【OCG】2024年聖刻デッキ入門書【リリースが生み出す可能性】

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【OCG】2024年聖刻デッキ入門書【リリースが生み出す可能性】

はじめに

皆さまこんにちは、ツルクボーガンです。
突然ですが、僕は遊戯王のリリースを絡めたコンボが大好きです。

今回はそんなリリースを巧みに駆使する、【聖刻】デッキを紹介させていただきます。

【聖刻】は変幻自在のリリース戦術を駆使する、パワフルなエースモンスターの多いドラゴン族の中ではちょっと珍しいテクニカルなテーマです。
新しさと懐かしさを併せ持つ、一風変わったドラゴン族デッキをご覧あれ。

【聖刻】デッキレシピ


【聖刻】デッキの特徴

【聖刻】はドラゴン族・光属性モンスターで構成されているテーマで、該当モンスターの内のいくつかは共通する効果としてリリースされた場合にドラゴン族通常モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。

ドラゴン族通常モンスターはかなり種類が多く、またチューナーモンスターも存在しているため、シンクロ、エクシーズ、リンクと様々な召喚法を扱える自由度の高さが一番の特徴です。

リリースするためのカードはテーマ外のカードでも問題なく、また【聖刻】カードの中にもテーマ外のモンスターでも特殊召喚できるものが存在するため、リリースやドラゴン族モンスターという繋がりがあれば様々なギミックを取り入れる事ができる点も魅力です。

「色々なドラゴン族モンスターを駆使して戦いたい!」「リリースを絡めたテクニカルな動きをしてみたい!」

そんな方におすすめのテーマとなっております。

【聖刻】カードの解説

《聖刻龍-アセトドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / ドラゴン族 / 攻1900 / 守1200

このカードはリリースなしで召喚できる。この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。1ターンに1度、フィールド上のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して発動できる。フィールド上の全ての「聖刻」と名のついたモンスターのレベルはエンドフェイズ時まで選択したモンスターと同じレベルになる。また、このカードがリリースされた時、自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

レベル5の上級モンスターですが、リリースなしで召喚する事ができます。

リリースされた場合に任意のドラゴン族通常モンスターを特殊召喚する効果を持っており、この共通効果を持っている【聖刻】モンスターの中で初手で通常召喚が可能なのは記事執筆時点でこのカードのみであるため、先攻展開は主にこのカードに頼ることになります。

また、【聖刻】モンスターのレベルを自分フィールドの通常モンスターと同じレベルに揃える効果も持っており、シンクロ召喚やエクシーズ召喚の補助としても重宝します。

《聖刻龍-シユウドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 6 / 光 / ドラゴン族 / 攻2200 / 守1000

①:このカードは自分フィールドの「聖刻」モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。②:1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールドの「聖刻」モンスター1体をリリースし、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。その相手のカードを破壊する。③:このカードがリリースされた場合に発動する。自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

自分フィールドの【聖刻】モンスターをリリースする事で手札から特殊召喚できるレベル6モンスターです。

このカードで《聖刻龍-アセトドラゴン》をリリースし、そのままランク6のエクシーズ召喚に繋げる動きがこのテーマの基本となります。

また、手札・フィールドの【聖刻】モンスターをリリースする事で魔法・罠カードを破壊する効果も持っており、それなりの攻撃力と合わさり状況突破役としても便利です。

《聖刻龍-トフェニドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 6 / 光 / ドラゴン族 / 攻2100 / 守1400

①:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。②:このカードがリリースされた場合に発動する。自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

相手依存とはいえ比較的容易に特殊召喚できるレベル6の上級モンスターです。

リリースされた際の効果を持つ【聖刻】モンスターの中では数少ない召喚権を止められてからも展開できるモンスターです。
後攻からの手数を補うのに役立ちます。

《聖刻龍-ドラゴンヌート》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / ドラゴン族 / 攻1700 / 守900

フィールド上に表側表示で存在するこのカードが魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時に発動する。自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

