はじめに
こんにちは。しおじです。
今回は新弾発売により新たに現れたデッキ【緑単オービーメイカー】。新弾発売直後すぐに多数のcs入賞報告があり、GPでも活躍していました。
目次
【緑単オービーメイカー】特徴
【緑単オービーメイカー】は《十番龍オービーメイカー Par100》を2.3.4ターン目に出して、相手のクリーチャーの登場時能力をロックしメタクリーチャーを添えながら殴り勝つデッキです。
デッキの強み
このデッキの強みは大きく3つあります。
- 1つ目は高い再現性
自然文明単色のデッキの動きを支えている《トレジャー・マップ》は余った1マナで唱えることが出来ます。
1ターン目から唱えて序盤に出したいメタクリーチャーをサーチしたり中盤で出したいクリーチャーをサーチしたりと自分のしたい動きの再現性を高めてくれます。
《トレジャー・マップ》以外にも3コストかつクリーチャーをサーチできる《雪精ジャーベル》、複数枚のクリーチャーをサーチできる《偽りの名13/種族選別》を3ターン目以降に使い必要パーツを抱え、安定して4ターン目に《十番龍オービーメイカーPar100》を着地させることができます。
- 2つ目は理不尽ムーブの存在
1コストのメタクリーチャーである《とこしえの超人》、《ベイB・セガーレ》の採用と実質0コスト3軽減になる《応援妖精エール/みんな応援してね!》、《原始サンナップ》の採用により先攻なら最速3ターン目に後攻なら最速2ターン目に《十番龍オービーメイカーPar100》を場に出しやすくなっています。
最速2ターン目にクリーチャーの登場時能力をロックするクリーチャーが出てはほとんどのデッキはひとたまりもないです。
- 3つ目は4種のメタクリーチャー
《とこしえの超人》、《キャディ・ビートル》、《若き大長老アプル》、《ベイB・セガーレ》といったメタクリーチャーを対面に合わせて出すことで相手の動きを抑制することが出来ます。
サーチ手段が豊富なので対面に合わせて的確にメタクリーチャーを出せます。
デッキの弱点
マナ、墓地に落ちた《十番龍オービーメイカーPar100》を回収出来ない点です。
とくに《十番龍オービーメイカーPar100》はコンセプトカードなので1体目を退けられた時に残りがマナにあるとかなりしんどいゲームをすることになります。
【緑単オービーメイカー】サンプルリスト
オリジナルフォーマットのものを主に紹介するのでGPで活躍したメタクリーチャー型を紹介します。
他にも高い復帰性能とスノーフェアリーサポートを受けられるスノーフェアリー型があります。
アドバンス版の構築
このように《ソイソイミー》や《零龍》の採用で打点を作りやすくしています。
採用カード解説
コンセプトカード
《十番龍オービーメイカーPar100》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 自然 / パワー19000 / コスト10
■このターン出した自分の自然のクリーチャー1体または自然のタマシード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計5つ以上あれば、相手のターン中、相手のクリーチャーまたはタマシードが出てその能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)
相手ターン中のみですが《ブラキオ龍樹》のようなクリーチャーの登場時効果を使わせないロック効果を持つクリーチャーです。
《ブラキオ龍樹》とは違いタマシードの登場時効果もロック出来るのは《ブラキオ龍樹》よりも強い点です。
自身のターン中に場に出した自然のクリーチャー、出した自然のタマシードの枚数につき召喚コストを3軽減することが出来るので3枚以上場に出していれば1マナで場に出せます。
マッハファイターを持っているので出したターン中に相手が出した小型を叩いて場を制圧しロック効果でターンをもらい詰めて行きます。
ロック能力はシビルカウント5なので横に自然のクリーチャーまたはタマシードが4枚必要です。盤面を維持しましょう。
メタクリーチャー
《とこしえの超人》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー4000 / コスト1
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
現在の環境では後ほど紹介する《若き大長老アプル》の方が刺さるデッキが多いですが《若き大長老アプル》と違い1コストである点が優秀です。
《ベイB・セガーレ》
【 クリーチャー 】
種族 ミルクボーイ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト1
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、相手はそれをかわりにマナゾーンに置き、その後、自分はこのクリーチャーをマナゾーンに置く。
《とこしえの超人》と同じ1コストのメタクリーチャーです。能力を使用したあとはマナにいってしまいますが《赤緑アポロ》に対しては最も強いです。
《若き大長老アプル》
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■相手のカードは、墓地またはマナゾーンを離れない。
■相手は、墓地またはマナゾーンから呪文を唱えられない。
今の環境で最も強いメタクリーチャーといっても過言ではありません。
攻撃することも可能でパワーも3000と高いです。
G・ストライクも持っており受けにもなります。
《キャディ・ビートル》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■相手のターン中、相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
新弾で登場したメタクリーチャーで《獣軍隊ヤドック》のような能力を持っています。
コストが2と低い上に攻撃することが可能です。
破壊されてもマナゾーンに行くので除去されても次の動きの糧になります。
サーチカード
《トレジャー・マップ》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト1
■自分の山札の上から5枚を見る。その中から自然のクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
