【エムラクール】エムラクールが切札!ゲイルヴェスパーの回し方、相性がいいカードが分かるデッキ解説記事!【ゲイルエムラ】

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【エムラクール】エムラクールが切札!ゲイルヴェスパーの回し方、相性がいいカードが分かるデッキ解説記事!【ゲイルエムラ】

はじめに

 お初にお目にかかります、ウィンターと申します。主に関東を中心に活動しているTCGプレイヤーです。

この度、ガチまとめ様からありがたいお誘いを受けまして本記事を執筆させていただくことになりました。

 テーマは《引き裂かれし永劫、エムラクール》です。15マナという魅力的なボディ、動けばそのゲームを支配できる強力な能力。

カードゲームを嗜む人なら一度はやってみたい”夢”がこのカードに詰まっています。

 今回は自分が愛用している【ゲイル・ヴェスパー】のエンジンを搭載した【エムラクール】のデッキ【ゲイルエムラ】を紹介しつつ、 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 の魅力を伝えていければと思っています。

このデッキ特有の《引き裂かれし永劫、エムラクール》を複数体並べて、連続追加ターンで相手の盤面を更地にする感覚はなかなか味わえないものです。

一度体験してみてはいかがでしょうか。

 またこちらのデッキはオリジナル構築に対応したデッキとなっています。

最近増えているリモートCSやオリジナフォーマットのCSに持ち込むことも可能です。

 これから紹介する【ゲイルエムラ】のデッキパーツをまとめて購入することもできます。

当日の15時までにご注文頂ければ、即日発送で 【ゲイルエムラ】 のデッキパーツをお届けします!

目次

「エムラクール」とは?

Magic: The Gatheringにおける「エムラクール」

 そもそも「エムラクール」がどのような存在なのか、ご存じでない方もいらっしゃると思いますのでコチラでご紹介させていただきます。

 「エムラクール」はデュエル・マスターズの兄貴分であるMagic: The Gatheringにて登場する脅威の存在です。

クトゥルフ神話の神話生物をモチーフにしたエルドラージと呼ばれる種族で世界の人々を脅かしています。

 そして「エムラクール」はエルドラージの中でも最大で最も恐るべきものとして、世界を歪ませ狂気と虚無をもたらしています。

背景ストーリーでは、三人称としてSheがついており女性という設定です。

Magic: The Gatheringの世界では登場人物を操り自ら封印されるという不可解な最期を遂げ、謎に包まれた存在となっています。

 Magic: The Gatheringのカード上では、その強大な力のため「伝説」というカードタイプを持っています。

「伝説」のカードは同じ名前のカードが1枚しか戦場(デュエル・マスターズでいうバトルゾーン)にいることが出来ないため、複数体の展開は出来ません。

また攻撃したときに相手の場にあるカードを6枚墓地に送る効果で、作中での虚無をもたらす存在というキャラクター性を再現しています。

デュエル・マスターズにおける《引き裂かれし永劫、エムラクール》

 ここからはデュエル・マスターズというゲーム上の 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 について解説していきます。

【 クリーチャー 】
種族 エルドラージ / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー15000 / コスト15

■飛行(このクリーチャーは、飛行を持たないクリーチャーから攻撃もブロックもされない)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このターンの後もう一度自分のターンを行う。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手はバトルゾーン、シールドゾーン、マナゾーンにある自身の表向きのカードを合計6枚選び、墓地に置く。
■エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

まずデュエル・マスターズには本家Magic: The Gatheringと違い「伝説」ルールはないので複数体の展開が可能です。4体並べて一斉攻撃ということも出来ます。

 特徴的な能力は追加ターンと攻撃時のボード破壊能力です。この2つが非常にかみ合っていて1枚で完結しています。

つまり自身の追加ターン能力によって実質的なスピードアタッカーとして攻撃時能力を使い相手の盤面を破壊出来ます。

注意点は墓地に送る能力が相手が選び、盤面にある表向きのカードはなんでも参照してしまうことです。

《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX》《滅亡の起源 零無/零龍》のような表向きのカードや、裁きの紋章のような表向きのシールドがあると効果が弱まってしまいます。

