はじめに
どのカードゲームでも1デッキは環境デッキを握る、どうもミルク金時です。
環境デッキを握るのは純粋にデッキのパワーを肌で感じられて楽しいというのもありますが、強み弱みをしっかりとしれた上でデッキの調整役になってくれるので、様々なデッキを組みたいという方にはぜひともオススメしたいムーヴでございます。
そんなこともあって、しばしば環境デッキたるものを調べていたのですが、たまたま古い記事を見かけ、気になるデッキテーマを見つけてしまいました。
それが【黒単ヘルボロフ】たるデッキテーマ。
「ヘルボロフ」とは言っても、つい数年前に発売された「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」に収録された《最終龍覇 ボロフ》じゃあありません。
実に『7年前』に登場した《極・龍覇 ヘルボロフ》が主軸となったものなのです。
一時期は環境一色という言えるレベルでの猛威を奮ったデッキテーマですが、何かと苦難に溢れた経験をしたデッキテーマでもあります。
しかし、時は2022年。
今のカードプールならば、かつての輝きをとり戻せるのではなかろうか。
俄然楽しみになってきた。よし、【黒単ヘルボロフ】のリペアに早速取り掛かかって行くぞぃ!
目次
【黒単ヘルボロフ】とは
【黒単ヘルボロフ】をリペアする上で、知っておかなければいけないのがデッキの歴史。
堅苦しいお話になってはしまいますが、これを知るか知らずかでは天と地の差が生まれます。
今の環境下で【黒単ヘルボロフ】を使うなら、何が欠けていて、何が必要なのかを知っていく必要があるわけです。
と言うわけで、このデッキテーマを深く知るためにも、ぜひお付き合いくださいませ!
覇者の登場
時は非常に大きく遡り、2015年。なんとまさかのまだ「革命チェンジ」すら存在しない時代。
ドラゴン・サーガ篇最期のパックであるDMR-16極 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」にて、今回の本題である《極・龍覇 ヘルボロフ》の誕生です。
この時代の中心であった「ドラグナー」の1体であり、文明が闇である必要こそあるものの「コスト5以下のドラグハート」というデカブツを降臨させることができる、まさしく「極」な1枚となっていました。
しかし、これだけでは環境に上り詰めるような環境ではありません。何せ選択できるドラグハートの択が少なかったためです。
が! 同パックには“最強の相方”が収録されていました。
それが《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》の存在です。
リアニメイト効果はもちろん強力ですが、4体破壊という条件を満たすことで龍解。
相手のクリーチャーを2体破壊した挙句、攻撃する度に墓地肥やし&リアニメイト。おまけにT・ブレイカーということで《極・龍覇 ヘルボロフ》と合わせて相手のシールドを全て割り切れる。
噛み合いとしては完璧。一気に【黒単】というデッキテーマに勢いをつけることとなります。
さらに次なる時代、「革命」と「侵略」がテーマとなって革命篇に入った時、【黒単】へダメ押しの1枚が収録されます。
それが今なお使われる《復讐 ブラックサイコ》の登場です。
「侵略」で超速度で盤面に現れ、相手のリソースを削ぎ落とす。
この動きが【黒単】ならではの他文明とはかけ離れた強みであり、《極・龍覇 ヘルボロフ》との相性は当然抜群。
ましてや《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》からリアニメイト可能ともなれば、その破壊力は言わずもがなと言ったところ。
【黒単ヘルボロフ】が完全に仕上がった瞬間でした。
その強さは、まさしく当時の環境トップであり、あらゆる大会を踏破。圧倒的な強さを見せることとなったのです。
度重なる規制
しかし、環境上位を常にひた走る者には粛清が下ります。
ーーー2016年2月28日
《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》殿堂入り。
【黒単ヘルボロフ】において、「《極・龍覇 ヘルボロフ》召喚→《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》登場&龍解→《極・龍覇 ヘルボロフ》蘇生→《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》登場→任意のクリーチャーを蘇生」という圧倒的展開力を生む動きが制限されることに。
つまりは、せっかく『7マナ』まで貯めて召喚した《極・龍覇 ヘルボロフ》がフィニッシュまで持っていくために必要な要求値がさらに高くなってしまったということ。
これはあまりにも痛手であり、【黒単ヘルボロフ】が環境から一歩退く。それほどまでの大打撃でした。
しかし、弾を経るごとに加速する環境に対して実施された規制によって、さらなる追撃を打たれてしまうこととなります。
ーーー2017年2月26日
《復讐 ブラックサイコ》が殿堂入り。
いよいよ『7マナ』という大きなディスアドバンテージをカバーしてくれる彼までもが規制の対象に。
ただえさえ速度に一抹の不安があったデッキテーマ。環境に速度を合わせられなくなった以上、環境からは姿を消すこととなりました。
