どうも皆さん、ミソです。
そろそろ今年も終わってしまう、そう感じてくる時期になりましたね。
遊戯王的には年末は非常に優良な商品が発売されるので、年末に近づくと自然とテンションが上がる人も多いのではないでしょうか。
一方で年末が近づくと仕事が忙しくなったり、世間はやれクリスマスだ初詣だと言って恋に現を抜かす輩が増えてくるものです。
我々孤独なデュエリストはそういった世間の逆風に耐え抜くために、常日頃からデュエルマッスルを鍛えなければなりません。
健全な精神は健全な肉体に宿る、と言われているように、心技体、すべての要素をバランスよく鍛えなければなりませんね。
そして鍛えぬいた肉体と精神で、不埒な軟弱者たちを倒していきましょう。
決して嫉妬ではないですよ。
というわけで今回は「混沌の銀河」というデッキをご紹介いたします。
この「混沌の銀河」は、とにかくデュエルしていて楽しいのですが、その上一人回しが非常に楽しいデッキす。というのも、このデッキはこれこそが遊戯王(This is yu-gi-oh)と言わんばかりの動きをしてくれます。
アドバンテージの取り方が派手だったり、名称ターン1がついていないことをいいことにやりたい放題やったり…みたいな感じですね。
もちろん対人戦も楽しいですし、何より強いのが良い。
今年作ったデッキの中でもかなりお気に入り度が高いデッキになったので、コピーとは言わなくても、ギミックをどこかで使っていただければ幸いです。
それではご紹介。
デッキレシピとコンセプト
何はともあれまずはデッキレシピから。
デッキレシピはこの通りです。
見て分かるように、採用されているカードのパワーが比較的高いと思います。
皆さんの目を引くのは「光天使」の連中でしょうか。
それとも「カオス」の部分でしょうか。
今回のデッキではそのどちらも輝かせる構築を目指しており、「カオス」を使用して「光天使」を存分に活用する、そんなコンセプトで組みました。
なので今回のデッキコンセプトは単純明快。
††混沌の力を得た光天使で勝つ††
です。殺意が見えますね。
海外新規で登場したカードを集めた「ワールドプレミアパック」が発売され、その中で「カオス」は劇的な強化を遂げています。
そんな「カオス」の面々を使ってみたい、そんな気持ちで組み始めたのですが、正直自分が思っていたよりも小回りがきき、なおかつパワーも高いので、非常に楽にデッキ構築をすることが出来ました。
パックは買ったけど何に使っていいのかわからない、と言う方がもしいらっしゃいましたら、ぜひこの「混沌の銀河」作成してみてください。
デッキを回転させるキーカードたち
今回のイカれたキーカードたちを紹介します。
今回のキーカードは3種類です。
光天使セプター
【
効果モンスター
】
星
4
/
光
/
天使族
/
攻1800
/
守400
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
②:フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。
光天使スローネ
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻800 / 守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
①:自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
混沌の創世神
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 雷族 / 攻2300 / 守3000
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:手札から特殊召喚したこのカードが存在する場合、除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。その内の1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りを好きな順番で持ち主のデッキの一番下に戻す。
どれもこれも強いですね。
特にセプタースローネという悪名高きコンボは皆さんの記憶にも新しいかもしれません。
知らない方のためにセプタースローネというカードの強さを簡潔に説明しますと、《光天使セプター》と《光天使スローネ》の2枚を手札に持っていた場合、下記の展開が出来ます。
- 《光天使セプター》を召喚してデッキから「光天使」をサーチする効果を発動
- チェーンして手札から《光天使スローネ》の効果を発動。
- 逆順処理で《光天使スローネ》を特殊召喚し効果で1ドロー。
- 《光天使セプター》の効果で《光天使スローネ》をサーチ。
- 処理終了後、サーチした《光天使スローネ》の効果発動可能タイミングなので《光天使スローネ》を特殊召喚し効果で1ドロー。
- 《光天使セプター》《光天使スローネ》《光天使スローネ》で3体素材のX召喚を行う。
- 《光天使セプター》の効果で1ドロー+1枚破壊。
つまり手札2枚消費で3ドロー+1枚破壊、そして場に3体素材のXモンスターがいることになります。
Xモンスターのチョイス次第では更に手札を稼ぐことが出来ますね。※Xモンスターの選定は後述します。
そしてこのセプタースローネという暴力をデッキに組み込み、活かすためのカードが《混沌の創世神》となります。
混沌の創世神
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 雷族 / 攻2300 / 守3000
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:手札から特殊召喚したこのカードが存在する場合、除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。その内の1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りを好きな順番で持ち主のデッキの一番下に戻す。
