【2021年 ヴァレットデッキ 入門書】破壊を駆使して勝利へと導け!

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【2021年 ヴァレットデッキ 入門書】破壊を駆使して勝利へと導け!

はじめに

こんにちは、みりおんです!

今回は2021年7月17日に発売されたパック「BURST OF DESTINY(バースト・オブ・デスティニー)」で強化された【ヴァレット】デッキについて解説していきます。

多彩な召喚法を操ることのできるこのテーマ、どんなカードがあるのか詳しく解説していきます!

目次

【ヴァレット】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【ヴァレット】デッキの特徴

【ヴァレット】モンスターは一部モンスターを除き、共通効果を持ち合わせています。
それは、破壊されたターンのエンドフェイズにデッキから他の【ヴァレット】モンスターを特殊召喚するという効果です。

この共通効果を駆使して盤面にモンスターを並べ、大型の【ヴァレル】モンスターで制圧していくのが【ヴァレット】デッキの特徴と言えます。

【ヴァレット】【ヴァレル】カードの解説

破壊をトリガーとする【ヴァレット】

まず、先ほど共通効果を解説した【ヴァレット】モンスターからの紹介です。

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1200

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する。その後、フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「マグナヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1900 / 守100

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する。その後、相手のEXデッキを確認し、その内の1枚を選んで除外する。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「シルバーヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1700 / 守1400

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する。その後、このカードが存在していたゾーンと同じ縦列の相手のカードを全て破壊する。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「メタルヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

これらの【ヴァレット】モンスターは共通で、

  • リンクモンスターの効果の対象になった時に発動する効果
  • 破壊されたターンのエンドフェイズにデッキから同名カード以外の【ヴァレット】モンスターを特殊召喚する効果

を備えています。

リンクモンスターの効果の対象になった時に発動する効果の内容は、それぞれの【ヴァレット】モンスターで違うので、別のモンスターを採用してみても柔軟性が広がって良いと思います。今回のレシピの採用モンスターはレベルと攻撃力を重視しています。

【ヴァレット】【ヴァレル】のサポートカードには、この共通効果を活かすためのカードが多数存在するので紹介していきます。

展開を手助けしてくれるサポートカード

【 チューナーモンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1600 / 守1000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「ヴァレット・トレーサー」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

自分フィールド上のカードを破壊してデッキから【ヴァレット】モンスターを特殊召喚する、このデッキの核となるモンスターです。
他の【ヴァレット】モンスターを破壊して、リクルートの共通効果でアドバンテージを稼ぐことができます。
破壊するカードは、自分フィールドで表側表示のカードであればなんでも良いため、使用済みの永続魔法・罠やフィールド魔法を破壊することで無駄なく盤面を広げることもできます。
そして相手ターンでも発動可能なフリーチェーンのカードなので、相手ターンにも【ヴァレット】モンスターを展開することも可能です。
またこのカードはレベル4のチューナーであるため、高レベルシンクロモンスターを召喚するのにも役立ちます。

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1700 / 守100

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは闇属性リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに手札から特殊召喚できる。
②:このカードをリリースして発動できる。
手札から「ヴァレット・キャリバー」以外のドラゴン族・機械族の闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

①の効果で闇属性リンクモンスターのリンク先にこのカードを出せるので、手札に来ても展開補助になり無駄のない効果になっています。

また、②の効果によって手札からドラゴン族・機械族の闇属性モンスターを出せるので、《デュアルウィール・ドラゴン》などを即座に出し、展開することができます。

【 リンクモンスター 】
星 1 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1000 /

レベル4以下のドラゴン族モンスター1体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「リボルブート・セクター」1枚を手札に加える。
②:自分フィールドの表側表示モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターを破壊し、対象の墓地のモンスターを手札に加える。
【LINK-1:左】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

召喚条件が【ヴァレット】であれば簡単に出せるリンクモンスターです。

《リボルブート・セクター》をサーチするのが主な運用法です。②の効果で【ヴァレット】モンスターの「リンクモンスターの効果の対象になった時に発動する効果」の条件を満たすこともできます。