そして、規制された彼ら2枚に関しては、さらなる環境の変化が生まれた2022年現在でも殿堂入りしており、いかにこの2枚が強力なカードかが窺い知れます。
リペアには何が必要なのか
現状で足りない要素とは
さて、【黒単ヘルボロフ】を再び前線に押し上げるには何が必要なのか。
これはデッキテーマが開発され廃れていく過程で生まれた問題、「環境に速度が間に合わなくなった」。これに限ります。
黒単となるとマナ加速の手段が今なお乏しく、かなり狭いカードプールの中から選ぶのももちろん良いですが、やはり難しいのが現状です。
そこで考え方を変えて、「殴られても受け切る」という発想にシフトするのは1つ手としてあるのではなかろうか。
つまり、「シールドトリガー」「ガードストライク」「ストライクバック」、これらを活用して《極・龍覇 ヘルボロフ》召喚までの時間稼ぎをしていくこととしましょう。
リペアパーツ候補
では、上記の要素を満たすことができるカードは何があるのか。
これをザクザクっと見ていきましょう!
《Re:奪取 ブラッドレイン》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / レクスターズ / 文明 闇 / パワー1000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■各ターン、自分の闇のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にはならない。
【黒単ヘルボロフ】の全盛期にも搭載されていた貴重なマナ加速(マナ軽減)手段である《一撃奪取 ブラッドレイン》のリメイクカード。
マナ軽減の効果はさる事ながら、「ガードストライク」を持っており、「殴られても受け切る」というコンセプトとも見事にマッチ。
この相性の良さ、今の環境で【黒単ヘルボロフ】を使うならば確実に入れたい1枚です。
《ブラッディ・ツヴァイクロス》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
上述の通り、【黒単】はマナ加速の手段が乏しいのが欠点。
3マナまで到達すれば《スラッシュ・チャージャー》《ボーンおどり・チャージャー》と加速手段がありますが、それまで何の行動も起こさないのは流石に今の時代では勿体無い、かつ厳しい状況になり得ます。
そこで『2マナ』の動きを搭載することで、無駄を省き、より効率的に戦いを進めることができるようになるわけです。
その中でも「ガードストライク」を持っており、かつリアニメイト先である墓地も肥やせるこのカードはかなり良い味をだしてくれることでしょう。
《テ・ラ・スザーク》
【 クリーチャー 】
種族 ドルスザク / マフィ・ギャング / レクスターズ / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。それが進化クリーチャーなら手札に加え、そうでなければカードを1枚引く。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、自分の墓地からコスト3以下のクリーチャーを1体出してもよい。
今必要としている「ガードストライク」はもちろんのこと、墓地肥やしかつ1ドローをこなせるこのカードも魅力的です。
手札に引き込みたい《復讐 ブラックサイコ》や《絶望と反魂と滅殺の決断》を始め、次の展開に必要なのはパーツを良い高い確率で引っ張ってこれる潤滑油として非常にグッド。
また、《超罪龍覇 ボロフHELL》と合わせて採用することで「シンカパワー」も効力を発揮できたりと、無理なく美しいシナジーを採用することもできます。
《ムカチャッカ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 闇 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■相手のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーとこのクリーチャーを破壊する。
「シールドトリガー」持ちとして個人的に推したいのがこの《ムカチャッカ》。
攻撃してきた相手のクリーチャーをこのカードと道連れに破壊するというシンプルな除去効果。
しかし、ミソになるのはこの除去効果は対象を取らないということ。
つまりは、《禁断竜王 Vol-Val-8》や《Disノメノン》など、フィニッシュの基軸となり得る「ジャストダイバー」持ちも葬ることができるわけです。
破壊が任意ではないため扱いづらさこそややありますが、盤面のリソースを削げるとなれば、「環境に速度が間に合わなくなった」という点に大きく貢献してくれるのではないでしょうか。
さらに美味しいポイントが、言ってしまえば当たり前ですが《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》の破壊対象になるということです。
これが意外とミソで、相手は何かしらのクリーチャーで殴ると《ムカチャッカ》の効果で破壊されてしまうので殴りたくない。でも殴らないと《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》の龍解条件を満たしてしまう。
・・・というやらしい駆け引きを要求できるわけです。
これを素出しできるはもちろんのこと、シールドトリガーでぽんと出てくるのもまたやらしいでしょう?
