Dの哲学:デッキの章【ペンデュラム召喚のススメ~後編~】

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Dの哲学:デッキの章【ペンデュラム召喚のススメ~後編~】

【前回の記事】Dの哲学:デッキの章【ペンデュラム召喚のススメ~前編~】

目次

挨拶

皆様こんばんは、こんにちは。
向かい風は異常にうっとおしく感じるのに、追い風は全然押されてる感じしなくない?と思わずにはいられないドリルフィールドです。

今回は前回記事の続きという事で、ペンデュラム召喚のススメ・後編です。
前回記事の投稿以降「ペンデュラムデッキ作ってみました」「後編早くお願いします」「ペンデュラムデッキ楽しい」等々のお声をいただき嬉しい限りです。

後編からこの記事に触れた人は、前回の続きになるので是非前編から読んでみて下さい。


では早速いってみましょう!

ペンデュラムデッキにお役立ちカード集


後編一発目の内容はずばり「Pデッキにお役立ちカード集」です!
こちらは前編のカード紹介とは違い、Pデッキを組んだ際に「スケールを揃える以外」の点で汎用的に使えるカードを紹介していきます。
一口にペンデュラムサポートと言っても、直接的、間接的、色々あって、「ペンデュラム」で調べても出てこないものありますからね。

まずはこのカードから!

【P効果 青7/赤7】
「エキセントリック・デーモン」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカード以外のフィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードとこのカードを破壊する。
【モンスター効果】
「エキセントリック・デーモン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードをリリースし、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

THE・汎用ペンデュラムモンスターの「エキセントリック・デーモン」です。
私は、PデッキがこのモンスターをP召喚できるデッキであればで一つ、大きなアドバンテージになっていると考えています。
P効果、モンスター効果、共に非常に優秀で、スケールは7と非常に使い勝手がよく、悪魔族・レベル3・デーモンとサーチ範囲も広く、あらゆる面で事故を軽減し、被ったらついでにP召喚する事で気軽に相手のモンスターを削れる、超便利ちゃんモンスター。しかもかわいい。

【P効果 青8/赤8】
①:1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで半分にする。
その後、このカードを破壊する。

【モンスター効果】
このカードはルール上「エクシーズ・ドラゴン」カードとしても扱う。
①:このカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の魔法使い族・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらも「エキセントリック」並みに使いやすいPモンスター、闇属性・魔法使いが入っているデッキなら相手のモンスターを削りながら展開と、広く活躍することが出来ます。

【P効果 青3/赤3】
①:1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。


【モンスター効果】
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
このターン、そのカードは発動できない。
この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

スケールとレベルは使いにくいものの、P効果は相手の厄介な封殺系モンスターに対して大きくけん制をすることが出来る一体。高レベルをP召喚していくデッキなら下スケールとして中々役立つカードです。

【Pスケール:青3/赤3】

(1):このカードがPモンスター以外の相手の表側表示モンスターに攻撃したダメージステップ開始時に発動できる。
そのモンスターを破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

対象をとらない除去要因として。

【P効果 青4/赤4】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。このカードを破壊し、自分のEXデッキから「魔導獣 キングジャッカル」以外の表側表示の「魔導獣」Pモンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター効果】
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
②:1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

P効果は汎用的とは言えないものの、特筆すべきはそのモンスター効果、このカードを出して魔法カードを一回発動するだけで、モンスターの封殺効果を発動することが出来ます、それが倒しても何回でも現れる恐怖、そんなんアリ?

【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分フィールドの「オッドアイズ」Pモンスター1体を対象とした相手の効果が発動した場合、そのターンのエンドフェイズに発動する。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚し、自分のエクストラデッキから「オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン」以外の表側表示の「オッドアイズ」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。

【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、エクストラデッキから特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「キングジャッカル」同様にモンスター効果を止めることが出来るPモンスター、無効範囲の狭さ、アタッカーとしては貧弱、などのウィークポイントはあるものの、ノーコスト、フリーチェーンだったり、「オッドアイズ」故の非常に多くのサポートを受けられる、等の特有のメリットもあります。
自分のカードを無効にできるのも何かの始まりを予感させますね。

このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはリリースなしで通常召喚できる。
②:このカードの①の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1500になる。
③:自分・相手のメインフェイズに、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主の手札に戻し、対象のモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらも「キングジャッカル」「ペルソナドラゴン」と同様にP召喚する事で高い征圧力を発揮することが出来るカード。Pモンスターではありませんが、手札に戻る事で何回もP召喚を狙うことが出来ます。難点は、ジャンプフェスタのプロモーションカードなので、シングル価格が高い事!!!

このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わず相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらは上記二枚同様P召喚と相性がよく、更に攻めの姿勢を見せることが出来るカード。破壊ではなく対象もとらない、あらゆる耐性をぶち抜いていけ!