【 フィールド魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの「ヴァレット」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:自分メインフェイズに以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「ヴァレット」モンスターを2体まで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
●相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターよりも多い場合、その差の数まで自分の墓地から「ヴァレット」モンスターを選んで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

注目すべきは②の効果で、手札から【ヴァレット】を2体まで特殊召喚するか、相手モンスターの数が自分より多ければその差の数まで墓地から【ヴァレット】モンスターを特殊召喚する効果を選べます。
序盤に手札を使って展開する時にも、中盤〜終盤で墓地から蘇生して押し切ることも可能である強力な一枚です。

フィールドの【ヴァレット】モンスターを攻守300パンプする効果もあります。

【 速攻魔法 】

①:デッキから「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

単純ですがそれゆえに強力なサポートカードです。特殊召喚で【ヴァレット】を展開する効果で、《ヴァレット・トレーサー》を絡めることでさらに展開を伸ばすことができます。エンドフェイズの自壊効果もリンクやシンクロなどの素材にすることで気にならず、【ヴァレット】には破壊されても共通のリクルート効果もあるのでむしろメリットとして働くこともあります。

強力な効果を持つ【ヴァレル】モンスター

【 リンクモンスター 】
星 5 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3500 /

効果モンスター3体以上
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されず、モンスターの効果の対象にならない。②:このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
③:フィールドの効果モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。対象のフィールドのモンスターの効果を無効にし、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。

【LINK-5:上/左/右/左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

このデッキの切り札的存在です。戦闘・効果で破壊されずモンスター効果の対象にならない超耐性持ちで、全てのモンスターに1回ずつ攻撃でき、モンスター効果を無効にしてヴァレットを特殊召喚する妨害・展開を兼ね備えた効果も備えています。

【 儀式モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2500

「ヘヴィ・トリガー」により降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、このカードまたは自分フィールドの「ヴァレット」モンスター1体を選んで破壊する。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の、「ヴァレル」モンスターまたは「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、対象のモンスターを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

儀式の【ヴァレル】モンスターです。チェーンブロックを作らない特殊召喚の召喚無効と、墓地に存在する場合に手札・フィールドのカードを破壊して【ヴァレル】か【ヴァレット】モンスターを回収できるという効果を備えています。

特殊召喚無効の効果の処理で自分フィールドの自身か【ヴァレット】モンスターを破壊する必要がありますが、このテーマにとってはメリットともなり得る効果となっています。

また、墓地効果は自分の手札・フィールドであればなんでも良いため《ヴァレット・トレーサー》のように、フィールドの【ヴァレット】モンスターや、すでに使用した永続魔法・罠やフィールド魔法を破壊して無駄なく回収するといったことも可能です。

また、《ヴァレルロード・R・ドラゴン》を儀式召喚するための専用儀式魔法がこちら。

【 儀式魔法 】

「ヴァレルロード・R・ドラゴン」の降臨に必要。
①:レベルの合計が8以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の手札・フィールドの「ヴァレット」モンスターを破壊し、手札から「ヴァレルロード・R・ドラゴン」を儀式召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されず、EXデッキから特殊召喚されたモンスターが発動した効果を受けない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

普通に儀式召喚もできるのですが、儀式召喚の素材で【ヴァレット】モンスターを破壊することでも儀式召喚できます。さらにEXデッキから特殊召喚されたモンスターへの耐性も付与されるので、デッキによっては《ヴァレルロード・R・ドラゴン》を突破することも難しいです。また《儀式の下準備》にも対応している、強力な儀式魔法です。

その儀式魔法をさらにサポートしてくれるモンスターがこちら。

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードをリリースし、自分の墓地のカード名が異なる「ヴァレット」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ラピッド・トリガー」または「ヘヴィ・トリガー」1枚を選んで手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