これがリペア構築だァーーー!!!
【黒単ヘルボロフ】リペア構築
今回は「シールドトリガー」「ガードストライク」「ストライクバック」を計『19枚』採用し、圧倒的な受けの厚さで強引にフィニッシュプランの構築まで繋げる構築に仕上げました。
《テ・ラ・スザーク》は魅力的な1枚ではありますが、マナカーブが綺麗に整っており、『4マナ』を経由しないため、今回は採用見送りに。
『7マナ』まで到達しなければいけない都合上、1ターンたりとも動かないというターンを作りたくありません。
そのため、マナ加速にあたる《スラッシュ・チャージャー》《ボーンおどり・チャージャー》に到達する前の『2マナ』の動きとして、《ブラッディ・ツヴァイクロス》《Re:奪取 ブラッドレイン》《ルソー・モンテス/法と契約の秤》の計『10枚』体制。ほぼ確実に『2ターン目』も動くことが可能です。
また、今回は《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》などの超次元にうプラスして、《零龍》というフィニッシャーを追加。
今のご時世、《極・龍覇 ヘルボロフ》を出すのが難しいだけでなく、《極・龍覇 ヘルボロフ》を出して盤面を整えるという時間を稼ぐことも難しいわけです。
そこで別アプローチからのフィニッシャーを増やすことで、フィニッシュプランの幅を広げています。
そして、この《零龍》に連動して相性の良い『5マナ』の動きとして《零》を採用。
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンズ・ゼロ / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5
■パワード・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのパワーをこのクリーチャーに追加し、選んだクリーチャーのパワーを0にする。
■自分のターンの終わりに、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
■バトルゾーンに自分の零龍があれば、自分の闇のカードのコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
今までであれば《龍覇 ニンジャリバン》が採用されていた枠。
【 クリーチャー 】
種族 ファンキー・ナイトメア / ドラグナー / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
確かに超次元ゾーンにアクセスできることを考えると、プレイイングの幅が広がるのは確か。
しかし、今の速度に追いつこうと思うと『5マナ』時に《龍覇 ニンジャリバン》で選ぶドラグハートは、マナ加速になる《龍魂遺跡 グリーネ》になる可能性が高いです。
また、《極・龍覇 ヘルボロフ》《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》から《龍覇 ニンジャリバン》をリアニメイト、《悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》を龍解していく、という動きも確かに魅力的です。
が、今回はシールドトリガー持ちの《戯具 ヴァイモデル》を採用したことで、展開量はそのままに、むしろ受けの強化及び展開の幅の面が強まっています。特に《ムカチャッカ》との組み合わせで除去能力が高まったとも言えます。
そのため、今回は古から続く《龍覇 ニンジャリバン》の採用を見送り、《零》を採用し、ハンデスも行えるような形にしました。
古の形が好きな方からは夜道を狙って刺されるかもしれませんが、新たな開拓として私はここに《零》の採用を宣言します。オール・ハイル・ルルーシュ。
ここまで各マナの動きが綺麗に整備されており、かつ受けも分厚ければ、今の環境相手にも喰らい付いていけるテーマになったのではないでしょうか!
【黒単ヘルボロフ】リペアVer.の回し方
今回のリペアに関しては、従来の【黒単ヘルボロフ】から大きくデッキレシピを変えています。
動きこそ似てはいますが、《極・龍覇 ヘルボロフ》に向かうまでのルートの幅が非常に広いです。決して難しい動きはありませんが、幅の広さで迷うこともあるでしょう。
そこで初めて触る方や久々に触る方に向けて、軽くですが【黒単ヘルボロフ】の回し方も学んでいきましょう!
