こんにちは!ばんちきです!
今回は、オリジナルフォーマットの【アナカラーサイクル】の紹介です。
《マナ・クライシス》や《精神呪文「ダラクマ」》といった強力な呪文を《龍素記号wD サイクルペディア》で連打してマウントを取り、対戦相手を破壊するデッキです。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
【アナカラーサイクル】デッキリスト
今回はこのリストを基に解説を進めていきます。
2→4→5のマナカーブでテンポよく妨害呪文を使い回したり、《天災 デドダム》から呪文を墓地に落としつつ5マナに伸ばして効率よく《龍素記号wD サイクルペディア》に繋げる動きが主な狙いです。
《龍素記号wD サイクルペディア》が定着した中盤以降の制圧力が非常に高く、コンボデッキやコントロールデッキに対してマウントを取りやすいデッキです。
【アナカラーサイクル】特徴
マナだよなぁ 潰してえのは
なんといっても《マナ・クライシス》。このデッキの華です。
《龍素記号wD サイクルペディア》と組み合わせることで、1枚で2枚分のマナを潰すことができるため、よりランデスによるテンポリードを取りやすくなりました。
多色カード扱うデッキが多い現代においてランデスは非常に有効で、《天災 デドダム》や《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》などのパワーカードを思うように使わせない展開が狙えるため、コントロールデッキにめっぽう強いです。
また、マナゾーンにコンボパーツを逃がすことができる【アナカラーグラスパー】や【ゼーロベン】に対してもマナチャージにリスクを付けられるので、コンボデッキへの耐性もあるデッキです。
ランデスを支えるその他の妨害
いくらランデスを連発できるとはいえ、手札や盤面の処理をおろそかにしていると思わぬ負け筋が発生してしまうため、《精神呪文「ダラクマ」》や《虹速 ザ・ヴェルデ》+《SSS級天災 デッドダムド》といった妨害札を採用しています。
《マナ・クライシス》で生み出したテンポリードを主軸として更なる妨害を重ねることで、より強烈なマウントをとることが可能です。
《マナ・クライシス》を連打する動きは自分のリソース消費も激しいため、手札を補充できる《精神呪文「ダラクマ」》や、手札に抱える必要がない《虹速 ザ・ヴェルデ》《SSS級天災 デッドダムド》は非常に相性が良いカードです。
【アナカラーサイクル】カード解説
採用カード解説
《龍素記号wD サイクルペディア》
【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / ダークロード / 文明 水/闇 / パワー5000 / コスト5
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■このクリーチャーが出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の手札から呪文を唱えた時、その呪文を自分の墓地からもう1度、コストを支払わずに唱えてもよい。この能力は各ターン1度しか使えない。
■自分の墓地から呪文を唱えた時、唱えた後で、墓地のかわりに山札の下に置く。
登場時に確実に仕事を果たし、ジャストダイバーによって次のターンも機能しやすいため、非常に隙が少ないカードです。
《精神呪文「ダラクマ」》や《マナ・クライシス》を使い回しながら盤面に定着させることで、相手とのテンポ差をより大きなものにすることができます。
複数体の展開はそこまで有効ではないため、2枚目以降を引いた際は後続として抱えておく選択肢も重要です。
《ナーガの海黒環》
【 タマシード 】
種族 ナーガ / レクスターズ / 文明 水/闇 / コスト4
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、水または闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
■各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
▶カードを1枚引く。
2→4のマナカーブを埋めつつ、キーカードの《龍素記号wD サイクルペディア》を探しながら墓地に妨害呪文を落とし、さらにハンデスもしくはドローをこなすトンデモカードです。
《龍素記号wD サイクルペディア》とかなり相性が良いカードなので、今後セットで採用されるデッキが出てくる可能性があると思います。
2→4→5のマナカーブを阻害しないように多色の枚数を抑えたため2枚の採用としていますが、増量に値するカードです。
《勝熱と弾丸と自由の決断》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / コスト4
■G・ゼロ:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計7枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶︎バトルゾーンにある、コスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の山札の下に置く。
