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[ゴリラ]とは
ゴリラは、霊長目ゴリラ属(ゴリラぞく、Gorilla)に分類される構成種の総称で、体長オス170 - 180センチメートル、メス150 - 160センチメートル。体重オス150 - 180キログラム、メス80 - 100キログラム。毛衣は黒や暗灰褐色。(出典:Wikipedia)
遊戯王におけるゴリラとは、高い攻撃力を有し些細なデメリットを持つことで知られるとてもチャーミングなモンスター群である(単純に攻撃力の高いモンスターの事を指す場合もある)。そんな憎めないヤツらを思う存分調教していくのがこのデッキのコンセプトだ。
[ゴリラ]のレシピ
[ゴリラ]達の解説
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 獣族 / 攻2000 / 守1000
このカードが召喚に成功した時、このカードを破壊する。このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、「スクラップ・コング」以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
このデッキのエースモンスターでありボスゴリラ、下級モンスターでありながら2000の打点と回収効果を持つ優秀なアタッカー。
召喚してしまうと自壊してしまうというちょっとしたデメリットを持つが、後述するゴリラサポートカード(以下ゴリサポ)で補う、もしくはメリットへと昇華していこう。
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 獣族 / 攻2000 / 守1000
このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。このカードのコントローラーは、このカードが攻撃可能な状態であれば必ず攻撃しなければならない。
こちらも同じく2000打点のアタッカー。守る事を知らないゴリラ達にとっては強制攻撃などデメリットの範疇にあらず。ただし守備表示にされると破壊されてしまうので《ヴァレルソード・ドラゴン》は天敵となる。
また、幻獣の角を構えたいが相手の場に2000を越えるモンスターがいる場合はメイン2で出すことで強制攻撃を回避することが可能だ。
【 ペンデュラムモンスター 】
星 5 / 地 / 獣族 / 攻1600 / 守900
【P効果 青2/赤2】
①:1ターンに1度、自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、その自分のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで600アップする。
【モンスター効果】
①:お互いのフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:リリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になる。
③:1ターンに1度、自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、その自分のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで600アップする。
このデッキ唯一のペンデュラムモンスター。なのでP召喚は不可能。
レベル5モンスターであるが他にカードがなければレベル4として召喚が可能になり、後述するカードとシナジーするため重要な点である。基本的には打点を600上げる永続魔法感覚で使っていこう。2枚張りして対戦相手に魂のドラミングを見せ付けていけ!
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 獣族 / 攻1900 / 守1200
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。このカードが自分のターンで攻撃を行っていない場合、この効果でアップした数値はそのターンのエンドフェイズ時に0に戻る。
戦闘破壊するたびに打点を上げていく狂戦士ゴリラ。昔のカードかつ再録が無いため若干入手困難のレアゴリラである。
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 獣族 / 攻1800 / 守1000
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、自分フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスターの数だけ相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。
数合わせ
以上の5体のゴリラ達を場に並べ5リラを目指すのがこのデッキのコンセプトだ!
ゴリサポについて
こんなヤンチャなゴリラどもをデッキへとまとめ上げる優秀なゴリサポについて解説していこう!
【 通常魔法 】
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
①:2000LPを払い、自分フィールドのレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じ種族・属性・レベルでカード名が異なるモンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
ライフを犠牲に森の仲間達を呼び寄せるこのデッキのキーカード。ゴリラゴリラゴリラジェットストリームアタックで森に土足で踏み入った相手に分からせてやろう。
《EMドラミング・コング》をレベル4として召喚した場合のむ3リラが可能となるがそれ以外だと2リラになってしまう。
【 フィールド魔法 】
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の「スクラップ」と名のついたモンスターの
攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスターが
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分はデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
「スクラップ・ファクトリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
ゴリサポではなく実質《スクラップ・コング》専用の強化フィールド魔法。コングが自壊してもゴーレムを呼び出すことで再び戦線に呼び出すことが可能となる。ブラック企業も真っ青だ。
原始的な殴り合いはちょっと…と気負いしがちなプレイヤーにも優しい近代的な遊戯王を楽しむためのエッセンスとなるだろう。
【 永続罠 】
1000ライフポイントを払う。このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターは全て効果が無効化される。
【 速攻魔法 】
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、効果は無効化される。
自壊しがちなおませなゴリラ達を大人へと成長させてくれるゴリサポだ。もちろん妨害札としても使える優秀な2枚だ。
仮にこのデッキをカスタマイズするのであれば《神獣王バルバロス》などのモンスターを入れて[スキドレバルバ]にするのも良い選択だろう。
【 通常罠 】
発動後このカードは攻撃力800ポイントアップの装備カードとなり、自分フィールド上に存在する獣族・獣戦士族モンスター1体に装備する。装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
高い打点を有するゴリラ達だが、それでも倒せない相手はいるだろう。そこでこのカードの出番だ。ただパンプアップするだけでなくドロー効果もついてるため、リソースが枯渇しがちなゴリラ達の恵みの雨となるだろう。
またダメージステップに発動可能なため、チェーンして除去されるなどの裏目が起こりづらいのがポイント。
【 フィールド魔法 】
昆虫・獣・植物・獣戦士族の攻撃力と守備力が、それぞれ200ポイントアップ!
