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こんにちは、一番好きな召喚方法は融合召喚なはみるとんです。
今回は、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の登場により注目が集まっている「融合」および「フュージョン」と名のついたカードについておさらいしていきたいと思います!
「融合/フュージョン」テーマはすべて「融合またはフュージョンと名のついた」と指定されていますが、読みづらいので当記事では総称として「融合」カードと呼びます。
「融合」をサポートするカードたち
「融合」カードのテーマとしての指定には何種類かあり
- 「融合」魔法カード
- 「融合」通常魔法カード
- 「融合」通常魔法または速攻魔法カード
の3通りに区分されています。
順番に見ていきましょう。
「融合」通常魔法をサポートするカード
《竜魔導の守護者》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、このカードの効果を発動するターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「融合」通常魔法カードまたは「フュージョン」通常魔法カード1枚を手札に加える。
②:EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せて発動できる。
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を自分の墓地から選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
召喚・特殊召喚 するだけで「融合」通常魔法にアクセスできる、とてもお手軽なモンスターです。
融合召喚以外のエクストラデッキからの特殊召喚と併用できませんが、②の効果で素材を供給したりも出来るので、融合のみで戦えるデッキなら使いやすいです。
「融合」通常魔法・速攻魔法をサポートするカード
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》【 リンクモンスター 】 リンク2 / 闇属性 / 植物族 /攻 500 / 効果モンスター2体 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。 ②:2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。 この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。【LINK-2:左下/右下】
現在話題になっている、「LINK VRAINS PACK 3」で登場する新カードです。
このカードの登場により、通常・速攻魔法の「融合」カードは効果モンスターを2体並べてデッキから落とすだけで直接発動できるので、とてもアクセスがしやすくなりました。
「融合」魔法カードをサポートするカード
《捕食植物ダーリング・コブラ》【 効果モンスター 】星 3 / 闇 / 植物族 / 攻1000 / 守1500
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:このカードが「捕食植物」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
「融合」テーマにおけるもっとも広い区分です。
永続魔法であろうとフィールド魔法であろうとサーチする事が出来、《ブリリアント・フュージョン》などこの括りによってしかサーチできない強力なカードも数多く存在します。
以下が該当するカード一覧です。
- 《シンクロ・フュージョニスト》
- 《捕食植物ダーリング・コブラ》
- 《覇王門零》
- 《捕食植物キメラフレシア》
- 《X・HERO ワンダー・ドライバー》
- 《イービル・マインド》
- 《賢者の石-サバティエル》
- 《サイバーダーク・インフェルノ》
- 《デストーイ・ファクトリー》
1枚で完結している「融合」カード
基本的に「融合」カードは「手札やフィールドのモンスターを融合させる」ためのカードなので、融合素材+「融合」カードが揃って初めて機能する物が多いですが、9期以降に素材をデッキから落として融合する「デッキ融合」が数多く登場しました。
これによって、複数枚の組み合わせを要求されるせいで起こる手札事故や、アドバンテージを失いつつ出すというそもそものギミックの欠陥が改善され、「1枚初動」として融合を戦術の軸に据えやすくなりました。
《真紅眼融合》
《真紅眼融合》 【 通常魔法 】「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。①:自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。
発動するターンに他の召喚・特殊召喚が出来ないので、出た「レッドアイズ」融合モンスター単騎で戦う事になります。
このカードで出す事の出来る融合モンスター
カード名 | 融合素材 |
《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》 | レッドアイズ通常モンスター+ レベル6デーモン通常モンスター |
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》 | 《ブラック・マジシャン》+ 《真紅眼の黒竜》またはドラゴン族効果モンスター |
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》 | 《真紅眼の黒竜》 《デーモンの召喚》 |
《メテオ・ブラック・ドラゴン》 | 《真紅眼の黒竜》 《メテオ・ドラゴン》 |
《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》 | レベル7レッドアイズ レベル6ドラゴン族 |
《真紅眼の黒刃竜》 | 《真紅眼の黒竜》+ 戦士族 |
特にオススメなのは、単体で仕事をしてくれる 《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》 と《真紅眼の黒刃竜》です!