出典:遊戯王公式データベース

レベル4のモンスターで、【聖刻】の中では珍しく、リリースされた場合ではなく効果の対象になった時にドラゴン族通常モンスターを特殊召喚できます。

後述の《亡龍の旋律-デストルドー》との相性が良く、こちらも先攻展開に役立ちます。

また、このカードを対象にする効果であれば相手の効果でも反応するため、相手の除去効果に対する牽制にもなります。

《神龍の聖刻印》

【 通常モンスター 】
星 8 / 光 / ドラゴン族 / 攻0 / 守0

謎の刻印が刻まれた聖なる遺物。神の如く力を振るった龍の力を封じた物と伝承は語る。黄金の太陽の下、悠久の時を経て、それはやがて神々しさと共に太陽石と呼ばれるようになった。

出典:遊戯王公式データベース

レベル8の、【聖刻】では唯一の通常モンスターです。

各種【聖刻】モンスターの効果で特殊召喚でき、かつ《聖刻龍-シユウドラゴン》等のコストに使用できるモンスターであるため、こちらも手数を増やしたい時に役立ちます。

勿論エクシーズ召喚やリンク召喚の素材として活用する事もできます。

《聖刻龍王-アトゥムス》

【 エクシーズモンスター 】
星 6 / 光 / ドラゴン族 / 攻2400 / 守2100

ドラゴン族レベル6モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

出典:遊戯王公式データベース

ランク6のエクシーズモンスターで、デッキから任意のドラゴン族モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。

攻守は0になってしまうものの、属性やレベル等の指定もなく特殊召喚でき、その上特殊召喚したモンスターに対して効果の無効化や素材への制約はかかりません。

このテーマはこのカードで何を出すかで方向性が大きく変わります。
展開の要となる重要モンスターです。

《天球の聖刻印》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / ドラゴン族 / 攻0 /

ドラゴン族モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。②:このカードがリリースされた場合に発動する。手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王公式データベース

ドラゴン族モンスター2体でリンク召喚可能なリンク2モンスターです。

相手ターン中に手札・フィールドのモンスターをリリースする事で好きなタイミングで表側表示カード1枚を手札に戻す効果を持ち、【聖刻】では貴重なテーマ内の妨害効果となります。

また、自身がリリースされた場合に《聖刻龍王-アトゥムス》同様にデッキのドラゴン族モンスターを攻守を0にして特殊召喚できます。

相手への妨害と後続の確保の両方を担ってくれる強力なモンスターです。
是非とも先攻で立てておきたいところです。

《聖刻天龍-エネアード》

【 エクシーズモンスター 】
星 8 / 光 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2400

レベル8モンスター×2
①:1ターンに1度、自分のフィールド・墓地のカードまたは除外されている自分のカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。

出典:遊戯王公式データベース

こちら側を対象とした効果の発動を無効にできるランク8のエクシーズモンスターです。

フィールドだけでなく墓地への干渉にも反応できるため、このデッキの弱点である《墓穴の指名者》等に対して睨みをきかせる事ができます。

このカード単体では相手への牽制としてはやや心もとないですが、中盤以降の更なる盤面固めとしてならば活躍が期待できるでしょう。

《召集の聖刻印》

①:デッキから「聖刻」モンスター1体を手札に加える。

出典:遊戯王公式データベース

シンプルなサーチ効果を持った魔法カードです。

墓地での追加効果などは特にありませんが、1ターンに1枚しか発動できない等の制約も特にありません。複数枚同時に初手に来ても困らないのは嬉しいところです。

なお、記事執筆時点では【聖刻】魔法・罠カードを指定したサーチカード等は特に存在していません。

【聖刻】デッキと相性の良いカード

【ビーステッド】ギミック

【 永続罠 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、自分フィールドに「ビーステッド」モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
②:自分・相手のエンドフェイズに、自分の墓地の「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。

出典:遊戯王公式データベース

【 永続罠 】

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手ターンに発動できる。
ドラゴン族モンスターを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚する。
②:自分フィールドに「ビーステッド」モンスターが存在する限り、相手の儀式召喚のためにリリースされ相手の墓地へ送られるモンスター及び、相手の融合・S・リンク召喚の素材となり相手の墓地へ送られるモンスターは、墓地へは行かず除外される。

出典:遊戯王公式データベース

(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守3000

このカードは通常召喚できない。
「深淵の獣ルベリオン」は1ターンに1度、自分フィールドのレベル6以上のドラゴン族・闇属性モンスター1体をリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから「深淵の獣ルベリオン」以外の「ビーステッド」モンスター1体を手札に加える。
②:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を選んで自分フィールドに表側表示で置く。

