──かつて遊★戯★王5D'sの主人公である不動遊星は言った。
「どんなカードでも存在する以上、必要とされる力がある。」と──
しかし、現代遊戯王においてこの理論を信じているものはあまりにも少ない。膨大なカードプールと、高速で移り変わる環境がそれを許さないのだ。
ならば歴史に埋もれていくカードたちにもう希望は無いのか？
そんなことはない！そのために私は立ち上がった。この企画記事はツイッターで「やたら持ってる」「みんな持ってるけど使わない」「使い道が思い付かない」カードを募集し、それぞれがメインを張ったデッキを作成・紹介しようという企画である！(労力)
我々はいま大変な危機に陥っている・・・。
通常罠
(1)：相手が攻撃力１０００以上のモンスターの召喚・反転召喚に成功した時、
そのモンスター１体を対象として発動できる。
その攻撃力１０００以上のモンスターを破壊する。
知らねェやつぁ・・・居るかい？
１．ストラクチャーデッキR－ウォリアーズ・ストライク－
突然だけど君はストラクチャーデッキR－ウォリアーズ・ストライク－について知っているか？
記事作成時点（2019/09/24）ではまだ発売はしていないが新規カード・再録カードともに続々と情報が出ている・・・。
強くね？
やべぇよ・・・やべぇよ・・・。ストラクチャーデッキRは当初からその強さには定評があった。特に３箱買って、いいところを集めたデッキはそれだけで結果を残している。
こんなのに台頭された日には、私が企画の中で精一杯つくった可愛い我が子（デッキ）たちがもろとも焼かれてしまう・・・。
それは良くない！そうだ！
地雷デッキだ！
ピンポイントメタだ！
辛い仕事になるが、やってくれるね。《落とし穴》。
２．落とし穴の特徴
改めて観察してわかったこと・・・それは、
なんだこいつ
である。イラストのこいつな。怖い。
こんな怖いやつも落ちるんだ、さぞかし強いに違いない。
効果は分からない人はいないよね？
そう。包み隠さず言ってしまえばほぼ上位互換が存在する。
《奈落の落とし穴》が。
通常罠
(1)：相手が攻撃力１５００以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力１５００以上のモンスターを破壊し除外する。
これはもう救いようがない（落とし穴だけに）・・・。
《奈落の落とし穴》が足りないからという理由だけで採用される始末である。
その違いはこうだ。
・《奈落の落とし穴》は特殊召喚に反応するが、《落とし穴》はできない。
・ 〃 は除外する。《落とし穴》は破壊のみ。
・対応する攻撃力は《奈落の落とし穴》1500以上、《落とし穴》1000以上。
おおよそ勝ってると言えるのは３つめのただ１点かもしれない。
これをフルに生かしていこう・・・。
３．デッキ紹介
というわけで今回の －ウォリアーズ・ストライク－ 地雷メタデッキは、
これで安心！おつかれ！もう帰っていいよ！
・・・
・・・
・・・聞く？
まあ解説しなきゃ《落とし穴》抜いて、《奈落の落とし穴》入れる人が出てくるかもしれないからね。
ちゃんと差別化しているから安心して落ちていってね！
※あまりにも内容が酷いため丁寧に書かせていただきます。
このデッキは －ウォリアーズ・ストライク－ のただ一つを対策するために組まれています。だから、うぉりすと！の方の展開を想定してつくられております。
現時点で公開されているカードで考えられる最も脅威となりうるルートはどんなものでしょうか。
私の見解といたしましては《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》 というインチキギアフリードが手札からインチキ特殊召喚なさるのも十分警戒すべきものだと思いますが、要は別のカードであろうと思われます。
《昇華騎士－エクスパラディン》です。
情報によると効果は以下の通りになっています。
星３/炎属性/戦士族/攻1300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから戦士族・炎属性モンスターまたはデュアルモンスター１体を選び、
攻撃力５００アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2)：デュアルモンスターを装備したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
その装備していたデュアルモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはもう１度召喚された状態として扱う。
私は非常に恐怖を覚えました。３箱買ったブルジョア階級に渡ったが最後、おおよそ意味不明の安定性で固定ルートを毎デュエル叩き込まれるのが目に浮かびます。そうに決まっています。
しかもこの方、《奈落の落とし穴》に引っかかりません。この初動に《神の宣告》ブッ放しても減ったライフをインチキで焼かれるのも見え見え。
こんな時デッキに《落とし穴》さえ入れていればよかった・・・！
というわけで、 《昇華騎士－エクスパラディン》対策として《落とし穴》の方が優れているのはもはや自明の理でしょう。
しかし、召喚は成功しているのだから装備したデュアルモンスターを特殊召喚されてしまうのではないか？
そんな杞憂を抱いている方がいらっしゃいますでしょうか。
やや大丈夫でございます。【落とし穴】シリーズであまり見ないカードがありますでしょう？
通常罠
(1)：もう１度召喚された状態のデュアルモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
こちらの落とし穴はデュアルのサポートでありますが、同時にメタカードでもあるのです。若干。
これによりデュアルモンスターも屁の河童と相成りましたね。
あとは、特殊召喚メタ《虚無魔人》や《宮廷のしきたり》と《始源の帝王》のコンボ等を駆使して相手の３０００円を灰燼に帰してあげましょう。
これで勝ちましたね。
ご清聴、ありがとうございました。
え？本当に勝てるかって？
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターを全て破壊する。
うるせぇ。
４．終わりに
今回紹介した《落とし穴》活用デッキ【ストラクチャー殺し】
他のデッキには効果が薄いから注意して。
ぶっちゃけおススメしないヨ！
この穴は一体どこまで続いているのか・・・。
──かつて遊☆戯☆王5D'sの主人公である不動遊星は言った。
「どんなカードでも存在する以上、必要とされる力がある。」と──
それはカードたちを救う希望の言葉である。
