はじめに
こんにちは、こんばんは、殆どの方ははじめまして、ですね。オスカーと申します。
普段から記事を拝見しているガチまとめ様で楽しそうな企画が催されていたので、参加してみました。
軽く自己紹介しますと、私は主にフリー対戦やオフ会等のいわゆる「カジュアル環境」で遊戯王をしている決闘者です。また、ルール変更で阿鼻叫喚の10期の幕開けから遊戯王に復帰した割と奇特な人間でもあります。派手なコンボで相手を驚かせたり、あまり見かけないようなカードを軸にデッキ構築をするのが好きです。
今回は最近よく使っている【黒白の爆発】というデッキを紹介したいと思います。
目次
デッキを組むきっかけ
デッキを組むにあたって最初に注目したカードがこちら。
《塊斬機ダランベルシアン》
【エクシーズモンスター】
ランク 4 / 地 / サイバース族 / 攻2000 / 守0
レベル4モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがX召喚に成功した場合、このカードのX素材を以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●2つ:デッキから「斬機」カード1枚を手札に加える。
●3つ:デッキからレベル4モンスター1体を手札に加える。
●4つ:デッキから魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。自分の手札・墓地からレベル4の「斬機」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
Vジャンプの付録カードとして収録された《塊斬機ダランベルシアン》。多くの効果を持つランク4エクシーズモンスターですが、やはり目を見張るのはX素材を4つ取り除いた場合の「デッキから魔法・罠カード1枚を手札に加える」効果。
強力な魔法・罠カードを多数擁する遊戯王において好きな魔法・罠カードをサーチできるロマンあふれる効果です。この効果を中心にデッキが組みたい!
しかし、ここで問題なのは素材4体でエクシーズ召喚した時点でモンスターの数が3体減っていること。半端なカードを加えてもディスアドバンテージになってしまいます。
そこでサーチする魔法・罠カードとしてピックアップしたのが 《真炎の爆発》 。昔から存在するファンデッカー御用達の魔法カードですね。
《真炎の爆発》
【通常魔法】
①:自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される。
状況さえ整えられれば、モンスターを墓地から大量蘇生できる紛うことなき超絶パワーカード。
このカードなら《塊斬機ダランベルシアン》を作る過程で失ったボードアドバンテージを即座に回復してくれます。
そして、《真炎の爆発》で蘇生させたいモンスターがこちら。
《古神クトグア》
【シンクロモンスター】
星 4 / 炎 / 炎族 / 攻2200 / 守200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。フィールドのランク4のXモンスターを全て持ち主のエクストラデッキに戻す。
②:このカードを素材とした融合召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
③:フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このX召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
《真炎の爆発》に対応する炎属性守備力200のレベル4シンクロモンスターで、融合素材orエクシーズ素材に使えば1ドローする 《古神クトグア》 。
テキストをみると最近のカードにありがちな1ターン中の同名カード効果の複数回使用を制限するいわゆる「同名ターン1」が付いていません。いにしえのカードですから。(古神だけに)
つまり、以上のことから導かれるコンボは…
1.《古神クトグア》3体を含んで4体素材の《塊斬機ダランベルシアン》をエクシーズ召喚する
2.チェーン①~③《古神クトグア》が《塊斬機ダランベルシアン》に付与したドローする強制効果、チェーン④《塊斬機ダランベルシアン》の好きな魔法・罠カードを手札に加える任意効果をそれぞれ発動
3.《真炎の爆発》をサーチし、3ドロー
4.《真炎の爆発》を発動、墓地から3体の《古神クトグア》が甦る
これなら《塊斬機ダランベルシアン》が主役かつ最終地点として最高に輝くのではないか、と考えてこのデッキを組み上げました。
デッキレシピ
こちらがデッキレシピになります。(2020年1月禁止制限適用)
デッキの軸
前述のコンボを成立させるためには、場もしくは墓地に《古神クトグア》を3体出力しなければなりません。
《真炎の爆発》でまとめて蘇生できるとはいえ、インフレした現代遊戯王のカードパワーでも《古神クトグア》を3体並べるのはなかなかに骨が折れます。
《ワイト》もそう思います。
《幻獣機アウローラドン》はそう思いません。
《幻獣機アウローラドン》を使ったコンボは色んな方が開発され色んなところで見かけるので、今回はお休みです。地味に手に入りづらかったブンボーグ出張セットも最新のストラクで入手しやすくなったのは朗報ですね。
閑話休題、このデッキで《古神クトグア》を用意するためのキーカードとなるのがこの2枚。
《昇華騎士ーエクスパラディン》
星 3 / 炎 / 戦士族 / 攻1300 / 守200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから戦士族・炎属性モンスターまたはデュアルモンスター1体を選び、攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:デュアルモンスターを装備したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。その装備していたデュアルモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはもう1度召喚された状態として扱う。
《ジュラック・アウロ》