「デュエリスト・アドベント」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分または相手のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる。
デッキから「ペンデュラム」Pモンスター1体または「ペンデュラム」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

特定のPモンスター、またはPサポートカードをサーチするカード。
このカードからサーチできる魔法・罠カードで特に使いやすいものは以下の二枚。

①:自分のEXデッキに表側表示のPモンスターが3種類以上存在する場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はデッキからカードを手札に加える事はできない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「エレクトラム」を安定させておければ簡単に発動できるドローソース、制約はテキストに書いてあるよりも実際にはかなり重く感じます。ので、「アドベント」が入っているデッキにピン差しくらいで入れておくのがお勧め、打てたらラッキーくらいのスタンスでいきましょう。

(1):自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、
そのPスケールでP召喚可能なレベルを持つ、
自分の墓地のモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

スケールさえ安定すれば非常に強力なサルベージカードとなります。
Pモンスター以外をメインでP召喚したいときのカードですね
ドリルフィールドおすすめの一枚。



等々、Pカードの直接的なサポート以外にも相性が良いカードだったり、お互いの懸け橋になるカードだったり、探せば色々なカードがあります。
今回はP召喚メインでのピックアップでしたが、P召喚はサブでPモンスター達を使っていくタイプのデッキに特に合うカード等もあるので色々探してみましょう。

シンクロを活用しよう!

皆さんご存知かと思われますが、P召喚はシンクロ召喚との親和性が非常に高くなっています。P召喚からS召喚に繋いでいく事が出来れば、かなりデッキパワーの向上が見込めますので、上手くチューナーが出せるようなシステムを作りましょう!
特に一部の、Pモンスターを素材にする事で真価を発揮するSモンスターは強力なので、ぜひS召喚できるようにレベルを調整したいですね。

(1):このカードがS召喚に成功した場合、そのS素材としたチューナー以外のモンスターの種類によって、以下の効果をそれぞれ発動できる。
●通常モンスター:このターンこのカードは自身以外のカードの効果を受けない。
●効果モンスター:このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
その効果を無効にする。
●Pモンスター:相手フィールドのモンスター1体を相手が選び、自分はそのコントロールを得る。
このターンそのモンスターは攻撃できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「メタファイズ・ホルス・ドラゴン」はかなり気軽に召喚できる上に、強力な二つの効果が狙えます、一つは永続的に相手のカード効果を無効にする効果。そしてもう一つは不確定ながら永続的に相手モンスターのコントロールを奪取する効果。対象・破壊耐性を持ってるモンスターを奪えるこの効果はかなり心強い。奪った後はリンクに繋いでもいいし、自身がレベル6なのを利用して《交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン》なんかに繋いじゃうこともできるんじゃないか!?

レベル6モンスター×2体以上
元々の持ち主が相手となるモンスターをこのカードのX召喚の素材とする場合、そのレベルを6として扱う。
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
②:1ターンに1度、フィールドのモンスターカードが、効果で相手の墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊され相手の墓地へ送られた場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスター1体を自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

でも、やっぱり「メタホル」の次に続けるのはこいつ!!

チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、自分フィールドのP召喚したPモンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。

【P効果 青8/赤8】
①:自分のPモンスターが攻撃する場合、そのモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
②:自分のPモンスターが攻撃したダメージステップ終了時に発動する。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、攻撃したそのモンスターの攻撃力分ダウンする。

【モンスター効果】
①:このカードがP召喚したPモンスターをチューナーとしてS召喚に成功した場合、自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
相手のLPを半分にする。

③:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

Pシンクロの切り札的存在、相手のライフをごっそり奪う効果と、特定の条件で墓地の好きなカードを手札に戻す効果を持っています。
また、上手くスケールに持っていく事が出来ればP効果も中々強い!
攻めにも守りにも大きく貢献できるし、Pシンクロならではのカードなので、折角チューナーを使うならぜひこのモンスターの召喚を狙っていきたいですよね!

しかし「シンクロモンスター」+「P召喚したPモンスター」具体的にはどう並べていくのん……?

【P効果 青2/赤2】
①:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。サイコロを1回振る。そのモンスターのレベルはターン終了時まで、出た目と同じレベルになる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【P効果 青5/赤5】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。①:1~6までの任意のレベルを宣言し、自分フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。ターン終了時まで、対象のモンスター1体のレベルを宣言したレベル分だけ下げ、もう1体のモンスターのレベルを宣言したレベル分だけ上げる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

P効果は気にしなくていいです。
「ハロハロ」と「ライブラの魔法秤」は数少ない「Pチューナーモンスター」の中でも特に稀有な存在である、「完全にデメリットを持たないチューナー」の部類。これらをP召喚出来る構築にできればPシンクロは非常に簡単になります。
これが前編でいっていた、レベル3・4がP召喚できることのメリットの大きなポイントです(あとは「ダークヴルム」「エキセントリック」とか使いやすいPモンスターはレベル3・4に多く、事故率も低い点とかね)

