はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
「悪魔みたいなカッコいいモンスターたちを使いたい!」「ターン1のない展開デッキで遊びたい!」
今回はそんな方に向けた、連続展開を得意とするS召喚テーマ【魔轟神】デッキの解説記事です。
この記事では、手札から墓地へ送られることで展開する【魔轟神】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。
目次
【魔轟神】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【魔轟神】デッキの特徴
【魔轟神】デッキとは?
2008年に実装された『DUEL TERMINAL -魔轟神復活!!-』が初登場の、光属性のS召喚テーマデッキです。
悪魔族の【魔轟神】と獣族の【魔轟神獣】で構成されており、手札を墓地へ送ったり手札から墓地へ送られたりすることで、効果を発動することができます。
『TERMINAL WORLD 2』で同じく強化された【ジュラック】とは因縁が深く、彼らの多くを倒して最終的には滅亡の要因にまでなってしまいます。
しかしその後【氷結界】らによって滅ぼされましたが、【インヴェルズ】の影響を受けたらしい《魔轟神レヴェルゼブル》の登場などもあるので、今後の展開に注目したいですね。
【魔轟神】デッキの特徴
新規カードである《魔轟神ガミュジン》の登場によって、再現性の高い展開が可能となりました。
そのため最初に《魔轟神ガミュジン》を出して、手札や盤面の状況に合わせてリクルート効果を変えて対応していきます。
新たなエースである《魔轟神レヴェルゼブル》はお互いのターンにフリーチェーンでコントロール奪取する効果を持っているため、先攻でも後攻でも強力なゴールのひとつとなっています。
《魔轟神レヴェルゼブル》のコントロール奪取効果は名称ターン1の制約もないため、他のカードで蘇生することで複数回発動することができ、非常に強力な妨害として活用することができます。
【魔轟神】デッキの戦い方
まずは《魔轟神ガミュジン》を呼び出すために、星4のS召喚ができる組み合わせを目指していきます。
【魔轟神】デッキでは星2チューナー+星2非チューナーの組み合わせが一番手っ取り早く、とくに手札に《魔轟神獣ベヒルモス》と星2【魔轟神】モンスターがいればそちらから召喚権を使わずに展開することができます。
展開の途中で《魔轟神マルコシア》を経由すれば、【魔轟神】魔法・罠カードにアクセスすることができます。
そちらで《魔轟神界の復活》や《魔轟神界の階》に繋げば、墓地の【魔轟神】モンスターを回収したり蘇生したりしてさらなる展開が可能となります。
最終的にはお互いのターンにコントロール奪取効果を発動できる《魔轟神レヴェルゼブル》の着地を目指していきます。
もちろん他の高レベルSモンスターも展開可能なので《フルール・ド・バロネス》を出したり、相手ターンに蘇生効果を持つ《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》を出したりしておくと妨害が増えるので、積極的に狙っていきましょう。
【魔轟神】カードの解説
メインデッキの【魔轟神】モンスター
《魔轟神獣ベヒルモス》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / 獣族 / 攻1000 / 守600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合に発動できる。
手札からこのカードを含む「魔轟神」モンスターを2体以上選んで捨て、捨てたモンスターの元々のレベルの合計と同じレベルを持つ「魔轟神」Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分の手札からモンスターが墓地へ送られた場合、このカードを除外して発動できる。
手札から「魔轟神」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
レベル2・光属性・獣族の【魔轟神獣】チューナー。
①:このカードが手札に存在する場合に発動できる。
《魔轟神獣ベヒルモス》の①の効果
手札からこのカードを含む「魔轟神」モンスターを2体以上選んで捨て、捨てたモンスターの元々のレベルの合計と同じレベルを持つ「魔轟神」Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
①の効果で自身と手札の【魔轟神】モンスターを捨てることで、合計のレベルと同じの【魔轟神】SモンスターをS召喚扱いで呼び出すことができます。
S召喚のような効果ですがチューナーなどの指定もないため、捨てるモンスターがチューナーであっても問題なく使用することが可能です。
もちろん同名カードも捨てることが可能なので、《魔轟神獣ベヒルモス》が手札に2枚あればそれらを使って初動であるレベル4S《魔轟神ガミュジン》を呼び出すことができます。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分の手札からモンスターが墓地へ送られた場合、このカードを除外して発動できる。
《魔轟神獣ベヒルモス》の2の効果
手札から「魔轟神」モンスター1体を特殊召喚する。
②の効果は自身が墓地にある場合に、自分の手札からモンスターが墓地へ送られた場合に手札の【魔轟神】モンスターを呼び出す効果です。
《魔轟神界の階》などで回収した【魔轟神】モンスターをそのまま特殊召喚することができるため、展開における展開の補助として活用すると良いでしょう。
《魔轟神獣ケルベラル》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / 獣族 / 攻1000 / 守400
このカードが手札から墓地へ捨てられた時、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