フィールド上にいる時に自身をリリースすることで異なる名前の【ヴァレット】を2体蘇生する効果と、墓地から除外することで先ほど紹介した《ヘヴィ・トリガー》または《ラピッド・トリガー》をサーチ・サルベージできる効果を備えています。

《ヘヴィ・トリガー》のサーチ・サルベージはもちろんのこと、融合できる速攻魔法の《ラピッド・トリガー》にも対応しているので、《ヴァレルロード・F・ドラゴン》の融合召喚をサポートするカードにもなっています。

また、【ヴァレット】を蘇生する効果は強力なのですが、このカード自体に特殊召喚するような効果が備わっていないので少し出しにくくなっています。《ヴァレット・キャリバー》の手札から特殊召喚する効果などで補助するのが良いかと思われます。

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 /

効果モンスター2体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:リンクモンスターのリンク先のこのカードは効果では破壊されない。
②:モンスター3体を素材としてリンク召喚したこのカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
③:墓地のこのカードを除外して発動できる。
フィールドの攻撃力3000以上の闇属性モンスター1体を選んで除外し、自分のEXデッキ・墓地から「トポロジック」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
【LINK-3:上/左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

②の効果で戦闘を行うダメージステップにフィールドのモンスターを全て破壊し、リンクモンスターのリンク先に置いておくことで①の効果で耐性を得て自身だけ生き残ることのできるデザインになっています。ただ、この①②の効果が活かせる場面は限られてくるので、最も注目したいのは③の効果です。

③の効果は墓地から自身を除外することでフィールドの攻撃力3000以上の闇属性モンスターを選んで除外し、EXデッキ・墓地から【トポロジック】モンスターを出す効果です。フィールド上であれば自分・相手を問わないので相手の大型闇属性モンスターを除去しつつ【トポロジック】モンスターを出すことができます。トリッキーなところでは《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の効果で相手モンスターを闇属性に変更して発動条件を満たすといったことも可能です。もちろん自分フィールドでも良いため、自分フィールドにいるモンスターより【トポロジック】モンスターの方が強いと判断した時には除外して変換しても良いかと思います。

【ヴァレット】デッキと相性が良いカード

《ドラグニティナイト-ロムルス》《竜の渓谷》《竜の霊廟》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 風 / ドラゴン族 / 攻1200 /

トークン以外のドラゴン族・鳥獣族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ドラグニティ」魔法・罠カードまたは「竜の渓谷」1枚を手札に加える。
②:ドラゴン族モンスターがEXデッキからこのカードのリンク先に特殊召喚された場合に発動できる。手札からドラゴン族・鳥獣族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、リンク素材にできない。
【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 フィールド魔法 】

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札を1枚捨てる事で以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分のデッキからレベル4以下の「ドラグニティ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●自分のデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 通常魔法 】

デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。
墓地へ送ったモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
「竜の霊廟」は1ターンに1枚しか発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ドラグニティナイト-ロムルス》は【ヴァレット】デッキであれば召喚条件も苦ではなく、墓地肥やしのおこなえる《竜の渓谷》をサーチできるので相性が良いです。ただし、《ヴァレット・トレーサー》の効果の発動後などはEXデッキから闇属性しか出せなくなる縛りがあるのでそこも考慮して展開しましょう。

《竜の渓谷》《竜の霊廟》の役割は主に《アブソルーター・ドラゴン》《デュアルウィール・ドラゴン》《ヴァレルロード・R・ドラゴン》を墓地に送ることです。

それぞれ墓地効果があるので状況に応じて使い分けができます。

《竜の渓谷》であれば発動後に《ヴァレルロード・R・ドラゴン》《ヴァレット・トレーサー》で破壊することで、《竜の渓谷》の手札コストによるアドバンテージの損失を取り戻すことができます。

《竜の霊廟》も、発動時に《ヴァレット・トレーサー》がいればチェーン2で《ヴァレット・トレーサー》の効果を発動し対象を《竜の霊廟》にすることで損失なく展開できます。

