【2020年 HERO】デッキの回し方、対策方法が分かる解説記事

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【2020年 HERO】デッキの回し方、対策方法が分かる解説記事

はじめに

はい、どうも

去年HERO関連でゲストライター記事を書かせていただいていたREDと申します。

この記事では『過去に【HERO】デッキを使っていた事があって今の【HERO】デッキにも興味はあるけどどういう動きをするのか分からない』という方や、もっと【HERO】デッキについてを知りたい!

そんな方々の参考になるような内容を書いていけたらと思います。

僕自身【HERO】デッキは《H-C エクスカリバー》登場後の2012年4月から11期になった今期まで様々な環境で【HERO】デッキを使い続けています。

【HERO】デッキを使用してCSを何度も優勝したり選考会への出場も決めていてある程度の知識があるのでこの記事で少しでも参考になれば幸いです。

目次

【HERO】デッキの特徴

【HERO】デッキというのは遊戯王の2代目主人公、遊城十代が使用していたテーマです。

最初の頃はとてもではないが大会で勝ち抜ける程の力はなくてあくまでファンデッキとして好まれていたテーマでした。

ただ2006年にとあるカードの登場で【HERO】デッキの未来が変わります。

そのカードとはこちら

【 効果モンスター 】
星 4 / 風 / 戦士族 / 攻1800 / 守300

このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカードを除く「HERO」と名のついたモンスターの数まで、フィールド上の魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

登場からもうすぐ15年が経とうとしているこのカードですが今も現役です。

このカードが発売して数年後に《E・HERO オーシャン》《E・HERO エアーマン》を使いまわす【オーシャンビート】や《E・HERO アナザー・ネオス》《デュアルスパーク》《ミラクル・フュージョン》を搭載して環境メタに寄せた【HEROビート】というデッキから本格的に【HERO】デッキが環境デッキとして確立していきます。

その後【HEROビート】に《ヒーローアライブ》を採用してランク4に重きを置いた【アライブHERO】や《マスク・チェンジ》を採用して【M・HERO】を駆使していく【マスクHERO】、《E・HERO ブレイズマン》《融合》を入れたまさしく十代デッキとも言える【融合HERO】といったように新規カードを取り入れつつ環境に合わせた構築で、長い間トーナメントデッキんの1角として戦ってきました。

そして【HERO】デッキがトーナメントで戦える術を手に入れてから10年近く経ち、時代は令和に移ってもなお【HERO】デッキは今の環境デッキと戦える力を持っています。

その理由の1つとして長い遊戯王の歴史の中でも他のデッキにはない【HERO】デッキ唯一にして最大のメタモンスター《M・HERO ダーク・ロウ》という存在があります。

また《E・HERO エアーマン》から受け継がれている系譜の”サーチカードをサーチ出来るカード”という類のカードが沢山入っていてそれ故の安定感も強みの1つです。

サーチカードで《E・HERO シャドー・ミスト》まで繋いで《マスク・チェンジ》をサーチして《M・HERO ダーク・ロウ》を出し、さらに《E・HERO シャドー・ミスト》から《E・HERO オネスティ・ネオス》をサーチして《M・HERO ダーク・ロウ》の攻撃力を大幅に上げたり《E・HERO リキッドマン》をサーチして次のターンに備えたりする事が可能です。

【HERO】デッキレシピ


【HERO】デッキ採用カード解説

サーチ効果を持ったHEROモンスター達!

《E・HERO シャドー・ミスト》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻1000 / 守1500

「E・HERO シャドー・ミスト」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《E・HERO エアーマン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 風 / 戦士族 / 攻1800 / 守300

このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。●自分フィールド上に存在するこのカードを除く「HERO」と名のついたモンスターの数まで、フィールド上の魔法または罠カードを破壊する事ができる。●自分のデッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《V・HERO ヴァイオン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻1000 / 守1200

「V・HERO ヴァイオン」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「HERO」モンスター1体を墓地へ送る。
②:1ターンに1度、自分の墓地から「HERO」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「融合」1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

”サーチカードをサーチ出来る”HEROモンスターです。

《E・HERO シャドー・ミスト》《E・HERO エアーマン》から後続の【HERO】をサーチしてそこからさらに次のHEROへと繋いでいきます。

状況に応じて必要なHEROモンスターをサーチして戦う事が可能なのである程度の対応力があり、このようなモンスター達が大量に入っているので1ターン目に動けないという事がほぼなくデッキとしての安定感も非常に高いです。

召喚権を使わない優秀な展開HERO!

