はじめに
『ラッシュデュエル、気になってはいるけど、OCGとはどう違うの?』
そんな気持ちのOCGプレイヤーの皆様は多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆様に向けて、『遊戯王OCG』と『ラッシュデュエル』の違いを中心に、ラッシュデュエルのルール解説記事をお送りします!
共通しているポイントも多いので、OCGプレイヤーの皆様はすぐにゲームに馴染めるでしょう!
目次
ラッシュデュエルルールと遊戯王OCGルールの大きな4つの違い
ラッシュデュエルは遊戯王の名を冠していますが、そのゲーム性は大きく異なります!
ここでは『ラッシュデュエル』と『遊戯王OCG』の大きな違いをお届けします。
1、毎ターン手札が5枚になるまで大量ドロー!
ラッシュデュエルにもドローフェイズがありますが、その性質はOCGと大きく異なります!
それは、『毎ターン、手札が5枚になるようにカードをドローする』ということ!
手札を大量に消費しても、毎ターン大量のドローを行うため、沢山のカードを駆使して戦う豪快なデュエルになることが予想されます。
ちなみに、手札が5枚以上存在する場合でドローフェイズを迎えた場合、OCGと同様に1枚だけドローするルールです。
手札枚数制限もありませんが、なるべく毎ターン手札は使い切った方がお得ですね。
2、モンスターの召喚・セットは1ターンに何回でもOK!
OCGでのモンスターの召喚・セットは1ターンに1度のみですが、ラッシュデュエルでは1ターンに何回でも通常召喚・セットを行えます!
下級モンスターを召喚し、そのままそのモンスターをリリースして上級モンスターの展開へと繋げることができます!
手札の消費が激しくなりますが、それも『毎ターン5枚になるまでの手札補充』で補えます!
3、デュエルフィールドが3×3!
OCGプレイヤーには見慣れたこのデュエルフィールドですが、ラッシュデュエルのデュエルフィードはこんな感じになります!
出典:遊戯王ラッシュデュエル
『エクストラモンスターゾーン』、『ペンデュラムゾーン』が存在せず、モンスターゾーン、魔法・罠ゾーンはそれぞれ3×3となりました!
遊戯王DUELLINKSをプレイしているユーザーにはおなじみですね!
4、デッキに1枚までしか入れられない!LEGENDカードとは?
遊戯王OCGで設定されている『リミットレギュレーション』とは別に、ラッシュデュエルには『LEGENDカード』というものが存在しています。
【通常モンスター】(LEGEND)
星8/光/ドラゴン族/攻3000/守2500
『LEGENDカード』はデッキを構築する際に1枚しか入れることが出来ないので、まさしく切り札と呼べるカードです!
ラッシュデュエルルールと遊戯王OCGルールの共通している4つのポイント
逆に、『ラッシュデュエル』と『遊戯王OCG』の共通点は何でしょうか?
共通点をしっておくことで、スムーズにラッシュデュエルのプレイへ繋げられますよ!
1、ライフポイントはお互い8000で、先に0まで削りきった方が勝ち!
ラッシュデュエルの勝利条件も、『お互いの持っている8000ライフポイントを先に削りきった方が勝ち!』となっており、OCGプレイヤーは違和感なくプレイできるでしょう!
出典:ラッシュデュエル
2、デッキ枚数は40枚〜60枚までOK!
デッキの枚数はOCGと同様、40〜60枚までの間で自由に設定できます!
デッキ枚数が多いとデッキ切れの心配がなくなりますが、強力な『LEGENDカード』を引ける確率が下がってしまいます。
デッキ枚数は慎重に!
出典:ラッシュデュエル
3、同名カードは3枚まで入れられる!
OCGと同じく、同名カードはデッキに3枚まで!
強力なカードは3枚集めてデッキに入れちゃいましょう!
4、レベルが5以上のモンスターの召喚にはリリースが必要!
OCGと同様に、上級モンスターの召喚にはリリースが必要!
レベル5〜6のモンスターは1体のリリース、レベル7〜のモンスターは2体のリリースが必要です!
ただしモンスターの召喚は1ターンに何回でも可能なので、手札にモンスターを揃えていれば一気に上級モンスターの召喚まで繋げられますよ!
ラッシュデュエルの流れは?
ラッシュデュエルの進行方向はOCGとほぼ同じで、お互いにフェイズに分かれたターンを繰り返し、ライフを0に削りきるまでゲームを続けます。
ここではそれぞれのフェイズで出来ることを解説していきます!ラッシュデュエルの流れを掴みましょう!
出典:ラッシュデュエル
1【ドローフェイズ】:手札を増やす!
手札を増やすドローフェイズ!
手札が5枚以下の場合は5枚になるように、5枚以上の場合は1枚のカードをドロー!
2【メインフェイズ】:モンスターを出す!
遊戯王OCGと同じく、様々なプレイができるフェイズ!
ラッシュデュエルでは主に以下のプレイが可能となっています!
- モンスターの通常召喚
- アドバンス召喚
- 表示形式の変更
- モンスター効果の使用
- 魔法カード、フィールド魔法カード、罠カードの使用
それぞれ簡単に解説します!
モンスターの通常召喚
レベル4以下のモンスターの召喚、セットが可能!
アドバンス召喚
レベル5以上のモンスターを召喚する方法を『アドバンス召喚』と言います。
OCGと同様、レベル5〜6のモンスターは1体のリリース、レベル7以上のモンスターは2体のリリースをすることでモンスターをアドバンス召喚できます!
表示形式の変更
攻撃表示のモンスターを守備表示へ、守備表示のモンスターを攻撃表示へ、セットされているモンスターを攻撃表示へ、モンスターの表示形式を変更できます!