《真紅眼の黒刃竜》【 融合モンスター 】星 7 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2800 / 守2400
「真紅眼の黒竜」+戦士族モンスター
①:「レッドアイズ」モンスターの攻撃宣言時に自分の墓地の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを攻撃力200アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:自分フィールドのカードを対象とするカードの効果が発動した時、自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードに装備されていたモンスターを自分の墓地から可能な限り特殊召喚する。
戦士族モンスターなら何でも墓地へ送る事が出来るので、《幻影騎士団サイレントブーツ》を落として《幻影霧剣》を構えたり、次のターンに展開するために《E・HERO シャドー・ミスト》を送っておくなど幅広い用途が見込めます。
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》融合・効果モンスター 星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500 「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター (1):このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。 (2):自分メインフェイズに発動できる。 相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、 その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。 この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。 (3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。 その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》は相手ターン中に効果の発動を無効にし破壊する効果を持っている上、対象にならず破壊されないという強力な耐性を持っています。
《フュージョン・デステニー》
《フュージョン・デステニー》 【 通常魔法 】このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の手札・デッキから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「D-HERO」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに破壊される。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
カード名 | 融合素材 |
《D-HERO ディストピアガイ》 | 「D-HERO」×2 |
《D-HERO デッドリーガイ》 | 「D-HERO」+闇属性効果モンスター |
《D-HERO ドミネイトガイ》 | 「D-HERO」×3 |
《Dragoon D-END》 | 《D-HERO Bloo-D》+《D-HERO ドグマガイ》 |
基本的には「D-HERO」を主体とした純寄りの構築での運用となりますが、《D-HERO デッドリーガイ》は任意の闇属性を墓地へ送る事が出来るため、前述の《真紅眼の黒刃竜》のように《幻影騎士団サイレントブーツ》を落とすなどして妨害に繋げたり、別テーマの墓地肥やし要員として使う事が出来ます。
《簡易融合》
《簡易融合》通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):1000LPを払って発動できる。 レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
このカードは「デッキから融合モンスターを直接出す」という一風変わったカードで、その汎用性の高さから様々な召喚方法の補助として使われています。
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》や《竜魔導の守護者》で使う場合はその後特殊召喚出来ないという縛りが重いので採用は難しいかもしれません。
《ネオス・フュージョン》
《ネオス・フュージョン》 通常魔法①:自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「E・HERO ネオス」を含むモンスター2体のみを素材とするその融合モンスター1体を召喚条件を無視してEXデッキから特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。②:「E・HERO ネオス」を融合素材とする自分フィールドの融合モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、または自身の効果でEXデッキに戻る場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
《E・HERO ネオス》を素材とした様々な融合モンスター1枚から出すことが出来、特に強力な《レインボー・ネオス》を出せるのが評価が高いです。
カード名 | 《E・HERO ネオス》以外の素材 |
《E・HERO ネオス・ナイト》 | 戦士族 |
《E・HERO アクア・ネオス》 | 《N・アクア・ドルフィン》 |
《E・HERO エアー・ネオス》 | 《N・エア・ハミングバード》 |
《E・HERO グラン・ネオス》 | 《N・グラン・モール》 |
《E・HERO グロー・ネオス》 | 《N・グロー・モス》 |
《E・HERO ブラック・ネオス》 | 《N・ブラック・パンサー》 |
《E・HERO フレア・ネオス》 | 《N・フレア・スカラベ》 |
《E・HERO ネオス・クルーガー》 | 《ユベル》 |
《レインボー・ネオス》 | 究極宝玉神モンスター |
《E・HERO ブレイヴ・ネオス》 | レベル4以下の効果モンスター |
このカードも、「戦士族」「レベル4以下の効果モンスター」といったとても緩い縛りでデッキ融合が出来るので、墓地肥やしに適しています。
また、出てくるモンスターの多くがワンキル向きの性能をしているため、このカード1枚で決め切る力が高いです。
《ブリリアント・フュージョン》