《V・HERO ファリス》

【 効果モンスター 】
星 5 / 闇 / 戦士族 / 攻1600 / 守1800

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカード以外の「HERO」モンスター1体を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「V・HERO ファリス」以外の「V・HERO」モンスター1体を選び、永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「HERO」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《V・HERO インクリース》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 戦士族 / 攻900 / 守1100

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。墓地のこのカードを永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
②:このカードが永続罠カード扱いの場合、お互いのメインフェイズに、自分フィールドの「HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。
③:このカードが魔法&罠ゾーンからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の「V・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

役割としては上述しているHEROと同じですがこのカード達の違う部分は召喚権を使わずに展開出来るHEROサポートという事です。

丁度1年前くらいに登場してルール変更の影響により落ち目になっていた【HERO】デッキを再び環境デッキと戦えるようにしてくれた革命的な新規でした。

今までは下級【V・HERO】を全部出した後にフィールドに置く《V・HERO インクリース》がただ置いてあるだけでしたが《禁じられた一滴》の登場によって置けば置くだけ得になり地味に強化されています。

《E・HERO オネスティ・ネオス》

【 効果モンスター 】
星 7 / 光 / 戦士族 / 攻2500 / 守2000

「E・HERO オネスティ・ネオス」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
①:このカードを手札から捨て、フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで2500アップする。
②:手札から「HERO」モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、捨てたモンスターの攻撃力分アップする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

使い方は至ってシンプルでただ手札からこのカードを墓地に捨ててHEROモンスターの攻撃力を2500アップします。

一般的なこういう系のカードだと手札から捨てるタイミングがダメージステップのみと限られていたり《M・HERO ダーク・ロウ》《マクロコスモス》中は発動出来ない場合が殆どなのですが何故かこのカードは好きなタイミングで発動する事が出来てかつ墓地除外系の影響も受けずに発動が可能です。

流石主人公カードでアニメOPにも登場していたカード、優遇を感じます。

このカードの存在のおかげで下級の《E・HERO エアーマン》1枚の攻撃力が4300まで上昇します。

アニメ世界なら《E・HERO エアーマン》1枚でワンキルですし《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》《双穹の騎士アストラム》のような強力な耐性持ち、特殊召喚を封じる《虚無魔人》といった本来倒しづらいカードも簡単に処理する事が可能です。

②の効果を知らない方も割といますがこれが意外と強くて例えば

《E・HERO エアーマン》から《E・HERO オネスティ・ネオス》をサーチして効果で捨てて2500アップ、《死者蘇生》等でそのままこのカードを墓地から特殊召喚して手札の攻撃力1200以上のHEROをコストに②の効果を発動して《原始生命態ニビル》をケアしながらワンキルしたりも出来ます。

余談ですが実は発売当初はEXモンスターゾーンが存在する前のランク4全盛期の時で【HERO】デッキは《E・HERO バブルマン》を主体とした構築が殆どだったのでトーナメントでは全く使われていませんでした。

しかしルール変更後に展開力を失った【HERO】デッキは以前よりさらに《M・HERO ダーク・ロウ》に依存した戦い方を選択し、その結果として《M・HERO ダーク・ロウ》を戦闘から守る、《M・HERO ダーク・ロウ》が除去される前に相手のライフポイントを0にするという理由からついに採用され始めました。

《E・HERO リキッドマン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 戦士族 / 攻1400 / 守1300

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時、「E・HERO リキッドマン」以外の自分の墓地のレベル4以下の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードが「HERO」融合モンスターの融合召喚の素材になり、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

主に《X・HERO クロスガイ》等からサーチして融合素材として使用する場合が多いです。

融合素材として墓地にいくか墓地から除外された場合にドロー効果があるのでその効果で《マスク・チェンジ》や手札誘発へアクセスしにきます。

また①の効果も非常に強力で後述する《フュージョン・デステニー》を絡めた展開の時や《E・HERO シャドー・ミスト》からサーチして次のターンに《M・HERO ダーク・ロウ》を狙いにいくことも結構な頻度であります。

《D-HERO ダイナマイトガイ》

【 効果モンスター 】
星 5 / 闇 / 戦士族 / 攻1000 / 守1000

①:モンスターが戦闘を行うダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、お互いのプレイヤーは1000ダメージを受ける。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は次の相手ターン終了時まで1000アップする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

基本的には《フュージョン・デステニー》の効果でデッキから墓地に送り《D-HERO ディストピアガイ》を特殊召喚

墓地のこのカードを除外して《D-HERO ディストピアガイ》の攻撃力を上げてそのまま《D-HERO ディストピアガイ》の効果でフィールドのカードを破壊する時に使用します。 

①の効果も意外と強くて手札から捨てる効果にお互いへのバーンが付いているのでどんなに不利な状況でも相手のライフポイントを1000以下にするのを意識してワンチャンスを狙ったり墓地の《V・HERO インクリース》の起動にも一役買ってくれます。

また、相手が【オルターガイスト】ような直接攻撃でのダメージがトリガーとなっているモンスターが入っているデッキ相手には優先的にサーチして《オルターガイスト・メリュシーク》から自分のカードを守ったりする事も出来ます。

《D-HERO ディバインガイ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻1600 / 守1400

「D-HERO ディバインガイ」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①このカードの攻撃宣言時に、相手フィールドの表側表示の魔法カード1枚対象として発動できる。
そのカードを破壊し、相手に500ダメージを与える。
②自分の手札が0枚の場合、自分の墓地からこのカードと「D-HERO」モンスター1枚を除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
この効果はこのカードが墓地に送られたターンには発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このカードも基本的には《フュージョン・デステニー》の効果で落とすカードです。

《D-HERO ディストピアガイ》を特殊召喚した時に墓地のこのカードを対象にして相手に1600ダメージを与える事が可能であり、《フュージョン・デステニー》から《D-HERO ディストピアガイ》を特殊召喚するだけで実質4400のダメージが与えられます。