 除去に対する耐性としてはエターナル・Ωをもっています。マナさえ整っていれば、手札に戻ってきた 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 をもう一度召喚することが可能です。

マナコストの重ささえ克服してしまえばゲームを決めるフィニッシャーとなり得るカードと言えるでしょう。

 つまり 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を有効活用するには、召喚によって追加ターンをとることに意味があり、攻撃をすることが勝利につながるデッキにする必要があります。

どうして【ゲイル・ヴェスパー】なのか

 記事の冒頭でも触れているように、今回のデッキは【ゲイル・ヴェスパー】のエンジンを採用したデッキとなっています。

なぜなら【ゲイル・ヴェスパー】 のエンジンを用いる事で、高速で 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を複数召喚し追加ターンを重ねる事でトリガーをケアしながら攻撃する事が可能だからです。

これは前述の 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を有効活用する条件にも合致しています。

《天風のゲイル・ヴェスパー》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト10

■W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のパワー12000以上のクリーチャー1体につき2少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■T・ブレイカー
■自分の手札にあるクリーチャーすべてに、「W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー」を与える。

《ジーク・ナハトファルター》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー18000 / コスト11

■自分のターンのはじめに、このクリーチャーを自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーまたは自分の他のパワー12000以上のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。そうしたら、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。

 ここで【ゲイル・ヴェスパー】というデッキについても説明します。

このデッキは、マナコストの軽いパワー12000以上のクリーチャーを展開し、《天風のゲイル・ヴェスパー》をシンパシー能力で高速召喚します。

その状態で《ジーク・ナハトファルター》を出し、能力でリソースを確保しながらフィニッシュにつなげます。


 【ゲイル・ヴェスパー】といえば《水上第九院 シャコガイル》を勝利手段に置いた水文明入りが有名です。

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー13000 / コスト9

■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
■相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。
自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。

こちらは 《水上第九院 シャコガイル》 のために《終末の時計 ザ・クロック》で水文明マナを確保しており、最低限のトリガーを保証しています。

また、 《ジーク・ナハトファルター》 の能力を使い続けることで山札の枚数も少なくなるので噛み合いが非常に良いフィニッシャーです。

 しかし水文明入りの【ゲイル・ヴェスパー】は中盤のアクションとして 《天風のゲイル・ヴェスパー》 を召喚する際に、「自然文明1マナ」が足りずうまく動けないことが発生する場合があります。

また、デッキ内のパワー12000以上のクリーチャーの純度が若干低いのでサポートカードの安定性が落ちています。

 今回の 《引き裂かれし永劫、エムラクール》型は攻撃受け用のトリガーの採用を見送り、自然文明単色にすることで速度と安定性に寄せた構築にしています。

マナゾーンの自然文明の枚数が重要な 【ゲイル・ヴェスパー】 で、単色にすることは大きなメリットです。

【ゲイルエムラ】のデッキレシピ

 実際のデッキレシピはこちらです。


採用カード解説

《デデカブラ》
《界王類七動目 ジュランネル》
《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》

 1マナでパワー12000のクリーチャーたちです。今回は《天風のゲイル・ヴェスパー》のシンパシー要員としてこれらをフル投入しています。


《ジャンボ・ラパダイス》

【 呪文 】
文明 自然 / コスト2

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中からパワー12000以上のクリーチャーをすべて、手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

 このデッキ最大のアドバンテージ源です。

相手のデッキが踏み倒し系統でなければ優先してプレイしていきましょう。

また、このカードは呪文なので回収する手段がかなり限られている為、マナゾーンに置くときはほかの手札と相談し慎重におきましょう。

《偽りの名 13/種族選別》

【 ツインパクトカード 】
種族 アンノウン / 文明 自然 / パワー24000 / コスト10

■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)

【呪文】
カード名:種族選別
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の山札の上から3枚を表向きにし、その中から異なる種族を持つクリーチャーを好きな数選ぶ。それらを手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 

