開を好みます。
しかし、“とある1デッキ”の脅威的な硬さは今でも鮮烈に記憶しており、様々なデッキを触れてもなお忘れられない衝撃がありました。
それが【チェンジザドンジャングル】。
耐久力において、私の中ではDM史上最高硬度を誇るデッキテーマだと思っています。
・・・が、彼らの身には“大きな1つの事件”が起き、一気に数を減らし下火にまで落ち込んだのです。
だけども、
あの硬さをもう一度感じたい。
圧倒的タフネスで相手を屈服させたい。
相性の良い新時代のカードが出てきた今こそ勝機。
【チェンジザドンジャングル】のリペアに早速取り掛かろうじゃあないか。
目次
【チェンジザドンジャングル】とは
【チェンジザドンジャングル】をリペアする上で、やはり知っておかなければいけないのがデッキの歴史。
デッキの根源を知ることで、何が欠けていて、何が必要なのかを知っていくのです。
と言うわけで、少し堅苦しい世界に身を投じることとなりますが、このデッキテーマを深く知るためにもぜひお付き合いくださいませ。
怒涛の双極篇
時は遡り『2018年』は「双極篇」。「双極」の名の通り、「ツインパクト」が登場した時代。
DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」にて、かの時代の覇者、《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》が世に生まれます。
【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
【呪文】
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ
■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。
クリーチャー面は言わずもがな。2ドロー1捨てとシンプルながら、最初に手札から落とした呪文をノーコストで撃てると言う、今なお使われる破格の効果。
これだけならまだしもツインパクトの真髄、呪文面も各ターン1度しかアタック・ブロックをできなくすると言う、詰めにも守りにも使える万能の効果。
当然、この2つが組み合わされた生物が弱いわけがなく。
値段は当然のように高騰。
一時期は《龍風混成 ザーディクリカ》に肩を並べる『3000円』代まで上り詰めます。
そして、そのおよそ3か月後、本デッキテーマの要である“もう1枚”が姿を表します。
DMRP-07 「双極篇 第3弾 †ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」、《ドンジャングルS7》の登場です。
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー8000+ / コスト8
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
バトルゾーンに出た時、『パワー7000以下』のクリーチャーをマナからバトルゾーンに出すことが可能。
つまり、《ニコル・ボーラス》や《光神龍スペル・デル・フィン》を引っ張り出すことができ、一気にフィニッシュまでのルートを確立させる破壊力を秘めていました。
しかし、此奴の真髄は「相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。」と言う効果。
バトル中はパワーが『+6000』されることから、『パワー14000』以上のパワーを持つクリーチャーがいなければバトルでの突破は不可能。
かといって、直接プレイヤーは攻撃できない。
除去札を確実に使わせるその脅威的な性能は、世のDMPたちを苦しめることとなります。
【チェンジザダンテ】から派生
・・・がしかし、意外にも彼らの登場時、この【チェンジザドンジャングル】と言うデッキテーマは知られこそしてはいましたが、そこまで総数は多くなかった様子。
当時は《時の法皇 ミラダンテXII》が暴れ回っていた時代。
上下面どちらも相性の良い《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》は彼女の元に出張。
【チェンジザダンテ】と言うデッキテーマで猛威を振るっていたようです。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
しかし、彼らの仲を引き裂く出来事が到来。
ーーー2019年3月1日。
ファイナル革命を毎ターン使い、無限に召喚を封じる悪行が許されるわけはなく。
《時の法皇 ミラダンテXII》が殿堂入りを果たします。
デッキの根幹を失った【チェンジザダンテ】は一気に総数を減らし、《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》は宙ぶらりんなご時世がきたわけです。
そんな一時の休みを狙ったかのように、発掘されたのが《ドンジャングルS7》との相性の良さ。
《ドンジャングルS7》の効果で場に出せるという相性はもちろん、そもそもお互いを邪魔しないパワーカードとパワーカードの出会いはまさしくマリアージュ。
《時の法皇 ミラダンテXII》と言う彼女を失ったわずか1か月後の「GP8th Day2」では、なんと脅威の『ベスト8』入り。突如として総数を大きく伸ばす事となりました。
追い風と向かい風
当時の平均的なパワーよりも圧倒的数値を誇る《ドンジャングルS7》のタフさは圧倒的。
環境にたちまち名を馳せることになるわけですが・・・。
ーーー2019年7月20日。
DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」にて《ドンドン水撒くナウ》が登場。
【 呪文 】
文明 水/自然 / コスト5
■S・トリガー
■自分の山札の上から2枚を、タップして自分のマナゾーンに置く。
■クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、そのクリーチャー以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
除去・マナ加速・マナ回収。当時の【チェンジザドンジャングル】ではわずかに手が届かずむず痒かった部分をピンポイントでプッシュ。
これが後押しとなり、更なる躍進を果たします。
・・・が。
そんな天下を掻っ攫った時代は突如終わりを告げます。
ーーー2020年1月1日。
《Dの牢閣 メメント守神宮》が殿堂入り。
【 D2フィールド 】
文明 光 / コスト4
■S・トリガー(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)
■自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:いずれかのプレイヤーが自身のターンに最初のカードを引いた時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーをすべてタップする。
ここまで名を伏せてきた此奴ですが、様々なアグロデッキを死に追いやった。挙げ句の果て、アグロのアグロ対策に積まれるような始末だった存在。
が、このデッキテーマに関しては、それらとは別の非常に大きな意味を持ちました。
【チェンジザドンジャングル】の脅威的な耐久力の根源は、《ドンジャングルS7》《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》のアタック制限だけではなく、「ニンジャストライク」にもあります。
《怒流牙 佐助の超人》と《斬隠蒼頭龍バイケン》による耐久は言わずもがなというところではありますが、《Dの牢閣 メメント守神宮》が場にあることで「ニンジャストライク」で登場した彼らに「ブロッカー」が付与。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / アース・イーター / シノビ / 文明 水/自然 / パワー3000 / コスト4
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ニンジャ・ストライク5
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。
ただえさえ高い耐久値に、更なるバフが与えられちゃあ堪ったもんじゃあありません。
鬼に金棒、虎に翼、弁慶に薙刀。
その脅威的な耐久力、これこそがDM史上最高硬度を誇る所以でした。
しかし、その耐久力の根幹を担う《Dの牢閣 メメント守神宮》は殿堂入り、たったの1枚しか採用不可能に。
さらに環境に、圧倒的除去能力を持つ【デッドダムド】や切り返しの札を立てる前に容赦なく殴り勝つ【青魔導具】などが台頭。
一気に環境から総数を減らすこととなりました。
リペアには何が必要なのか
現状で足りない要素とは
さて、【チェンジザドンジャングル】を再び前線に押し上げるには何が必要なのか。
環境から一歩遠ざかった要因と現環境を鑑みるに、第一に「序盤からの耐久力」。
次点で除去に屈しない「除去耐性」、もしくは除去では対処できないほどの「展開力」。
この2点だと考えています。
こう考えると、序盤から堅実にカードを展開し続けることができれば、それだけでもかなり大きな変化が起きそうです。
リペアパーツ候補
では、上記の要素を満たすことができるカードは何があるのか。
これをザクザクっと見ていきましょう!
《Dの光陣 ムルムル守神宮》
【 D2フィールド 】
文明 光 / コスト2
■S・トリガー(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)
■自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
■(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
この効果、どこかで見たことがありませんか?
同じく横向きで、自身のクリーチャーにブロッカー付与・・・。
そうです、あの殿堂入りによって【チェンジザドンジャングル】の防御面を根っこからごっそりと持っていった《Dの牢閣 メメント守神宮》なのですよ!
ただ、彼とは違い「Dスイッチ」による全タップは残されていませんが、このデッキテーマにおいてはブロッカー付与があるだけでも大いに十分。
《怒流牙 佐助の超人》など「ニンジャストライク」勢にブロッカーが付与され、【チェンジザドンジャングル】全盛期のような超硬度を誇るデッキテーマに復権。
さらに、最近のデッキスピードに並ぶためにどうしても必要になってしまう《とこしえの超人》や《奇石 ミクセル》にもブロッカーが付与可能。
特に《とこしえの超人》との相性が抜群で、「1マナ:《とこしえの超人》」「2マナ:《Dの光陣 ムルムル守神宮》」という動きもできちゃいます。
ここまで高速で『パワー4000』のブロッカーが立てば、これは相当な圧になること間違いなし。
「Dスイッチ」がなくなった分、『2マナ』で使えるようになったことで耐久盤面の作成も容易、新たなマナカーブも建築可能。
今【チェンジザドンジャングル】をリペアし再度使うとなれば、これはもはや確定枠クラス!
