目次
あいさつ
みなさんこんにちは、こんばんはドリルフィールドです。
自粛の夏が終わったと思いきや、早いもので、9月ももう終わりですね。
ここ数年はこの時期でも夏の暑さは続き、10月まで暑いってな日が続いていたのに、今年は打って変わって急にさも秋であるかのような気温が続きますね。
熱が下がっていくのは気温だけで、遊戯王の販売ペースは以前快調、前回の記事から既に多くのカードが登場しました。
特に《スピード・キング☆スカル・フレイム》以来の「☆」テーマ(嘘)である「イビルツイン」はかなり初心者向けのテーマで、イラストも相まって中々集客力があったようです。
また、今回大きくは触れないのですが、制限改定もやってきましたね。 悪名とどろく《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が遂に禁止入りする等、割と大方の予想通りって感じの改定でしたが《ワン・フォー・ワン》の反復横跳びは個人的に意味不明でした。
昨今は全体的なカードパワーの向上や、手札誘発等の妨害枠の固定化から、ある程度のパワーがあれば新規テーマは何でもやっていけそうという感じがして
そのテーマが「大会環境的に」どれくらいの位置にいるのかがわかりにくいのですが、「ドラグマ」は早速規制されるレベルのテーマだったんですね~。
「トゥーン」新規も大量に登場し(《トゥーン・キングダム》再録してくれ…)そんなこんなで話題には事欠かない昨今なのですが、私は今回もマイペースに自分のデッキを紹介していきたいと思います。
今回のテーマはずばり
『コントロールデッキのリーサル手段』
についてです!
「リーサル」
皆さんは「リーサル」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
「致死的な」「決定的な」という意味を持つこの英単語は、昨今ではデジタルカードゲームの普及によりよく使われるようになったゲーム用語の一つで、意味合いとしては
「それ以上相手の抵抗がなければ(またはある程度の抵抗を予想しても)決着がついている場、または次のターンでは決着がついている状態」
の事を指します。
遊戯王は数あるカードゲームの中ではめちゃくちゃ珍しく「マナ」や「召喚酔い」の概念が無く
ビートダウンタイプのデッキは意識しなくても3~4ターン、早ければ2ターンでも、出せるカードを出して殴るだけで勝手に相手のライフは尽きてしまう事が殆どで
この、「リーサル」を意識する事はとても少ないと思います。
しかし通常、他のカードゲームでは相手ターン中には動けないことも多いので、特定のタイミング、ターンに狙いを定めてリーサルプランを練る事も多いです。
また、遊戯王においてOTK(ワンターンキル)デッキとは開幕1~2ターンを視野に入れている事が殆どだと思われますが、
他のカードゲームではOTKデッキとは、殆どの場合で中盤~後半のタイミングに特定数のマナで相手のライフが全快の状態からリーサルにできるデッキの事を指します。
今回紹介するデッキは、これらの遊戯王以外のカードゲームのデッキの様に
「相手をコントロールしながら、隙を見て8000以上のダメージを叩き込むデッキ」
になります、交えて、構築の際に私が意識した事を解説します。
前置きはこのあたりにしてデッキレシピを見てみましょう。
デッキレシピ及びコンボ解説
コンボ解説
まずはこのデッキのリーサル手段の流れを説明します。
○準備
①墓地にフィード魔法を10枚ためる
②《漆黒の薔薇の開華》をセットする
以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:お互いのフィールドゾーンのカード及び墓地のフィールド魔法カードの数まで、自分・相手フィールドに「ローズ・トークン」(植物族・闇・星2・攻/守800)を守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの、「ブラック・ローズ・ドラゴン」または植物族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外し、このカードをデッキの一番下に戻す。この効果で除外したモンスターは次のスタンバイフェイズにフィールドに戻る。
○コンボの流れ
①《漆黒の薔薇の開華》で自分と相手の場に5体のトークンを出す。
②トークン2体で《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のLPが相手より多い場合、このカード及びこのカードのリンク先の植物族モンスターは戦闘では破壊されない。
②:このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。デッキから植物族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
③:1ターンに1度、自分のLPが回復した場合に発動する。デッキから植物族モンスター1体を手札に加える。
③《アロマセラフィージャスミン》の効果でトークンを《ローン・ファイア・ブロッサム》に
自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体をリリースして発動する。
自分のデッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
④《ローンファイア・ブロッサム》効果で自身を《捕食植物サンデウ・キンジー》に
「捕食植物サンデウ・キンジー」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が融合素材とする捕食カウンターが置かれたモンスターの属性は闇属性として扱う。
②:自分メインフェイズに発動できる。
闇属性の融合モンスターカードによって決められた、フィールドのこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド及び相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターの中から選んで墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する
