来たる2024/8/2(金)、みなさんお待ちかねの殿堂発表生放送が行われます。
それに伴って、世はまさに大予想ブーム。何を持っていかれるのか、何が返ってくるのか。ああでもないこうでもないと日夜議論が交わされています。
弊社のサービスである「ベルカード」にも、毎日のように「殿堂はどうなると思いますか?」とか、「【赤青マジック】からは何が持っていかれますか?」なんて話題が尽きません。(前回も同じ内容で来てたあたり、マジックの強さが伺い知れるな……。)
ならば、ガチまとめでもやっておきますか。殿堂発表予想!!
目次
はじめに断っておきますが、私ボルスズは「予想」ってやつをろくにあてたことがありません。
熱心な読者の方々はお気づきかもしれませんが、 直近の殿堂予想ではプレ殿2種以外を見事に外しています。
という事で、今回も雑談ベース、いわゆる「チラシの裏」だと思って読んでください。
……毎回使っているこのチラ裏って表現、現代でも通じるんですかね?わからない人はググってみてください。
なお、1デッキから3枚も4枚も予想したら下手な鉄砲もってやつなので、原則1デッキ2枚以下で挙げていこうと思います。
プレミアム殿堂
まずはプレミアム殿堂候補からいきましょう。
《単騎連射 マグナム》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンのかわりに持ち主の墓地に置かれる。
【水火マジック】のトリガーケアとしての役割が目立っているこのカード。
……って、前回もこの入りでしたね。
まあ、大本命の一角ですよ。もう流石にいいでしょ。往年の相方たる《音精 ラフルル》も転生して改心したことを思えば、何年現役でやってんだという話です。
このカードの殿堂格上げに反対する派閥の意見としては「受け札が強くなりすぎた現代で、このカードは必要悪である」というものをよく目にします。
本当にそうでしょうか?
まず「受け札が強くなっている」という話に関しては「G・S」や「S・トリガー・プラス」の登場、「革命」能力のアッパー、「鬼エンド」の柔軟性など枚挙に暇がなく、客観的に見ても正しいと思います。
しかし、攻め手がこれらのカードを全くかいくぐれないかと言うとそうではありませんよね?
呪文に関するケアは4コスト以上のカードにいくらでもありますし、クリーチャーの登場を是正するカードも条件指定で相手ターンに使えるメタクリや、大きいものであれば《悪魔神バロム・クエイク》など、いくらでも存在します。
そう、ここまでの流れでお気づきかと思いますが、このカードが「やりすぎている」面は間違いなく「3コスト」という軽さにあります。
3と4のコストに大きな乖離があるのは開発側も意識しているようで、事実現代デュエマにおいて3コストである恩恵というのはあまりにも大きなものがあります。
具体的に言うと、今の3コストは文明の縛りを無視できるんですよね。
冒頭でこそマジックの名前を出しましたが、現代においては【闇単アビス】を筆頭に多くのデッキがこのカードを組み込むべく画策しています。
あらゆるデッキのフィニッシュがマグナムになりつつある今、いよいよ臨界点を超えたと言って差し支えないのではないでしょうか。
《滅亡の起源 零無/零龍》
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。
■このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れることはできず、すべてのバトルに勝つ。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
デュエマにおいて、最強のカードといえば間違いなくコイツです。
近年、「アドバンスはプレイヤースキルを獲得して戦うゲーム」なんて話も上がりましたが、このカードはその最たる例。
初期手札1枚というデメリットに対して、「墓地肥やし」、「墓地回収」、「GR召喚」、「-3000火力」、「全体除去」、「ワールド・ブレイク」というありえない量のメリットをもたらしてくれるわけですが、ある程度任意のタイミングで使える、というのが今までの置物と一線を画しています。
このシステムは、まさしくSPバトルやヒーロースキルのアナログ化と言えそうじゃないですか?
そんなやりたい放題の《零龍》ですが、この度何度目かわからない最強デッキの一角を生み出してしまいました。
そう、【闇単ゼナーク】です。
【逆アポロ】や【オービーメイカー】など対抗策が上げられているとはいえ、間違いなく現代アドバンスにおける台風の目。
規制やむなしと言われた初速と比べるといささか落ち着いた戦績に収まっているとは言え、その風格は十分ではないでしょうか。
一応《死神覇王 ブラックXENARCH》とのコンビ殿堂もありますが、あんまりここを増やしてくるとも思えないんですよね。
殿堂
《芸魔隠狐 カラクリバーシ》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・モンスター / ゲーム・コマンド / 文明 水/火 / パワー4000 / コスト5
■G・ストライク
■革命チェンジ:マジック(自分のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、その後、コスト3以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
芸術的なまでに、余す所なく強いテキストを与えられたバケモノ、それが《芸魔隠狐 カラクリバーシ》です。
自前でSAを持っているわ、無料で出てきて無料で3コストを踏み倒すわ、ここまでの行動で手札減らないわ、もうやりたい放題し放題。おまけにG・Sまで持っているから始末が悪すぎますね。
【水火マジック】って完成度が高すぎて、ダメそうに見えるカードは無限にあるわけなんですが、こいつは群を抜いてダメそうに見えます。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》引けていれば勝てますか?《芸魔王将 カクメイジン》引けていれば勝てますか?と問われると、必ずしもそうじゃないはずなんですが、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》引けてれば勝てちゃうんですよね。
【カラクリバーシビート】みたいな動きで十分致死打点を作れちゃうんです。
それでいて、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》がなくとも【水火マジック】って遊べるんですよ。
《芸魔王将 カクメイジン》に繋ぐカードって結構多彩で、《Napo獅子-Vi無粋》や《飛翔龍 5000VT》など、全然そのままでもコンセプトが破綻しないんですよね。
というわけで、弱体化しつつコンセプトを残すならやっぱりここなんじゃないかと。
え?金トレジャーが来たから殿堂はない?