《星遺物の守護竜》

【 永続魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時に、自分の墓地のレベル4以下のドラゴン族モンスター1体を対象にできる。その場合、そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。
②:1ターンに1度、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

発動時にレベル4以下のドラゴン族モンスターを対象にして、効果処理で蘇生か回収ができるので、効果が通れば特殊召喚、《増殖するG》をチェーンして発動された時には手札に回収して相手にドローをさせない選択肢などができます。

②の効果でドラゴン族モンスターを好きな位置に移動させることもできるので、《守護竜ピスティ》の効果の発動条件を満たすための補助にもなります。

また【ヴァレット】デッキならではの使い方もあります。先ほどの《竜の渓谷》と同じく発動時の効果処理が終わった後に《ヴァレルロード・R・ドラゴン》《ヴァレット・トレーサー》の効果で破壊することでアドバンテージを得られます。

《大捕り物》

【 永続罠 】

①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。そのモンスターは自分フィールドに存在する場合、攻撃できず、効果を発動できない。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

これも先ほどと同じく、《ヴァレルロード・R・ドラゴン》《ヴァレット・トレーサー》の効果で、コントロールを得たモンスターを破壊することで擬似的に相手モンスターを除去することが可能となっています。もちろんリンク素材やシンクロ素材にしてしまうことで擬似的な除去もでき、このカード単体の妨害性能も高いことから相性の良い1枚です。

こうして破壊を駆使して展開していくのも【ヴァレット】デッキの強みの一つとなっています。

【ヴァレット】デッキの回し方

《アブソルーター・ドラゴン》を使った展開

【使用カード/条件】

  • 【ヴァレット】モンスター1体(今回は《シルバーヴァレット・ドラゴン》を例とします)
  • 《アブソルーター・ドラゴン》
  • 手札コスト1枚

【結果】

  • 《ヴァレルエンド・ドラゴン》
  • 《ドラグニティナイト-ロムルス》を装備し、ヴァレルカウンターが2つ乗った《ヴァレルロード・S・ドラゴン》
  • 【ヴァレット】モンスター1体
  • 墓地に《ヴァレルロード・R・ドラゴン》

【手順】

展開ルートを見る ▼

【盤面の解説】

《ヴァレルエンド・ドラゴン》の効果でフィールドのモンスターの効果を無効にしながら墓地の【ヴァレット】モンスターを蘇生できます。《ヴァレルエンド・ドラゴン》の効果には相手はチェーンできないので、カウンター罠ですら効かず、戦闘・効果破壊耐性とモンスター効果の対象にならない効果もあり、相手はバウンスや除外による除去などでないと突破できないです。さらに《ヴァレルロード・S・ドラゴン》による相手の効果無効という妨害もあります。《ヴァレルエンド・ドラゴン》の効果で墓地の《ヴァレット・トレーサー》を蘇生すれば、相手ターン中にもさらに展開が可能です。墓地に《ヴァレルロード・R・ドラゴン》もいるのでリソースには困りません。

《クイック・リボルブ》《星遺物の守護竜》などを使った展開

【使用カード/条件】

  • 【ヴァレット】モンスター1体(《シルバーヴァレット・ドラゴン》を例とします)
  • 《クイック・リボルブ》《星遺物の守護竜》などのドラゴン族モンスターを特殊召喚するカード1枚(《星遺物の守護竜》を例とします)
  • 手札コスト1枚

【手順】

展開ルートを見る ▼

【結果】

  • 《ヴァレルエンド・ドラゴン》
  • 《ドラグニティナイト-ロムルス》を装備し、ヴァレルカウンターが2つ乗った《ヴァレルロード・S・ドラゴン》
  • 効果発動済みの《リボルブート・セクター》

【盤面の解説】

このパターンは先ほどの展開とも遜色ない盤面が作れます。モンスターが1体減って《ヴァレルロード・R・ドラゴン》が墓地に存在しないというだけなので、盤面としてはほぼ変わらないものができます。

