はじめに
こんにちは、ふじおです!
今回は『DAWN OF MAJESTY』にて大幅に強化された【先史遺産】のテーマ解説です。
【先史遺産】は2012年発売の『RETURN OF THE DUELIST』にて初登場したエクシーズテーマで、実在する「オーパーツ」をモチーフとした神秘的な見た目のカード群です。アニメZEXALシリーズにおいてトロン一家の III が使用していました!
当記事では、新規カードを活用した新生【先史遺産】デッキのサンプルレシピをベースに各種テーマカードや相性の良いカード、デッキの動き方等を紹介していきます。
是非、最後までご観覧下さい!
目次
【先史遺産】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【先史遺産】デッキの特徴
【先史遺産】は豊富なサーチ、リクルート、墓地利用を用いて、息切れする事なくランク4・5のXモンスターを展開し、じりじりと相手を詰めていくエクシーズテーマです。
新規カードの登場で従来のデッキパワーとは一線を画しており、《先史遺産石紋》や《先史遺産アカンバロの土偶》を駆使して強力なランク5エクシーズの《先史遺産ヴィマナ》を連打し、フィールドを制圧していきます。
【先史遺産】カードの解説
それでは、今回紹介するデッキに採用される【先史遺産】カードについて紹介していきます!
エクシーズ素材となる【オーパーツ】モンスター
まずは、テーマの動きの核となりエクシーズ素材として重要な役割を持つ【先史遺産】モンスター達の紹介です!
《先史遺産ネブラ・ディスク》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 機械族 / 攻1800 / 守1500
このカードが召喚に成功した時、デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の「オーパーツ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に存在するモンスターが「先史遺産」と名のついたモンスターのみの場合に発動できる。
このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」と名のついたカードの効果しか発動できない。
「先史遺産ネブラ・ディスク」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
自己蘇生付きの万能サーチャー!
召喚時に【先史遺産】カードをサーチでき、制約付きの自己蘇生能力も持つ【先史遺産】デッキの3積み必須カードです。
必ず確保したい《先史遺産石紋》の貴重なサーチ手段で、状況に応じて各種【先史遺産】モンスターをサーチする役割もあります。
自己蘇生効果は《先史遺産トゥスパ・ロケット》や《先史遺産メガラ・グローヴ》と相性が良く、1枚からのランク4エクシーズを可能にしてくれます。発動ターンは【先史遺産】カードの効果しか発動できないキツめの制約がありますが、追加された【先史遺産】カードのパワーが高いため、従来より無理なく運用できるでしょう。
《先史遺産トゥスパ・ロケット》
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 岩石族 / 攻1000 / 守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキ・EXデッキから「先史遺産」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベルまたはランク×200ダウンする。
②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「No.」モンスターは以下の効果を得る。●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
1枚からランク4を形成できる万能ルーター!
召喚・特殊召喚時にデッキ又はEXデッキから【先史遺産】モンスターを墓地に送りモンスター1体をデバフする効果、自身を素材にしたXモンスターに2回攻撃を付与する効果を持ちます。
前述した《先史遺産ネブラ・ディスク》を墓地に送れば簡単にランク4を作れるだけでなく、他の墓地で発動する効果を持つ【先史遺産】モンスターを墓地に送る事でリソースを稼ぐ事もできます。
デバフ効果・2回攻撃を付与する効果は共に各種【先史遺産】Xモンスターと相性が良く、低攻撃力を晒しているモンスターをサンドバッグにしてやりましょう。
《先史遺産メガラ・グローヴ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 機械族 / 攻1500 / 守300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードをリリースして発動できる。デッキから「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「先史遺産」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「オーパーツ」カード1枚を除外して発動できる。このカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
好きな先史遺産になれる万能リクルーター!
自身をリリースしてデッキの【先史遺産】モンスターをリクルートする効果、墓地の【先史遺産】カードを除外して自身を回収する効果を持つ強力な新規カードです。
【先史遺産トゥスパ・ロケット】をリクルートする事でランク4初動のかさ増しになりつつ、次ターン以降は何度も再利用できる墓地リソースになるため非常に優秀です。
《先史遺産アカンバロの土偶》
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 岩石族 / 攻1000 / 守1800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「先史遺産」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる。
②:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」モンスターしか特殊召喚できない。
お手軽に蘇生できる先史遺産エクシーズ専用モンスター!