①の効果は表側の魔法を破壊という広く見れる効果なので状況に応じて《X・HERO クロスガイ》から蘇生して相手のスケールやフィールド魔法を破壊する事が可能です。

②の効果は制約があるもののシンプルなドロー効果で手札が付きやすくリカバリー能力が低い【HERO】デッキからすると次のターンに《マスク・チェンジ》等を引いて攻め手や返し手を増やせる可能性があるのはとても優秀です。

よくここの枠が《D-HERO ディシジョンガイ》とどっちいいかという話になりますがどちらにも強みがあるので正直現状は好みやプレイスタイルで選んでもいいのかなって思っています。

僕はこのカードの2ドローで勝った試合が割とあったので《D-HERO ディバインガイ》を優先しています。

今後《双穹の騎士アストラム》のようなモンスターが何回も出てくる環境で《E・HERO オネスティ・ネオス》が複数回必要になったり、バーンが多い環境であれば《D-HERO ディシジョンガイ》を優先して採用します。

【HERO】デッキ採用魔法カードについて

《ヒーローアライブ》

【 通常魔法 】

自分フィールド上にモンスターが表側表示で存在しない場合、ライフポイントを半分払って発動する事ができる。自分のデッキからレベル4以下の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

今の【HERO】デッキの代名詞と言えば《M・HERO ダーク・ロウ》かもしれませんがこのカードは《M・HERO ダーク・ロウ》登場前から【HERO】デッキを支えていた、いわば元祖【HERO】デッキの代名詞的なカードです。 

あまりのパワー故に度々他のデッキで悪用されて現在準制限のこのカードですが召喚権を使わずに《M・HERO ダーク・ロウ》まで繋いだり《E・HERO エアーマン》を特殊召喚から2枚目の《E・HERO エアーマン》をサーチして伏せを破壊しつつさらなる展開をしたりと無限の可能性を秘めています。

ソリティア動画では《ヒーローアライブ》1枚から《光の創造神 ホルアクティ》という流れをよく目にして最近はもはや全く驚かなくなるくらいには【HERO】デッキ以外でも使えるカードパワーがあります。

《フュージョン・デステニー》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・デッキから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「D-HERO」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに破壊される。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

制約が付いているとはいえこのカード1枚から2800打点のモンスターを出しながら後続のHEROをサーチしたり、フィールドのカードを1枚破壊出来たり、相手にバーンを与えたりと出来る事が幅広いパワーカードです。

《禁じられた一滴》

【 速攻魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・フィールドから、このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このデッキだと《ヒーローアライブ》《フュージョン・デステニー》のような1枚初動の魔法カードをコストに使えたり、何回でもフィールドに置ける《V・HERO インクリース》の存在からコストを確保しやすく他のデッキよりも使いやすい利点があります。

 《V・HERO トリニティー》とも相性が良くて攻撃力を下げた相手のモンスターが複数並んでいれば容易にワンキルを成立させる事が出来ます。

《墓穴の指名者》

【 速攻魔法 】

①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《抹殺の指名者》

【 速攻魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【HERO】デッキは《V・HERO ファリス》《ヒーローアライブ》《フュージョン・デステニー》といった強力な1枚初動が多く、最初の1枚が通ってしまえば膨大なアドバンテージを獲得出来るのでその後の妨害に対してはある程度物量で乗り越えていく事が出来ます。

ただその反面《増殖するG》《灰流うらら》等を撃たれてしまい最初の展開が上手く通らない時に妨害が少ないこのデッキは返しが厳しいので指名者セットを採用しています。

サンプルリストで《墓穴の指名者》が1枚なのは《抹殺の指名者》で相手の《墓穴の指名者》を止める意味合いが大きいのですが環境によっては全然3枚入れても構わないです。

【HERO】デッキ採用EXモンスターカードについて

【HERO】デッキの要!《M・HERO ダーク・ロウ》

【 融合モンスター 】
星 6 / 闇 / 戦士族 / 攻2400 / 守1800

このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
②:1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

上述している通りこのカードの存在こそが今でも【HERO】デッキが戦える大きな要因です。

一時期から墓地は第2の手札と言われるまでデュエル中に絡む場所となり今も昔も墓地を利用してアドバンテージを取ってくるデッキが数多く存在します。

そして今となっては無い方が珍しいくらいどのデッキにもサーチカードやドローカードが当たり前のように入っていてこのカードの①、②の効果が両方とも刺さるデッキないし片方が刺さるデッキが殆どです。

そこまで殆どのデッキに刺さるほどの優秀な効果を持っているのにも関わらず《E・HERO シャドー・ミスト》を特殊召喚するか闇HERO+《マスク・チェンジ》を揃えるという簡単な方法で出てきます。

たとえ1度倒されても《E・HERO シャドー・ミスト》から《E・HERO リキッドマン》をサーチして次のターンにまた《E・HERO シャドー・ミスト》を特殊召喚すれば容易に2体目を出す事も可能です。

とてもお手軽に出てくる割に1度出てくるとデッキ次第ではそのままこのカード1枚でゲームを終わらせてしまう可能性がある程の強力な効果を持ったこのカードが【HERO】デッキの1番の強みと言えます。

《M・HERO 闇鬼》

【 融合モンスター 】
星 8 / 闇 / 戦士族 / 攻2800 / 守1200

このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
「M・HERO 闇鬼」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは直接攻撃できる。
その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《M・HERO アシッド》

