【前回の記事】Dの哲学:デッキの章【紋章審判】
目次
【挨拶】
皆様、初めまして、お久しぶりです、こんにちは。
好きな寿司のネタはいくら、嫌いな寿司のネタはウニ、ガチまとめゲストライターのドリルフィールドです。
前回記事はなにやらたいへん好評いただいた様でとても嬉しいです。お陰でハードルが上がりました、許さん。
Dの哲学:デッキの章【紋章審判】
気づけば今年も残すところあと二週間を切りました、皆様はいかがお過ごしでしょうか?私としては仕事が激務だったり、長く続いたデッキ構築のスランプから抜け出したり、《女剣士カナン》を貰いに行ったり、オフ会に参加したり、中々多忙な日々を過ごしています。師走。
このところの数ヶ月は、遊戯王の歴史で見ても(気のせいかもしれんけど)例を見ないほどの凄まじい頻度で新しいカードが登場しましたね。
研究し甲斐のあるカードが続々登場する一方、一ケ月ごとにデッキの形を変えなきゃいけなくってちょっと疲れちゃったり。
そんな風に公式からカード情報が発信される合間に、ある重大発表も行われました。
そうです。
2020年01月01日適用
リミットレギュレーション
(ヒョー)
今回の記事は、この、新リミットレギュレーションについて語る記事になります!
しかし、筆者である私ドリルフィールドは、大会には出ないいわゆる「カジュアル勢」、ハッキリ言ってどのカードがどういった理由で規制されたり解除されたか等は一切わからないので、今回はカジュアル勢ならではの視点からお送りする…
ドリルフィールド的!
緩和、ないし禁止解除されたカードはどういうカード?
それはどういった使い方が出来るのか?
を解説する記事になります!
皆さんの考え方に新たな風をもたらせたり、デッキ構築の参考になったら嬉しいです、それではいってみましょう、よろしくドーゾ!!
因みに、この記事を書いている途中でルール変更が発表されたんで、新ルールについては触れておりません、悪しからず。
【制限改訂おさらい】
まずは、今回の制限改訂はどこが変化したのか、一度おさらいしてみましょう。
一度見たつもりでもインパクトのあるカードの影に隠れて実はヤバい奴が解除されてたってのはよくあるパターンですからね…。
◆2020年1月適用の「リミットレギュレーション」
新【禁止カード】
- 《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》(規制)
- 《外神アザトート》(規制)
新【制限カード】
- 《十二獣ドランシア》(緩和)
- 《終わりの始まり》(規制)
新【準制限カード】
- 《オルターガイスト・メリュシーク》(規制)
- 《オルフェゴール・ディヴェル》(規制)
- 《オルフェゴール・ガラテア》(規制)
- 《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》(規制)
- 《ユニコールの影霊衣》(緩和)
- 《ベビケラサウルス》(緩和)
- 《マスマティシャン》(緩和)
- 《深海のディーヴァ》(規制)
- 《魔界発現世行きデスガイド》(緩和)
- 《闇の誘惑》(規制)
- 《精神操作》(規制)
- 《閃刀機関-マルチロール》(規制)
- 《転生炎獣の炎陣》(規制)
- 《レッド・リブート》(規制)
新【制限解除カード】
- 《E・HERO シャドー・ミスト》(緩和)
- 《召喚獣メルカバー》(緩和)
- 《妨げられた壊獣の眠り》(緩和)
- 《竜呼相打つ》(緩和)
- 《名推理》(緩和)
- 《連鎖爆撃》(緩和)
以上です、総枚数は24種、こうしてみると準制限カードが多めですね。
長く、不動の規制にいたカードが緩和されたり、既に何度か規制されているカテゴリのカードも更に規制されていますね。
【新禁止カード】
一応、規制されたカードについても軽くコメントしておきます。
《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》
効果モンスター2体以上
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。自分は手札を任意の枚数ランダムに捨てる(最大2枚)。その後、捨てた数だけ相手は手札を選んで捨てる。
②:このカードがEXリンク状態の場合に発動できる。相手は手札を2枚まで可能な限り選んで捨てる。この効果で相手の手札が0枚になった場合、さらに相手に3000ダメージを与える。
《氷結界の龍・トリシューラ》や《PSYフレームロード・Ω》の規制の歴史を辿る様に、先行ハンデス能力を危険視して規制されたと思われるカード。カジュアル環境で使われてるシーンは殆ど見たことありませんでしたが、私自身は一回だけ採用したことがありました。ハンデス能力としては、少し捻って作られていたのがおもしろかった。
《外神アザトート》
レベル5モンスター×3
このカードは自分フィールドの「外神」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
(1):このカードがX召喚に成功したターン、相手はモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが融合・S・Xモンスターを全てX素材としている場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する
韓国のワールドプレミア枠で登場した、イラストがめちゃくちゃカッコいい、所謂「クトゥルフ」シリーズのエクシーズモンスター。《No.16 色の支配者 ショック・ルーラー》と同じく、《RUM-幻影騎士団ラウンチ》にて、相手ターンに登場する事による封殺効果を見て、禁止にされたと思われるカード。「アザトート」の②の効果、「ガンブラー」の②の効果、「プトレマイオス」のターンスキップ等、規制されたカードには規制の理由にはならなかったであろう面白い効果がついていたりするのが非常に残念である。
レベル4モンスター×2体以上
①:このカードのX素材を3つまたは7つ取り除いて発動できる。
●3つ:「No.」モンスター以外の、このカードよりランクが1つ高いXモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●7つ:次の相手ターンをスキップする。