 基本的には追加の《ジャンボ・ラバダイス》です。

このデッキはグランセクトの他にジャイアント・インセクトやジュラック・コマンド・ドラゴンやエルドラージなど意外と種族が分かれているので手札補充の役目を果たしやすいです。

また手札に加えるのは任意効果なので、ゲーム後半でプレイし 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 のみを手札に加え山札が切れないようにするということにも使います。

《ボント・プラントボ》

【 呪文 】
文明 自然 / コスト3

■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、自分の山札の上からさらに1枚、マナゾーンに置く。

 このデッキのアドバンテージ源その2です。

このデッキはパワー12000以上のクリーチャーが32枚入っていますのでほぼほぼ成功します。

2ブーストに成功した場合は、残ったマナで1マナクリーチャーの展開や 《ジャンボ・ラバダイス》 のプレイにつなげることが出来ます。

また 《ジーク・ナハトファルター》 はマナゾーンから手札に戻る効果がありますので、手札に 《ジーク・ナハトファルター》 がないときはこのカードをプレイするとつながる可能性があります。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー18000 / コスト11

■自分のターンのはじめに、このクリーチャーを自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーまたは自分の他のパワー12000以上のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。そうしたら、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。

《ジャンボ・ラバダイス》 の項でも触れましたが呪文は回収する手段がかなり限られていますのでマナ置きは慎重にしましょう。


《デスマッチ・ビートル》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 文明 自然 / パワー13000 / コスト2

■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手のターン中に、相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。

 【ゲイル・ヴェスパー】に噛み合う踏み倒しメタとしての採用です。

今回の構築は攻撃受け用のトリガー を採用していないので、早いターンに踏み倒しから高火力を作るドギラゴン系統や赤単バルガ系統に対策する必要があります。

 このカードは2マナと軽いので、2ターン目のプレイや《ボント・ブラントボ》後の余ったマナでプレイすることが可能です。

相手が踏み倒し系統のデッキであれば優先してプレイしましょう。

《ヴァム・ウイングダム/ソニック・ダンス》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト2

■このターン、パワー12000以上で攻撃していた自分のクリーチャーがいなければ、このクリーチャーは攻撃できない。
■スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)

【呪文】
カード名:ソニック・ダンス
文明:自然
コスト:3マナ

■相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。

 【ゲイル・ヴェスパー】というデッキはゲイルヴェスパー着地前のミクセル系統に非常に弱いという点があります。

マナ加速も 《ボント・ブラントボ》 のみなので、順当にマナを置きミクセル効果外までマナ伸ばすのは非常に厳しいです。

このカードは《ソニックダンス》側でミクセル系統を除去出来、《ヴァム・ウイングダム》側を2マナでシンパシー要員にすることも出来るため優秀です。

デッキの回し方

狙いたい動き

このデッキが目指したい理想は以下の通りです。

①5マナと自分の盤面にパワー12000以上のクリーチャーが2体いる状況を作る。

②1マナ・パワー12000以上のクリーチャーを2体召喚。(残り3マナ)

③能力で2マナになった、《 天風のゲイル・ヴェスパー 》を召喚。 (残り1マナ)

④1マナで 《 ジーク・ナハトファルター 》 を召喚。

 ④まで来てしまえば、あとは 《ジーク・ナハトファルター》 の能力でパワー12000以上のクリーチャーを回収しながら山札を掘り進め 《引き裂かれし永劫、エムラクール》まで繋げます。

バトルゾーンにパワー12000以上のクリーチャーが7体いれば 《天風のゲイル・ヴェスパー》 のシンパシー能力で 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 は1マナになります。

 最終的に1マナで 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を連打しながら連続追加ターンと 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 の総攻撃で勝利を目指します。


序盤

 1マナクリーチャーの展開や 《ジャンボ・ラバダイス》 や 《ボント・ブラントボ》 によるリソースの獲得を行います。 《ジーク・ナハトファルター》 は自身の能力でマナから回収できるので序盤は優先してマナに置いておきましょう。