レベル2・光属性・獣族の【魔轟神獣】モンスター。
このカードが手札から墓地へ捨てられた時、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
《魔轟神獣ケルベラル》の効果
効果自体はとてもシンプルで、このカードが手札から墓地へ送られた場合に自身を特殊召喚するというもの。
効果発動のためのコストとして送ったついでに自己再生でき、自身も星2チューナーということもあってさまざまな展開に繋ぐことができます。
【魔轟神】デッキでは、このカードを組み合わせることで展開が伸びやすくなるので、《魔轟神グリムロ》などから優先的にアクセスしたいカードとなっています。
《魔轟神マルコシア》
レベル4・光属性・悪魔族の【魔轟神】モンスター。
①:このカードが手札に存在する場合に発動できる。「魔轟神」モンスターを含む、「魔轟神マルコシア」以外の手札のモンスターを2体まで捨て、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力は、この効果で捨てたモンスターの数×200アップする。
《魔轟神マルコシア》の①の効果
①の効果で手札の【魔轟神】モンスターを捨てながら、自身を特殊召喚することができます。
手札から墓地へ送られた場合のトリガーとすることができる他、展開の補助としても活用することができます。
②:このカードが手札から墓地へ捨てられた場合に発動する。デッキから「魔轟神」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
《魔轟神マルコシア》の②の効果
②の効果で自身が手札から墓地へ捨てられた場合に、デッキから【魔轟神】魔法・罠カードをサーチすることができます。
テーマ内で唯一の魔法・罠サーチとなっているので、この効果の存在から初動展開の必須パーツの一つとなっています。
後述する永続魔法《魔轟神界の復活》もテーマの魔法・罠をセットする効果を持っているので、このカードからそちらに繋げていくと良いでしょう。
EXデッキの【魔轟神】モンスター
《魔轟神ガミュジン》
【 シンクロ・チューナーモンスター 】
星 4 / 光 / 悪魔族 / 攻2000 / 守0
「魔轟神」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。
手札・デッキから「魔轟神」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの他の「魔轟神」Sモンスターを相手は効果の対象にできない。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分は自分フィールドの「魔轟神」Sモンスターの数だけドローする。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
出典:遊戯王公式データベース
レベル4・光属性・悪魔族の【魔轟神】Sチューナー。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。
《魔轟神ガミュジン》の①の効果
手札・デッキから「魔轟神」モンスター1体を特殊召喚する。
①の効果で、手札・デッキから【魔轟神】モンスターを特殊召喚することができます。
実は【魔轟神】デッキで唯一のリクルート効果となっており、展開の必要パーツを持ってくる手段の一つとして活用することとなります。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
《魔轟神ガミュジン》の③の効果
自分は自分フィールドの「魔轟神」Sモンスターの数だけドローする。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
③の効果で自身が墓地へ送られた場合に、【魔轟神】Sモンスターの数までドローすることができます。
さらにドローの後に手札を1枚捨てることができ、【魔轟神】モンスターのトリガーとしても活用が可能です。
①の効果でリクルートして展開に用いた【魔轟神】モンスターを、【デモンスミス】展開などで回収しながら③で捨てると言った動きが強力となっています。
《魔轟神アンドレイス》
【 シンクロモンスター 】
星 6 / 光 / 悪魔族 / 攻2400 / 守1900
「魔轟神」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は手札を1枚捨ててこの効果を無効にできる。捨てなかった場合、自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。②:モンスターが相手の手札から墓地へ送られた場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
出典:遊戯王公式データベース
レベル6・光属性・悪魔族の【魔轟神】モンスター。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は手札を1枚捨ててこの効果を無効にできる。捨てなかった場合、自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
②:モンスターが相手の手札から墓地へ送られた場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
①の効果で手札交換、②の効果で相手モンスター蘇生を発動することができます。
①の手札交換は相手によるので不確定ではありますが、その場合でも実質的なハンデスとなるので、意外と強力だったりします。
相手が墓地へ送りたいモンスターをハンデスしたとしても②でそれを奪うことができるので、地味に強力なものとなっています。
《魔轟神レヴェルゼブル》
【 シンクロモンスター 】