使用するのは赤字の部分です。
セプタースローネのコンボは確かに強力ですが、登場した2014年当時、猛威を振るえたのは環境の速度や《ソウル・チャージ》の存在が起因していました。
現代で使うとなると、セプタースローネを揃えている間に制圧されることがしばしば。
セプタースローネは両カードが手札に揃っていなければならないコンボですが、見方を変えれば《光天使セプター》の召喚時に《光天使スローネ》を持っていればいいわけです。
そのため、全盛期は【光天使シャドール】なんかで《光天使スローネ》だけを持っている場合、《影依融合》で《光天使セプター》墓地へ送って《ソウル・チャージ》で蘇生する、などの展開をしていたわけですね。
なので、それに倣って《混沌の創世神》で一度サーチ効果を使用した《光天使セプター》を特殊召喚してしまえば良いということです。
つまりキーカードを、具体的に言うと《光天使セプター》《光天使スローネ》をなるべく早く揃えよう、というのが課題であり、このデッキの根幹です。
他のカード達もこれらを前提として入っており、その後の展開もこれを起点にしたものとなっております。
目指すべき最終盤面
ではこのめちゃんこ恐ろしいセプタースローネを使用してどんな盤面を作るのか、どうやって勝つのか、という話です。
2014年、このセプタースローネが登場した時には《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》が存在したので、とりあえず出しておけば制圧できましたが、今のXにそんなパワーはありません。プトレノヴァインフィニティも今や存在しない。
現在のランク4のモンスターエクシーズでは、1体で高い制圧力を持つモンスターはいないので、ランク4を経由しつつ、場を制圧できるようにデュエルを進めていきます。
《混沌の創世神》は除外されている同名も戻せるので、設計上何回も出すことが出来るカードとなっています。
なので、セプタースローネも1デュエル中2回は出来る計算でデッキを構築しました。
最終盤面としてふさわしいカードの組み合わせ、つまり高い制圧力を持つものとして、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》と様々なカードを合わせることにしました。
闇黒世界-シャドウ・ディストピア-【
【
フィールド魔法
】
①:フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
②:1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動する。このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》はご存じの通り、3つの効果を持っており、今回はそのうちの2つを主に使用します。
まず 「①:フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。」という効果は下記のカードで活かしていきます。
星輝士 セイクリッド・ダイヤ
【 エクシーズモンスター 】
星 5 / 光 / 幻竜族 / 攻2700 / 守2000
光属性レベル5モンスター×3体以上
このカードは自分メインフェイズ2に、「星輝士 セイクリッド・ダイヤ」以外の自分フィールドの「テラナイト」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
①:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにデッキからカードを墓地へ送る事はできず、墓地から手札に戻るカードは手札に戻らず除外される。
②:相手の闇属性モンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
つまり《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》で闇属性となった相手モンスターの効果を《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》で無効にできる、というコンボです。
この《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》の無効効果はターン1制限がありません。
《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》は基本的に素材を2つ以上持った《星輝士 デルタテロス》から直接オーバーレイするので、3回効果無効が使用できる計算です。
また、昨今の強力なサルベージや墓地肥やしを抑制する効果もあるので、自分にも制限がかかってしまいますが、相手にも多少嫌がらせが出来ます。
また、《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》は下記のカードでもコンボを狙います。
悪のデッキ破壊ウイルス
【
通常罠
】
①:自分フィールドの攻撃力3000以下の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。そのモンスターの攻撃力500につき1枚、相手は自身の手札・デッキからカードを選んで破壊する。このカードを発動するために攻撃力2000以上のモンスターをリリースした場合、相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、その内のモンスターを全て破壊する。また、このカードの効果で破壊され墓地へ送られているカードは、破壊されたターンには効果を発動できない。