《ブリリアント・フュージョン》永続魔法「ブリリアント・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。 ①:このカードの発動時に自分のデッキから「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にしてエクストラデッキから融合召喚する。 このカードがフィールドから離れた場合にそのモンスターを破壊する。 ②:1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を捨てて発動できる。 このカードの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力を相手ターン終了時まで元々の数値分アップする。
永続魔法なので《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》や《竜魔導の守護者》ではアクセスできませんが、墓地肥やし範囲の優秀さにより1枚で様々な動きの初動になる事が出来ます。
カード名 | ジェムナイト以外の素材 |
《ジェムナイト・セラフィ》 | 光属性 |
《ジェムナイト・プリズムオーラ》 | 雷族 |
《ジェムナイト・ジルコニア》 | 岩石族 |
《ジェムナイト・マディラ》 | 炎族 |
《ジェムナイト・アメジス》 | 水族 |
上記の5体は「『ジェムナイト』モンスター+〇〇モンスター1体」という素材縛りで出す事が出来るため、出張性能がとても高いです。
《未来融合-フューチャー・フュージョン》
《未来融合-フューチャー・フュージョン》【 永続魔法 】①:このカードの発動後1回目の自分スタンバイフェイズに発動する。自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、そのモンスターによって決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。②:このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに発動する。このカードの①の効果で確認したモンスターと同名の融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
2ターンのラグはあるものの、一切の条件指定や特殊召喚制限などがない元祖デッキ融合です。
過去には墓地送りが発動即時だったため、強力な墓地肥やしカードとして使われていました。
現在はエラッタされて素材を墓地へ送るのが1ターン後となってしまいましたが、その使いやすさは健在です。
融合素材を墓地・除外ゾーンから代用できる「融合」カード
こちらは昔からテーマ専用融合には数多く存在する、いわゆる「墓地融合」と呼ばれるカードです。
墓地にたまったカードを素材として融合するので、他の展開に素材を使用して既に墓地が肥えた状態なら1枚から融合をする事が出来ます。
現代では「初動にならない」という理由から、前述の「1枚で完結している『融合』カード」と比べるとやや見劣りしますが、その分素材条件が緩かったり出る先のモンスターが強力だったりと、融合に成功した後のリターンはとても大きい物が多いです。
《円融魔術》 【 通常魔法 】このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分のフィールド・墓地から、魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
例えばこの《円融魔術》は《エルシャドール・ミドラーシュ》や《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》などの有用な融合モンスターを状況に応じて使い分ける事の出来るカードです。
墓地肥やしをする方法とこのカードを併せて引いた場合、状況に応じてどちらの融合モンスターを出すための素材を落とすか選ぶ事が出来ます。
カード名 | 条件 |
《オーバーロード・フュージョン》 | 闇属性・機械族の融合 |
《ミラクルシンクロフュージョン》 | Sモンスターを素材とする融合モンスター |
《ミラクル・フュージョン》 | 「E・HERO」融合モンスター |
《サイバネット・フュージョン》 | サイバース族融合モンスター |
《サイバーロード・フュージョン》 | 「サイバー・ドラゴン」モンスターを素材とする融合モンスター |
《サクリファイス・フュージョン》 | 「アイズ・サクリファイス」融合モンスター |
《魔玩具融合》 | 「デストーイ」融合モンスター |
《円融魔術》 | 魔法使い族融合モンスター |
《雷龍融合》 | 雷族融合モンスター |
《平行世界融合》 | 「E・HERO」融合モンスター |
相手の場を巻き込む事が出来る「融合」カード
《超融合》 (準制限カード) 【 速攻魔法 】手札を1枚捨てる。自分または相手フィールド上から融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事はできない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
長きに渡り《超融合》が唯一無二の存在でしたが、9期以降様々なテーマに専用《超融合》が刷られるようになりました。
これらのカードの強みは何といっても、「初動でありながら除去カードでもある」という点です。
除去カードの多くは相手の場に何もモンスターがいなかったり除去が効かないモンスターしか居ない場合腐ってしまいますが、これらのカードはあくまでも「融合」ギミックの一環であるため、そういった場合は自分のモンスターのみで融合を行うなどで腐る事を避けることが出来ます。
カード名 | 条件 |
《超融合》 | なし |
《プレデター・プライム・フュージョン》 | 闇属性融合モンスター |
《破壊剣士融合》 | 《バスター・ブレイダー》を素材とする融合モンスター |
《Aiラブ融合》 | サイバース族融合モンスター |
《フュージョン・オブ・ファイア》 | 「サラマングレイト」融合モンスター |
融合召喚を行わない「融合」カード
「融合」カードの殆どは融合召喚を行う効果を持ったカードですが、一部のカードには「融合の補助を行うためのカード」という意味で「融合〇〇」という名前が付けられている場合もあります。
「融合」テーマは「融合召喚を行うカード」という指定などは特にないので、これらのカードも同様にサポート範囲内となっています。
《融合徴兵》
《融合徴兵》【 通常魔法 】「融合徴兵」は1ターンに1枚しか発動できない。①:エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果は発動できない。
融合モンスターにカード名が記されているモンスターをサーチする事が出来ます。
《サイバー・ドラゴン》や《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》をはじめとしたかなり多くの有用なカードがサーチに対応しており、そのターンすぐには使えないものの、このカードでしかサーチできないようなカードを持ってくるのにも一役買います。