 特に3ターン目の 《ボント・ブラントボ》 が成功すれば5マナに届くので、次のターンのマナチャージ1枚分の余裕が出来ます。この1枚分の余裕を使いマナから 《ジーク・ナハトファルター》 を回収し理想展開が狙えます。


《ジーク・ナハトファルター》召喚後

  《ジーク・ナハトファルター》 召喚後も気を付けることはあります。 《ジーク・ナハトファルター》 のマナ加速効果は強制効果なので、山札の枚数は常に気を付ける必要があります。

追加ターンの回数と天秤にかけながら 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を展開しましょう。

 また 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 はエターナル・Ωをもっているので、トリガーで除去されたとしても 《天風のゲイル・ヴェスパー》 があれば再召喚可能です。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト10

■W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のパワー12000以上のクリーチャー1体につき2少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■T・ブレイカー
自分の手札にあるクリーチャーすべてに、「W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー」を与える。

《ジーク・ナハトファルター》 でマナ回収するカードは 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 が除去されることも考えながら行いましょう。

その他の採用候補カード

 今回の構築は受けることを完全に捨てた高速コンボ型になるので、プレイ環境に合わせてトリガーを入れていきましょう。

トリガーを入れる場合には《偽りの名 13/種族選別》の枚数や《ヴァム・ウイングダム/ソニック・ダンス》の枚数を調整しましょう。

周りの環境がそこまで早くないのであれば1マナのクリーチャーが4枚3種の12枚採用されているので、ここの枚数を調整しましょう。

相性のいいトリガー

《ゼノゼミツ》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト7

S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
このクリーチャーは攻撃できない。

 出た時に相手のクリーチャー1体とバトルするS・トリガー持ちのクリーチャーです。

パワーが12000以上なので 《ジャンボ・ラバダイス》 や 《ボント・ブラントボ》 に対応しています。

トリガーでバトルゾーンに出て定着すれば 《天風のゲイル・ヴェスパー》 のシンパシー1体分にもなります。

ミクセル系統が出ているときは、トリガーしても効果を使う前に山札の下に送られてしまいます。環境応じて採用の可否を考えましょう。


《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / ジャイアント / 文明 自然 / パワー12000 / コスト7

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時あるいは自分が名前に《トラップ》とある呪文を唱えた時、自然のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー

【呪文】
カード名:ナチュラル・トラップ
文明:自然
コスト:6マナ

■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体、持ち主のマナゾーンに置く。

 下面が《ナチュラル・トラップ》なので、トリガーすれば確実に1体マナ送りにすることが出来ます。

上面の《ナ・チュラルゴ・デンジャー》はパワー12000以上なので 《ジャンボ・ラバダイス》 や 《ボント・ブラントボ》 に対応しています。

 こちらは《ゼノゼミツ》と違い、トリガーしてもバトルゾーンに残らないので 《天風のゲイル・ヴェスパー》 のシンパシー要員としては弱いカードです。

しかしデッキの動きを邪魔せずにミクセル系統に対策が出来ます。


《Dの牢閣 メメント守神宮》

(殿堂カード) 【 D2フィールド 】
文明 光 / コスト4

■S・トリガー(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)
■自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:いずれかのプレイヤーが自身のターンに最初のカードを引いた時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーをすべてタップする。

 自分のクリーチャーを全てブロッカーにしつつ、Dスイッチで相手のクリーチャーをすべてタップできる殿堂カードです。

このデッキはコストが軽いパワー12000のクリーチャーを大量展開できるので非常に相性のいいカードです。

殿堂カードなので1枚しか採用できませんが、お守り程度に採用するとしたら一番強いこのカードをオススメします。

おわりに

 いかがでしたでしょうか。もともと【ゲイル・ヴェスパー】というデッキの基盤が強いこともありますが、非常に安定して 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 の召喚が出来ます。

何より、複数体の 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 がバトルゾーンに並ぶのは圧巻の一言です。

 デッキ自体の速度も最速4ターン目・安定5ターン目には 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 を展開できるので勝率も意外と高めです。

また冒頭にも触れましたがこのデッキはオリジナル構築に対応しているので、最近増えているリモートCSでも使用可能です。

 興味のある方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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