《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》には「①:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにデッキからカードを墓地へ送る事はできず、墓地から手札に戻るカードは手札に戻らず除外される。」という効果があるので、 《悪のデッキ破壊ウイルス》での破壊は手札破壊のみになります。なのでリリースしたモンスターが攻撃力3000であれば6枚のハンデスになります。
また、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》で相手のモンスターをリリースすることもできます(デザイナーズコンボだけど)
後述しますが、このデッキは《塊斬機ダランベルシアン》を基軸としていますので、素材は4体と重いですが、《悪のデッキ破壊ウイルス》もサーチすることが出来ます。なので一枚です。
塊斬機ダランベルシアン
【
エクシーズモンスター
】
星
4
/
地
/
サイバース族
/
攻2000
/
守0
レベル4モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがX召喚に成功した場合、このカードのX素材を以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●2つ:デッキから「斬機」カード1枚を手札に加える。
●3つ:デッキからレベル4モンスター1体を手札に加える。
●4つ:デッキから魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
自分の手札・墓地からレベル4の「斬機」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
そして「②:1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。」に関しては下記のカードでコンボを行います。
ハイパー・ギャラクシー
【
速攻魔法
】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「銀河眼の光子竜」以外の自分フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体をリリースし、相手フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースし、自分の手札・デッキ・墓地から「銀河眼の光子竜」1体を選んで特殊召喚する。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》でリリースを相手の場で肩代わりでるので、上手いこといけば相手の場のモンスターを2体リリースして、《銀河眼の光子竜》を特殊召喚出来ます。
また、《ハイパー・ギャラクシー》は下記のカードでサーチ可能です。
No.90 銀河眼の光子卿
【
エクシーズモンスター
】
星
8
/
光
/
戦士族
/
攻2500
/
守3000
レベル8モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「フォトン」カードをX素材としているこのカードは効果では破壊されない。
②:相手モンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。取り除いたX素材が「ギャラクシー」カードだった場合、さらにそのカードを破壊する。
③:相手ターンに発動できる。デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を選び、手札に加えるか、このカードの下に重ねてX素材とする。
ちょっとややこしいことが書いてあるので見落としがちですが、このモンスターは普通に「フォトン」か「ギャラクシー」を手札に加えることが出来ます。
ランク8を作る方法に関しては、基本的に《混沌の創世神》ともう一体、《混源龍レヴィオニア》か《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を使用することが多いです。
《銀河眼の光子龍》を使用することもあります。その場合は《星導竜アーミライル》の効果で《混沌の創世神》を指定して手札から出すことが多いです。
最終盤面をまとめます。
- 《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》+《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》
- 《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》+《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》+《悪のデッキ破壊ウイルス》
- 《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》+《ハイパー・ギャラクシー》
最終盤面の途中《光天使セプター》の効果で相手を除去していくので、ある程度盤面をコントロールしながら上記のコンボで最終の詰めをしていきます。
長くなりましたが最終盤面に関してはそんな感じです。
各カードの採用理由とつながり
各カードの採用理由を説明する前に、改めてレシピを。
シンプルなデッキなので、理由が分からないものは少ないと思いますが、補足の意味も含めて説明していきます。
①塊斬機ダランベルシアン
最終盤面にて説明していますが、このデッキの最終盤面は《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》に依存しています。
その割には《テラ・フォーミング》や《メタバース》もないし、そもそも3枚入れてないしで大丈夫なのかと思われるかもしれません。
しかしながら《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》は《悪王アフリマ》でサーチすることが出来、《悪王アフリマ》は《塊斬機ダランベルシアン》にてサーチすることが出来ます。