手札から捨てる事で【先史遺産】モンスターを破壊から守る効果、制約付きの自己蘇生能力を持ちます。
手札誘発効果を持つものの、初手に引いてしまうと邪魔になりがちなので《先史遺産トゥスパ・ロケット》や《先史遺産石紋》でデッキから直接墓地に送るのが理想です。
一度墓地に送れば容易に蘇生でき、ランク5の素材として利用できますが、その場合《先史遺産ネブラ・ディスク》と同様にキツい制約を受けます。しかし、新規ランク5の《先史遺産ヴィマナ》のパワーが非常に高いので、制約を加味しても利用する価値があると言えます。
《先史遺産モアイ》
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 岩石族 / 攻1800 / 守1600
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から表側守備表示で特殊召喚できる。
痒いところに手が届く、シンプルなモアイ
先史遺産が場に居れば特殊召喚できるレベル5モンスターです。
他と比べ地味な効果ですが、《先史遺産ネブラ・ディスク》でサーチしてすぐに特殊召喚できたり、《先史遺産アカンバロの土偶》を蘇生するターンに特殊召喚できるランク5の素材として非常に使い勝手が良いです。
《先史遺産クリスタル・スカル》
【 効果モンスター 】
星 3 / 光 / 岩石族 / 攻900 / 守600
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する場合、自分のメインフェイズ時にこのカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。自分のデッキ・墓地から「先史遺産クリスタル・スカル」以外の「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。「先史遺産クリスタル・スカル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
癖の無いサーチカード!
先史遺産が場に居れば手札から捨てて【先史遺産】モンスターをサーチする効果を持ちます。
自己蘇生できる【先史遺産】モンスターと組み合わせる事で召喚権を無駄なく使用でき、《先史遺産モアイ》と合わせて採用する事で攻めのカードとしても活躍します。
切り札となる【先史遺産】エクシーズモンスター
続いて、デッキの攻めと守りを担う【先史遺産】Xモンスターの紹介です!
《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 光 / 機械族 / 攻2000 / 守2500
「先史遺産」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
また、自分フィールド上の「先史遺産」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールド上の、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスター1体を選択して破壊する。
強烈なデバフをかける先史遺産エクシーズ!
フリーチェーンで相手モンスターの攻撃力を0にする効果、自分の【先史遺産】モンスターと引き換えにステータスが変動しているモンスターを破壊する効果を持ちます。
《先史遺産ネブラ・ディスク》を蘇生したターンでも効果を発揮できる唯一のランク4モンスターで、単体でも戦闘に強いですが《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》を組み合わせる事でワンショットキル並の火力を出すことができます。
《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》
【 エクシーズモンスター 】
星 5 / 光 / 機械族 / 攻2400 / 守1500
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、与えたダメージの数値分だけこのカードの攻撃力をアップする。
絶大な火力を誇る先史遺産エクシーズ!
ステータスが変動したモンスターを選択し、変動した数値だけ相手ライフにダメージ+自身をバフする効果を持ちます。
《先史遺産トゥスパ・ロケット》や《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》、《先史遺産ヴィマナ》の効果でステータスが変動した相手モンスターを利用して特大ダメージを狙えます。また、新規カードの《先史遺産石紋》から手軽にX召喚できるようになり、罠カード1枚から出てくる奇襲性を得ました。
《先史遺産ヴィマナ》
【 エクシーズモンスター 】
星 5 / 光 / 機械族 / 攻2300 / 守2600
レベル5モンスター×2
①:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体と、自分の墓地の、「先史遺産」モンスターまたはXモンスター1体を対象として発動できる。そのフィールドのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、対象の墓地のモンスターの攻撃力の半分アップする。その後、対象の墓地のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。その発動を無効にする。
新生・先史遺産デッキの絶対的エース!
場のモンスター1体と墓地のモンスターを選択し、攻撃力を上げつつX素材を回復するフリーチェーンの効果、X素材を使用してモンスター効果の発動を無効にする効果を持つ強力な【先史遺産】Xモンスターです。
相手ターンでも効果を使用できるので戦闘に強く、制圧力もあり、自身で素材を供給し続けるため2つの効果が完璧に噛み合っています。
新規カードの《先史遺産石紋》から手軽にX召喚できるモンスターとして破格のスペックを持ち、効果に名称ターン1が付いていないため、2体並べば2倍強い盤面になります。
お手軽エクシーズ召喚!《先史遺産石紋》
《先史遺産石紋》
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、自分のフィールド・墓地のXモンスターカード1枚を対象として発動できる。そのモンスターカードのランクの数値よりも1つ高いレベルを持つ「先史遺産」モンスター2体を、自分の手札・デッキ・墓地から選んで効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として「先史遺産」Xモンスター1体をX召喚する。
あまりにもお手軽にX召喚できてしまう、先史遺産の最終兵器
場か墓地にXモンスターを対象に、ランクの1つ高い【先史遺産】Xモンスターを手札・デッキ・墓地のモンスターを素材にX召喚するトンデモ罠カード。
主に《先史遺産トゥスパ・ロケット》等からエクシーズ召喚したランク4モンスターを対象に発動し、デッキの《先史遺産アカンバロの土偶》を素材にして《先史遺産ヴィマナ》を展開していきます。
《先史遺産ネブラ・ディスク》と《トラップトリック》でサーチする事ができ、実質9枚体制にする事でこのカードのパワーを最大限に享受する事が今回の【先史遺産】デッキのコンセプトになります。
【先史遺産】デッキと相性が良いカード
ここでは、今回紹介するデッキに採用される、相性の良いテーマ外カードを紹介していきます!