出典:遊戯王公式データベース

(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 6 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:相手が儀式・融合・S・X・リンクモンスターを特殊召喚した場合、このカード以外の自分フィールドの光・闇属性モンスター1体をリリースし、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。

出典:遊戯王公式データベース

《烙印の獣》は【ビーステッド】モンスターがいる時にドラゴン族モンスターのリリースをコストに除去を行うことができる永続罠カードです。
【聖刻】モンスターをリリースしつつ相手への妨害を行うことができます。

《烙印の即凶劇》は相手ターンも含めた任意のタイミングでシンクロ召喚を行う事ができる永続罠カードです。
相手ターン中に【聖刻】モンスターの効果で特殊召喚したモンスターを更なる妨害へと変換する事ができるため、【烙印】永続罠カードの中でも好相性です。

これらの永続罠カードは、《深淵の獣ルべリオン》でフィールドに置く事ができます。

また、《深淵の獣ルべリオン》で手札に加えられる【ビーステッド】モンスターの中にも味方をリリースしつつ相手への妨害を行える《深淵の獣バルドレイク》が存在しています。
手札から発動できる効果を持ったモンスターの中でも優先して採用したいところです。

《妖醒龍ラルバウール》

【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / ドラゴン族 / 攻0 / 守0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドのモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。②:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札を1枚選んで捨て、対象のモンスターと同じ種族・属性でカード名が異なるモンスター1体をデッキから手札に加える。

出典:遊戯王公式データベース

特殊召喚した場合に、手札を1枚捨てて自分フィールドのモンスターと同じ種族・属性のモンスターを手札に加える事ができるモンスターです。

《聖刻龍王-アトゥムス》の効果で特殊召喚する事で、そのまま光属性か闇属性のドラゴン族モンスターのサーチに繋げる事ができます。この効果で制限カードである《深淵の獣ルベリオン》にも安定してアクセスする事ができ、既に手札にあるならば他の【聖刻】モンスターやドラゴン族の汎用モンスターに変換できます。

また、味方モンスターの破壊に反応して手札・墓地から自身を特殊召喚できる効果も持っており、攻撃力が0である《天球の聖刻印》の戦闘破壊に対しての保険にもなります。

《亡龍の旋律-デストルドー》

【 チューナーモンスター 】
星 7 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1000 / 守3000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、LPを半分払い、自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、レベルが対象のモンスターのレベル分だけ下がり、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。

出典:遊戯王公式データベース

LPを半分払う事で他の自分フィールドのモンスターとの合計レベルが7になるように自身のレベルを下げながら手札・墓地から特殊召喚できるチューナーモンスターです。

単純にライフコストだけで墓地から特殊召喚できるモンスターとして優秀なだけでなく、《聖刻龍-ドラゴンヌート》を対象に発動すればさらに追加でもう1体モンスターを用意できるため、レベル7のシンクロ召喚の素材以外としても活用できるようになります。

《輪廻竜サンサーラ》《竜の霊廟》

【 効果モンスター 】
星 1 / 光 / ドラゴン族 / 攻0 / 守0

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:ドラゴン族モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のレベル5以上のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。その後、そのモンスターをアドバンス召喚できる。

出典:遊戯王公式データベース

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。この効果で墓地へ送られたモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。