星 10 / 光 / 悪魔族 / 攻3050 / 守1950
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに1度、発動できる。
自分フィールドの「魔轟神」モンスターを任意の数だけリリースし、その数だけ相手フィールドの表側表示モンスターのコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化される。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の他の「魔轟神」カード1枚を対象として発動できる。
このカードをEXデッキに戻し、対象のカードを手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
レベル10・光属性・悪魔族の【魔轟神】モンスター。
①:自分・相手のメインフェイズに1度、発動できる。
《魔轟神レヴェルゼブル》の①の効果
自分フィールドの「魔轟神」モンスターを任意の数だけリリースし、その数だけ相手フィールドの表側表示モンスターのコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化される。
①の効果でお互いのメインフェイズに、自分がリリースした【魔轟神】モンスターの数まで相手モンスターのコントロールを奪うことができます。
しかもこの効果は名称ターン1の制約がないため、《魔轟神レヴェルゼブル》を場に呼び戻すことで再度効果を使うことが可能です。
とはいえテーマ内のカードでは蘇生するものが少ないので、【デモンスミス】などの力を借りて連打を目指していきましょう。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の他の「魔轟神」カード1枚を対象として発動できる。
《魔轟神レヴェルゼブル》の②の効果
このカードをEXデッキに戻し、対象のカードを手札に加える。
また②の効果で、自身をEXデッキに戻しつつ墓地の【魔轟神】カードを回収することができます。
これによってサイクル戦にもかなり強くなったので、【デモンスミス】と併せて中長期戦もしっかり戦うことが可能となっています。
【魔轟神】魔法・罠カード
《魔轟神界の復活》
【 永続魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「魔轟神界の復活」以外の「魔轟神」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分の「魔轟神」SモンスターのS召喚成功時に相手はカードの効果を発動できない。
③:1ターンに1度、手札から「魔轟神」カード1枚を捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分は1枚ドローする。
●自分の墓地・除外状態の「魔轟神」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
《魔轟神マルコシア》からサーチ可能な【魔轟神】永続魔法カード。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「魔轟神界の復活」以外の「魔轟神」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
《魔轟神界の復活》の①の効果
①の効果で、デッキから【魔轟神】魔法・罠カードをセットすることができます。
《魔轟神マルコシア》からこのカード、このカードから別の【魔轟神】魔法・罠カードと繋がるので、とてもきれいな組み合わせとなっています。
③:1ターンに1度、手札から「魔轟神」カード1枚を捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
《魔轟神界の復活》の③の効果
●自分は1枚ドローする。
●自分の墓地・除外状態の「魔轟神」モンスター1体を特殊召喚する。
③の効果で手札から【魔轟神】カードを捨てることで、1ドローか【魔轟神】モンスターの蘇生・帰還ができます。
もちろん【魔轟神】モンスターのトリガーとしても活用できるので、そちらと併せて複数のモンスター展開コンボとして活用できます。
中盤以降でも手札交換手段として用いることができるのも、けっこう強いところですね。
《魔轟神界の階》
【 フィールド魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「魔轟神」モンスター1体を墓地へ送る事ができる。②:自分の墓地の「魔轟神」モンスター1体を対象として発動できる。手札を2枚選んで捨て、対象のモンスターを手札に加える。③:自分の手札が相手より少ない場合、自分の「魔轟神」モンスターの攻撃力は相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ、手札の枚数の差×200アップする。
出典:遊戯王公式データベース
【魔轟神】名称を持つフィールド魔法カード。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「魔轟神」モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
《魔轟神界の階》の①の効果
②:自分の墓地の「魔轟神」モンスター1体を対象として発動できる。手札を2枚選んで捨て、対象のモンスターを手札に加える。
《魔轟神界の階》の②の効果
①の効果でデッキから【魔轟神】モンスターを墓地送り、②の効果で回収を行うことができます。
②の回収効果は手札コストが2枚と重いものの、【魔轟神】モンスターのトリガーと組み合わせることで真価を発揮します。
他の回収効果カードと組み合わせて、どこをゴールとして展開するかしっかり意識しながら効果を用いるように心がけておきましょう。