⑤トークン1体で《リンク・スパイダー》をリンク召喚
⑥《リンク・スパイダー》と《アロマセラフィージャスミン》で《暴走召喚師アレイスター》をリンク召喚
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「召喚師アレイスター」として扱う。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、融合モンスターが融合召喚された場合に発動できる。手札を1枚選んで捨て、デッキから「召喚魔術」または「法の聖典」1枚を手札に加える。
③:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。デッキから「魔法名-「大いなる獣」」1枚を手札に加える。
⑦《捕食植物サンデウ・キンジー》の効果で「キンジー」とトークン1体を素材にして《捕食植物キメラフレシア》を融合召喚
⑧《暴走召喚師アレイスター》の効果で《召喚魔術》をサーチ
「召喚魔術」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「召喚獣」融合モンスターを融合召喚する場合、自分フィールド及び自分・相手の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
②:このカードが墓地に存在する場合、除外されている自分の「召喚師アレイスター」1体を対象として発動できる。
墓地のこのカードをデッキに戻し、対象のモンスターを手札に加える。
⑨《暴走召喚師アレイスター》と《捕食植物キメラフレシア》で《トラックブラック》をリンク召喚
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先の自分のモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊する度に、自分はデッキから1枚ドローする。
⑩《召喚魔術》で墓地の《ローンファイア・ブロッサム》と《暴走召喚師アレイスター》を素材に《召喚獣プルガトリオ》を融合召喚
①:このカードの攻撃力は、相手フィールドのカードの数×200アップする。
②:このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃でき、守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
⑪《トラック・ブラック》の効果対象にした後、相手の場に出した《漆黒の薔薇の開華》のトークンを貫通&連続攻撃でしばきまわして勝ち。
少々長くなりましたが、以上がこのデッキのリーサル手段になります。
この説明を受けて賢明な方はこう考えたかもしれません
「準備と前提条件がキツ過ぎる」
私もその通りだと思います。
しかしもっと賢明な方は気づいたと思います。
「考えているより遥かに簡単である」
楽をするために厳しく設定する事
このコンボ、額面上はかなり達成条件は厳しく見えるかもしれませんが、その実、達成はかなりたやすくなっています。
上記のプランは「相手の場ががら空き」「自分の場ががら空き」「相手のライフポイントが8000」と、完全に助走無しで飛ぶ際に必要な理論値です。
普通にデュエルを進行していくと、そんな状況まずありえないことがわかると思います。
場に出さなければならないトークンの数、つまり墓地になければならないフィールド魔法の数は、
自分・相手の場のモンスターの数1体につき1枚減りますし、相手の残ライフや伏せカード、ひいては相手がフィールド魔法を使っているかによっても変化します。
《アロマセラフィージャスミン》を出すため、また《捕食植物キメラフレシア》の融合素材である植物3体分、最低3枚落ちていればよいのです。
一見デッキに眠ってなければならない《ローンファイア・ブロッサム》も、このコンボは召喚権を使わないので、デュエル中引いてしまっても無問題。
と、実際にはかなり簡単に決めれるようになっています。
しかし、今回のデッキは前提条件を厳しく設定し、それに合わせてデッキ構築を遂行する事で、より確実にコンボ達成できるようにしているわけです。
このデッキの構築で重要視したポイント3点。
①コンボにEXデッキを大量消費するので、なるべくEXデッキを使わずに戦線維持する手段
②戦いながらフィールド魔法を墓地にためる手段
③コンボが何らかの問題でリーサルにならなかった時のサブプラン
それではデッキ自体の解説に移ります。
デッキ解説
フィールド魔法集め
まずフィード魔法を集める手段としてこの2枚のカードに着目しました。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「リボルブート・セクター」1枚を手札に加える。
②:自分フィールドの表側表示モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターを破壊し、対象の墓地のモンスターを手札に加える。
このカードは「ゴーストリックの駄天使」以外の自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードが持っているX素材の数が10になった時、自分はデュエルに勝利する。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「ゴーストリック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札の「ゴーストリック」カード1枚をこのカードの下に重ねてX素材とする。
この二体のモンスターはそれぞれデッキからフィールド魔法をサーチする効果を持っています。