例えば「ハロハロ」と「レベル3P」と「レベル4P」をペンデュラム召喚例えば「ライブラ」と「レベル3P」と「レベル3P」をペンデュラム召喚レベル3、4の枠はPモンスターはどちらか片方でいいし、リンクマーカーが二つしか用意できなかったら手札から出してもいいです。途中でレベル6か7のシンクロを経由していくわけですが、そこで何かアドバンテージを取れるモンスターを出してもいい、簡単でしょう?この二体は《レスキューラビット》にも対応しているし、《ハロハロ》《水晶機巧-ハリファイバー》でEXに送り込むこともできます、準備も簡単、強い!

ペンデュラムシンクロにはもう一体、返しの切り札と呼ぶべきモンスターがいます。

チューナー+闇属性Pモンスター1体以上
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

②:1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
そのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
③:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「覇王眷竜」モンスター2体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《覇王眷竜クリアウィング》はシンクロ召喚するだけで、強力な除去能力を発揮することが出来ます。なぜか①と②の効果はまるで噛み合っているように見えませんが…このモンスターも縛りはありますが、出すのは非常に簡単。あなたがチューナーに「ライブラ」を選択しているのであれば、相方は「ダークヴルム」でも「天空の魔術師」でも「ドクロバット」「黒牙」「カーテンライザー」選択肢は非常に多いですね!

ペンデュラムデッキ紹介

ここまででオリジナルのペンデュラムデッキを組む上で、伝えたいことはおよそ終了しました。
ほんだらそれらの情報をもとに、実際どんなデッキを組んだらええの?ってなったと思います。
ですのでここから、私が今現在、実際に所持しているデッキを見て軽く解説してみましょう。


謎のカードが散見されますが、基本はここまで解説した通りの動きに忠実になっています。このデッキの最終目的は《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》《ユニオン・キャリアー》で《ドラグニティ・ブランディストック》を装備し、《きまぐれの女神》または《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》等の効果をコピーさせ、超打点での二回攻撃で相手を屠るデッキです。

このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
①:1ターンに1度、このカード以外の自分または相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ、元々のカード名・効果を得る。

このターン、自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。元々の種族または元々の属性が対象のモンスターと同じモンスター1体を手札・デッキから選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。この効果でデッキから装備した場合、ターン終了時まで自分はその装備したモンスターカード及びその同名モンスターを特殊召喚できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このカードがカードの効果によって装備カード扱いとして装備されている場合、装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【P効果 青0/赤0】
このカード名の①②のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがPゾーンに存在し、自分が効果ダメージを受ける場合、そのダメージは0になる。
②:このカードがPゾーンに存在する限り、自分はレベル5以上の「DD」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。

【モンスター効果】
①:このカード以外の自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
以下の効果から1つを選び、ターン終了時まで適用する。

●このカードは直接攻撃できる。
●相手は魔法&罠ゾーンのカードの効果を発動できない。
●相手は手札・墓地のカードの効果を発動できない。
②:相手のLPが4000以下の場合、このカードの攻撃宣言時に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、相手のLPの数値分アップする。

③:このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

投げたコインの裏表を当てる。当たりは1ターンの間このカードの攻撃力が2倍、ハズレは1ターンの間このカードの攻撃力が半分になる。 かわいい。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このデッキ紹介の項で突如現れた《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》というカードは、ここまでで紹介したPモンスター達で非常に簡単に召喚できる上、色々なカードとコンボできる性質を持っています。チューナーを入れなくても使えるPデッキの良いアタッカー。《きまぐれの女神》《疫病狼》《カラテマン》とは違い「現状攻撃力から二倍」になる効果を持ってるんですね。なので《ユニオン・キャリア》のパンプアップが効率良く乗るというわけです。「ニルヴァーナ」の効果が通り、相手のライフが4000を切っていたら「ゼロゴッドレイジ」で詰めていきます。

ここからは今までの解説に紐づけて説明していきましょう。

①このデッキの基本スケールは0-7です。レベル1から6のモンスターが同時に召喚可能、デッキ内の殆どのモンスターが対応しています。下弦は《覇王門零》、上弦は《音響戦士ギータス》リンクモンスターの展開は「ギータス」や「魔界劇団」といった、展開に優れたカードのほか、《逢魔ノ刻》を使って、リンクマーカーが横に出ているモンスターを蘇生していく等でも可能となっております。

①:自分または相手の墓地の通常召喚できないモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

②「ダークヴルム」を最速で落とせるようにするために、《竜の霊廟》《おろかな埋葬》が入っています。「ヴルム」を落とした後は《DMZドラゴン》を落とせるようになっておりコンボに火力を追加する事が見込めます。