星 1 / 炎 / 恐竜族 / チューナー / 攻200 / 守200
①:このカードをリリースし、「ジュラック・アウロ」以外の自分の墓地のレベル4以下の「ジュラック」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
《昇華騎士ーエクスパラディン》は最近の強化でアクセスする手段が豊富になった、炎属性戦士族。デュアルという悲しきシステムモンスター群を踏み台にして生み出された罪深き一族です。
ストラクRはもうちょいデュアル強化に寄って欲しかったというのが個人的な感想。
《ジュラック・アウロ》は《魂喰いオヴィラプター》《化石調査》 でサーチ出来る《幻創のミセラサウルス》で容易にデッキからリクルートが可能です。
《幻創のミセラサウルス》
星 4 / 炎 / 恐竜族 / 攻1800 / 守1000
「幻創のミセラサウルス」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのメインフェイズの間、自分フィールドの恐竜族モンスターは相手が発動した効果を受けない。
②:自分の墓地からこのカードを含む恐竜族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外したモンスターの数と同じレベルの恐竜族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
《昇華騎士ーエクスパラディン》 がレベル3非チューナー、《ジュラック・アウロ》はレベル1チューナー。
この2体で《古神クトグア》をシンクロ召喚することが出来ます。
どちらも《真炎の爆発》に対応する炎属性守備力200のモンスターなのがポイント。
つまり、この2体で《古神クトグア》を作っておけば後々の《真炎の爆発》で場に出せる《古神クトグア》の数を実質的に+1することが出来るのです。
これを念頭に《古神クトグア》だけでなくこの2体も積極的に墓地に送りながらデュエルを進めていきます。
序盤の動き
まず、序盤は《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚を目指します。
《聖騎士の追想 イゾルデ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600
戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。
②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
【LINK-2:左下/右下】
《聖騎士の追想 イゾルデ》は先ほどの 《昇華騎士ーエクスパラディン》1枚から《チューン・ナイト》を装備&装備解除することでリンク召喚が可能です。
特殊召喚時効果は任意なので、チューナー化しなければその後の制約と誓約も発生しません。(ハンタはGI編とキメラアント編が好きです)
《チューン・ナイト》
星 1 / 炎 / 戦士族 / ユニオン / 攻500 / 守500
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、このカードをチューナーとして扱う。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
②:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。●装備されているこのカードを特殊召喚する。
1.《聖騎士の追想 イゾルデ》のサーチ効果で《焔聖騎士-ローラン》を手札に
《焔聖騎士ーローラン》
【 効果モンスター 】
星 1 / 炎 / 戦士族 / 攻500 / 守500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から攻撃力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「焔聖騎士-ローラン」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を手札に加える。
2.《聖騎士の追想 イゾルデ》 のリクルート効果でデッキの装備魔法をコストに戦士族チューナー(このデッキでは《屈強の釣り師》)を特殊召喚
3.《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚し、その効果で《水晶機巧-クオン》を特殊召喚
《水晶機巧-クオン》
星 1 / 水 / 機械族 / チューナー / 攻500 / 守500
「水晶機巧-クオン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
手札からチューナー以外のモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターとこのカードのみを素材として機械族Sモンスター1体をS召喚する。
4.次のターン、《水晶機巧-クオン》 の効果でサーチした《焔聖騎士-ローラン》と《フォーミュラ・シンクロン》をシンクロ召喚。
5.《フォーミュラ・シンクロン》のS召喚時効果で1ドローし、エンドフェイズに《焔聖騎士-ローラン》の効果で炎属性戦士族or装備魔法をサーチ
この一連の流れの際に罠モンスターである《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》を伏せていれば《フォーミュラ・シンクロン》とシンクロ、《古神クトグア》が作れます。(《トラップトリック》でも代用可)
《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》は発動時に対象に取ったモンスターをレベル2にして、自身もレベル2モンスターとして特殊召喚されるのでどのレベルのチューナーでも《古神クトグア》になれます。
《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》
【 通常罠 】
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は600ダウンし、レベルは2になり、自分の「幻影騎士団」モンスターは戦闘では破壊されない。