【アーティファクト】カード
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 天使族 / 攻2100 / 守1400
このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠カードゾーンにセットできる。
魔法&罠カードゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。
相手ターン中にこのカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選んで破壊できる。
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 天使族 / 攻2200 / 守900
①:このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
②:魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
③:相手ターンに、このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このターン、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
【 通常罠 】
デッキから「アーティファクト」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「アーティファクトの神智」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
また、このカードが相手によって破壊された場合、
フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。
相手ターンに機能し、ゲームを支配する万能ギミック!
《先史遺産ネブラ・ディスク》や《先史遺産アカンバロの土偶》の蘇生効果を利用していくと、自ターンは【先史遺産】カード以外が機能しづらいリスクがありますが、相手ターンで強力な妨害性能を発揮する【アーティファクト】カード群と組み合わせる事で【先史遺産】デッキの隙を埋める事ができます。
《アーティファクト–デスサイズ》や《アーティファクト–モラルタ》で確実にゲームの展開を遅らせつつ、蘇生させた《先史遺産アカンバロの土偶》や《先史遺産モアイ》と合わせて《先史遺産ヴィマナ》を展開していく事で、じわじわと相手を追い詰めていきます。
《トラップトリック》
【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「トラップトリック」以外の通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。
強力な罠カードをチョイス!
非常に強力な罠カードである《先史遺産石紋》と《アーティファクトの神智》を3枚づつ採用しているため、《トラップトリック》による罠カードの増量がバッチリ噛み合います。
【先史遺産】デッキの回し方
ここでは、【先史遺産】デッキの基本的な展開例の紹介と、どのような性質を持つ動きなのかを解説していきます!
【展開例① 初手からの基本展開】
- 《先史遺産トゥスパ・ロケット》or《先史遺産メガラ・グローヴ》
- 《先史遺産石紋》or《トラップトリック》
【結果】
- 《竜巻竜》(任意のランク4Xモンスター)
- 《先史遺産ヴィマナ》
【手順】
- 《先史遺産トゥスパ・ロケット》を召喚し、自身を対象に効果を発動。デッキの《先史遺産ネブラ・ディスク》を墓地に送る。
- 墓地の《先史遺産ネブラ・ディスク》の効果を発動し、特殊召喚。
- 2体で《竜巻竜》をX召喚し、《先史遺産石紋》をセット。
- 相手ターンのメインフェイズ、《竜巻竜》を対象に《先史遺産石紋》を発動し、デッキの《先史遺産アカンバロの土偶》2体を素材に《先史遺産ヴィマナ》をX召喚。
【盤面の解説】
初手から盤面を作る際の基本的な動きで、状況に応じたランク4モンスター+《先史遺産ヴィマナ》で応戦するだけでなく、X素材や墓地に【先史遺産】モンスターがリソースとして残る事でその後の展開を楽にしてくれます。
先行で【アーティファクト】モンスターをセットする場合は《竜巻竜》、後攻で安全に相手モンスターを叩く場合は《先史遺産トゥスパ・ロケット》で2回攻撃を付与した《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》など、《先史遺産ネブラ・ディスク》の制約下でも活躍できるXモンスターをチョイスしましょう。
【展開例② 墓地の先史遺産を活用した展開】
- 墓地に《先史遺産ネブラ・ディスク》又は《先史遺産アカンバロの土偶》
- 墓地に《先史遺産メガラ・グローヴ》
- 墓地に適当な【先史遺産】モンスター(除外コスト)
- 場に【アーティファクト】モンスター
【アーティファクト】モンスターを相手ターンに特殊召喚した返しのターン
というシチュエーションでの展開例になります。
【結果】
- 《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》
- 《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》
【手順】
- 墓地の【先史遺産】モンスターを1体除外して《先史遺産メガラ・グローヴ》の効果を発動し、自身を手札に戻す。
- 《先史遺産メガラ・グローヴ》を召喚し、リリースして効果を発動、デッキの《先史遺産トゥスパ・ロケット》を特殊召喚。
- 《先史遺産トゥスパ・ロケット》の効果で《先史遺産アカンバロの土偶》を墓地に送る。
- 墓地の《先史遺産ネブラ・ディスク》の効果を発動し、特殊召喚。
