はじめに
どうもこんにちは、はるるです。
今回は【零ジョーカーズ】を紹介していきます。
ジョーカーズが初めて出たのは2017年で、《超特Q ダンガンオー》や《ガンバトラーG7》、《ジョット・ガン・ジョラゴン》など様々な構築で長いこと環境に居続けている種族デッキです。
歴代のジョーカーズたち
最近は《アリスの突撃インタビュー》の殿堂によってきつかった【光火闇ファイアーバード】に勝ちやすくなり、入賞数も増えています。
環境最上位の【水単サイバー】に対しては《ベイビーポンの助》や《万能バンノー》が非常に刺さり、悪く無い勝率を出せます。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
【零ジョーカーズ】の特徴
【零ジョーカーズ】は、小型クリーチャーを展開していき、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》や《ヘルトッQ》で大量にリソースを稼ぎ、《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》と《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》でシールドトリガーをケアしながら殴るビートデッキです。
メタクリーチャーとして《ベイビーポンの助》と《万能バンノー》が採用されていますが、ジョーカーズには他にもメタクリーチャーが存在します。
【零ジョーカーズ】のサンプルリスト


回し方
序盤は、《ヤッタレマン》や《ネフェルカーネン》などの各種小型クリーチャーを出していきます。先行1ターン目に《ベイビーポンの助》はあまり出したくはありませんが、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を引いてる場合は積極的に出しても問題はないでしょう。
小型クリーチャーの展開からの《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》リソースを稼ぎ、《万能バンノー》や《勝熱と弾丸と自由の決断》による盤面除去で相手の妨害を行いゲームを伸ばしていきます。
《ヘルトッQ》による大量ドローから《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》や《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》といった大型フィニッシャーを引き込み、あらゆるシールドトリガーをケアしながら殴っていきます。
採用カード解説
コンセプトカード
《ジョジョジョ・ジョーカーズ》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / コスト1
■自分の山札の上から4枚を見る。その中からジョーカーズ・クリーチャーを1体、相手に見せてから手札に加えてもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
序盤は《ヤッタレマン》などの初動カードをサーチし、中盤以降はフィニッシャーを探すといったようにどの場面でも腐り札にならないカードです。墓地にジョーカーズを用意できるので《パーリ騎士》のマナブーストの助けにもなります。
《ベイビーポンの助》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー6000 / コスト1
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手のターン中に、相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きい相手のクリーチャーが出る時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計3枚以上あれば、相手はかわりにそのクリーチャーを山札の下に置き、その後、このクリーチャーを山札の下に置く。
1コストでありながら強力なメタクリーチャーです。《キャディ・ビートル》や《クイーン&かぼちゃうちゃう》と違ってマナゾーンではなく山札の下に行くため、対処しようとするとリソースが奪われたりと相手視点かなり厄介です。
【水単サイバー】に対してこのカードが強いという点が、このデッキの入賞数を上げる要因になっていると言っても過言ではありません。
《ネフェルカーネン/タイム・ストップン》
【 ツインパクトカード 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー555 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。それがジョーカーズなら、表向きにしてから手札に加えてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:タイム・ストップン
文明:無色
コスト:6マナ
種族:ジョーカーズ
■スーパー・S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、この呪文にS能力を与える)
■相手のコスト6以下のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の下に置く。
■S−このターン、クリーチャーはすべて攻撃できない。
初動用兼受け札。デッキ内の非ジョーカーズが《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》のみなので、次のターンに手札に加わることを考えると、実質全部のカードが当たりです。
ハンデスのケアなどでトップがジョーカーズでも回収しないパターンも存在します。
《ヤッタレマン》
最強の初動です。こいつを引けるかどうかで動きが全然違います。気合いで引きましょう。
《パーリ騎士》
マナブーストカードです。《勝熱と弾丸と自由の決断》のG・ゼロや《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》の軽減効果を使いやすくしてくれます。
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》
【 呪文 】
文明 水 / コスト4
■G・ゼロ―バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く
元殿堂カードの最強のドローソース。0マナで3ドローする動きは2017年当時から現在まで強いです。《ヤッタレマン》以上に絶対に引きたいカードです。マジで気合いで引け。
厳密にはドローしているわけではないので、少し流行っている《ベニジシ・スパイダー》が出て来ないのが地味に嬉しいですね。
