初めまして。私は「ぺぴゃ」と言うハンドルネームで、時にはクソデッキからクソデッキまで幅狭いデッキ構築を、時には大型非公認大会(通称CS)で競技としての遊戯王を嗜んでおり、また、英語、韓国語、日本語のホログラフィックレアのコレクターと言う一面も持ち、様々な面で活動している者です。
たまに「迫真先回りブロック部」とか言うふざけた名前の個人ブログでふざけた記事を書いてます。
今回、「第二回トレカライターコロシアム」に参加する事を決めた理由ですが、ズバリ「記事を読んで貰えるから」です。
「何言ってるんだ」と思う方もいるでしょう。
でも凄い事だと思いませんか?
「トレカライターコロシアム」と言う読者数がそれなりに約束されている場を借りて、自分の好きな事を書けるんですよ?
これはやるしかねえよな?
いつも自分が書いている個人ブログと読者層が違う事から若干の緊張はありますが、この「第二回トレカライターコロシアム」では、自分の好きな事や、様々な観点から見た遊戯王の情報をお届け出来ればと思ってます。
さて、一発目の記事は、競技プレイヤーとしての私が送る、「プレイの基盤」についてです。
「今は勝ちに拘った遊戯王をしていないけど勝てるようになりたい」と言った方や、「大会に出てみたい」と言った方に向けた、ちょっとした「勝つためのコツ」みたいな物です。
主に、昔の自分には無くて今の自分にはある考え方を書いて行こうと思うので、読む人によっては当たり前の事ばかりかも知れませんが、その辺はご静観でお願いします。
普段ブログを読まないと言う方に向けた記事になってるので、どうかお付き合い下さい。
目次
相手を知る
相手のデッキが何をしてくるか分からない状態でベストの立ち回りをすることは到底不可能です。
流行っているデッキについては、事前にリサーチしておきましょう。
もし、試合中に分からないカードが出てきたら、必ずテキストの確認をし、そのカードによって、相手が何を出来るのか、自分が何を出来なくなるのかをしっかり整理しておきましょう。
友達がそのデッキを組んでいたら、実際に使わせてもらうのも良いですね。自分で使ってみることで、何をされるとキツいのかを身をもって知ることが出来ると思います。
相手の立場になってみる
自分は、プレイする上でこれが一番重要だと思ってます。
相手のデッキを理解していないと相手の立場になることは無理なので、そう言う意味では、前の「相手を知る」の発展と言えます。
これに関しての最も簡単な例を示しましょう。
相手が手札事故を起こした時です。
相手が先行で何もせずにターンエンド、若しくは魔法、罠を一枚だけ伏せてターンエンドしたときに、「よっしゃ!相手事故った!」と束の間は考えても良いと思いますが、その後に必ず「何故事故ったのか」を考える必要があります。
まあ「何故事故ったのか」と聞かれると、「そりゃ初動引けなかったからだろ」ってなるのですが、「相手が手札事故を起こした」と言う事実だけに目を向けて、「相手が5枚の手札を持っている」と言うことを見落としてはいないでしょうか。
ここで考えられる、相手の手札の内容は、以下の二つです。
- コンボパーツ(ゴミ)を引きすぎた
- 手札誘発を引きすぎた
前者は放っといても良さそうなので、考えるべきなのは後者です。
特に最近の手札誘発は優秀で、相手のモンスター効果を止めながら壁を作れる《PSYフレームギア・γ》や、他の手札誘発を引きに行きながら自分自身が壁になれる《幻創龍ファンタズメイ》などの存在により、後攻ワンキルを確実に出来るか分かりません。
《PSYフレームギア・γ》
星 2 / 光 / サイキック族 / 攻1000 / 守0
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
①:自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。
《幻創龍ファンタズメイ》
星 7 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2400 / 守1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分は相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚をデッキからドローし、相手フィールドのリンクモンスターの数だけ自分の手札を選んでデッキに戻す。②:自分フィールドのモンスターを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
ここで、相手の立場になってみましょう。
あなたが手札事故を起こしたとして、手札に《増殖するG》を持っている時、どのような考えで《増殖するG》を発動し、どのような気持ちでドローしますか?