【 融合モンスター 】
星 8 / 水 / 戦士族 / 攻2600 / 守2100

このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《M・HERO ブラスト》

【 融合モンスター 】
星 6 / 風 / 戦士族 / 攻2200 / 守1800

このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を半分にする。
②:1ターンに1度、500LPを払い、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《マスク・チェンジ》から出す先の選択肢です。

《M・HERO 闇鬼》は相手のモンスターを破壊しつつ追加の《マスク・チェンジ》をサーチ出来るので大幅にライフを取る事が出来ます。

細かい部分ですが墓地へ送った時なので《M・HERO ダーク・ロウ》がいる時はサーチ効果が使えないので注意

《M・HERO アシッド》は下級に撃って出す事はあまりなくて殆どが《E・HERO アブソルートZero》と組み合わせて相手フィールドの全破壊を狙います。

《M・HERO ブラスト》《E・HERO エアーマン》の破壊効果にチェーンで《マスク・チェンジ》を撃つ事で《スキルドレイン》ような効果無効系をかわしつつ相手の伏せを破壊、さらに残った伏せをこのカードでバウンスして追加の攻め手を通す時に使用します。

《E・HERO サンライザー》

【 融合モンスター 】
星 7 / 光 / 戦士族 / 攻2500 / 守1200

属性が異なる「HERO」モンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ミラクル・フュージョン」1枚を手札に加える。
②:自分フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスターの属性の種類×200アップする。
③:このカード以外の自分の「HERO」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

過去の環境で猛威を振るった《ミラクル・フュージョン》サーチを内蔵したモンスター

今年の4月からまたルールが変わった事により《融合》からこのカードを経由して1ターンでE・HERO融合モンスターが場に2体出せるようになりました。

このカードの元々の攻撃力は実質2700なので《ミラクル・フュージョン》から光以外の属性の融合モンスターを出す事で《融合》から6000近くのダメージを叩き出す事が可能です。

他の効果もとても優秀で②の効果は参照する属性、攻撃力が上がるモンスター共にHEROを問わないので例えば優秀なエクシーズモンスターだが攻撃力が低い《深淵に潜む者》のようなモンスターも攻撃力が上昇して破壊されづらくなったりします。

また③の効果は相手のターンの戦闘でも発動するのでこのカード+《E・HERO シャドー・ミスト》+《マスク・チェンジ》と構えていればもし《ダイナレスラー・パンクラトプス》のようなモンスターを特殊召喚されて《E・HERO シャドー・ミスト》に攻撃されても《マスク・チェンジ》の発動を妨害されたりする事がなくなります。

《E・HERO アブソルートZero》

【 融合モンスター 】
星 8 / 水 / 戦士族 / 攻2500 / 守2000

「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO アブソルートZero」以外の水属性モンスターの数×500ポイントアップする。このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《E・HERO エスクリダオ》

【 融合モンスター 】
星 8 / 闇 / 戦士族 / 攻2500 / 守2000

「E・HERO」と名のついたモンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する「E・HERO」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

主に《ミラクル・フュージョン》から出す先です

《E・HERO アブソルートZero》《E・HERO リキッドマン》を素材に手札融合→《E・HERO サンライザー》を特殊召喚して《ミラクル・フュージョン》をサーチして出すのが殆どです。

《E・HERO エスクリダオ》は後述する《原始生命態ニビル》をケアする展開の時や《フュージョン・デステニー》中に《ミラクル・フュージョン》から出せる融合モンスターとして使用します。

《D-HERO ディストピアガイ》

【 融合モンスター 】
星 8 / 闇 / 戦士族 / 攻2800 / 守2400

「D-HERO」モンスター×2
「D-HERO ディストピアガイ」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のレベル4以下の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
②:このカードの攻撃力が元々の攻撃力と異なる場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードの攻撃力は元々の数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

主に《フュージョン・デステニー》で優先的に出すカードです。

このカードの攻撃力を他のカードで変動させて相手のターンで妨害として使います。

1つ注意なのが《X・HERO ドレッドバスター》のような永続的に攻撃力を変動させるカードがいる状態でこのカードの効果を使った場合はその効果処理後からはその永続効果を受けなくなります。

どちらかが新たに場に出た場合はまた永続効果を受ける事が可能です。

《D-HERO デッドリーガイ》

【 融合モンスター 】
星 6 / 闇 / 戦士族 / 攻2000 / 守2600

「D-HERO」モンスター+闇属性の効果モンスター
「D-HERO デッドリーガイ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。手札・デッキから「D-HERO」モンスター1体を墓地へ送り、自分フィールドの全ての「D-HERO」モンスターの攻撃力はターン終了時まで、自分の墓地の「D-HERO」モンスターの数×200アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらも《フュージョン・デステニー》から出す融合先ですが使用頻度としては低めです。

ただ《フュージョン・デステニー》から闇属性モンスターなら何でも墓地に落とせるので《彼岸の悪鬼 ファーファレル》を落として耐性持ちの相手のモンスターを一時的に退かしたり、《シャドール・ドラゴン》を落として《スキルドレイン》のような罠カードを破壊しつつ展開する事が出来ます。