しかも《ストライカー・ドラゴン》がサーチする《リボルブート・セクター》は「ヴァレット」モンスターを展開する効果を持っているため その効果で《ゴーストリックの駄天使》をエクシーズ召喚すれば、一連の流れで2枚のフィールド魔法を稼ぐことができます。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの「ヴァレット」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:自分メインフェイズに以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「ヴァレット」モンスターを2体まで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
●相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターよりも多い場合、その差の数まで自分の墓地から「ヴァレット」モンスターを選んで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
《ゴーストリックの駄天使》は「ゴーストリック」フィールド魔法を直接持ってくることもできますが、《ゴーストリック・リフォーム》をサーチすれば より広範囲のフィールド魔法に触ることも可能になります。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「ゴーストリック」フィールド魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を発動できる。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターとカード名が異なる「ゴーストリック」Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
《ゴーストリックの駄天使》にはターン名称1回の縛りが無いので、《ゴーストリック・リフォーム》が既に墓地にあれば「駄天使」→「リフォーム」の②の効果で「駄天使」を《ゴーストリック・アルカード》にエクシーズチェンジ→「駄天使」の効果で「アルカード」を「駄天使」にエクシーズチェンジと繰り返すことで、「駄天使」だけでも1ターン中にフィールド魔法を2枚稼ぐことも可能。
さらにさらに、各種「ヴァレット」モンスターがほぼ共通で持っている
「 フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「○○○ヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。 」
によって《ヴァレット・トレーサー》を特殊召喚する事により、簡単に《ゴーストリックの駄天使》をエクシーズ召喚する事ができます。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「ヴァレット・トレーサー」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
しかし
《ゴーストリック・リフォーム》をうまく使うためには「リフォーム」と「ゴーストリックフィールド魔法」の2枚を確実に揃える必要があるため、サーチを、もう少し手厚くする必要があると思いました。
《漆黒の薔薇の開華》や《メタバース》ともサーチを共通させることができる《悪魔嬢リリス》を採用。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。
②:自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから通常罠カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。そのカード1枚を自分フィールドにセットし、残りのカードはデッキに戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
《悪魔嬢リリス》を出力しやすくするために《デストーイ・マイスター》及び《エッジインプ・シザー》を採用。
それらの準備をし易くするために《同胞の絆》及びステータスが一致するレベル3・闇属性・悪魔族を数枚、加えて《彼岸の黒天使ケルビーニ》を採用しました。
(ペンデュラム効果)
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのレベル4以下の、「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」モンスターのいずれか1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターと同じレベルでカード名が異なる悪魔族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
「エッジインプ・シザー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
①:2000LPを払い、自分フィールドのレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じ種族・属性・レベルでカード名が異なるモンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先のモンスターは効果では破壊されない。
②:フィールドのこのカードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドのカード1枚を墓地へ送る事ができる。
③:デッキからレベル3モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの「彼岸」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのそれぞれの数値分アップする。