①各マナでの動きを意識
このデッキのキーカードはもちろん《極・龍覇 ヘルボロフ》。ここに繋ぐのがゴール地点です。
裏を返せば、《極・龍覇 ヘルボロフ》を召喚できる『7マナ』まで堅実に試合を進めていかなければいけません。
今の環境から考えると、1ターンでも動かないターンがあるだけで一気に形勢を崩され兼ねません。
そこで、『2→3→5→7』のマナカーブを意識しながら、各マナの際にしっかり毎ターン動いていく必要があります。
『2マナ』では《Re:奪取 ブラッドレイン》《ブラッディ・ツヴァイクロス》《ルソー・モンテス/法と契約の秤》をプレイすること。
その後、『3マナ』《スラッシュ・チャージャー》《ボーンおどり・チャージャー》、『5マナ』《零》と綺麗になぞれれば最も美しいマナカーブ。
『3マナ』からがマナカーブ本番とはいえ、2ターン目も動くことで地盤作りができるわけです。
そのため、『2マナ』でも何かしら展開を見せる。これを意識しておきましょう。
②フィニッシュプランを選び抜け
『7マナ』に到達したら、いよいよ《極・龍覇 ヘルボロフ》の召喚。
・・・になるのですが、ここからがこの【黒単ヘルボロフ】の難しいところです。
《極・龍覇 ヘルボロフ》の召喚からどのようにして『6点』を用意するか。これをその場で考え選び抜く必要があります。
今回は基本となる『2パターン』の勝ち筋を紹介します。
まず1つは《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》を龍解、横展開して数で押し切るパターン。
一例としては、《極・魔壊王 デスゴロス》攻撃時に、《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》龍解時に破壊した《極・龍覇 ヘルボロフ》をプレイ。
《龍魂城閣 レッドゥル》をプレイし、《極・龍覇 ヘルボロフ》にスピードアタッカーを付与。これでお手軽に『5点』が完成します。
このパターンは《Re:奪取 ブラッドレイン》《ルソー・モンテス/法と契約の秤》など、序盤から堅実に盤面を展開できていると狙いやすい勝ち筋。
もう1つは《零龍》を卍誕させ、ワールドブレイカーで一掃するパターン。
一例としては《ブラッディ・ツヴァイクロス》等で墓地の儀を達成した後、《ルソー・モンテス/法と契約の秤》《零》《絶望と反魂と滅殺の決断》を絡めてハンデス。相手の手札を枯らして《零龍》卍誕。これで『5点』の完成です。
このパターンは《ブラッディ・ツヴァイクロス》を序盤に打てていると、グッと狙いやすくなる勝ち筋。
《ムカチャッカ》を絡めれば相手ターンの《零龍》卍誕によるカウンターも狙えるのも面白いところです。
この『2パターン』が主な勝ち筋かと思います。
ただし、この他にも《零龍》《極・魔壊王 デスゴロス》の連続攻撃や、《煉獄刃 ヘルフエズ/煉獄宮殿 ヘルクライム/大殺壊 ヘルセカイ》による徹底的なコントロール、試合が長引けば最も高確率で相手を葬れる《超魔界楼 ヘル・オア・ヘル/超・魔壊王 デスシラズ∞》など。
実に様々な勝ち筋が眠っています。
勝ち筋の多さ、相手に読まれにくさという点では、非常に優秀です。
ここはこのデッキを握った人のみに許される特権。ぜひお楽しみくださいな。
総括
というわけで【黒単ヘルボロフ】のリペアを試んでみました。
圧倒的な受けの厚さ。ここまでしっかりとお膳立てをしてあげれば、かつてのように超次元ゾーンと墓地を活用し、確実なフィニッシュプランに向かって動いていけることでしょう。
今後の強化を望むとしたら、やはり理想は《極・龍覇 ヘルボロフ》を踏み倒す手段が出てくれること。
《ドラゴンズ・サイン》や《イメンズ・サイン》のような「シールドトリガー」を持ってくれているとなお良し、と言ったところでしょうか。
次いでマナ加速、マナ軽減効果持ちが増えてくれること。
カードプールが増えた現状でもやはりまだサポート面に不安がありますからね。これがあれば、またもう一段動きが良くなるはず。
もちろん「シールドトリガー」「ガードストライク」「ストライクバック」により強固なればものが生まれるもよし、今回は採用を見送っていますが「EXライフ」持ちが増えて耐久力が増すもよし。
強化を見込める幅はかなり広そうな印象です。
そう考えると、様々な調整方法があって、使っていて長期的に楽しむことができるデッキテーマなのではないでしょうか。
新しいデッキを作りたい方や【黒単ヘルボロフ】をすでに持っている方、或いは「作りたかった!」と憧れを持っていた方。ぜひお試しあれ。
皆様、良きDMPライフを。ではではー!