《V・HERO トリニティー》

【 融合モンスター 】
星 8 / 闇 / 戦士族 / 攻2500 / 守2000

「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。融合召喚に成功したこのカードは、1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【転生炎獣】デッキのように盤面に大量のモンスターを横並びさせるデッキ相手や《オルフェゴール・ガラテア》のような戦闘破壊耐性が付いているモンスターがいる時にこのカードを出して《X・HERO ドレッドバスター》や《E・HERO オネスティ・ネオス》と合わせてワンキルを狙いにいく時に使用します。

《X・HERO ドレッドバスター》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / 戦士族 / 攻2500 /

「HERO」モンスター2体以上
①:このカード及びこのカードのリンク先の「HERO」モンスターの攻撃力は、自分の墓地の「HERO」モンスターの種類×100アップする。
②:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
【LINK-3:左下/下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このカードは先攻展開で《D-HERO ディストピアガイ》と一緒に並べて《D-HERO ディストピアガイ》の破壊効果を起動出来るようにしたり後攻でHEROモンスターの攻撃力を総上げしてワンキルを狙いにいくのに使用します。

《X・HERO クロスガイ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 戦士族 / 攻1600 /

戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、このカードの効果を発動するターン、自分は「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、自分の墓地の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
②:自分フィールドの「D-HERO」モンスター1体をリリースして発動できる。リリースしたモンスターとカード名が異なる「HERO」モンスター1体をデッキから手札に加える。

【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《V・HERO ファリス》等から繋いで後続のHEROをサーチします。

先攻展開とその次のターンに使う頻度がとても高いので最低2枚は必要です。

《X・HERO ワンダー・ドライバー》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1900 /

「HERO」モンスター2体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先となる自分フィールドに「HERO」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地の、「融合」魔法カード、「フュージョン」魔法カード、「チェンジ」速攻魔法カードの内、いずれか1枚を対象として発動する。
そのカードを自分フィールドにセットする。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
手札から「HERO」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

主な役割は1度使った《マスク・チェンジ》をこのカードでセットして相手ターンにも《マスク・チェンジ》を発動出来るようにする事です。

意外と知られていませんがセット出来る《融合》は通常の《融合》だけではなく《融合》魔法カードなの《超融合》《融合解除》等を後攻で撃った場合このカードでセットすれば相手のターンにも妨害として使い回す事が出来ます。

【HERO】デッキの回し方〜概要〜

【HERO】デッキの回し方①:《融合》へアクセスして状況に応じて融合モンスターを使い分けよう

【HERO】デッキの戦い方はいくつかありますがまず1つ目は《E・HERO エアーマン》《E・HERO シャドー・ミスト》《X・HERO クロスガイ》等のサーチ効果で《V・HERO ファリス》へのアクセスを目指します。

《V・HERO ファリス》から《V・HERO インクリース》まで繋いでそこから《V・HERO ヴァイオン》までアクセスする事が非常に重要です。

《V・HERO ヴァイオン》にアクセス=《融合》にアクセスという話なので《V・HERO ヴァイオン》の効果で《融合》をサーチしたら状況に応じてE・、V、Dの融合モンスターを使い分けて出します。

先攻の場合は可能である限り最優先で《E・HERO リキッドマン》を素材に《E・HERO サンライザー》の融合召喚して2枚ドローと《ミラクル・フュージョン》をサーチを狙いにいきます。

ここでさらにいくつか分岐点がありもし《マスク・チェンジ》を引いている場合は闇属性HEROモンスターに《マスク・チェンジ》を発動して《M・HERO ダーク・ロウ》特殊召喚

その後《X・HERO ワンダー・ドライバー》を特殊召喚から《ミラクル・フュージョン》を発動し《E・HERO アブソルートZero》《X・HERO ワンダー・ドライバー》のリンク先に特殊召喚して《マスク・チェンジ》をセットします。

この動きをした事により《M・HERO ダーク・ロウ》+《E・HERO アブソルートZero》+《M・HERO アシッド》という盤面が出来上がり、相手のターンにモンスター+魔法罠を好きなタイミングで全除外という強力な動きが可能となります。

もし《マスク・チェンジ》を引いていない場合は《ミラクル・フュージョン》は撃たずに温存して次のターンに墓地の《E・HERO リキッドマン》を除外しながら撃てば2ターンで実質4枚ドロー(2捨て)+融合モンスターが2体という状況になり盤面を作りつつ確実なアドバンテージを獲得する事が出来ます。

後攻の時は相手に伏せがあれば《D-HERO ディストピアガイ》の破壊効果で伏せを剥がしてから動いたり相手の盤面にモンスターが複数並んでいる状況ならば《E・HERO エアーマン》《M・HERO ブラスト》で伏せを剥がしてから《V・HERO トリニティー》まで繋いでワンキルを目指します。

【HERO】デッキの回し方②:《M・HERO ダーク・ロウ》を目指そう

回し方①は《融合》を活用した動きであり、まさに【HERO】デッキっぽいですがそれでもやっぱりこのデッキで1番強いモンスターは《M・HERO ダーク・ロウ》です。

《フュージョン・デステニー》スタートや《V・HERO ファリス》+《E・HERO シャドー・ミスト》or《D-HERO ディアボリックガイ》スタートのような墓地に《E・HERO シャドー・ミスト》を落としつつ召喚権を使わない動きの時は《M・HERO ダーク・ロウ》を目指すか回し方①のようにドローしながら展開するかの2択あります。