騙されたと思って積んでみてください、《Dの牢閣 メメント守神宮》とは少し違った良さがあります。
ちなみに私は名前が出てこなかった時に「ムルムル大明神」と呼びました。その影響で未だに私の中では「ムルムル大明神」です。誰か巻き添えになってしまえ。
《妖精 アジサイ-2》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / ディスタス / 文明 水/自然 / パワー2000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。
■ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
一言で言えば、《フェアリー・シャワー》のクリーチャー版。
ただ、この子は明確に違います。
優れている点として打点、或いは《Dの光陣 ムルムル守神宮》《Dの牢閣 メメント守神宮》状況下ではブロッカーにもなるということ。
純粋にアタッカーが増えることは長期戦になってしまいがちなコントロールデッキとしてはかなり重宝しますし、ブロッカーになってくれるなら万々歳です。
・・・が、痛い点もありまして。
呪文じゃ無くなったが故に《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》の効果で起爆できないんですよね。
これはどちらにも長所があり、どちらにも短所がありますね。等価交換です、甘んじて受け入れましょう。
《龍風混成 ザーディクリカ》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / クリスタル・コマンド・ドラゴン / エンジェル・コマンド / メルト・ウォリアー / 文明 光/水/火 / パワー6000 / コスト7
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
■自分のターンの終わりに、そのターン自分が呪文を唱えていれば、相手のパワー5500以下のクリーチャーを1体破壊し、その後、カードを1枚引いてもよい。
もう何度見たか分からないこの顔! 名前!
けど・・・。
何が腹たつ(?)って、此奴『パワー7000』なので《ドンジャングルS7》から出てくるんですよ!
連鎖して出てきた挙句、《フェアリー・シャワー》や《禁時王秘伝 エンドオブランド》をぶっ放していく始末。
しかも自然文面を含まないおかげで《神秘の宝箱》でデッキからマナに直接埋めて、《ドンジャングルS7》の効果で引っ張って来るという芸当も可能。
EXライフで除去耐性もよし、シールドが増えせるから耐久面もよし、各デッキパーツとの噛み合いもよし。
お財布に余裕があれば、火文明の枠を無理やり割いてでも入れたい1枚です。
《Disノメノン》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / ディスタス / 文明 水/火/自然 / パワー5000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。
火文明の枠を割いてあげる必要がありますが、『3マナ』のマナ加速要員であり、打点形成も可能な1枚。
序盤はシンプルにマナ加速。終始メタクリーチャーを除去。最後には「ジャストダイバー」を持っていることから除去に強く、最後の1点を確実に決めてくれる。
試合の進行状況に合わせて柔軟に動きを変えられる上、どれも魅力的な動き。かなり良い動きをしてくれるんじゃあないでしょうか。
ただし! この子の起動を考えると火マナの確保がめちゃくちゃ難しいです。
特に『3マナ』時に確実に起動しようとすると、火単色マナがどうにも欲しいところ。構築に難あり、という感じですね。
逆にそこさえ超えられれば、非常に良い動きをしてくれる優秀な1枚になってくれるでしょう。
これがリペア構築だァーーー!!!
【チェンジザドンジャングル】リペア構築
今回は「火文明」を取り込んだ「4C」構築となっています。
マナカーブは「1→2→3→5→7」を狙っていきます。
3マナ帯の《ボイル・チャージャー》が実はかなり偉い。
メタクリーチャーを粉砕しながら、『1→2→3→5→7』のマナカーブを成立させてくれています。
それでいて貴重な火単色マナになるため、次の『5マナ帯』を安定させるという点で非常に優秀な1枚なので、ぜひとも入れていただきたい所存。
そして、続く『5マナ帯』は《ドンドン火噴くナウ》と《禁時王秘伝 エンドオブランド》。
これに関しては、《禁時王秘伝 エンドオブランド》を撃って盤面を確実に整えるというのも有力な選択肢になり得ます。
というのも、ここでマナ加速をしなくとも『6マナ』には到達するため、《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》には繋がるんですよね。
この点も踏まえてこの『5マナ帯』は様々な動き方があるので、ここは使っていく過程でどんな状況でどんな選択をすれば良いのか、慣れていきましょう。
学べば学ぶほど動きに幅が増し、対応力が高くなるのがコントロールデッキの良いところですからね!
・・・え? 《龍風混成 ザーディクリカ》が『4枚』入ってて組めない?
安心してください。
私も組めねぇよ!!!
高っっっけえのよ! 此奴! 余ってないわ!
ってなわけで、赤を抜いた順当リペアとでも言いましょうか。
もう1構築ご紹介します故、同じく「《龍風混成 ザーディクリカ》なんか買えねぇよ!」という方はぜひコロコロっとスクロールを。
【チェンジザドンジャングル】リペア構築 順当Ver.