②:お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。
自分のエクストラデッキの「ステラナイト」カード1枚を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
【新制限カード】
《十二獣ドランシア》
レベル4モンスター×4
「十二獣ドランシア」は1ターンに1度、同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードの攻撃力・守備力は、このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
十二獣のエースが帰ってきましたね!素材はレベル4×4と一見重そうに見えますが、十二獣のXYZモンスターにはレベル4×2が存在しているので実際には非常に軽く、お手軽に相手の妨害が出来るカード。このカードが使えるようになったことで、カジュアル的に得られたメリットは大きく2つあると言えるでしょう。①《十二獣ライカ》の効果が使いやすくなった。② セルフブレイクを行うカードの幅が増えた。まず①に関してですが、
レベル4モンスター×2体以上
「十二獣ライカ」は1ターンに1度、同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードの攻撃力・守備力は、このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、X召喚の素材にできない。
《十二獣ライカ》は十二獣を出張採用した際に、リンク召喚に繋がるお手軽な展開効果を持っています。しかし、出張採用にて枚数を絞り込むと、十二獣に初動を任せようとした際に、ライカで釣り上げるモンスターがいない!という事がよく起こるんですね。どういうことかというと、十二獣はその名を冠するモンスターの上に十二獣XYZモンスターを重ねる事が出来るカテゴリなんですけども、墓地に十二獣がいない状態で能動的にXYZ素材をはけるモンスターが存在しないのです。《十二獣ブルホーン》や《十二獣モルモラット》がその役割を担ったカードだったのですが、《炎舞-「天璣」 》があるとはいえ、制限カードの身、「ブルホーン」に至っては禁止カードです…。しかし「ドランシア」がかえってきたことにより、「モルモラット」以外の十二獣モンスターから入っても、その効果で能動的に墓地に十二獣モンスターを送りやすくなりました。それどころかレベル4×2で「ライカ」→「ドランシア」を重ねる→「ライカ」を重ねる、というルートでメインに十二獣を採用せず無理やり動くことも可能です!「ライカ」でXYZモンスターを特殊召喚すれば、前回紹介した「無限軌道要塞 メガトンゲイル」等も狙っていけるので、色々活かしてみましょう。
Xモンスター3体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、このカード及びXモンスター以外のモンスターの効果を受けず、Xモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。②:自分の墓地のXモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。その墓地のXモンスターを特殊召喚し、その相手のカードを下に重ねてX素材とする。この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
次に②についてです。
こちらはシンプルで、「ドランシア」は自分のカードも対象にとれるので汎用的なセルフブレイク要員が追加されたよ、という話ですね。
一回は自分のカードに使っても、相手ターンに使う分の素材が残るのがお得。
「テンビン」で「ツヅミ」を蘇生して、なんかレベル4足して「ライカ」→「ドランシア」にして、効果で「ツヅミ」を破壊するとかね。
「超重武者テンB-N」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「超重武者テンB-N」以外の自分の墓地のレベル4以下の「超重武者」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
「超重武者ツヅ-3」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、「超重武者ツヅ-3」以外の自分の墓地の「超重武者」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
《終わりの始まり》
自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動する事ができる。自分の墓地に存在する闇属性モンスター5体をゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを3枚ドローする。
名前、イラスト、効果、全ての癖が強い。噂では「未界域」で使われるとかで規制対象になったとか。《D-HERO ダイヤモンドガイ》のお供としての印象が強いカード、私は《スネーク・レイン》と合わせて使っていました。その他では《連続魔法》をする価値のある珍しい魔法。いつかまた使う事もあっただろうに、残念です。私はこのカードを94枚持っているので折角なら規制前に高騰してほしかったです、再録も殆どしてないし。
【新準制限カード】
《オルターガイスト・メリュシーク》
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは直接攻撃できる。
②:このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「オルターガイスト・メリュシーク」以外の「オルターガイスト」モンスター1体を手札に加える。
「オルターガイスト」の地固めをする重要カードですね。私は、「オルターガイスト」を使ったことがないのであまり語れないのですが、相手のデッキからこいつが出てくる度にげろげろしていました。
《オルフェゴール・ディヴェル》