ここまででデッキのエンジンが仕上がりました、罠で動かすデッキになったので、加速装置として《王家の神殿》を採用。
「王家の神殿」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分は罠カード1枚をセットしたターンに発動できる。
②:自分フィールドの表側表示の「聖獣セルケト」1体とこのカードを墓地へ送ってこの効果を発動できる。手札・デッキのモンスター1体またはエクストラデッキの融合モンスター1体を特殊召喚する。
フィールド魔法の選定
その他のフィールド魔法は自由に選択しました、このデッキの性質上《ゴーストリック・リフォーム》で相手ターン中にフィールドを張り替える動きが強力なるように、なるべく単体で機能するように、一部にはコンボを添えて。特筆すべきものだけ解説しておきます。
このカードがフィールド上に存在する限り、ターンプレイヤーがそのターン3回目の召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、そのターンのエンドフェイズ時になる。
この効果はメインフェイズ1でのみ発動する。
《サモンブレーカー》は発動前に召喚されたモンスターもカウントするため、相手が2体召喚したタイミング、または3体目の特殊召喚のチェーンに乗せる事で強力に相手を牽制する事ができます。
自分のターンでは張り替えちゃいましょう。
①:フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
②:1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動する。このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
《暗黒世界-シャドウ・ディストピア-》は基本的に《悪魔嬢リリス》とのデザイナーズコンボ
しかし「場の属性が全員闇になる」は相手によっては算段を狂わせることができる可能性があります。
③のターン終了時にトークンをばらまく効果は、リーサルコンボに組み込むことができます。
①:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、相手はモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。
②:自分フィールドのモンスターの数が相手フィールドのモンスターより多い場合、自分はモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。
③:自分・相手のエンドフェイズに、お互いのフィールドのモンスターの数が同じ場合に発動する。このカードを破壊する。
《魔鐘洞》、言わずと知れた最強制限ロックカード。③の自壊効果は意識していれば基本的に発動されませんが、万一の事態には《漆黒の薔薇の開華》で相手の場のモンスターを増やして、相手の算段を狂わせましょう。
このカードの発動時に、フィールド上に守備表示でモンスターが存在する場合、そのモンスターを全て表側攻撃表示にする。この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。
また、モンスターが攻撃を行った場合、攻撃を行ったモンスターをバトルフェイズ終了時に破壊する。
《古の森》は面白いカードです。《ゴーストリック・ハウス》で相手に殴らせつつもダメージを軽減させ、そのバトルフェイズ終了時に張り替える事で相手の場を一掃したり
《漆黒の薔薇の開華》で相手の場に出したトークンを攻撃表示にして的にしたり
本来《リボルブート・セクター》は守備表示でしか「ヴァレット」モンスターを特殊召喚できないのですが、大量に出した「ヴァレット」モンスターを無理やり全員攻撃表示に変更して一斉に攻撃したりできます。
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのプレイヤーが受ける効果ダメージ及び、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外のモンスターが
プレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。
呪眼カードについて
EXデッキを使わずに戦線維持をしたり相手のライフを削る手段として、《呪眼の死徒サリエル》を採用しました。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「呪眼の死徒 サリエル」以外の「呪眼」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが「セレンの呪眼」を装備している場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードの②の効果を発動した場合、次のスタンバイフェイズに発動する。自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
「呪眼」モンスターにのみ装備可能。このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。
②:自分が装備モンスターの効果またはこのカード以外の「呪眼」魔法・罠カードを発動する度に発動する。装備モンスターの攻撃力は500アップし、自分は500LPを失う。
③:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払い、自分の墓地から「セレンの呪眼」以外の「呪眼」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。
フィード魔法のサーチカードである《呪眼領域-パレイドリア-》1枚から完結するこのカードは、自身のライフを糧として強力な制圧効果を発揮する事ができます。