出典:遊戯王公式データベース

《輪廻竜サンサーラ》は墓地から除外する事で他の墓地のドラゴン族モンスターを回収しながら、アドバンス召喚を行う事ができるモンスターです。

捨て札からリリースを伴う展開を行う事ができるため重宝します。

《竜の霊廟》はそんな《輪廻竜サンサーラ》をドラゴン族通常モンスターと共に墓地へ送る事ができるため、一気に使用条件を満たすことができます。

《亡龍の旋律-デストルドー》等、《輪廻竜サンサーラ》以外にも墓地へ送って都合の良いカードがこのデッキには採用されているため使いどころには困りません。

【聖刻】デッキの回し方

【聖刻】モンスター2種類からの基本展開

【使用カード/条件】

  • 《聖刻龍-アセトドラゴン》
  • 《聖刻龍-シユウドラゴン》
  • 捨てる手札1枚

【結果】

  • 《天球の聖刻印》
  • 《深淵の獣ルべリオン》
  • 《烙印の獣》
  • 《烙印の即凶劇》
  • 墓地に《妖醒龍ラルバウール》

【手順】

  1. 《聖刻龍-アセトドラゴン》を自身の効果でリリースなしで召喚。
  2. 《アセトドラゴン》をリリースし、《聖刻龍-シユウドラゴン》を特殊召喚。
  3. リリースされた《アセトドラゴン》の効果発動。《ラブラドライドラゴン》を特殊召喚。
  4. 《シユウドラゴン》と《ラブラドライドラゴン》を素材に《聖刻龍王-アトゥムス》をエクシーズ召喚。
  5. 《アトゥムス》の効果発動。《妖醒龍ラルバウール》を特殊召喚。
  6. 《ラルバウール》の効果発動。手札を1枚捨て、《深淵の獣ルべリオン》を手札に加える。
  7. 《アトゥムス》と《ラルバウール》を素材に《天球の聖刻印》をリンク召喚。
  8. 《深淵の獣ルべリオン》を捨てて効果発動。《深淵の獣サロニール》を手札に加える。
  9. 《サロニール》の効果発動。墓地の《アセトドラゴン》を除外して特殊召喚。
  10. 《サロニール》をリリースし、《深淵の獣ルベリオン》を特殊召喚。
  11. 墓地の《サロニール》の効果発動。《烙印の即凶劇》を墓地へ送る。
  12. 《深淵の獣ルベリオン》の効果発動。《烙印の獣》を置く。
  13. エンドフェイズに移行し、《烙印の獣》の効果発動。墓地の《烙印の即凶劇》を置く。

【盤面の解説】

テーマカードのみの手札から行える基本展開の例です。

《天球の聖刻印》で相手の除去を行いながら、【聖刻】モンスターをデッキから特殊召喚し、そちらを更に《烙印の獣》のリリースコストに充てる事でデッキから《ギャラクシーサーペント》等を特殊召喚する事ができるため、《烙印の即凶劇》で相手ターン中にシンクロ召喚を行うためのチューナーモンスターも用意できます。

このように、一見コンパクトに見えてなかなかに対応力が高い盤面です。



《輪廻竜サンサーラ》を用いた展開

【使用カード/条件】

  • 《聖刻龍-アセトドラゴン》
  • 《竜の霊廟》
  • 捨てる手札1枚

【結果】

  • 《天球の聖刻印》
  • 《深淵の獣ルべリオン》
  • 《烙印の獣》
  • 《烙印の即凶劇》
  • 墓地に《妖醒龍ラルバウール》

【手順】

  1. 《聖刻龍-アセトドラゴン》を自身の効果でリリースなしで召喚。
  2. 《竜の霊廟》を発動。《エレキテルドラゴン》と《輪廻竜サンサーラ》を墓地へ送る。
  3. 墓地の《輪廻竜サンサーラ》を除外して効果発動。《エレキテルドラゴン》を手札に加え、《アセトドラゴン》をリリースしてアドバンス召喚。
  4. リリースされた《アセトドラゴン》の効果発動。《ラブラドライドラゴン》を特殊召喚。
  5. 《エレキテルドラゴン》《ラブラドライドラゴン》を素材に《聖刻龍王-アトゥムス》をエクシーズ召喚。
  6. 以下最初の展開の(5)以降と同じ。

【盤面の解説】

《聖刻龍-アセトドラゴン》《竜の霊廟》でも最初の展開例と同じ盤面が作れます。細かい違いですが、《輪廻竜サンサーラ》が除外状態になるため、《深淵の獣ディス・パテル》の効果を使いやすくなります。