【魔轟神】デッキと相性が良いカード
《魔を刻むデモンスミス》
(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 6 / 光 / 悪魔族 / 攻1800 / 守2400
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「デモンスミス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:自分フィールドの「デモンスミス」装備カード1枚とフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
③:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から他の悪魔族・光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
光属性・悪魔族モンスターといえば、やはりこのカードでしょう。
このカードをはじめとする【デモンスミス】カードを使えば、光属性・悪魔族モンスター1体からモンスターを複数展開でき、墓地の【魔轟神】の蘇生や回収まで可能となります。
純構築でも十分強力なデッキではありますが、相手の妨害などを受けてもこちらで最低限の展開が可能となるので、一緒に採用しておくと良いでしょう。
《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》
【 シンクロモンスター 】
星 8 / 風 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地からレベル2以下のチューナー1体を選んで特殊召喚する。
②:お互いのメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
EXデッキから「スターダスト・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
その後、自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚する。
このターン、この効果でS召喚したモンスターは相手が発動した効果を受けない。
レベル8のS召喚で呼び出すことができる、蘇生効果持ちの星8Sモンスターです。
【魔轟神】デッキには星2チューナーが多いのでこのカードからレベル10のS召喚に繋ぐことができ、《魔轟神レヴュアタン》や《魔轟神レヴェルゼブル》を出すことができます。
先述した【デモンスミス】で星6+星2チューナーのような組み合わせから出すことができるのも強みのひとつです。
《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》
【 リンクモンスター 】
星 4 / 闇 / 悪魔族 / 攻2800 /
【リンクマーカー:左/右/左下/右下】
悪魔族モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、手札を1枚捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールドのカード1枚を破壊する。
●このカードをエンドフェイズまで除外し、自分の墓地から光・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分の墓地のモンスターの種族の種類の数だけ自分はドローする。
その後、ドローした数だけ自分の手札を選んで好きな順番でデッキの下に戻す。
悪魔族を含むことでL召喚が可能な、リンク4の光属性・悪魔族モンスター。
お互いのターンに1度、モンスター蘇生かカード破壊を行うことができ、《魔轟神レヴェルゼブル》のコントロール奪取効果を再利用するために活用することができます。
【魔轟神】デッキでは悪魔族モンスターが自然と場に出るため、無理なく展開に組み込めるのが魅力的ですね。
【魔轟神】デッキの回し方
《魔轟神獣ベヒルモス》を用いた展開例
【使用カード/条件】
- 《魔轟神獣ベヒルモス》
- 星2【魔轟神】モンスター(ここでは《魔轟神獣ノズチ》)
- 手札コスト2枚
- 召喚権未使用
【結果】
- 《魔轟神レヴェルゼブル》
- 《フルール・ド・バロネス》
- 《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》(効果未使用)
- 《魔轟神界の復活》
- 《魔轟神界の階》
- 墓地に《刻まれし魔ラクリモーサ》《刻まれし魔の神聖棺》
【手順】
展開ルートを見る ▼【盤面の解説】
手札効果でS召喚できる《魔轟神獣ベヒルモス》を用いた展開の一例です。
《魔轟神獣ベヒルモス》+星2【魔轟神】モンスター、もしくは《レスキューキャット》通常召喚から展開することができます。
最終的には《魔轟神レヴェルゼブル》と《フルール・ド・バロネス》、そして効果を使っていない《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》を出すことができます。
《魔轟神レヴェルゼブル》による相手ターンコントロール奪取、《フルール・ド・バロネス》によるカードの発動無効、《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》によるカード破壊を妨害として活用できます。
また《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》が効果未使用となっていので、このターン中にそちらの蘇生効果でさらなる展開に繋げることも可能です。
また墓地に《刻まれし魔ラクリモーサ》と《刻まれし魔の神聖棺》があるので、相手ターンに《刻まれし魔ラクリモーサ》の効果で《刻まれし魔の神聖棺》を蘇生することができます。