順当と言ったな、あれは嘘だ。
《フェアリー・ライフ》《フェアリー・Re:ライフ》が入ってくるのがテンプレちっくなものではありますが、今回はそのテンプレをぶっ壊してみました。
疑うはテンプレと偉いDMPも言っていましたからね。
こちらも『1→2→3→5→7』のマナカーブで動いていく構築。
序盤から盤面を硬めるのは、今までの【チェンジザドンジャングル】構築では難しかったのが先にも挙げた通りの弱点です。
そこを補ってくれるのが『2マナ』で建設できる《Dの光陣 ムルムル守神宮》であり、その前後でマナカーブを綺麗に辿ってくれる《とこしえの超人》《眼鏡妖精コモリ》です。
理想のマナカーブをなぞりながら、《Dの光陣 ムルムル守神宮》効果でブロッカーを建造していく。
これで強引に序盤から耐久盤面を建設していくわけです。
『7マナ』まで伸ばせれば《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》でも《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》でも《龍素記号 Sr スペルサイクリカ》でも、このデッキテーマの全てのサブフィニッシャーに繋げることができます。
ここまで来ればロックだって可能。《ドンジャングルS7》の展開まで持ち堪えることは容易。
超耐久の最中、フィニッシュプランを確立して勝利をいただきましょう!
【チェンジザドンジャングル】リペアVer.の回し方
今回の構築では、マナカーブが今までの『2→4→6』ルートから『3→5→7』に変わっています。
フィニッシュプラン自体は変わりませんが、マナカーブの変化があるため、回し方をご紹介しておきましょう。
・・・と言ってもコントロールデッキらしい、溜めて撃つの動きが基本。
然程回し方に困ることはないでしょうが、念には念を、というやつです。
①フィニッシュプランが組める『7マナ』を目指す
まずはコントロールデッキの「溜め」の部分。
このデッキテーマに関しては『7マナ』がフィニッシュプラン建造に初めて動き出せる瞬間です。
そこまではひたすら理想のマナカーブ『1→2→3→5→7』を辿るように動いていきましょう。
いずれの形も『2マナ帯』に関しては、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》《Dの光陣 ムルムル守神宮》のどちらを使うか、が選択肢として上がってきます。
これに関しては、相手が踏み倒しをしてくるデッキタイプと確信した、もしくは全く分からない・・・つまりは困ったら《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を出しておきましょう。
所詮2ターン目ですからね、相手がどんなデッキタイプか読めないこともしばしば。
ただそこを見逃すと、例えば【ドギラゴンノヴァ】と確信した! と思った瞬間には三途の川を渡り始めてますからね。
なので、兎にも角にも安パイを踏みたいのであれば《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》です。
《Dの光陣 ムルムル守神宮》は相手が踏み倒してこないと確信したときのみ使ってくださいませ。
『5マナ帯』に関しては非常にシンプルで、手札に来たマナ加速手段でマナ加速しちゃってください。
赤入りならば《ドンドン火噴くナウ》、順当Ver.ならば《眼鏡妖精コモリ》《フェアリー・シャワー》《ドンドン水撒くナウ》辺りが打てれば上等。
彼らならマナ加速にプラスして付与効果があるため、リソース確保面がきらりと輝きます。
もちろん《フェアリー・Re:ライフ》等も撃って良し。とにかくマナ加速に突っ走りましょう。
②フィニッシュプランの構築
マナを伸ばせたら《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》を始め、《龍風混成 ザーディクリカ》や《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》でフィニッシュプランのための盤面を構築してきます。
そしたらそこでもう一踏ん張り。
『8マナ』まで耐え切れば《ドンジャングルS7》でいよいよ完璧にロックが決まります。
ロックさえ硬めて仕舞えばこちらのもの。
最終的には《時の法皇 ミラダンテXII》《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》を絡めて、召喚と呪文を封じてフィニッシュです。
ポイントは最後まで諦めず、粘り切ることです。
ブロッカーやトリガーを駆使すれば、よほど相手が上振れない限りは耐え切れます。
根比べだ、気合入れていこう。
総括
というわけで【チェンジザドンジャングル】のリペアを試んでみました。
元々柔軟性の高いデッキなだけに《Dの光陣 ムルムル守神宮》や《龍風混成 ザーディクリカ》など、新規カードが増えた今であれば十二分に戦えそうな形にまで仕上がってくれたのではないでしょうか。
環境デッキとまではいきませんが環境数歩手前、趣味として使う分には余るほどの感覚に収まった気がしています。
序盤の地盤が整った今であれば、序盤ではなく中盤、《ドンジャングルS7》に至る前の《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》ラインの『6〜7マナ』でさらなる動きが取れるようになれば、より一層磨きがかかりそうな予感。
どんなカードでも取り込める【チェンジザドンジャングル】だからこそ、未来は無限大。
今後の新カードにも目を光らせておきたいところです。
新しいデッキを作りたい方や【チェンジザドンジャングル】をすでに持っている方、或いは「作りたかった!」と憧れを持っていた方。ぜひお試しあれ。
皆様、良きDMPライフを。ではではー!