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「オルフェゴール・ディヴェル」以外の「オルフェゴール」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
「オルフェゴール」としては実質的な先発として《トロイメア・マーメイド》が規制されていますね。加えて「ディヴェル」も準制限、これで勢いが落ちなければ今回影で危ぶまれていた《スクラップ・リサイクラー》にも影響が及ぶでしょうか。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキから機械族モンスター1体を選択して墓地へ送る事ができる。1ターンに1度、自分の墓地に存在する機械族・地属性・レベル4モンスター2体をデッキに戻す事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
《オルフェゴール・ガラテア》
「オルフェゴール」モンスターを含む効果モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:リンク状態のこのカードは戦闘では破壊されない。
②:除外されている自分の機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻す。その後、デッキから「オルフェゴール」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
「オルフェゴール」はイラストがかっこいいからすこだ…。
準制限という事ですが、これはそもそも3積みされていたのでしょうか?
カジュアル的には影響の少なそうな規制。
《雷獣龍-サンダー・ドラゴン》
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から「雷獣龍-サンダー・ドラゴン」以外の「サンダー・ドラゴン」カード1枚を選んで手札に加える。
②:このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「サンダー・ドラゴン」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
「サンダー・ドラゴン」からデッキ回転用のパーツが規制。
「サンダー・ドラゴン」はカジュアルでもそこそこ採用率が高いように思えますので、影響を受けた人もいるのかな?
「悪夢再び」の対象になることが出来るステータスですので、準制限で踏みとどまったのは大きいですね。
自分の墓地に存在する守備力0の闇属性モンスター2体を選択し手札に加える。
《ユニコールの影霊衣》
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ユニコールの影霊衣」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から捨て、「ユニコールの影霊衣」以外の自分の墓地の「影霊衣」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、エクストラデッキから特殊召喚されたフィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。
「影霊衣」もじわじわと緩和されていますね。「影霊衣」においては、《影霊衣の万華鏡》で《虹光の宣告者》をEXデッキから直接墓地へ送るために、レベル4である事が非常に有用なモンスター。前回の制限改定で《影霊衣の反魂術》がかえってきているので、レベル4偏重の影霊衣出張デッキがかなり作りやすくなりました。
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の万華鏡」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:儀式召喚するモンスターと同じレベルになるように、自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリース、またはエクストラデッキのモンスター1体を墓地へ送り、手札から「影霊衣」儀式モンスターを任意の数だけ儀式召喚する。
②:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
②:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の反魂術」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、自分の手札・墓地から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
②自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。
《べビケラサウルス》
このカードが効果によって破壊され墓地へ送られた時、デッキからレベル4以下の恐竜族モンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
トリケラトプスの襟がそのまま赤ちゃんの前掛けになってるんですね、なんてセンス力だ。やっとこ準制限ですけども、《化石調査》や《魂喰いオヴィラプター》といった恐竜族の汎用サーチャーが生きているので、主軸にする事も可能になりました。また、同名を特殊召喚できるようになった点も大きいように感じます。具体的に何ができるかはわかりません、誰かコメント欄で教えてください。《ドラゴニックD》も前回かえってきたので、ハンドブレイクの熱の高まりを感じますね。
《マスマティシャン》
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
「シャドール」のストラクチャーデッキが出たので、その流れでしょうか。
カジュアル的には墓地肥やしの手段が増えるのは良い事です。
特にそんなに語る事なし。
《深海のディーヴァ》
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