もちろん他の手札とかにもよりますが相手のメインギミックが墓地を経由しながら展開する《M・HERO ダーク・ロウ》1枚でほぼ全ての動きが止まるようなデッキ相手には堅実なアドバンテージ獲得よりも《M・HERO ダーク・ロウ》を優先して出す事があります。

《M・HERO ダーク・ロウ》が登場したのはもう約6年前で昔と違って今の遊戯王は《ダイナレスラー・パンクラトプス》や壊獣を始めとした汎用カードで《M・HERO ダーク・ロウ》を処理出来るカードが沢山あるので勿論裏目を引く可能性もあります。

ただ逆にそういう展開系のデッキではメインギミック外のカードを素引きしなければ《M・HERO ダーク・ロウ》を処理出来ない事が殆どなので引かれなければそのまま次のターンには相手を倒せるくらいのポジティブな気持ちで出しましょう。

【HERO】デッキの回し方〜具体例〜

ここでは【HERO】デッキのカードを使用した実践的な回し方についてご紹介いたします。

《V・HERO ファリス》から展開を考えよう

【条件】特になし

【使用カード】《V・HERO ファリス》+ファリスのコストのHEROモンスター1枚

【結果】フィールドが《X・HERO クロスガイ》《E・HERO サンライザー》、手札に《ミラクル・フュージョン》+ドローカード1枚、墓地に未使用の《D-HERO ディアボリックガイ》とういう状況になりここから他の手札次第で展開が分岐していきます。

  1. 《V・HERO ファリス》のコストでHEROモンスターをコストに特殊召喚して《V・HERO インクリース》を設置、《V・HERO インクリース》効果で《V・HERO ファリス》をコストに自身を特殊召喚してデッキから《V・HERO ヴァイオン》を特殊召喚
  2. 《V・HERO ヴァイオン》の効果でデッキから《D-HERO ディアボリックガイ》を墓地に落としてから②の効果で《V・HERO ファリス》を除外して《融合》サーチ
  3. 場の2体で《X・HERO クロスガイ》をリンク召喚して墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》を蘇生からそのまま②の効果でコストにして《E・HERO エアーマン》をサーチ 
  4. 《E・HERO エアーマン》を召喚して《E・HERO リキッドマン》をサーチ、《融合》発動から《E・HERO エアーマン》《E・HERO リキッドマン》を融合→《E・HERO サンライザー》を融合召喚して《ミラクル・フュージョン》サーチと2枚ドロー(1捨て)

ここからドロー後の手札次第で展開が分岐します。

  1. 分岐①の1.手札に《マスク・チェンジ》を引いている場合は墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》の効果を発動して特殊召喚、《マスク・チェンジ》を発動して《M・HERO ダーク・ロウ》を特殊召喚
  2. 分岐①の2.《X・HERO クロスガイ》《E・HERO サンライザー》を素材に《X・HERO ワンダー・ドライバー》をリンク召喚、《ミラクル・フュージョン》を発動して《X・HERO ワンダー・ドライバー》のリンク先に《E・HERO アブソルートZero》を特殊召喚して墓地の《マスク・チェンジ》をセット

これで上述している通り相手のターンに《マスク・チェンジ》を発動して相手の場のカードを壊滅させられます。

以前は万が一トップで《無限泡影》《精神操作》のような《M・HERO ダーク・ロウ》を無力化出来るカードを引かれてしまった場合、《X・HERO ワンダー・ドライバー》のリンク先が埋まっているので《マスク・チェンジ》で避ける事が出来ませんでしたがルール変更により《M・HERO ダーク・ロウ》への妨害を避けるor妨害という選択が可能となりしっかりと新ルールの恩恵を受けています。

  1. 分岐②の1.もし手札の妨害が薄く、【D-HERO】モンスターを引いていた場合は《ミラクル・フュージョン》発動から《E・HERO エスクリダオ》を特殊召喚、《X・HERO クロスガイ》と合わせてリンク素材にして《X・HERO ワンダー・ドライバー》をリンク召喚
  2. 分岐②の2.《D-HERO ディアボリックガイ》の効果で《X・HERO ワンダー・ドライバー》のリンク先に特殊召喚して墓地の《融合》をセットして発動、場の《D-HEROディアボリックガイ》と手札の【D-HERO】モンスターで《D-HERO ディストピアガイ》を融合召喚

場に《E・HERO サンライザー》がいるので《D-HERO ディストピアガイ》の攻撃力が上昇して1妨害となります。

また、《X・HERO ワンダー・ドライバー》の攻撃力も2300とそこら辺の下級には負けない攻撃力かつ《E・HERO サンライザー》の③と《D-HERO ディストピアガイ》の2段構えによって守れるので次のターンに《X・HERO ワンダー・ドライバー》のリンク先にHEROモンスターを出して《ミラクル・フュージョン》をセットする事で墓地の《E・HERO リキッドマン》を除外して2ドローしつつさらなる展開が可能となります。