レベルも4なので、ライフがやばくなってきたら《ゴーストリックの駄天使》の素材にしちゃいましょう。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「呪眼」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在し、自分の「呪眼」モンスターが攻撃されたダメージ計算時に発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
③:フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、自分の墓地の「呪眼」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
漆黒の薔薇の開華について
《漆黒の薔薇の開華》はリーサルコンボ以外にも色々とできる事があります。
先の《古の森》や《魔鐘洞》の項で触れた内容以外にも、相手の場にだけ出して《リボルブート・セクター》の展開の起点にしたり、相手のリンクモンスターのマーカーを潰したり、使い道は色々。
②の効果でデッキに戻すことができるので、使っても確実に《悪魔嬢リリス》でサーチできるのは重要な利点
その他
①:自分のデッキからカード名が異なるフィールド魔法カード2枚を選び、そのうちの1枚を自分フィールドにセットし、もう1枚を相手フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードのいずれかがフィールドゾーンにセットされている限り、お互いに他のフィールド魔法カードを発動・セットできない。
制限カード。
1枚で2枚分のフィールドを稼ぐ優秀なカードですが、相手がフィールドを開かなかったらこのデッキは詰みかねないので注意、《ゴーストリック・アルカード》に割ってもらいましょう。
①:特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる。
②:このカードが墓地に存在し、相手のエクストラデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
《迷い風》を採用、《悪魔嬢リリス》でデッキから持って来れる上に、《王家の神殿》を利用する事で再セットしたターンにもう一度発動する事ができます。
「スターダスト・チャージ・ウォリアー」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
②:このカードは特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
《ヴァレット・トレーサー》と《シェルヴァレット・ドラゴン》でシンクロできる《スターダスト・チャージ・ウォリアー》は《トラック・ブラック》の裏で相手の場にばら撒いたトークンを連続で倒すことで大量ドローが可能なほか先の項目で話した、《古の森》と組み合わせる事で《召喚獣プルガトリオ》の様に大ダメージを与える事ができ、リーサルのサブプランになります。
①:このカードはモンスターの効果の対象にならない。
②:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
③:このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る。そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られる。
《ヴァレルロード・ドラゴン》はリーサルコンボの際に、相手に大型のモンスターが多くて、《召喚獣プルガトリオ》でライフが0にできなかったとしても
《トラック・ブラック》+《召喚獣プルガトリオ》の際に《リボルブート・セクター》で「ヴァレット」を大量展開しておけば、容易には返せないフィールドを形成できます。
相手のフィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
最強制限カード。
肝要なのは、引けたら決めにいく時までしっかり握っておくこと。
デッキ枚数について
今回のデッキは今までのデッキとは違い55枚とかなり多めになっています。
初動に不安があるように見えますが、その実、「ヴァレット」をどれか引ければ《ヴァレット・トレーサー》から《ゴーストリックの駄天使》にいき、フィールド魔法を張れるので、よっぽど分が悪くても《魔鐘洞》が時間を稼いでくれますし
各種サーチや《チキンレース》によるデッキ圧縮もありますので見た目より安定性はかなり高くなっています。
まとめ
今回はフィールド魔法の張り替えを活用した「コントロール&ワンターンキル」のデッキ紹介でした、如何だったでしょうか?
今回の解説の要点を纏めると
・OTKデッキを組む際は、条件を厳しく設定する事で柔軟に対応できる。
・遊戯王は妨害が激しいので、ワンキルコンボに頼り過ぎない、サブプランを練る。
ワンキルデッキは特化すると、人によっては使っていて飽きが来るのが早いという難点がありますが
上の2点がしっかり出来ていると相手に合わせて戦い方を変えられる、楽しく使えるデッキになると思います。
このデッキは新ルールはおろか、《メタバース》無制限時代から使っていますが、今でも楽しく回せています。
ワンキルデッキは初見の相手の反応を見るのも楽しさの一つですよね。
因みにこのデッキの名前は【ウィンチェスターハウス】といいます。元ネタはアメリカに実在する、霊障から逃れるために延々と増改築が繰り返された幽霊屋敷。《ゴーストリック・リフォーム》で、次々とフィールド魔法を張り替える様から連想して命名しました。
今回のデッキはこちらでも使用&紹介をしています、良かったらグッドボタンとチャンネル登録よろしくお願いします!
連休も終わり、寒い日や遅れてきた台風で不安定な気候が続きますが、くれぐれも体調管理には気を付けて楽しいデュエライフを送りましょう!
貴方の心のアストラル、ドリルフィールド