①:1ターンに1度、自分の墓地のレベル4以下のドラゴン族モンスター1体と自分フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。対象の墓地のモンスターを攻撃力500アップの装備カード扱いとして、対象のフィールドのモンスターに装備する。
②:装備カードを装備した自分のモンスターが攻撃したダメージステップ終了時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。その自分のモンスターの装備カードを全て破壊する。破壊した場合、そのモンスターはもう1度だけ続けて攻撃できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

③永続系の魔法罠や、発動タイミングが限られた魔法罠が採用されているので、守りの一手を、魔法罠ゾーンを圧迫しない手札誘発モンスター達に任せています。中でも《儚無みずき》は全体ぶっ壊し系モンスターに対するカウンターである《神の通告》のライフコストを賄うだけでなく、「ニルヴァーナ」にいく際に経由していく《アロマセラフィ-スウィート・マジョラム》からサーチできる《渇きの風》を絡める事で、除去能力を備えさせることもできます。更に、手札誘発娘たちの存在が《ペンデュラム・バック》「ニルヴァーナ」の回収効果のヴァリューを高めています。

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。このターン、以下の効果を適用する。
相手がメインフェイズ及びバトルフェイズに効果モンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はそのモンスターの攻撃力分だけLPを回復する。この効果で自分のLPが回復しなかった場合、エンドフェイズに自分のLPは半分になる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「潤いの風」「渇きの風」「恵みの風」のいずれか1枚を手札に加える。
②:自分のLPが相手より多く、このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの植物族モンスターは相手の効果の対象にならない。
③:自分のLPが回復した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動する。そのカードを破壊する

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「渇きの風」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のLPが回復した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこの効果を発動する。
そのモンスターを破壊する。

②:自分フィールドに「アロマ」モンスターが存在し、自分のLPが相手より3000以上多い場合、その差分のLPを払ってこの効果を発動できる。
攻撃力の合計が、この効果を発動するために払ったLPの数値以下になるように、相手フィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

備考としては手打ちできる魔法が少ないので「キングジャッカル」の採用は見送りましたが、「セレグレア」はそのまま採用できそうですね。「グランモール」はロマン枠である《トーテム・ファイブ》《御影志士》のサーチを共有する事が出来るので採用。

EXデッキのモンスターに関しては《覇王眷竜クリアウィング》《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》《音響戦士ドラムス》の効果を駆使して召喚します。

属性を1つ宣言し、フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターは宣言した属性になる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。また、属性を1つ宣言し、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体は宣言した属性になる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

属性が異なるモンスター3体以上
①:「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×1000になる。
③:このカードは他のカードの効果を受けない。
④:1ターンに1度、このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊し、このカードのリンク先となる自分フィールドに「@イグニスタートークン」(サイバース族・闇・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《天威の龍拳聖》《召命の神弓-アポロウーサ》等はリンクマーカーが下に多く向いているし、場保ちもよく、召喚条件も緩いのでペンデュラムデッキではかなりおすすめです。

以上が、このデッキの概要になっています。
特筆すべき点は、ここまでで解説したペンデュラムを組む上で使い勝手の良いカードや、重視するべきポイントに、自分のしたい動き・コンボを上手く絡めて採用の理由付けを行っているところだと思います。

終わりに、セフィラについて


「セフィラ」というペンデュラムテーマがあります。
非常に多くのサーチカードをテーマ内外に持ち、アドバンテージの取れるセルフブレイクカードや、広いスケール、EXデッキにPモンスターを送り込む効果を持ったPカード等、P召喚をするのに必要なものが全て揃ったテーマです。
本当はこのテーマについても触れるべきだったのですが、あまりにも専門的な解説が必要だったので、省略させていただきました。やむなし。

以上が「ペンデュラム召喚のススメ」になります。いかがだったでしょうか?
あまりにも話すべきことが多すぎて、内容が詰め詰めになってしまった事を謝罪します。ごめん。

私のペンデュラム召喚に対するイメージは前編で語った通りですので、ここで話すことはもはやありません。ただひとつ言っておきたい。


「ペンデュラム召喚は、楽しいよ!と」

今回の記事はペンデュラム召喚のほんの触りの一部、「高レベルP召喚について」「P融合・シンクロ・エクシーズはたくさんいる」事についてや、「使いにくいけど面白い効果を持ったPモンスター」についてなど、Pカードにはまだまだ魅力的なカードがたくさん存在します。

この記事を読んだ皆さんが少しでもペンデュラム召喚に興味を持って、デッキを考えてくれたら嬉しいです。

「貴方の心のアストラル、ドリルフィールド」

【前回の記事】Dの哲学:デッキの章【ペンデュラム召喚のススメ~前編~】

【次回の記事】Dの哲学:深慮の章【永続魔・罠に春が来た】


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