《M・HERO ダーク・ロウ》へのアクセス

このデッキでは《ヒーローアライブ》《マスク・チェンジ》の素引き以外にもいくつか《M・HERO ダーク・ロウ》へのアクセスの方法があるのでご紹介いたします。

【条件】特になし

【使用カード】《フュージョン・デステニー》

【結果】《M・HERO ダーク・ロウ》《M・HERO アシッド》のどちらかを選択出来る盤面が作れます。

  1. 《フュージョン・デステニー》を発動してデッキから《D-HERO ディアボリックガイ》《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地に送り、《D-HERO デッドリーガイ》を特殊召喚
  2. 墓地の《E・HERO シャドー・ミスト》の効果は破棄して《D-HERO ディアボリックガイ》の効果で2体目を特殊召喚、場の2体で《X・HERO クロスガイ》をリンク召喚して墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》蘇生
  3. そのまま《X・HERO クロスガイ》の効果で《D-HERO ディアボリックガイ》をコストに《E・HERO リキッドマン》をサーチして召喚、《E・HERO シャドー・ミスト》を蘇生
  4. 《E・HERO シャドー・ミスト》の効果で《マスク・チェンジ》をサーチして相手のターンに《M・HERO ダーク・ロウ》《M・HERO アシッド》のどちらかを出す事が可能です。

相手ターンに《M・HERO ダーク・ロウ》か、《M・HERO アシッド》の展開

【条件】特になし

【使用カード】《V・HERO ファリス》+《E・HERO シャドー・ミスト》or《D-HERO ディアボリックガイ》 

【結果】こちらも相手のターンに《M・HERO ダーク・ロウ》《M・HERO アシッド》のどちらかを選択出来る盤面が作れます。

  1. 《V・HERO ファリス》の効果でどちらかのHEROをコストにして《V・HERO インクリース》《V・HERO ヴァイオン》まで繋いで《V・HERO ヴァイオン》の効果でもう片方を落とす(《E・HERO シャドー・ミスト》の効果は破棄)
  2. 《V・HERO ヴァイオン》の効果で墓地の《V・HERO ファリス》を除外して《融合》サーチ、場の2体で《X・HERO クロスガイ》をリンク召喚して《D-HERO ディアボリックガイ》蘇生からコストにして《E・HERO リキッドマン》をサーチ
  3. 《E・HERO リキッドマン》を召喚して墓地の《E・HERO シャドー・ミスト》を蘇生、《マスク・チェンジ》をサーチで《フュージョン・デステニー》の時と同じ盤面が作れます。

《E・HERO リキッドマン》の蘇生効果を使ってしまうのでドロー出来ないのが少し勿体なく感じるかもしれません。

ただこの展開の良いところは《融合》にアクセス出来ているので《E・HERO シャドー・ミスト》から《E・HERO エアーマン》をサーチして次のターンに違う属性のHEROサーチから融合すれば《E・HERO サンライザー》《ミラクル・フュージョン》と繋がり墓地の《E・HERO リキッドマン》を除外して2ドローしながら追加の展開が出来るところです。

【HERO】デッキの回し方〜気をつけるポイント〜

表示形式の意識が重要

相手に手札誘発がなくて自分の先攻展開が通ったとしても油断してはいません。

メイン戦はともかくサイド後の場合は《ライトニング・ストーム》が飛んでくる可能性が十分考えられます。

《E・HERO オネスティ・ネオス》の都合上攻撃表示で出したくはなりますが万が一《ライトニング・ストーム》を引かれていた場合自分のモンスターが全滅してリカバリー能力が低いこのデッキだと負け濃厚になってしまいます。

サイド後は守備表示で出せるモンスター極力守備で出すようにして1番最悪の事態を避けましょう。

【HERO】デッキは《E・HERO サンライザー》のおかげで1回ならば相手モンスターからの攻撃に対処出来ます。

もし2体以上のモンスターを並べて攻撃してきた場合は《E・HERO アブソルートZero》《マスク・チェンジ》を発動して《M・HERO アシッド》を守備表示で出しつつ《E・HERO アブソルートZero》の効果で相手のモンスターを返り討ちにします。

次の自分ターンが返ってくれば高打点のHEROモンスターで簡単にワンキルが可能であり、相手に《ライトニング・ストーム》を上手く使わせないままゲームを終わらせる事が出来ます。

なので決してキツくないとは言いませんがこういった細かいプレイで相手カードの威力を下げる事が出来るので表示形式を意識しましょう。

過剰展開は控えよう

《ライトニング・ストーム》以外にもサイド後は相手が《原始生命態ニビル》を採用している可能性が大いにあります。

《原始生命態ニビル》は【HERO】デッキが食らったら1番キツいカードであり《E・HERO リキッドマン》のドロー後の手札に妨害カードが多めであれば敢えて《ミラクル・フュージョン》は撃たずに温存する場合もあります。

これによって例え《原始生命態ニビル》を使われたとしてもこちらは返しに《E・HERO アブソルートZero》+除外された《E・HERO リキッドマン》効果の2ドロースタートから動けて墓地には未使用の《D-HERO ディアボリックガイ》もあるのでまだ勝てる見込みが十分あります。

上述しているような《M・HERO ダーク・ロウ》+《E・HERO アブソルートZero》+《マスク・チェンジ》のような盤面はもちろん強力ですが《M・HERO ダーク・ロウ》+妨害数枚だけでも強力なので欲張らずに《原始生命態ニビル》を意識してリソースを残しながらゲームを進めていく事も考えましょう。