プレ殿ならともかく、殿堂昇格程度でデュエマに高レアガードは通用しません。《BAKUOOON・ミッツァイル》は配布から最長で38日、東海地方民は1週間程度しか使えませんでしたからね。
殿堂は”名誉”なことなのでイラストレーターに失礼~~~~みたいな話もありません。
晴れて電動になった暁には、「むしろ入手難易度が高いカードが1枚で済んで、良かった」というマインドでいきましょう。
他のデッキは?
今回の昇格予想は以上です。
【闇自然アビス】は?って思った人、結構いるんじゃないでしょうか。
結論、このデッキに関しては殿堂昇格カードはないと考えています。
というのも、このデッキってこと競技シーンに関しては突出したデッキじゃないんですよね。
たまたま目の上のたんこぶがほとんどいなくなって、たまたま相性補完の出来る同期が環境トップに立っているから今の地位があるデッキなんですよ。
というのも、このデッキには明確な弱点が複数あって
- 【火自然アポロヌス】のような高速ワンショット
- 【水闇魔道具】のような空中戦を得意とするデッキ
- トップで解決できて受けもある【5C蒼龍】などのビッグマナ
- ハンデス戦術を意に介さない、【グラスパーループ】のような1枚から入れるループ
ざっと洗ってもこれくらいはありますね。4は踏まなきゃ勝てる!!!!って走れるパターンもあるおかげでガン不利ではないので、特に3が今後の天敵となるでしょうか。
要するに、このデッキは万能ではなくメタゲームの一角にすぎない、という話ですね。
もちろん、今現在の席に座ることも並のデッキにはできませんが、それでも歴代の殿堂規制デッキに比べて比肩しているかと問われると少々怪しいかと。
性質はかなり【アナカラーデッドダムド】に似ているのですが、《禁断機関 VV-8》に相当するカードはありませんしね。
そういう意味では《フェアリー・ギフト》とかに手が入る可能性はありますが、殿堂と違って1枚も使えないプレ殿には、流石に高レアガードがかかるんじゃないでしょうか?
「直近で出た高レアの殿堂はあり得るけど、プレ殿はない」というスタンスでいかせていただきます。
解除、来る?
さて、昇格に焦点を当ててきましたが殿堂解除は何か来るでしょうか?
1年前の8月は殿堂入り3枚、解除1枚でした。
そこで解除されたのが《勝利宣言 鬼丸「覇」》。最近の解除傾向を見るに、ある程度話題性のあるものを解除していく流れはありそうですよね。
そのあたりを加味して、今回は3枚大胆に予想してみました。
《奇跡の精霊ミルザム》
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー11000 / コスト9
■ブロッカー
■ウルトラシールド・プラス-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)
■W・ブレイカー
《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》がいいならいいやろ、という香りが漂っている往年の名カード。
存在感や格としても、話題性は悪くないでしょう。
【巨大天門】がブイブイいわせている中に帰還するのか?という疑問はありますが、オリジナルでもシールド増やしたいですしね。
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》
【 呪文 】
文明 水 / コスト4
■G・ゼロ―バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
無色……というか、ジョーカーズきっての大量ドローソースとしておなじみの1枚。
正直、無色カードのデザインにめちゃくちゃ影響出そうなのがあれですが、何を隠そう今年のデッキは【ジョーカーズの書】!!!
単体では少々微妙な話題性も、新商品連動なら十分でしょう。
《ジョット・ガン・ジョラゴン》よりはまだ返ってくるかな……という判断です。ジョラゴンループ、ストック管理がだるすぎるんだよな。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
現行殿堂カードで、このカードよりも話題性のあるカードなど殆ど無いでしょう。
前項に引き続き、【ドギラゴンの書】による連動解除……みたいな側面は強いんですが、開発側の人ってこのカードのことを解除したいんじゃないかと思うんですよね。
ドギラゴン解禁祭はその最たる例。イベントを利用した実験場なんじゃないかという話も与太ではないと思っています。
というのも、開発側もこのカードの人気・カリスマ性は理解しているはずなんですよ。
人気のあるカードが使えることは市場の活性化に繋がりますし、商売的にも人情的にも返せるもんは返したいはずです。
このカードがぶっ壊れる要因となる《“龍装”チュリス》が服役中であること。先述した通り純粋な打点に対する防御力は上がっていること。《偽りの希望 鬼丸「終斗」》との活躍は見られないこと……。
アウトかセーフかならまあアウトなんですが、帰って来る地盤は整いつつあります。
もしかしたら……もしかするかも……。
どれか1枚の解除なら、夢と希望の予想でコイツにしておきます。
今回のまとめ
以上、チラシの裏の陰謀論でした。
勇気あるチャレンジャーのみなさん、解除読み購入は是非弊社で!
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単騎と入れ替えで帰ってきたのに、誰にも使われない《呪紋の化身》とか見てえなあ。