その後、このカードは通常モンスター(戦士族・闇・星2・攻600/守0)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
《水晶機巧-クオン》とシンクロするレベル1モンスターが《絶対王 バック・ジャック》なら、不確定ながら《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》を引いてなくても《古神クトグア》を作れたり。
《絶対王 バック・ジャック》
星 1 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守0
「絶対王 バック・ジャック」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが通常罠カードだった場合、自分フィールドにセットする。
違った場合、そのカードを墓地へ送る。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
チェーン①《フォーミュラ・シンクロン》のドロー効果
チェーン②《絶対王 バック・ジャック》のデッキトップ操作効果
デッキの上から3枚確認して手札に欲しいカードを1枚目、《絶対王 バック・ジャック》の墓地効果でめくりたい通常罠or墓地に送りたいカードを2枚目に仕込むと、それぞれドローとセットor墓地送りが出来ます。
この3枚のうちに《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》か《トラップ・トリック》があればドローの質を高めつつ《古神クトグア》がS召喚できるという訳です。
中盤の動き
中盤の戦線維持を担うのはこちらのエクシーズモンスター。
《クロノダイバー・リダン》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 闇 / サイキック族 / 攻2400 / 守2000
レベル4モンスター×2
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。
②:自分・相手ターンに発動できる。
このカードのX素材を3種類(モンスター・魔法・罠)まで取り除く。
その後、以下を適用する。
●モンスター:このカードをエンドフェイズまで除外する。
●魔法:自分はデッキから1枚ドローする。
●罠:相手フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主のデッキの一番上に戻す。
《PSYフレームロード・Ω》と並び立つ、遊戯王ぴょんぴょんモンスターズの1体。
フリーチェーンで除外ゾーンに逃亡できるため、場持ちはかなりのもの。Exモンスターゾーンから移動してくれる空気の読めるイケメンでもあります。
壊獣はやめてください、死んでしまいます。
《古神クトグア》をX素材にドロー加速しながら出てくる《クロノダイバー・リダン》は相手からすると普通に鬱陶しくて強いのですが、そこに《黒白の波動》をあわせると更に厄介に。
X素材に罠カードがない時でも強力な妨害を敷けます。
《黒白の波動》
【 速攻魔法 】
シンクロモンスターをエクシーズ素材としているエクシーズモンスターがフィールド上に存在する場合に発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択してゲームから除外し、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
壊獣はやめてください、死んでしまいます。
デッキ名【黒白の爆発】の前半部分はシンクロとエクシーズを両方駆使するデッキなのに加えて、このカードからもらい受けました。
発動条件からすると、カード名にある「黒」はカードの枠が黒いエクシーズモンスターを、「白」はカードの枠が白いシンクロモンスターを示しているものと推測される。実際、イラストにある《終焉の守護者アドレウス》と《幻層の守護者アルマデス》はそれぞれエクシーズモンスターとシンクロモンスターであり、《幻層の守護者アルマデス》を《終焉の守護者アドレウス》のエクシーズ素材とすることで発動条件を満たすことができる。また、《終焉の守護者アドレウス》は闇属性、《幻層の守護者アルマデス》は光属性であり、「闇」と「光」を表していると考えることもできる。
遊戯王カードWiki
《黒白の波動》はずっと「いつかデッキに組み込んでみたい」と考えていたカードでして、個人的に遊戯王の中でも名前、イラスト、効果、全てカッコいい有数のオサレカードだと思っています。(闇と光が合わさり、最強にみえる的なアレ)
《カクリヨノチザクラ》も《古神クトグア》や《クロノダイバー・リダン》と相性が良く、中盤で光るカードです。
《カクリヨノチザクラ》
星 1 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分及び相手の墓地から1枚ずつ、魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを除外し、このカードを特殊召喚する。
②:このカードをリリースし、自分または相手の墓地の融合・S・X・リンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、そのモンスターとは種類(融合・S・X・リンク)が異なるモンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
自分の墓地の罠カードを除外しつつ特殊召喚し、リリースして《古神クトグア》を蘇生。
その後、《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》の条件を満たして、シンクロ&罠素材入り《クロノダイバー・リダン》を作ったりと器用に立ち回れます。
《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》
【 通常罠 】
「幻影騎士団シェード・ブリガンダイン」は1ターンに1枚しか発動できない。