余裕がある時は《原始生命態ニビル》を意識した展開を

後攻の時に手札がメインギミックで溢れていて全部使ったら明らかに過剰打点になる時は《原始生命態ニビル》を撃たれた上からワンキルが出来ないかを優先して考えます。

例えば《ヒーローアライブ》+《E・HERO シャドー・ミスト》《V・HERO ファリス》《D-HERO ディアボリックガイ》のどれか1枚+HERモンスター1枚のような手札

残念ながら今は《D-HERO ディアボリックガイ》が準制限になってしまったので2枚では出来なくなりましたがそれでももう1枚HEROモンスターが手札にあれば《D-HERO ディアボリックガイ》3枚目の代わりに手札のHEROモンスターを融合素材として全く同じ展開が出来ます。

動画の中だとモンスター1枚+《原始生命態ニビル》の上からワンキルですが追加で《マスク・チェンジ》を引いていれば《M・HERO 闇鬼》を絡めてもう少し多くのモンスターの上から《原始生命態ニビル》を越えてワンキルも可能です。

他にも《V・HERO ヴァイオン》召喚スタートの場合は

《E・HERO シャドー・ミスト》落としから《E・HERO リキッドマン》をサーチ、そのまま《融合》もサーチして手札の《E・HERO リキッドマン》とHEROモンスターを融合して《E・HERO サンライザー》を融合召喚

《ミラクル・フュージョン》をサーチから発動して《E・HERO アブソルートZero》を特殊召喚すれば1600+2900+2900の7400となり、もう1枚何かしら打点になるカードがあれば《原始生命態ニビル》を撃たせないでワンキルする事も出来ます。

もしエクストラに《E・HERO The シャイニング》が入っていて手札に【E・HERO】モンスターがいれば《E・HERO リキッドマン》の代わりに《E・HERO オネスティ・ネオス》をサーチして同じ展開から1400+2900+3900となり《V・HERO ヴァイオン》+【E・HERO】モンスターの2枚で《原始生命態ニビル》をケアしながらワンキルする事も可能です。

ついでにちょっとした裏技も話すと1番最初は《E・HERO The シャイニング》から攻撃して次の《V・HERO ヴァイオン》攻撃宣言時に《E・HERO サンライザー》の効果で《E・HERO The シャイニング》を破壊する事で《E・HERO オネスティ・ネオス》を回収出来るので追加で2500ダメージも与えられます。

このように手札がメインギミックに寄っている時はワンキルラインに届く最低限のモンスターだけを出してからメイン終了に向かって《原始生命態ニビル》を確認したり召喚特殊召喚を4回以内に抑えて《原始生命態ニビル》を使わせないでワンキル出来るかを考えましょう

【HERO】デッキ対策カード

《原始生命態ニビル》

【 効果モンスター 】
星 11 / 光 / 岩石族 / 攻3000 / 守600

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【HERO】デッキではメインギミックで相手のモンスター効果を無効に出来るようなカードがないので最後まで展開を待たれてからこのカードを発動されると場のカード全てが吹っ飛び、リカバリー能力も低いので一気に負け濃厚になります。

《超融合》

【 速攻魔法 】

手札を1枚捨てる。自分または相手フィールド上から融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事はできない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《M・HERO ダーク・ロウ》《D-HERO ディストピアガイ》を初めとして最終的に盤面にいるモンスターが殆ど闇属性なので《超融合》から《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を出されると非常に厳しいです。

【HERO】デッキが相手モンスターを退かす手段は基本的に戦闘か効果での破壊なので《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の②の効果をほぼ確実に発動させてしまって後続の自分のモンスターも全て吹っ飛ぶのが尚更辛い部分です。

《センサー万別》

【 永続罠 】

①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1体しか同じ種族のモンスターは表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合には、同じ種族のモンスターが1体になるように墓地へ送らなければならない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【HERO】デッキのメインギミックは全て戦士族で統一されているのでこのカードを発動されてしまうとモンスターが1体しか出せなくなります。

一応《フュージョン・デステニー》から《D-HERO ディストピアガイ》の効果で破壊したり《センサー万別》にチェーンして《マスク・チェンジ》から《M・HERO ダーク・ロウ》を出して《M・HERO ダーク・ロウ》ビートが可能なので《原始生命態ニビル》《超融合》に比べると少し信頼度が欠けますが逆にそこら辺のカードがなければ永続的に動きを制限されるのでキツくなります。 

《サンダー・ボルト》

【 通常魔法 】

①相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

何度も言っている通り1度盤面を返されてしまうとメインギミックでリソースを回復する手段がないのでシンプルな全体除去がとても厳しいです。

《サンダー・ボルト》に限らず似たようなカードの《ブラック・ホール》《激流葬》も同様にキツいカードです。

おわりに

以上で最近主流の【HERO】デッキの解説を終えたいと思います。

様々な新規カードに加えて新ルールの恩恵も受けている【HERO】デッキですがこの記事を読んで1人でも多くの方に【HERO】デッキへの興味を持ってもらえたら幸いです。

今後また【HERO】デッキ関連で記事を書く場合は次も自分が納得出来る記事を書けるように頑張ります。

冒頭でも触れましたが今回の記事以外でもいくつか【HERO】デッキの記事を書かせていただいているのでもし良かったら他の記事も読んでもらえると嬉しいです。

それではここまで読んでいただきありがとうございました。

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