かもめの教室 ~【火霊使い】デッキ解説編~

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かもめの教室 ~【火霊使い】デッキ解説編~
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という訳で今回は、7月4日に発売される『ストラクチャーデッキ-精霊術の使い手』で強化される【霊使い】デッキについて紹介していきます。

【霊使い】デッキは、主に守備力1500の魔法使い族である「霊使い」モンスターたちと、攻撃力1500守備力200の通称「使い魔」と呼ばれるモンスターたち、そしてそれらをサポートする「霊術」「憑依」魔法・罠カードで構成されたコントロール寄りのデッキになります。

今回はその中でも私がずっと愛用してきた【火霊使い】デッキについて、新しく登場したカードを採用したものを紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

目次

【霊使い】デッキとは?

2005年の2月に発売された『THE LOST MILLENNIUM』に登場した、「霊使い」モンスターを主軸に置いたデッキの総称です。

しかしながらテーマデッキのようなまとまりのあるものではなく、たまに強化カードが来たとしても「攻撃力1850の魔法使い族」や「守備力1500の魔法使い族」という形でのサポートが多く、定まったデッキ構築例がないというのも【霊使い】デッキの特徴の1つです。

逆に言えば、デッキを組む人によって無数のデッキレシピが存在するカテゴリとも言うことができます。

基本的には火・水・風・地の「霊使い」たちを採用した【四霊使い】デッキ、またはそれらに光・闇を足した【六霊使い】として運用することが多いかと思います。

しかしそれらとは違い、いわゆる”推し”である「霊使い」に特化したデッキ――いわゆる【〇霊使い】デッキという分類もあります。

今回こちらで紹介している【火霊使い】デッキは、そのカテゴリのうちの1つ、という訳です。

またそれら以外にも【火水霊使い】デッキといった、いわゆる”カップリング”というタイプのものもあります。(この辺りは話せば長くなるのですが)

いずれにせよ、さまざまな形で彼女らを活用するデッキのことを【霊使い】デッキと呼んでいます。

判明している新規カードの解説

《大霊術-「一輪」》【フィールド魔法】このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:1ターンに1度、自分フィールドに守備力1500の魔法使い族モンスターが存在する場合、相手が発動したモンスターの効果を無効にする。②:自分メインフェイズに発動できる。手札の魔法使い族モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性で攻撃力1500/守備力200のモンスター1体をデッキから手札に加え、見せたカードをデッキに戻す。

出典:遊戯王.jp

新たに登場した【霊使い】専用のフィールド魔法。

……と思いきや「守備力1500の魔法使い族」を指定しているので、実は【魔法使い族】デッキでも使えるフィールド魔法でした。

指定されるモンスターは「霊使い」モンスターが中心となりますが、《教導の聖女エクレシア》《太陽の魔術師エダ》、いくつかの「墓守」モンスターなども該当しています。

特に《教導の聖女エクレシア》が属する【ドラグマ】は、EXデッキから特殊召喚されたモンスターに対するデッキに対する非常に強力なメタテーマなので、モンスター効果を1度無効にできる《大霊術-「一輪」》とはかなり相性が良いのではないかと考えられます。

《憑依連携》【通常罠】このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分の手札・墓地から守備力1500の魔法使い族モンスター1体を選び、表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。自分フィールドのモンスターの属性が2種類以上の場合、さらにフィールドの表側表示のカード1枚を選んで破壊できる。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「憑依」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。

出典:遊戯王.jp

新たに登場した「憑依」罠カード。

「霊使い」専用の蘇生カードですが、裏側守備表示での特殊召喚も可能なので、「霊使い」のリバース効果を活かすことができます。

また墓地から除外することで、墓地の《憑依覚醒》《憑依解放》などの永続魔法・罠カードを表側表示で置くことができます。

後述する新しい「霊使い」モンスターによってもサーチが可能なので、状況に合わせてサーチして、攻撃・防御の要として使っていきましょう。

《憑依覚醒-デーモン・リーパー》【効果モンスター】星5/地属性/獣族/攻2000/守 200このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは自分フィールドの表側表示の、魔法使い族モンスター1体とレベル4以下の地属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで効果を無効にして特殊召喚する。③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「地霊術」カードまたは「憑依」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王.jp

「使い魔」モンスターの1体である《デーモン・イーター》が進化した姿のモンスター。

自身の効果でデッキからの特殊召喚が可能であり、なおかつ自身の効果で墓地からモンスター蘇生も持っているので、これからさまざまな形で使われるであろう可能性に満ちたモンスターです。