- 墓地の《先史遺産アカンバロの土偶》の効果を発動し、特殊召喚。
- レベル4モンスター2体で《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》をX召喚。
- レベル5モンスター2体で《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》をX召喚。
【盤面の解説】
ゲーム中盤、墓地の【先史遺産】モンスターが充実している状態で【アーティファクト】モンスターによる妨害からのカウンターワンショットを狙う動きです。
《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》によるデバフと《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》の効果を組み合わせる事で、相手の場のモンスターが攻撃力1800以上の場合に計8000ダメージ以上の超火力を叩きつけます。
《先史遺産トゥスパ・ロケット》の効果により《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》はモンスターに2回攻撃できる為、多少の壁モンスターは貫通してワンショットできる所も魅力です。
【先史遺産】デッキを回す上でのポイント
自己蘇生効果を持つ【先史遺産】モンスターの運用について
《先史遺産ネブラ・ディスク》と《先史遺産アカンバロの土偶》の蘇生効果のデメリットは重く、状況により使わない選択をする必要があります。
特に《先史遺産アカンバロの土偶》は【先史遺産】以外のXモンスターを展開できなくなってしまうので、《先史遺産ヴィマナ》よる妨害を構えてターンを返せる場合や、《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》で勝負を決められると判断した時に蘇生させていきましょう。
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 機械族 / 攻1800 / 守1500
このカードが召喚に成功した時、デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の「オーパーツ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に存在するモンスターが「先史遺産」と名のついたモンスターのみの場合に発動できる。
このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」と名のついたカードの効果しか発動できない。
「先史遺産ネブラ・ディスク」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 岩石族 / 攻1000 / 守1800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「先史遺産」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる。
②:このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」モンスターしか特殊召喚できない。
召喚できない《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》を採用する理由
《先史遺産トゥスパ・ロケット》で墓地に送る事のできる最大ランクのモンスターであり、モンスターの攻撃力を1400ダウンさせられる為、単体で攻撃力2400までのモンスターを戦闘破壊する事が可能になります。
更に、《先史遺産ヴィマナ》の効果でX素材にできる【先史遺産】の中で最高の攻撃力を持ち、墓地に送っておけば大幅な打点UPに繋がります。
【先史遺産】デッキをカスタムするおすすめカード
最後に、今回紹介した【先史遺産】デッキに一工夫加えられるオススメカードを紹介します!
《エクシーズ・ユニバース》
【 通常罠 】
フィールド上のエクシーズモンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体を墓地へ送る。
その後、そのエクシーズモンスター2体のランクの合計と同じか
1つ低いランクを持つ「No.」と名のついたモンスター以外の
エクシーズモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚し、
このカードを下に重ねてエクシーズ素材とする。
このカードを発動したターン、相手が受ける全てのダメージは0になる。
ビックリ・ドッキリ・オーバーレイ!
《先史遺産石紋》により相手ターンにXモンスターが並ぶようになったので、《エクシーズ・ユニバース》で更なる奇襲を仕掛けてみるのはどうでしょう?
罠による展開なので自ターンに受けがちな【先史遺産】縛りを無視でき、《先史遺産石紋》と《トラップ・トリック》を共有できるので実現性の高いギミックです。
【先史遺産】で対応しづらい魔法・罠カードの除去をしつつ【アーティファクト】モンスターとのシナジーが見込める《DDD双暁王カリ・ユガ》や凶悪なモンスター効果封殺を持つ《真竜皇V.F.D.》などの強力なXモンスターを展開できるだけでなく、普通に相手のエクシーズメタになる事もあるので発動できれば強力なカードであると言えます。
おわりに
以上で【先史遺産】デッキのテーマ解説を終わります!
元々【先史遺産】は派手なギミックの無い堅実なテーマでしたが、最新のカードによりパワフルな動きを得てより魅力的になっています!
全体的にレアリティが低く、カードの集めやすさもピカイチなので、興味がある方はカーナベルで購入してみてはいかがでしょうか?
ここまでのご観覧、ありがとうございました!