このように、ドラゴン族2体を盤面に出すことができれば《ヴァレルエンド・ドラゴン》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の大型【ヴァレル】モンスターを並べることができます。さらに、もっと展開できる手札が来た場合には《ヴァレルロード・R・ドラゴン》や《ヴァレルロード・F・ドラゴン》を追加で出すことも不可能ではありません。

試しにもっと展開できるパターンの一例を挙げておきます。

最初に紹介した《アブソルーター・ドラゴン》を使った展開にプラスして《竜の霊廟》があった時の展開を紹介します。

応用展開

【使用カード/条件】

  • 【ヴァレット】モンスター1体(《シルバーヴァレット・ドラゴン》を例とします)
  • 《アブソルーター・ドラゴン》
  • 《竜の霊廟》
  • 手札コスト1枚

【結果】

  • 《ヴァレルエンド・ドラゴン》
  • 《ドラグニティナイト-ロムルス》を装備し、ヴァレルカウンターが2つ乗った《ヴァレルロード・S・ドラゴン》
  • 《ヴァレルロード・F・ドラゴン》
  • 【ヴァレット】モンスター1体
  • 墓地に《ヴァレルロード・R・ドラゴン》と《デュアルウィール・ドラゴン》

【手順】

展開ルートを見る ▼

【盤面の解説】

今回の展開では《デュアルウィール・ドラゴン》を活用してモンスター数を増やし展開しています。《デュアルウィール・ドラゴン》のサーチ効果で《ラピッド・トリガー》や《ヘヴィ・トリガー》を加えられるので《ヴァレルロード・F・ドラゴン》という妨害も増えています。《守護竜ピスティ》の効果で除外ゾーンから《デュアルウィール・ドラゴン》を出しているので、再び墓地に送られることになり次のターンに《デュアルウィール・ドラゴン》の効果を使用することができます。《ヴァレルロード・R・ドラゴン》も墓地にいるので《ヘヴィ・トリガー》を次のターンにサーチまたはサルベージして《ヴァレルロード・R・ドラゴン》の儀式召喚も狙えます。

紹介した展開はほんの一例なので、手札によって様々な展開の変化があります。それもまた【ヴァレット】デッキの強みであり、回していて楽しいところでもあります。

【ヴァレット】デッキを扱う上でのポイント

リソース維持を心がけよう!

【ヴァレット】モンスターの数が高レベル・高リンクモンスターの出しやすさに直結するデッキなので、できるだけ【ヴァレット】モンスターのリソースは維持しておきたいです。派手に展開して妨害をもらって再起不能になる、という試合展開も起こり得るので、フィールドのモンスターや墓地リソースをしっかり管理しておきましょう。

《ヴァレット・リチャージャー》《リボルブート・セクター》を強く使おう!

《ヴァレット・リチャージャー》は、《ストライカー・ドラゴン》の効果で墓地から《ヴァレット・リチャージャー》を回収してそのまま効果を使うことで、破壊されたモンスター以外の墓地の闇属性モンスターであればなんでも蘇生できるため、一回除去された《ヴァレルエンド・ドラゴン》などの大型モンスターを出すこともできます。《ヴァレット・リチャージャー》の使い方次第で試合の流れが大きく変わることもあるので、よく考えて使いましょう。

また《リボルブート・セクター》ですが、墓地から特殊召喚する効果が破格の性能となり得ることもあるため、ただ先攻時の展開に使うだけではなく相手の盤面を捲るためにも使えると、強く使いこなせて勝利に近づけるかと思います。

【ヴァレット】デッキをカスタムするおすすめカード

《ドロドロゴン》

【 シンクロモンスター 】
星 6 / 闇 / ドラゴン族 / 攻500 / 守2200

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
②:このカードがS召喚されている場合、自分メインフェイズに発動できる。融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ヴァレット・トレーサー》からレベル2の【ヴァレット】モンスターである《シェルヴァレット・ドラゴン》を特殊召喚する事で、《ドロドロゴン》をシンクロ召喚し、効果で融合召喚を行えます。融合召喚先としては《ヴァレルロード・F・ドラゴン》《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》がありますが、EXデッキの枠や柔軟性のことを考えれば《ヴァレルロード・F・ドラゴン》だけでも十分足りるかと思われます。