《憑依覚醒-大稲荷火》【効果モンスター】星5/炎属性/炎族/攻2000/守 200このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは自分フィールドの表側表示の、魔法使い族モンスター1体とレベル4以下の炎属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選び、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「火霊術」カードまたは「憑依」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王.jp

「使い魔」モンスターの1体である《稲荷火》が進化した姿のモンスター。 先述した《憑依覚醒-デーモン・リーパー》と違い、こちらは効果ダメージを与える効果を持っています。

《トーチ・ゴーレム》などの高打点モンスターを相手に送りつけて活用することで、高いバーンダメージを与えることが期待できます。

デッキレシピ紹介


レシピなのか。

この【火霊使い】デッキでは、すべてのモンスターが「火属性」で統一されています。

さらにそれらは「守備力1500以下」に統一されているので、このデッキの主役である《灼熱の火霊使いヒータ》の効果でサーチすることが可能になっています。

デッキの回し方

このデッキは、主に2つの動きを中心に展開していきます。

相手モンスターを利用し、 《灼熱の火霊使いヒータ》 をリンク召喚

「霊使い」リンクモンスターは「〇属性モンスターを含むモンスター2体」という、非常に緩い条件でリンク召喚が可能なモンスターです。

そのため《精神操作》《大捕り物》でコントロールを得た相手モンスターを使ってリンク召喚を行うことで、疑似的に相手モンスターを除去しながら展開することが可能になります。

またリンク召喚された「霊使い」リンクモンスターが戦闘や効果で破壊された場合に、デッキから「守備力1500以下の対応する〇属性モンスター1体を手札に加える」効果を持っています。

そのためデッキの動きのカギとなるモンスターを集めるために、序盤は彼女らを優先的にフィールドに出して戦っていくこととなります。

《レッド・リゾネーター》+レベル4モンスターから、 《炎星侯-ホウシン》 をシンクロ召喚

このデッキのギミックの1つとして、《炎星侯-ホウシン》の展開ルートを採用しています。

《炎星侯-ホウシン》はシンクロ召喚成功時に、デッキから「レベル3の炎属性モンスター」を特殊召喚できる効果を持ったシンクロモンスターです。

このデッキでは《火霊使いヒータ》《転生炎獣ガゼル》がそれに当てはまります。

どちらもデッキの要となるモンスターで、《火霊使いヒータ》《憑依連携》などを始めとした「霊使い」ギミックに、《転生炎獣ガゼル》は「転生炎獣」ギミックの展開へとつなげることができます。

「転生炎獣」出張パーツによる展開

このデッキで主力となる、モンスターを展開できるギミックとして採用しました。

もともと「転生炎獣」はリンクモンスターを主軸としたテーマで、墓地からの蘇生や手札に戻しての再利用などを得意としています。

【霊使い】デッキはコントロールに寄せたテーマになるので、基本的には展開を得意としていませんが、このギミックによっていくらかそれを補完しています。

この「転生炎獣」ギミックや先述したように《精神操作》《大捕り物》などを活用し、相手のモンスターを利用しながら展開することで、イニシアチブをとりながら戦っていくよう心がけます。

豊富なバーンカードの採用

このデッキは、いわゆる「ビートバーン」デッキになります。

モンスターによる攻撃でも相手のライフを削りますが、さらに豊富なバーンカードでもライフを削り取っていきます。

このデッキでは《大稲荷火》や《炎天禍サンバーン》《火霊術-「紅」》、そして《ファイアフェニックス@イグニスター》《転生炎獣パイロ・フェニックス》を採用しています。

そのほとんどが2000ポイント以上のダメージが期待できるカードなので、モンスターの攻撃なども合わせると1デュエル中に2~3回ほど発動すれば勝つことができる計算になっています。

その他のギミック

この【火霊使い】デッキでは、前述したもの以外にも様々なギミックをいくつか採用しています。

ここではそれらのカードと使い方について説明していきます。

魔法使い族モンスター+レベル4以下の炎属性モンスター → 《大稲荷火》

デッキから特殊召喚可能な《大稲荷火》を使って効果ダメージを稼ぎ、ライフアドバンテージを取っていきます。

さらに《大稲荷火》は墓地へ送られた際に「火霊術」カードか「憑依」魔法・罠カードを加えることができますが、ここで《火霊術-「紅」》を手札に加えることで、さらなる効果ダメージを狙うことができます。