▶︎このターン、自分のクリーチャー1体は相手プレイヤーを攻撃できる。
▶︎相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの能力をすべて無視する。
主に【青魔導具】への対策が狙いです。
文明がかなり弱いためそこまで多く採用することはできませんが、《卍 新世壊 卍》を山札の下に幽閉できるため、相手のキルターンを一気に遅らせることが可能です。
並行して《マナ・クライシス》でマナを削っているため、《卍 新世壊 卍》展開から一気に魔導具呪文を4連打するような動きも未然に防ぐことができています。
アグロデッキに対しても除去札として充分に活躍するので、現環境かなりオススメのカードです。
採用候補カード解説
《絶望と反魂と滅殺の決断》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト5
■この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
→コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
《龍素記号wD サイクルペディア》にとって目の上のたんこぶである《若き大長老 アプル》への対策です。
他のデッキでは《若き大長老 アプル》をこのカードで除去した返しに《有象夢造》で蘇生されるのが関の山ですが、このデッキでは《龍素記号wD サイクルペディア》が絡むことで強烈な回答になり得ます。
《若き大長老 アプル》を処理した直後に、《龍素記号wD サイクルペディア》で唱えなおして手札も一気に刈り取ることができるため、後続の《有象夢造》を簡単に引き抜くことが可能です。
《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》
【 呪文 】
文明 水/闇/自然 / コスト5
■アタック・チャンス:水と闇と自然を持つディスペクター(自分の水と闇と自然を持つディスペクターが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
■自分の山札の上から3枚を見る。その中から2枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を手札に加える。
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、自分のマナゾーンのカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを-1000する。
《龍素記号wD サイクルペディア》に次ぐ5マナ時の動きとして有力なカードです。
着地後の《龍素記号wD サイクルペディア》との相性もよく、2回発動することで凄まじいアドバンテージを得ることができます。
多色なので入れすぎは厳禁で、あくまで補助程度の役割として数枚採用に抑えるのが無難です。
このカードに軸を寄せて、3→5のマナカーブで動かす方向でデッキを組み上げるのも充分アリだと思います。
【アナカラーサイクル】回し方
マナを潰す
兎にも角にも《マナ・クライシス》で相手のマナを削っていきます。
相手のデッキ構成やプレイしたいカードを考えて、最も効く色を落としていくのが理想です。
相手が数ターン後にプレイしたいカードが《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》で、火,水,自然の単色カードが何枚入っていて...というイメージです。
この場合はおおむね水マナを叩き落すのが正着でしょう。
相手ができる最大限のアクションを考える
妨害呪文を連打してマウントを取った後はいよいよフィニッシュです。
≪「本日のラッキーナンバー!」≫や《禁断機関 VV-8》を使ってさっさと詰めることもできるのですが、せっかくランデスで相手の行動を縛っているので、最大限にトリガーをケアして勝ち切りたいところです。
そこまで打点が多く並ぶわけでもないので、思わぬトリガーによって逆転されてしまう可能性はゼロとは言い切れません。
そこで、ここでもマナを潰していきます。
マナさえ削ってしまえば、仮にターンを返しても手痛い反撃を貰うことは早々ないので、悠々と打点を並べることができます。
マナを削った後の相手の行動を考えて、一番キツいカードをプレイされる想定を踏んだうえで、限界ギリギリまで打点を並べて安全に詰め切りましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
『マナだよなぁ 潰してえのは』
名言だと思います。
相手が思うようにカードをプレイできず、不要なカードが手札に溜まっていく様子に快感を覚える特殊性癖の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
某DCGでは「過剰なストレス」なんて表現をされたカードがありましたが、《マナ・クライシス》もそれに近しいカードだと思います。
友人同士のカジュアルな対戦ではトラブルの原因になりかねないので、お互いの合意の上で、節度を守ってマナを潰すことをオススメします。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!