緑単デッキを支えてきた最強のサーチ呪文です。
1ターン目に唱えれば手札に無い欲しいメタクリーチャーをサーチし、中盤以降は唱えれば欲しいカードを何でも引っ張ってこれるカードです。
ブーストして余った1マナでプレイ出来るのが本当に優秀なので余ったマナで次のターンに出したいカードをサーチ出来ます。
《偽りの名13/種族選別》
【 ツインパクトカード 】
種族 アンノウン / 文明 自然 / パワー24000 / コスト10
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
【呪文】
カード名:種族選別
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにし、その中から異なる種族を持つクリーチャーを好きな数選ぶ。それらを手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
3ターン目に唱えたら最大3枚回収できるスーパードローカードです。
ツインパクトカードなので《トレジャー・マップ》でサーチ出来る点も優秀です。
ハンデス対面ではスノーフェアリー軸と違い《武家類武士目ステージュラ》でのリソース回復などが出来ないので《偽りの名13/種族選別》の呪文面を唱えて手札を増やすことが重要になります。
《雪精ジャーベル》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー風 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■マナ武装3:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンの自然のカードが3枚以上あれば、自分の山札の上から4枚を見る。
その中からクリーチャーを1体相手に見せ、手札に加えてもよい。
残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
3コストで好きなクリーチャーを手札に持ってくることができます。
3コストの自然のクリーチャーなので《S級原始サンマックス》、《S級原始サンマッド》に侵略可能なのでサーチしながら進化やサーチ後に盤面に既にいる3コストの自然のクリーチャーを侵略させることもできます。
侵略カード
《S級原始サンマッド》
(殿堂カード) 【 進化クリーチャー 】
種族 ゲリラ・コマンド / S級侵略者 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■進化―自分の自然のコスト3のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略「原始」―自然のコスト3のクリーチャー(自分の自然のコスト3のクリーチャーが攻撃する時、自分の手札またはマナゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■自分のクリーチャーが3体以上あれば、このクリーチャーに「T・ブレイカー」を与える。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにクリーチャーが4体以上あれば、そのうち1体を選び、持ち主のマナゾーンに置く。
マナからの侵略が可能なS級侵略原始を持つ進化クリーチャーです。
マナにあるだけでいつでも盤面の3コストクリーチャーが登場時に除去しながら3点ぶち込んでくるクリーチャーとなるので相手は怖くて仕方がないでしょう。
《S級原始サンマックス》
【 進化クリーチャー 】
種族 ゲリラ・コマンド / S級侵略者 / 文明 自然 / パワー3000+ / コスト3
■進化:自分の自然のコスト3のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略 [原始] :自然のコスト3のクリーチャー(自分の自然のコスト3のクリーチャーが攻撃する時、自分の手札かマナゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■バトルゾーンに自分のクリーチャーが3体以上あれば、このクリーチャーはパワーを+9000され、「T・ブレイカー」を得る。
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分のマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
同じくマナから侵略可能なS級侵略原始を持ったクリーチャーで《S級原始サンマッド》と違いターン終了時に自身と相手のクリーチャーをマナに送ります。
またTブレイカーだけでなくパワーも12000に上昇するので殴り返しも可能になります。
実質0コストカード
《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 火/自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを2枚までアンタップする。
【呪文】
カード名:「みんな一緒に応援してね!」
文明:火
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の手札を1枚捨てる。その後、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。捨てた手札がスノーフェアリーなら、相手のパワー6000以下のクリーチャーをもう1体破壊する。
2コストで登場時に2マナアンタップできるクリーチャーです。実質、0コストでの使用が基本です。
0コストで《十番龍オービーメイカーPar100》のカウントを稼げるので3.4ターン目に《十番龍オービーメイカーPar100》を出す前にプレイします。
呪文面も優秀で手札を1枚捨てそれがスノーフェアリーなら6000火力×2のSトリガーです。
《恋愛妖精アジサイ》で手札を増やし増えた手札からのこの呪文でメタクリーチャーを除去することができます。
《原始サンナップ》