《増殖するG》
星 2 / 地 / 昆虫族 / 攻500 / 守200
このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。
相手がワンキルして来そうなら、「ワンキルを止める術が欲しい」と思うし、ワンキルして来なさそうなら、「初動を引きたい」と思うでしょう。
要するにそれをさせなければ良いのです。
具体的には、自分が後攻ワンキルできるデッキを使っているなら、「手札誘発による妨害や手札誘発によって出来た壁を越えてワンキル出来るか」を考える必要があり、後攻ワンキルが出来ないデッキなら、《増殖するG》や《幻創龍ファンタズメイ》によるドローを最小限に抑えることで、初動を引かせる事無く、なるべく多くのライフを取り、妨害を構えることを考える必要があります。
つまり、「相手が手札事故を起こした」と言う情報から、相手の手札の内容を推察することで自分のするべき事を導いているわけで、これが、「相手の立場になってみる」と言うことの一例です。
教師の存在
ここからは、プレイ中に意識することでは無く、プレイを磨く環境を作る方法を書いて行きます。
さて、相手のデッキを理解し、相手の立場になって考えたところで勝てるようになるのかと言うと、そうとは限りませんね。
自分のデッキを理解する必要があるからです。
ここで必要なのが「教師」の存在です。
「教師」と言う大層な言葉を使いましたが、要するに「人から学べ」ってことです。
実は皆やってる事なんですが、簡単な例としてはYouTubeやtwitter等で展開動画を見ることが挙げられます。これもその動画の投稿者を「教師」として学んでいると言えますよね。
身近に同じデッキを使っていてプレイが上手い人がいるなら、実際に対面したり、自分のプレイを見て貰ってアドバイスを貰ったり、実際にその人のプレイを見ることで新しい発見が必ずあるだろうし、かなりの早さで上達が見込めます。
そのため、自分が成長する環境に「教師」の存在は不可欠だと思ってます。
「知り合いに強い人がいない」と言う方、安心してください。学べる場はまだありますよ。
あなたが今読んでいる、"これ"です。
そう、ブログです。
ブログでは、色んなプレイヤーが考えている事を知ることが出来ます。
この学びの場を積極的に活用して、自分の成長に生かして行きましょう。
「教師」は、あらゆる所に存在します。
お前が一番強い
最後に、メンタルの話です。
大会に出ていると、やはり強い事で有名なプレイヤーと当たる事はあるでしょう。
ですが、ここで「相手の方が強い」と認めると、ミスをしても「まあ良いか。相手強いからどの道勝てないでしょ」と許容するようになってしまいます。
ええ、なります。
自分がそうだったから。
さて、実際に強いと噂のプレイヤーに当たったとします。
目の前には相手の高そうなプレイマットやスリーブが...
相手の綺麗なカード捌き...
強いんだろうなぁ...勝てないだろうなぁ...
そう思ったら敗けです。
じゃあどうすれば良いかって?
こう考えましょう。
俺より強いヤツいんの?wwwwwなわざwwwwww俺しか勝たねぇwwwwwwwww
意味が分からない言葉が並びましたが、無視して貰って大丈夫です。
要するに精神面で負けるなって事です。
精神面で劣った時点で敗けです。強気で行きましょう。
お前が一番強い!
最後に
さて、ここまで昔の自分に足りなかったものを中心に書いてみましたが如何だったでしょうか?
高いレベルでプレイしている方にはつまらない内容だったかも知れませんね。
私自身、未熟ではあるものの、人口が少ない県第一位を誇る田舎にいる以上はあまり成長が見込めないため、こうして情報を発信することでプレイヤーの実力を底上げ出来たらと考えた次第です。
まだまだ周りのプレイヤーには敵わないと言う方はラッキーです!
身近に「教師」が沢山いると言うことは成長の機会に恵まれていると言うことだから。
え、私ですか?
鳥取県民ですが、何か?