《大稲荷火》と《火霊術-「紅」》を使えば、大抵の場合4000~5000ほどの効果ダメージを狙うことができます。

攻撃力1850しかない《灼熱の火霊使いヒータ》でさえも、直接攻撃を2回ほど決めれば勝ち切れる水準になるので、焦らずにタイミングを見極めて一気にライフダメージを叩きつけてやりましょう。

《幻惑の巻物》《憑依連携》

新規カード《憑依連携》の登場によって、相手ターンのエンドフェイズに「霊使い」モンスターを裏側守備表示で蘇生し、自分ターンに《幻惑の巻物》を発動して相手モンスターに装備することで任意の属性に変化させ、「霊使い」モンスターのリバース効果でコントロール奪取するというコンボです。

もともと【霊使い】デッキで似たようなギミックが使われていましたが、《憑依連携》やそれをサーチできる新しい「使い魔」モンスター、装備魔法カードをサーチできる《アームズ・コール》の登場によって、かなり安定して使うことができるようになりました。

《アームズ・コール》《月鏡の盾》

もともとは《幻惑の巻物》をサーチするために採用している《アームズ・コール》ですが、「効果の対象にならない」モンスターには装備魔法が使えないので回答の一つとして《月鏡の盾》を採用しています。

バトルフェイズ中、相手のモンスターの攻撃宣言に《アームズ・コール》を発動して《月鏡の盾》を手札に加え、そのまま効果処理で自分モンスターに装備することで、相手モンスターを一方的に戦闘破壊することができます。(モンスターの数は変動していないので、相手はそのまま攻撃対象モンスターと戦闘しなければならないため)

《プロキシー・F・マジシャン》+「転生炎獣」モンスター → 《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》

このデッキでは打点の低いモンスターが中心となるので、攻撃力2300以上の高打点モンスターを相手にするとけっこう苦しい戦いを求められます。

しかし《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》を用いることで、それをいくらか補うことができます。

《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》は自身の効果で攻撃力を上昇させることができるので、多くの場合4000以上の攻撃力を叩き出すことができます。

相手の高打点モンスターの処理としても、デュエルのフィニッシャーとしても優秀なので、状況を見極めて出していきます。

《転生炎獣ミーア》《転生炎獣ファルコ》(+《転生炎獣の意志》

先述した「転生炎獣」ギミックのもう一つの動きです。

《転生炎獣ファルコ》はフィールドの「転生炎獣」モンスターを戻すことで墓地から自身を特殊召喚する効果、《転生炎獣ミーア》はドロー以外の方法で手札に加わった場合に手札から特殊召喚できる効果を持っています。

この2枚を組み合わせによって、一度に2体の炎属性モンスターをフィールドに出すことができる、という訳です。

さらに《転生炎獣の意志》も使うことができれば、毎ターン《転生炎獣ミーア》を墓地からフィールドに出すことができ、それを《転生炎獣ファルコ》を戻すことでさらに展開できます。

この3枚の組み合わせによって特にコストなどを使うこともなく、毎ターン2体の炎属性モンスターをフィールドに供給し続けることができるのです。

おわりに

いかがだったでしょうか。
公式からも明言されている通り「霊使い」モンスターは初登場の2005年から多くの人に愛された人気のテーマで、筆者である私自身も今回の強化はとても嬉しいものでありました。

今回の【火霊使い】デッキは、新規カードが判明したことで組みなおしたデッキなのですが、もともとは《灼熱の火霊使いヒータ》を主軸とした【炎属性】デッキでした。

新規カードで【霊使い】デッキとしての要素がより強めることができるようになったのでこの形になりましたが、以前の構築もまた違う面白さがあります。

そのデッキについては少し前にnoteの方に投稿しましたので、興味のある方は是非とも一度ご覧いただければと思います。

お世辞にも強力なテーマとは言えない【霊使い】デッキですが、使えば使うほど新しいギミックやコンボが出てくる、面白いデッキでもあります。

今回は【火霊使い】デッキの紹介でしたが、【水霊使い】や【風霊使い】、【地霊使い】、もちろん【四霊使い】とさまざまに構築することが可能です。

来月発売の『ストラクチャーデッキ-精霊術の使い手』を機会として、是非とも多くの皆さまに手に取っていただき、個性あふれる【霊使い】デッキを組んでみてください!

――未だ見ぬ使い手が現れることを、彼女たちもきっと願っていることでしょう。

ここまでのご精読、ありがとうございました。

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