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク號 / 侵略者 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■マナ武装3―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに自然のカードが3枚以上あれば、自分のマナゾーンのカードを3枚アンタップする。
こちらも実質0コストで《十番龍オービーメイカーPar100》を3軽減できるクリーチャーです。
自然の3コストなので《S級原始サンマックス》、《S級原始サンマッド》になれる点も優秀です。
《陰陽の舞》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー3000 / コスト5
マナ爆誕0(このクリーチャーを自分のマナゾーンから、コストを支払わずに召喚してもよい)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンから召喚していた場合、自然のカードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。置けない場合、このクリーチャーを破壊する。
本当に0コストでマナから召喚できるクリーチャーです。登場時に自然のカードを墓地に送りますが気にならないです。
《ダンディナスオ》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ワイルド・ベジーズ / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から1枚選んで自分のマナゾーンに置き、自分のマナゾーンから1枚選んで墓地に置く。その後、山札をシャッフルする。
山札から好きなカードをマナに置けるカードです。
《陰陽の舞》をマナに置くことが出来るので実質0コストです。他にも《S級原始サンマックス》、《S級原始サンマッド》をマナに置くこともできます。
採用候補カード
《生命と大地と轟破の決断》
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト5
■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。
→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
マナからクリーチャーを直接出すことが出来ます。3つの能力から器用に動くことができます。
ですが、メタクリーチャー型ではマナがほとんど伸びないので不採用です。スノーフェアリー型で採用してみてはどうでしょうか。
《お騒がせチューザ》
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。
このクリーチャーがタップされている時、誰も呪文を唱えることはできない。
火文明ではありますが呪文をロックすることができるクリーチャーです。
《応援妖精エール/みんな一緒に応援してね!》が火文明であるので採用可能であると考えているカードです。
《生命と大地と轟破の決断》と一緒に採用すればマナからも出すことが可能になります。
《応援妖精エール/みんな一緒に応援してね!》の呪文面が使いやすくなるのも良いポイントです。
《爆裂マグマロイヒ》
【 クリーチャー 】
種族 フレイム・コマンド / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。
《お騒がせチューザ》と採用したい1枚です。
攻撃時に自分のクリーチャーをタップするとアンタップするので《お騒がせチューザ》をタップして呪文ロックしたり、ターン中に出したクリーチャーを打点として変換したりできます。
《Q.Q.QX/終葬5.S.D》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■5.S.D.:このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドのカードを手札に加えるかわりに、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。
■相手は、自身の山札の横向きのカードを手札に加えた時、ゲームに負ける。
■相手は、自身の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の山札をシャッフルする。
【呪文】
カード名:終葬 5.S.D.
文明:自然
コスト:8マナ
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。
■このカードをバトルゾーンに出す。
自然文明で安全にフィニッシュできるカードです。
こちらも《生命と大地と轟破の決断》と一緒に採用したいです。《十番龍オービーメイカーPar100》でロックしたあと安全にフィニッシュしたいです。
回し方
序盤は対面に応じて出したいメタクリーチャーをプレイします。
1ターン目にトレジャーマップで《偽りの名13/種族選別》や出したいメタクリーチャーをサーチし、《十番龍オービーメイカーPar100》召喚に足りないパーツを揃えましょう。
手札にない必要なカードを探すためだけに《トレジャー・マップ》は唱えましょう。全て揃ってるのに1ターン目に唱える必要はありません。
3ターン目の《十番龍オービーメイカーPar100》着地は、後攻かつ手札の枚数と相談しながら召喚を狙えそうなら狙います。
オリジナルの場合、3ターン目だと自然のクリーチャーを5体並べないこともあるので注意が必要です。
出せない手札であれば、《偽りの名13/種族選別》を唱えて次のターンに《十番龍オービーメイカーPar100》を出しましょう。
《十番龍オービーメイカーPar100》を出したら盤面を制圧して打点を揃え殴る準備をします。
最後には複数体メタクリーチャーを添えて殴ります。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回の記事の内容をまとめると、
● 最速2ターン《 十番龍オービーメイカーPar100 》 ● 再現性が高い ● 《 トレジャー・マップ 》を無駄に打たない |
です。
自然文明のサーチとブーストにより高い再現性を誇り、多彩なメタクリーチャーを採用出来る【緑単オービーメイカー】で相手を制圧してゲームに勝利しましょう。