ゴリラ達の住処であり、万物の源である。
森を汚すものは神の怒りに触れ、大地は震え、天地は脈動し、この世界は終焉をむかえるであろう。
《メタバース》からサーチすることで200打点アップのコンバットトリックとして使用可能となる。
森の仲間たち
【 効果モンスター 】
星 7 / 地 / 獣族 / 攻2600 / 守1800
自分フィールド上に存在する獣族モンスターが破壊され墓地へ送られた時、1000ライフポイントを払う事で手札または墓地からこのカードを特殊召喚する事ができる。
死んだゴリラ達の意思を受け継ぎ、何度でも蘇る森の賢人。戦闘破壊時は特殊召喚できないので注意。
【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2400 / 守1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分は相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚をデッキからドローし、相手フィールドのリンクモンスターの数だけ自分の手札を選んでデッキに戻す。②:自分フィールドのモンスターを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
状況に応じて必要なカードと不必要なカードが大きく分かれる[ゴリラ]にとって貴重なドローソース。打点が2400あるので実質ゴリラと言えなくも無い。
【 効果モンスター 】
星 8 / 地 / 岩石族 / 攻3000 / 守2000
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。①:相手の手札・デッキからモンスターが墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。②:このカードがリバースした場合、フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊する。
《幻獣の角》も《森》にも非対応のエセゴリラ。
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 獣族 / 攻1700 / 守1000
このカードがフィールド上に存在する限り、召喚・特殊召喚した攻撃力1400以下のモンスターを破壊する。
ドラミングコングから同胞の絆に繋げない時の保険要員。一部アーキタイプはこれ1枚で完封できることすらある。
分かりづらいが、この能力は誘発型能力であり、効果解決時に場にいないと破壊効果は解決されない。《幽鬼うさぎ》などに注意が必要だ。
回し方
殴る!終わりだ!
このデッキ?の対策
果たしてこの紙束をデッキと呼んでいいかは議論の余地があると思うが大まかな対策を紹介する。
対策①: 魔法罠除去
《スクラップ・ファクトリー》や《スキルドレイン》にかなり依存しているので、それらを割られると非常に厳しい戦いを強いられる。《神の宣告》を掻い潜って除去を通していこう。
対策②:モンスター除去
いくら《補給部隊》や《スクラップ・ファクトリー》があるとはいえ、《ブラック・ホール》や《激流葬》などくらえばひとたまりもないだろう。
また《スクラップ・ファクトリー》は任意効果なので、《スクラップ・コング》の召喚時効果に除去を合わせるとタイミングを逃す。覚えておくと良いだろう。
対策③:デカブツを出す
ゴリラ達は打点が高いとは言うが、所詮は下級モンスター。3000前後のモンスターには手も足も出ず、怒れる猿人類はバンザイ三唱で死地に飛び込んでしまうだろう。
最後に
このような奇特な記事を最後まで見ていただき感謝の気持ちでいっぱいだ!
ゴリラの魅力はまだまだ語り尽くせるが、それは皆にも見つけてもらいたいと思う。自分だけのゴリラデッキを見つけ、このデッキを更に高いレベルに押し上げてくれればこれ以上の悦びはないだろう。
良いゴリラライフを!