塊斬機ダランベルシアン
【
エクシーズモンスター
】
星
4
/
地
/
サイバース族
/
攻2000
/
守0
レベル4モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがX召喚に成功した場合、このカードのX素材を以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●2つ:デッキから「斬機」カード1枚を手札に加える。
●3つ:デッキからレベル4モンスター1体を手札に加える。
●4つ:デッキから魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
自分の手札・墓地からレベル4の「斬機」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
悪王アフリマ
【
効果モンスター
】
星
4
/
闇
/
悪魔族
/
攻1700
/
守0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。デッキから「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」1枚を手札に加える。
②:自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。この効果を発動するためにこのカード以外の闇属性モンスターをリリースした場合、ドローする代わりにデッキから守備力2000以上の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》ないしは《悪王アフリマ》を複数枚入れるより、両者を最小限にし、デッキが回るカード(例えば召喚僧サモンプリーストとか)を厚くし、セプタースローネでアドバンテージを稼ぎながら《塊斬機ダランベルシアン》にてサーチする方がデッキとしての安定度が増すと考えたからです。
また、《七精の開門》からの《ライトロード・ドミニオン キュリオス》の展開で《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》1枚落ちてもいいように2枚にしています。
《塊斬機ダランベルシアン》の役割は《悪のデッキ破壊ウイルス》をサーチしたり、《光天使セプター》または《光天使スローネ》をサーチして後続を確保したりと他にも役割がありますが、そこは臨機応変にですね。
②召喚僧サモンプリースト
召喚僧サモンプリースト
【
効果モンスター
】
星
4
/
闇
/
魔法使い族
/
攻800
/
守1600
このカードは生け贄に捧げる事ができない。このカードは召喚・反転召喚が成功した場合守備表示になる。自分の手札から魔法カード1枚を捨てる事で、デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。この効果によって特殊召喚されたモンスターは、そのターン攻撃する事ができない。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに発動する事ができる。
《召喚僧サモンプリースト》は《光天使セプター》をデッキから持ってくるという大事な役割がありますが、手札に《光天使スローネ》を持っていない時にも使用します。
《召喚僧サモンプリースト》を使用した初動は下記の通り。
- 《召喚僧サモンプリースト》で《光天使セプター》を特殊召喚。
- 《光天使セプター》で《光天使スローネ》をサーチ
- 《召喚僧サモンプリースト》と《光天使セプター》で《クロノダイバー・リダン》をエクシーズ召喚
- 《クロノダイバー・リダン》の効果で《クロノダイバー・リダン》を除外
- 墓地の《召喚僧サモンプリースト》と《光天使セプター》を除外して《混沌の創世神》を特殊召喚
- 《混沌の創世神》の効果で《クロノダイバー・リダン》と《召喚僧サモンプリースト》をデッキに戻して《光天使セプター》を特殊召喚
- 《光天使セプター》の特殊召喚成功時効果にチェーンして《光天使スローネ》の効果を発動し、特殊召喚& 1ドロー
- 《光天使セプター》の効果で《光天使スローネ》をサーチしてそのまま特殊召喚&1ドロー
- 《塊斬機ダランベルシアン》をエクシーズ召喚
また、相手の墓地にモンスターがいれば《クロノダイバー・リダン》の代わりに《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》でも同じことが出来ます。
《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
【
エクシーズモンスター
】
星
4
/
闇
/
悪魔族
/
攻0
/
守1200
レベル4モンスター×2
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのモンスターを、
攻撃力1200ポイントアップの装備カード扱いとして
自分フィールド上のエクシーズモンスターに装備できる。
また、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」のこの効果は
1ターンに2度まで使用できる。
《召喚僧サモンプリースト》と《混沌の創世神》を持っていれば初動としては完成しますので、セプタースローネを揃えるより確率が高いので、このデッキにおける《召喚僧サモンプリースト》の重要度はかなり高いです。
③七精の解門→ライトロード・ドミニオン キュリオス
七精の解門
【
永続魔法