自分の墓地に罠カードが存在しない場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。
①:このカードは発動後、通常モンスター(戦士族・闇・星4・攻0/守300)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
《クロノダイバー・リダン》が敵前逃亡し、相手モンスターの直接攻撃でライフが危ない時は《Emハット・トリッカー》を持ってこれる 《Emダメージ・ジャグラー》、レベル変更可能な《スモーク・モスキート》など、場にレベル4モンスターを供給できるカードたちで自分の身を守っていきます。
終盤の動き
終盤はもちろん前述の《塊斬機ダランベルシアン》爆発的アドバンテージ獲得コンボ(今命名しました)を狙っていきます。
コンボが成功すれば「《塊斬機ダランベルシアン》+《古神クトグア》3体+α」になっているはず。その時に余裕があれば事前に出しておきたいモンスターが《クロシープ》。
《クロシープ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / 獣族 / 攻700
カード名が異なるモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードのリンク先のモンスターの種類によって以下の効果を適用する。
●儀式:自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を2枚選んで捨てる。
●融合:自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで特殊召喚する。
●S:自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力は700アップする。
●X:相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は700ダウンする。
【LINK-2:左下/右下】
《塊斬機ダランベルシアン》と《古神クトグア》を素材に《クロシープ》のリンク先に《旧神ヌトス》を特殊召喚すれば、《クロシープ》の融合モンスターを参照してレベル4以下のモンスターを蘇生する効果が発動。
《旧神ヌトス》の素材に使った《古神クトグア》をそのまま蘇生してランク4エクシーズに繋げることが出来ます。
《旧神ヌトス》
【 融合モンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻2500 / 守1200
Sモンスター+Xモンスター
自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
自分は「旧神ヌトス」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
ちなみに《旧神ヌトス》の特殊召喚は融合召喚扱いではないので《古神クトグア》のドロー効果は発動しませんので悪しからず。(指摘されるまで何回かやらかしてた顔)
ここまで行くと、盤面は「Exモンスターゾーンに《クロシープ》+《古神クトグア》3体+《旧神ヌトス》」となるはず。(《旧神ヌトス》の効果で手札のレベル4モンスターも展開可)
その後はランク4エクシーズや計6枚ほどの大量ドローで引いた《黒白の波動》などの除去札、妨害札の物量で相手を圧殺していきましょう。
余談
察しの良い方は気づいていると思いますが、このデッキには致命的な欠陥が一つあります。(一つだけじゃないだろというツッコミは仰る通りです)
それは《真炎の爆発》に対応する炎属性守備力200のレベル4モンスターがメインデッキ内にいない、という点です。
遊戯王の同名カード制限的に《古神クトグア》は最大でも3体。つまり、《真炎の爆発》を発動するだけではどうやっても素材4体《塊斬機ダランベルシアン》に辿り着けないのです。
この欠陥を残したままにしているのには私なりの理由があります。
「このデッキに自分が飽きないようにするため」です。
たしかに適当な爆発対応のレベル4モンスターを入れておけば、《真炎の爆発》1枚からのコンボ成立はかなり狙いやすくなると思います。
でも、パワーカード1枚でコンボが確定で成立してしまうとなんだか味気ないし、すぐに飽きてしまうかもしれない。
このデッキは《塊斬機ダランベルシアン》への最後の1体がデュエルごとに変わります。
それは相手ターンに自分のライフを守ってくれた《スモーク・モスキート》かもしれないし、デュエル序盤に先を見越して墓地に送った《妖精伝記ーシラユキ》かもしれないし、伏せておいた《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》かもしれない。《リビング・フォッシル》で蘇生したレベル4モンスターってことも多いです。
そういった「揺らぎ」「不確定さ」は回すたびに新しい発見を生み、デッキにも愛着が湧いてきます。
どのくらいの方が共感してくれるかは分かりませんが、確定していない要素をデュエルしながら考えて「手札・盤面・デュエル展開からすると、このデュエルでの最後のピースはこいつだな!」となる瞬間が私はとても楽しいです。
とか言ってますが、「《炎王獣 ガネーシャ》くらいはお茶濁しにもなるし、入れておいて損はないんじゃない?」と私の中の悪魔は囁いています。
「たしかにぃ~」と私の中の天使も傾きかけています。もうちょい頑張れ、天使。
《炎王獣 ガネーシャ》もそう思います。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
おわりに
以上が【黒白の爆発】のデッキ紹介になります。文章にしてみて改めて自分の中で整理できた点も多く、デッキへの理解度を深めるいい機会になりました。
あと、《古神クトグア》のゲシュタルト崩壊がすごいです。←
こんなまとまりきらない文章を最後まで読んで下さった方がいるのかは分かりませんが、最後までお付き合いして頂いた方がいらっしゃったなら感謝感激です。ありがとうございます。
この記事を読んで下さった方々、 ガチまとめ運営の方々、 このデッキにアドバイスをくれた全ての方に感謝の意を表明して記事を終わりたいと思います。本当にありがとうございました。