融合召喚にもっと寄せた構築であれば採用圏内であるカードです。

《レイダーズ・ナイト》《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻2000 / 守0

闇属性レベル4モンスター×2
このカード名はルール上「幻影騎士団」カード、「RR」カードとしても扱う。このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このカードよりランクが1つ高い、またはランクが1つ低い「幻影騎士団」、「RR」、「エクシーズ・ドラゴン」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは次の相手エンドフェイズに破壊される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 エクシーズモンスター 】
星 5 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2500

レベル5モンスター×3
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:X召喚したこのカードは効果では破壊されない。
②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールドのモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。このカードが闇属性XモンスターをX素材としている場合、さらにこのカード以外のフィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカードでしか攻撃宣言できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

EXデッキを2枠とりますが、【ヴァレット】デッキであれば《レイダーズ・ナイト》の召喚条件を簡単に満たすことができ、《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の効果で相手ライフを取り切ることも容易くなります。どちらも闇属性モンスターであるため、《ヴァレット・トレーサー》の効果の発動後にも出すことができるので制約の心配もありません。

《輝光竜セイファート》《暗黒竜 コラプサーペント》《輝白竜 ワイバースター》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、ドラゴン族モンスターを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。墓地へ送ったモンスターの元々のレベルの合計と同じレベルを持つドラゴン族モンスター1体をデッキから手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の光・闇属性のドラゴン族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / ドラゴン族 / 攻1700 / 守1800

このカードは通常召喚できない。自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。この方法による「輝白竜 ワイバースター」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。このカードがフィールド上から墓地へ送られた場合、デッキから「暗黒竜 コラプサーペント」1体を手札に加える事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1700

このカードは通常召喚できない。自分の墓地の光属性モンスター1体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。この方法による「暗黒竜 コラプサーペント」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。このカードがフィールド上から墓地へ送られた場合、デッキから「輝白竜 ワイバースター」1体を手札に加える事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

展開するのに重きを置いた際に便利なセットです。採用した場合、構築がどちらかというと【ドラゴンリンク】に寄ることになることが多いです。これらを採用する際には初動となる《混沌領域》や、相手の《増殖するG》などの手札誘発を止めるための《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》も採用候補になります。

【ヴァレット】デッキの魅力

構築面でのさまざまなアプローチ

毎試合展開できるカードを引けるわけではないので、紹介したデッキレシピでは罠カードを採用してビートダウンもできるようにしてあります。
【ヴァレット】モンスターは破壊されてもデッキから他の【ヴァレット】モンスターを呼び出せるので、継戦能力の高いテーマでもあります。展開だけではなく、ビートダウンするというアプローチもできるということも頭に入れていただきたいです。
もちろん展開力も凄まじいので、派手に展開したい! といった方は展開を伸ばすカード、初動になるカードなどを入れてみても良いと思います。

カスタマイズ性の高さ

【ヴァレット】デッキはさまざまな動きができるので相性の良いカードも多く、この記事では紹介しきれなかったカードもたくさんあります。
今回紹介したデッキレシピも、もっとカスタマイズできるところがたくさんあるので、自分なりの【ヴァレット】デッキの構築を見つけるためのきっかけとして参考にしていただければと思います。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます!

【ヴァレット】デッキは、さまざまな召喚法で大型モンスターを出せるので見た目の派手さもありながら、一転してリソースを維持して地道に戦うこともできる面白いデッキです。

カスタマイズ性も高く、構築にもかなり幅がありますが、それだけ可能性を秘めているテーマということです。

ぜひ皆さんも自分なりの【ヴァレット】デッキを見つけてみてください!

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