次のパックの「深海」のシリーズ化を受けて、準制限でしょうか。先行「ムーラングレイス」が安定化するのは勘弁してほしいですね。《海皇子ネプトアビス》《虹光の宣告者》《No.29 マネキンキャット》《水晶機巧-ハリファイバー》《ゴーストリックの駄天使》《源竜星-ボウテンコウ》《アクセル・シンクロン》《ガーデン・ローズ・メイデン》《星杯の神子イヴ》等々、このカード一枚からデッキに触れるカードには枚挙に暇がありません、《サルベージ》の事故率を下げてくれるのも興奮しますね。目的にもよりますが、安定する最少出張は「深海のディーヴァ」二枚です、すげえ。
《魔界発現世行きデスガイド》
このカードが召喚に成功した時、手札・デッキからレベル3の悪魔族モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、シンクロ素材にもできない。
悪魔族デッキの安定度が向上!って感じですね。
同名を呼ぶことが出来るのがポイント。
《闇の誘惑》
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスターカード1枚をゲームから除外する。手札に闇属性モンスターカードがない場合、手札を全て墓地へ送る。
このカードも「サンダー・ドラゴン」の影響でしょうか。《大欲な壺》安定化や、手札に来た《異次元の偵察機》の処理などに使っていました、純粋な「手札を捨てて2枚ドロー」よりも凝った使い方が出来るのが良い点ですね、準制限で踏み止まって欲しい。
《精神操作》
エンドフェイズ時まで相手フィールド上モンスター1体のコントロールを得る。このモンスターは攻撃宣言をする事ができず、生け贄にする事もできない。
これは何で規制されるのか本当にわからないんですよ、誰かコメント欄で教えてください。
みんなでコメント欄を盛り上げよう!
《閃刀機関-マルチロール》
①:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。このターン、自分の魔法カードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。さらに、対象のカードは墓地へ送られる。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。このターン、このカードが表側表示で存在する間に自分が発動した「閃刀」魔法カードの数まで自分の墓地の「閃刀」魔法カードを選び、自分フィールドにセットする(同名カードは1枚まで)。この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
《閃刀姫-カガリ》が制限になってから、「閃刀姫」のキモになったカードですね。①の 「さらに、対象のカードは墓地へ送られる。」という部分、ほぼデメリットのくせになんか恩着せがましくメリットっぽく書いてあるのがむかつく。しかし《怨念のキラードール》の効果を起動できる数少ないカードでもあります。 カーナベルさんでも売ってなかったので、テキストだけ書いておきます。《怨念のキラードール》星4/闇属性/悪魔族/攻このカードが永続魔法の効果によってフィールド上から墓地に送られた場合、 自分のターンのスタンバイフェイズ時に墓地から特殊召喚する。それはつまり、「効果にて、タイミングを逃さずにカードを墓地へ送れる」ということ。《ライトパルサー・ドラゴン》《フォーチュンレディ・ライティ》《ギガストーン・オメガ》等、上手く利用しましょう。
このカードは自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。また、手札の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送り、このカードを自分の墓地から特殊召喚できる。このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、自分の墓地のドラゴン族・闇属性・レベル5以上のモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力・守備力はこのカードのレベル×200になる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのレベルを1つ上げる(最大12まで)。
(3):表側表示のこのカードが効果でフィールドから離れた時に発動できる。
デッキから「フォーチュンレディ」モンスター1体を特殊召喚する
このカードは通常召喚できない。自分の墓地に存在する地属性モンスター2体をゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが、カードの効果によって墓地へ送られた時、相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
《転生炎獣の炎陣》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を手札に加える。
●自身と同名のモンスターを素材としてリンク召喚した自分フィールドの「サラマングレイト」リンクモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのリンクモンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。
「サラマングレイト」はまだ現役なんですね。サーチに加えておまけも選べる驚異のカード、準制限になっても《サイバネット・マイニング》もあるのでまだまだいけそうな。
《レッド・リブート》
このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。
①:相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。
ワンキルに特化したような性能のカード。
ここまでやるかって感じもしますけど、実際に使われて規制もされることになりました、私も一回だけ使われたことがありますがすごく強かったです。
後攻1ターン目で「ヴァンダルギオン」のトリガーになったらかっこよさそう(KONAMI感)