《融合解除》
【 速攻魔法 】
フィールド上の融合モンスター1体を融合デッキに戻す。この時墓地に融合素材モンスター一組が揃っていれば、この一組をフィールドに特殊召喚する事ができる。
本来は自分の融合モンスターを分解して素材を展開するカードですが、相手の融合モンスターに対する除去としても使う事が出来ます。
その手軽さから、効果破壊では処理できない《エルシャドール・ミドラーシュ》や《超雷龍-サンダー・ドラゴン》などの除去としてサイドデッキから投入される事も度々あります。
「融合」テーマを主体とするデッキにおいては、《捕食植物ダーリング・コブラ》などのサーチ先としてピン刺ししておき、相手が融合デッキだった場合の除去用として仕込んでおく等の運用が出来るのも面白いですね。
その他
- 《決闘融合-バトル・フュージョン》
- 《融合識別》
- 《フュージョン・ウェポン》
- 《融合破棄》
- 《融合賢者》
- 《融合再生機構》
- 《再融合》
- 《融合武器ムラサメブレード》
- 《サイバネティック・フュージョン・サポート》
上記以外の「融合」カード
上に上げたような特殊な条件を持たず、手札・フィールドの自分のモンスターを融合召喚する事の出来るカードです。
融合召喚の性質がそのまま反映され、手札消費が大きくなってしまうのが欠点ですが、一部のカードにはアドバンテージの損失を補う墓地効果がついていたり、条件次第でデッキ融合を行えたりする物もあります。
《影依融合》
《影依融合》 【 通常魔法 】「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。
おなじみの条件付きデッキ融合カードです。
「エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手の場にいる」という条件は現代遊戯王ならほぼ確実に満たされている条件ですので、様々なデッキに出張出来るスペックを持っています。
「シャドール」モンスターは墓地へ送られた時にアドバンテージを稼ぐ効果を持っている他、「シャドール」融合モンスター側も回収効果を持っているため、手札・場だけで融合した場合にもアド損はしづらくなっている強力なカードです。
《超越融合》
《超越融合》【 通常魔法 】このカードの発動に対してカードの効果は発動できない。①:2000LPを払って発動できる。融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。②:墓地のこのカードを除外し、このカードの効果で融合召喚したモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組を自分の墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、効果は無効化される。
融合召喚を行った後に素材を再び場に出すという、融合によるアド損をまるまる回避できる墓地効果を持っています。
その性質上、シンクロやエクシーズ、リンク等ほかの召喚方法と融合召喚を両立させたい場合に使いやすいカードです。
その他
- 《オッドアイズ・フュージョン》
- 《融合》
- 《フュージョン・ゲート》
- 《錬装融合》
- 《重錬装融合》
- 《パーティカル・フュージョン》
- 《瞬間融合》
- 《魂写しの同化》
- 《ダーク・フュージョン》
- 《神の写し身との接触》
- 《幻影融合》
- 《タイラント・ダイナ・フュージョン》
- 《ペンデュラム・フュージョン》
- 《置換融合》
- 《ジェムナイト・フュージョン》
- 《トリックスター・フュージョン》
- 《古代の機械融合》
- 《吸光融合》
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の登場による影響
さて、ここまで様々な「融合」カードを見てきましたが、ここで改めて《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が登場するとどのように「融合」デッキは変化するのでしょうか?
「融合」カードへのアクセスの圧倒的な安定性の向上
今まで「融合」カードを主体としたデッキではそのアクセスが大きな課題であり、「融合」カードにアクセスできていない時でも動きる事を前提としたデッキ構築や、多少アド損してでも無理矢理「融合」カードを持ってくるというような形を取られていました。
この部分が「モンスターを2体並べるだけでアクセスできる」という風に置き換わった事はとても大きな変化で、単純に安定性が増しただけでなく「融合カードを引けていない事を前提としたサブギミック」のような物を無理に取り入れる必要がなくなり、より融合成功時のリターンの方に舵を切った構築がしやすくなったわけです。
「融合」以降の動きが存在しない事の優位性が上がった
《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》を使う場合、どうしても「融合した後に展開する」という方法は取れなくなるため、「展開の締めとして融合を持ってくる」という動きが可能なカードの評価が高まりました。
例としては《円融魔術》から出す《エルシャドール・ミドラーシュ》、《真紅眼融合》から出す 《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》 などが挙げられます。
「融合」デッキにも展開系のギミックが求められるようになった
従来、融合のみを主体としたデッキの多くは「手札融合、デッキ融合などで融合だけを行い、そのモンスターで戦う」という手法を取る事が多く、環境レベルで戦っていた「シャドール」でさえ複数回の特殊召喚を行う多段的な攻めはあまり行わずに戦ってきました。
しかし《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》が登場した事により、展開力=融合の成功率という風に変換する事が出来るようになりました。
これにより、本来の融合による戦法が効きづらい状況や相手のデッキタイプなどに対応する際、別のリンクモンスターで対応するような戦法も取る事が出来るようになりました。
最後に
いかがでしたでしょうか?
「融合」カードはテーマというよりも実質的に「儀式魔法」のようなカードタイプのような物ですので、今後も継続的に強化が見込まれるテーマです。
この機会にどんなカードがあるのかおさらいし、新サポートが出た際にいち早く対応できるようにしておきましょう!
融合召喚は他の召喚方法に比べて条件が厳しい分、どんな風に素材を揃えて召喚までもっていくか、デッキ構築段階で考えるのがとても楽しい召喚方法です。
是非、皆さんもこの記事を参考に、そして《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の登場を機に融合デッキを組んでみてください!