《勝熱と弾丸と自由の決断》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / コスト4
■G・ゼロ:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計7枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶︎バトルゾーンにある、コスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の山札の下に置く。
▶︎このターン、自分のクリーチャー1体は相手プレイヤーを攻撃できる。
▶︎相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの能力をすべて無視する。
「ジョーカーズの強い部分は何か」と聞かれて、このカードと答える人が一定数いるくらい非常に強力な呪文です。
除去効果はもちろん強いですが他の効果も強く、召喚酔いしているクリーチャーを攻撃可能にして打点を伸ばせること。能力を無視する効果では、例えば《流星のガイアッシュ・カイザー》や《大樹王 ギガンディダノス》などを突破するなどができます。
《ヘルトッQ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー5050 / コスト5
■このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
■このクリーチャーが出た時、自分のジョーカーズ・クリーチャー1体につき1枚、カードを引いてもよい。
リソース用カードです。即時打点になるのが地味に強かったりパワーが5050なのでギリギリ《飛翔龍 5000VT》の効果範囲外(恐らく意図的)であったりします。
《万能バンノー》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー3000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。
■相手のクリーチャーが出た時、このターン、そのクリーチャーは攻撃できない。
現環境において非常に刺さりのいいメタカードです。【水単サイバー】にはもちろんのこと、【ドリームメイト】や【ジャイアント】などにも刺さるので今このデッキを使うなら入れるべきでしょう。
出たときに1ドローが付いているので気軽に出しやすいですね。
《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー16000 / コスト11
■G・ストライク
■バトルゾーンまたはマナゾーンにある自分のジョーカーズ1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分の他のジョーカーズすべてのパワーを+4000する。
■このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、文明を1つ選ぶ。このターン、相手はその文明を持つ呪文を唱えられない。
フィニッシャーとしても使いますが1回盤面に着地すると盤面のジョーカーズのパワーが上がるので、《飛翔龍 5000VT》のケアなどでも使います。
《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー10000 / コスト7
■G・ゼロ :コストが異なる自分のクリーチャーが5体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■バラエティ・ブレイカー (このクリーチャーは、コストが異なる自分のクリーチャーの数、シールドをブレイクする)
■このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
■このクリーチャーの攻撃中、相手は自分のクリーチャーと同じコストのクリーチャーを召喚できない。
クリーチャートリガーをケアするカードです。自身が7コストで《ルード・ザーナ》などの強力な7コストのクリーチャートリガーをケア出来ており、各対面にケア必要なコストのクリーチャーを盤面に用意しながら殴っていきます。
召喚を止めるなので、呪文のシールドトリガーなどからの踏み倒しは《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》と合わせてケアしましょう。
採用候補カード
《ハイパー・ザ・ジョニー》
【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー12000 / コスト8
■ハイパーエナジー
■スピードアタッカー
■マスター・T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする。このクリーチャーが出たターン、各ブレイクの前に、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する)
■バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、このクリーチャーはブロックされず、このクリーチャーの攻撃の後、相手のシールドとクリーチャーがなければ、自分はゲームに勝つ。
盤面除去ができ、サブフィニッシャーとしても強いので余裕で採用圏内であるカードです。
《シャダンQ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー3000 / コスト6
■G・ゼロ:バトルゾーンに自分のコスト5以上のジョーカーズがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■自分がクリーチャーに攻撃された時、このクリーチャーをタップしてその攻撃を中止してもよい。
《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》と合わせて6コストのクリーチャートリガー(《光開の精霊サイフォゲート》など)をケア出来るカードです。環境次第で採用される可能性があります。
おわりに
ということで【零ジョーカーズ】の紹介をさせていただいました。
発売から長年の活躍を見せるジョーカーズは、構築の変化からも時の流れが感じられて、非常に興味深いものがありますね。
余談ではありますがジョーカーズが初めて出た当時、自分は中学生でした。時の流れって本当に怖いですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
過去のジョーカーズの構築と紹介記事はこちら。