OCGと同様、モンスターを展開したターンの変更は不可能です。
モンスター効果の使用
【条件】を満たしているモンスター効果を発動可能です!
モンスター効果に関するルールは後述します。
カードの使用
『フィールド魔法』、『魔法カード』、『罠カード』等、各種カードを発動することができます。
それぞれのルールについては後述します。
3【バトルフェイズ】:モンスターで攻撃!
自分フィールド上のモンスターで相手モンスターまたはプレイヤーへ直接攻撃を行うことができます。
OCGと同様、モンスターの攻撃回数はそれぞれ1回ずつ、モンスターとの戦闘によって生じる戦闘ダメージや、モンスターの破壊に関するルールもOCGと同様です。
攻撃表示モンスターへ攻撃する場合
- 攻撃対象のモンスターより攻撃力が高い場合、相手モンスターを破壊し差分の戦闘ダメージを相手に与える
- 攻撃対象より自分のモンスターの攻撃力が低い場合、自分のモンスターを破壊し、差分のダメージを受けます
- 攻撃対象と攻撃モンスターの攻撃力が同じ場合、戦闘ダメージは発生せず、どちらのモンスターも破壊されます。
守備表示モンスターへ攻撃する場合
- 攻撃モンスターの攻撃力と相手の守備力を比較し、攻撃モンスターの攻撃力が高い場合、攻撃対象のモンスターを破壊。戦闘ダメージは発生しない。
- 攻撃モンスターの攻撃力と相手の守備力を比較し、攻撃対象の守備力の方が高い場合、差分の戦闘ダメージを受ける。
- 攻撃モンスターの攻撃力と相手の守備力を比較し、数値が同じ場合、どちらのモンスターも破壊されず、戦闘ダメージも発生しない。
4【エンドフェイズ】:相手ターンへ
自分ターンの終了宣言!何もなければ相手プレイヤーも1〜4のフェイズを経て、再び自分のターンとなります!
モンスターカードの特徴
バトルフェイズで戦闘を繰り広げたり、様々な効果を駆使して戦うラッシュデュエルの主役カード、『モンスターカード』の特徴を解説します!
通常モンスターカードとは?
【通常モンスター】
星3/炎/魔法使い族/攻1100/守100
効果を持たない、いわゆるバニラモンスター。
効果モンスターカードとは?
【効果モンスター】
星7/闇/魔法使い族/攻2100/守1500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードの攻撃力はターン終了時まで、[自分の墓地のモンスターの属性の種類]×300アップする。
特別な効果を持ったモンスターカード。
モンスター効果は【条件】を満たすことで、【効果】発動することができるようになります!
例えばこの《セブンスロード・マジシャン》の場合、デッキの一番上のカードを墓地へ送ることで、【効果】でのパワーアップをすることができます。
モンスター効果が使える回数
フィールドに存在するモンスターは、1ターンに1度のみ、効果を使用することが可能。
OCGであれば、カードテキストの中に『このカード名のカードは〜(略)』と書かれていますが、ラッシュデュエルの場合は一律のルールとして、モンスター効果は1ターンに1度までの発動となっています。
魔法カードの特徴
手札から気軽に使えて、モンスターのサポート、デッキの回転率を上げる、フィルドのカードを除去など、様々な【効果】でデュエルに彩りを与えてくれる『魔法カード』の解説をします!
魔法カードとは?
【魔法カード】
【条件】自分フィールドに表側表示モンスター(魔法使い族)がいる場合に発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
モンスター効果と同じように、【条件】を満たすことでメインフェイズに手札から発動できるカード。
【効果】によってデュエルを有利に進めることができます。
モンスター効果に比べて強力な【効果】を持ちますが、発動後、魔法カードは墓地へ送られます。
フィールド魔法カードとは?
通常の魔法カードと違い、発動後もフィールドに残り続け、【効果】を発揮し続けるカード。
【フィールド魔法】
【条件】なし
【効果】このカードがフィールドゾーンに表側表示である限り、お互いのフィールドの表側表示モンスター(ドラゴン族・鳥獣族・雷族)の攻撃力・守備力は200アップする。
出典: 【公式】遊戯王ラッシュデュエル
罠(トラップ)カードの特徴
相手ターンでも発動でき、デュエルに緊張感と駆け引き要素をもたらしてくれる『罠カード』について解説します。
罠カードとは?
【罠カード】
【条件】自分フィールドの魔法カードが相手の効果で破壊されたときに発動できる。
【効果】自分または相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
OCGと同じく、1ターンの間フィールドにセットしなければ【条件】を満たしていても発動が不可能なカード種。
魔法カードに比べると【効果】の使用まで遅さがありますが、1ターンの間フィールドにセットし、【条件】さえ満たせば相手ターンでも発動できるで、奇襲性が高いのが強みです。
罠カードのルール
同じタイミングで発動できる罠カードがある場合、発動できるのは1枚のみというルールがあります。
まずは非ターンプレイヤー(相手側)が先に罠カードを発動するのかを決めて、発動しない場合、ターンプレイヤー(自分)が罠カードを発動できます。
実際の対戦動画を見てみよう!
動画で実際に対戦風景を見て、ラッシュデュエルの雰囲気を掴みましょう!
終わりに
いかがだったでしょうか!
遊戯王OCGと比べると、『大量ドロー』、『大量召喚』、『メインフェイズ2無し』、『3×3フィールド』など、シンプルで豪快な印象を受けますよね!
シンプルなルールで幅広い年齢層にも遊んで貰えそうなラッシュデュエル!
今後のカード展開に期待しましょう!