相手がコントロールするカードの発動をカウンター罠で無効にした場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。この方法で特殊召喚に成功した時、無効にしたカードの種類により以下の効果を発動する。
●魔法:相手ライフに1500ポイントダメージを与える。
●罠:相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
●効果モンスター:自分の墓地からモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
【新制限解除カード】
《E・HERO シャドーミスト》
「E・HERO シャドー・ミスト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。
《V・HERO ヴァイオン》の登場から、複数積みは減ったからでしょうか?「HERO」デッキは人によって、原作・強さ・コンボ、何を重要視しているかが変わってくるデッキタイプなので、「E・HERO」において重要な「シャドー・ミスト」がかえってきたのは喜ばしいですね。
《召喚獣 メルカバー》
「召喚師アレイスター」+光属性モンスター
①:1ターンに1度、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし除外する。
個人的に嬉しい1枚、カジュアルにおいては召喚獣は中々見るものの「メルカバー」複数積みはあまり見られないので、影響は少ないかも。《おジャマパーティ》との相性が良好なカード。①の効果で持ってない種類のカードを補充し、②で耐性を与える。《召喚魔術》で除外したおジャマは③で帰還できます。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。デッキから「おジャマ」カード1枚を手札に加え、その後手札を1枚選んで捨てる。
②:自分フィールドの、「アームド・ドラゴン」モンスターまたは機械族・光属性の融合モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分の手札・フィールド・墓地の「おジャマ」カード1枚を除外できる。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。除外されている自分の「おジャマ」モンスターを可能な限り特殊召喚する。
《妨げられた壊獣の眠り》
「妨げられた壊獣の眠り」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、デッキからカード名が異なる「壊獣」モンスターを自分・相手のフィールドに1体ずつ攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは表示形式を変更できず、攻撃可能な場合は攻撃しなければならない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
デュエル中に寝るな(怒)《テラ・フォーミング》《メタバース》《盆回し》と相次ぐ規制により向かい風だった「壊獣」のサーチが制限解除されました。「壊獣」でっきは使いやすいサポートカードがかなり少ないのでこれはとても嬉しいですね。《ファイナル・ギアス》を使いましょう。
①:元々のレベルが7以上のモンスターが、自分及び相手のフィールドからそれぞれ1体以上、墓地へ送られたターンに発動できる。
お互いの墓地のモンスターを全て除外する。
その後、この効果で除外したモンスターの内、レベルが一番高い魔法使い族モンスター1体を自分フィールドに特殊召喚できる。
《竜呼相打つ》
「竜呼相打つ」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「竜剣士」Pモンスター1体と「竜魔王」Pモンスター1体を選んで相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。
相手が選んだPモンスターを自分のPゾーンに置くか特殊召喚する。
残りのPモンスターは自分のエクストラデッキに表側表示で加える。
2枚、デッキからカードを参照する、かなり寄せなければ使えないカード。実質通常モンスターを複数枚入れなければない関係上、準制限では話になりませんでしたが、3枚使えるなら変わってきますね。ペンデュラムはかなり丁寧に制限改定している印象があります。
《名推理》
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。通常召喚が可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、残りのカードを墓地へ送る。
所謂「推理ゲート」の最後のパーツが解除されます。「インフェルノイド」の影響で長らく規制されていました。かなりトリッキーなパワーカード。《終わりの始まり》と一緒に使ってあげたかった。
《連鎖爆撃》
このカードの発動時に積まれているチェーン数×400ポイントダメージを相手ライフに与える。同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、このカードは発動できない。
ほんまに大丈夫か?
【終わりに】
以上、今回の制限改訂でした、もっと色々言えそうな感じだと思って始めたんですけど、いざ蓋を開けると、緩和されたカードはデッキの安定性を上げるカードばかりだったのであまり言うことがありませんでした。ヘッ。
「ミソのデュエルのミソ」では今回の改訂を予想して、外れた数だけ、つまり「8時間」耐久デュエルライブが決定しています、ミソがアホなので。よかったらお付き合いください。
個人的には今回の改訂は、作れるデッキの幅や安定性が向上した、とても良い改訂だったと思います!《名推理》使いたい!今回の記事で、少しでも皆さんの考えにプラスされるものがあったら嬉しいです。あと有識者の方は(それ以外の方も)良い使い方とか、コメント欄で教えてね。あと「いいね」も押して!
貴方の心のアストラル、ドリルフィールド
【前回の記事】Dの哲学:デッキの章【紋章審判】
【次回の記事】Dの哲学:デッキの章【ペンデュラム召喚のススメ~前編~】