《刻まれし魔の神聖棺》も相手ターン中に光属性・悪魔族モンスターを蘇生することができ、そちらで《魔轟神レヴェルゼブル》も呼び出すことが可能です。
先のカードとも合わせると、計3回も《魔轟神レヴェルゼブル》のコントロール奪取効果を相手ターン中に発動できるので、非常に強力な妨害となっていることがお分かりいただけることでしょう。
手札1枚から【デモンスミス】を用いた展開例
【使用カード/条件】
- 通常召喚可能な光・悪魔族モンスター(ここでは《魔轟神ルリー》)
- 手札コスト3枚
【結果】
- 《魔轟神レヴェルゼブル》
- 《刻まれし魔レクストレメンデ》
- 《I:Pマスカレーナ》
- 《魔轟神界の復活》
- 《魔轟神界の階》
- 墓地に《刻まれし魔ラクリモーサ》《刻まれし魔の神聖棺》
【手順】
展開ルートを見る ▼【盤面の解説】
こちらは手札に必要な【魔轟神】カードが揃っていない場合に、【デモンスミス】で展開する場合の一例です。
【魔轟神】モンスターであれば光属性・悪魔族モンスターなので、1枚からでもこちらの展開に繋ぐことができます。
先ほどの展開ほど強固ではないものの《魔轟神レヴェルゼブル》によるコントロール奪取が可能であり、《I:Pマスカレーナ》によって相手ターン中のL召喚も可能となっています。
《I:Pマスカレーナ》は状況によって、《S:Pリトルナイト》と《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》を使い分けることとなるでしょう。
【魔轟神】デッキをカスタムするおすすめカード
【暗黒界】関連カード
《暗黒界の門番 ゼンタ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 悪魔族 / 攻1000 / 守1800
自分は「暗黒界の門番 ゼンタ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「暗黒界の門」1枚を手札に加える。
②:このカードが除外された場合、自分フィールドに「暗黒界」カードが存在していれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。
《暗黒界の門》
【 フィールド魔法 】
フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。1ターンに1度、自分の墓地に存在する悪魔族モンスター1体をゲームから除外する事で、手札から悪魔族モンスター1体を選択して捨てる。その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
【暗黒界】デッキは、闇属性・悪魔族で統一されたセルフハンデスを得意とするビートダウンデッキです。
テーマ内に手札を捨てるカード・捨てられた際に発動できるカードが多く、【魔轟神】デッキとも非常に相性が良いテーマとなっています。
【魔轟神】デッキとはまた違った展開の強みを持っているため、構築におけるひとつの可能性として検討すると良いでしょう。
【未界域】関連カード
《未界域のツチノコ》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 爬虫類族 / 攻1300 / 守0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。自分の全ての手札の中から、相手がランダムに1枚選び、自分はそのカードを捨てる。それが「未界域のツチノコ」以外だった場合、さらに手札から「未界域のツチノコ」1体を特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。②:このカードが手札から捨てられた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
《未界域のネッシー》
【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / 水族 / 攻1600 / 守2800
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。自分の全ての手札の中から、相手がランダムに1枚選び、自分はそのカードを捨てる。それが「未界域のネッシー」以外だった場合、さらに手札から「未界域のネッシー」1体を特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:このカードが手札から捨てられた場合に発動できる。デッキから「未界域のネッシー」以外の「未界域」カード1枚を手札に加える。
【未界域】デッキは、さまざまな種族の闇属性モンスターで構成されたデッキです。
テーマのモンスターの共通効果として、手札交換効果と捨てられた際に発動する効果を持っています。
【魔轟神】モンスターの捨てられた際の効果とも共存できるので、手数の一つとして採用すると良いでしょう。
《コモンメンタルワールド》
《コモンメンタルワールド》は、自分がS召喚に成功する度に相手ライフにダメージを与えることができる永続魔法です。
【魔轟神】デッキのひとつに《魔轟神レヴュアタン》のループコンボ搭載型があり、このカードと併用することで先攻ワンキルが可能となっています。
すこしロマン寄りではありますが新規カードの登場で成功率も上がっていますので、ぜひとも一度お試しくださいませ。
おわりに
いかがだったでしょうか。
【魔轟神】デッキは名称ターン1のないカードが多く、ターン内でカードの効果をたくさん発動できるので、回しがいがあって非常に楽しいデッキです。
カードのイラストやデザインもさることながらデッキパワーもかなり高いデッキとなっていますので、カジュアル対戦から大会環境まで、さまざまな場面で戦える良質なデッキと言えるでしょう。
興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。
ここまでのご精読、ありがとうございました!