《聖刻龍-ドラゴンヌート》を用いた展開

【使用カード/条件】

  • 《聖刻龍-ドラゴンヌート》
  • 《竜の霊廟》
  • 捨てる手札1枚

【結果】

  • 《天球の聖刻印》
  • 《深淵の獣ルべリオン》
  • 《烙印の獣》
  • 《烙印の即凶劇》
  • 墓地に《妖醒龍ラルバウール》、《輪廻竜サンサーラ》

【手順】

  1. 《聖刻龍-ドラゴンヌート》を召喚。
  2. 《竜の霊廟》を発動。《エレキテルドラゴン》と《亡龍の旋律-デストルドー》を墓地へ送る。
  3. 《ドラゴンヌート》を対象に墓地の《デストルドー》の効果発動。その発動にチェーンして《ドラゴンヌート》の効果発動。《ドラゴンヌート》の効果で《ラブラドライドラゴン》を特殊召喚し、《デストルドー》が自身の効果でレベル3モンスターとして特殊召喚。
  4. 《ドラゴンヌート》と《デストルドー》を素材に《シューティング・ライザー・ドラゴン》をシンクロ召喚。
  5. 《シューティング・ライザー》の効果発動。《輪廻竜サンサーラ》を墓地へ送りレベルを6に変更。
  6. 《ラブラドライドラゴン》と《シューティング・ライザー》を素材に《聖刻龍王-アトゥムス》をエクシーズ召喚。
  7. 《アトゥムス》の効果発動。《妖醒龍ラルバウール》を特殊召喚。
  8. 《ラルバウール》の効果発動。手札を1枚捨て、《深淵の獣ルべリオン》を手札に加える。
  9. 《アトゥムス》と《ラルバウール》を素材に《天球の聖刻印》をリンク召喚。
  10. 《深淵の獣ルべリオン》を捨てて効果発動。《深淵の獣サロニール》を手札に加える。
  11. 《サロニール》の効果発動。《ドラゴンヌート》を除外して特殊召喚。
  12. 以下最初の展開例の(9)以降と同じ。

【盤面の解説】

《聖刻龍-ドラゴンヌート》を初動とする展開の例です。

最初の展開例と比べて、ライフが半分になってしまうという欠点と《輪廻竜サンサーラ》が墓地に残っているという利点があります。



【聖刻】デッキを扱う上でのポイント

余裕があれば《天球の聖刻印》で自身以外をリリースする

《天球の聖刻印》は墓穴の指名者に対して非常に弱いです。

自身リリースして発動した除去効果と、自身がリリースされた事で発動した特殊召喚効果の両方を1枚で止められてしまいます。

これを対策したい時は、《天球の聖刻印》自体の除去効果では自身をリリースせず、他のカードでのリリースで《天球の聖刻印》をリリースする動きが有効です。

様々なリリース手段を採用できる点は本家【聖刻】デッキの強みです。うまく活用していきましょう。

【聖刻】デッキをカスタムするおすすめカード

《受け継ぎし魂》

【 速攻魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できない。①:自分フィールドの効果モンスター1体をリリースし、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送る。その後、手札・デッキからレベル7以上の通常モンスター1体を自分フィールドに特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

自分フィールドの効果モンスターをリリースする事で、相手モンスターを墓地へ送りながらレベル7以上の通常モンスターをデッキから特殊召喚する速攻魔法カードです。

元々高レベルの通常モンスターを採用しやすいこのデッキでは無理なく採用でき、コストがリリースなのもあって相性は抜群です。

今回はランク6を中心とした構築なのもあって採用されていませんが、高レベルの通常モンスターを複数採用しているならばこちらも一緒に採用してみてもいいかもしれません。

《ハイパー・ギャラクシー》+《銀河眼の光子竜》

【 速攻魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「銀河眼の光子竜」以外の自分フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体をリリースし、相手フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースし、自分の手札・デッキ・墓地から「銀河眼の光子竜」1体を選んで特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2500

①:このカードは自分フィールドの攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースして手札から特殊召喚できる。
②:このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップに、その相手モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターとフィールドのこのカードを除外する。この効果で除外したモンスターはバトルフェイズ終了時にフィールドに戻り、この効果でXモンスターを除外した場合、このカードの攻撃力は、そのXモンスターを除外した時のX素材の数×500アップする。

出典:遊戯王公式データベース

《ハイパー・ギャラクシー》は《受け継ぎし魂》と似たような効果を持った速攻魔法カードで、こちらは通常モンスターではなく《銀河眼の光子竜》を特殊召喚します。

自分フィールドのリリースするモンスターは攻撃力2000以上でなければなりませんが、【ギャラクシー】のカテゴリ名を持つためサーチが容易です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

【聖刻】はドラゴン族主体のデッキの中でも特にコンボ性が強く、自由度も高いので使い手の好みが出るテーマだと思います。

採用するドラゴン族通常モンスターによってもできる事が変わってくるので、慣れてきたら是非色々試してみて下さい。

それではよきデュエルライフを!


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