】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:このカードの発動時の効果処理として、「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体、またはそのいずれかのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。②:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分の墓地から攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。③:1ターンに1度、自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合に発動できる。自分の墓地から永続魔法カード1枚を選んで手札に加える。
ライトロード・ドミニオン キュリオス
【
リンクモンスター
】
星
3
/
光
/
戦士族
/
攻2400
/
同じ属性で種族が異なるモンスター3体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。②:自分のデッキのカードが効果で墓地へ送られた場合に発動する。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。③:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合、自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
【LINK-3:上/左下/右下】
《七精の解門》というより、《暗黒の招来神》と《混沌の召喚神》を使用した《ライトロード・ドミニオン キュリオス》への展開ですね。
このデッキで《ライトロード・ドミニオン キュリオス》を使用して落としたいカードは2種類。
まずは《ファントム・オブ・カオス》から。
ファントム・オブ・カオス
【
効果モンスター
】
星
4
/
闇
/
悪魔族
/
攻0
/
守0
自分の墓地に存在する効果モンスター1体を選択し、ゲームから除外する事ができる。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、このカードはエンドフェイズ時まで選択したモンスターと同名カードとして扱い、選択したモンスターと同じ攻撃力とモンスター効果を得る。この効果は1ターンに1度しか使用できない。このモンスターの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
《ファントム・オブ・カオス》には役割が2つあります。
それは単純なランク4の素材を増やす役割、そしてもう一つは除外する行為です。
名前コピーなども使用しないことはないですが、基本的にはそれは狙わず《混沌の創世神》の効果のための除外要因を稼ぐことが主な役割です。
《光天使スローネ》はデッキ内からすぐ枯渇するので、除外して《混沌の創世神》で戻していくことが重要となります。
そのため、コンスタントに除外できる《ファントム・オブ・カオス》の重要度はそこそこに高いと言えます。
そして2枚目はこちら。
雷龍融合
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のフィールド・墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、雷族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから雷族モンスター1体を手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
見て分かる通りですね、《混沌の創世神》をサーチするために入れています。
融合効果は絶対に使わないので、スルーしていただいて構いません。
このデッキは《混沌領域》が入っているので、基本的にはそちらに任すのですが、《ライトロード・ドミニオン キュリオス》からの《雷龍融合》でのサーチは《混沌の創世神》をサーチするためにコストに光属性を要求する《混沌領域》より確実性があるので、結局こちらでサーチすることが多いです。
④グレイドル・インパクト
グレイドル・インパクト
【
永続魔法
】
「グレイドル・インパクト」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカード以外の自分フィールドの「グレイドル」カード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。そのカードを破壊する。
②:自分エンドフェイズにこの効果を発動できる。デッキから「グレイドル」カード1枚を手札に加える。
個人的お気に入りカードです。贔屓採用かもしれません。
《グレイドル・インパクト》はいずれかターン1ではありますが、同名をサーチでき、更に同名と相手カードを破壊できる、とても小回りの利くカードです。
《七精の解門》《黄金卿エルドリッチ》と合わせると更に強力で、1ターン経てばコストも賄えるし、好きなタイミングで破壊に切り替えることもできます。
コストとしても使い勝手が良いので、《七精の解門》を使うデッキを組む時はついつい入れてしまうのですが、腐らなかったことはないし、弱いと感じることは一回もありませんでした。
是非一回は使ってみてほしいカードですね。
最後に
いかがだったでしょうか。
実際に動かしてみるとかなり楽しいデッキになってるんですが、文字だと伝わりにくいかもしれません。
私のYouTubeチャンネルでも対戦動画と解説を上げていますので、お暇でしたらご覧いただければ幸いです。
《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》は昔から使いたいと思っていたカードなので、今回使用することが出来て非常にうれしいです。
また、《混沌の創世神》は海外発で情報が出た時から注目していたカードなので、実際に使うことが出来て満足しています。
「混沌の銀河」是非、組んでみてください。
以上、読んでくれてありがとう。
ミソ